すばらしい
ひかりて行くもをかし。
すばらしく
笛をいとをかしく吹き澄まして
滑稽だ
妻、「をかし」と思ひて、〜
悪くはない
「よろしく侍り」
普通の
よろしき事にだに、かかる分かれの悲しからぬはなきわざなるを〜
身分が高く教養がある人
よき人はあやしきことをかたらず
めったにない
ありがたきもの。
すばらしい
世に有り難きものには侍りけれ
似つかわしく
家居のつきづきしく、あらまほしきこそ
上品で(優美で)
(春宮は)あてになまめかしくおわします
若々しく
なまめかしく、人の親げなくおはします
すばらしい
いとめでたし。
きちんと
日の裝束うるはしくしたる人の、
美しく
あまり御心うるはしくすなほにて
高貴な
やむごとなき人のかくれ給へるもあまた聞こゆ
並々でない
この大臣の御おぼえいとやむごとなきに、
大人びていて
ほどより大きに大人しうきよらにて、
思慮分別があり
上人なほゆかしがりて、おとなしく物知りぬべきかおしたるじん
主だっていて
おとなしくもどきぬべくもあらぬ人のいひ聞かするを、
見たいと
年ごろゆかしう思ひわたりし所
心ひかれる
山路来て何やらゆかしすみれ草
親しみ深く
なつかしうなまめきたる方は、
(こちらが恥ずかしくなるくらい)立派な
はづかしき人の、
奥ゆかしい
うちある調度も昔覚えて安らかなるこそ、心にくしと見ゆれ。
かわいい
うつくしきもの。
いとしい
限りなくかなしとおもひて、〜
かわいい
頬つきいとらうてげにて、
感じが良い
髪ゆるるかに、いと長く、めやすき人なめり
不思議に
ただ文字一つに、あやしうあてにもいやしうなるは、〜
身分が低い
あやしの身には得がたき物にて、
粗末な
あやしき舟どもに柴刈り積み、
物足りない
帝、さうざうしとや思し召しけむ
平然とし
いとつれなく、なにとも思ひたらぬさまにて
冷淡だった
昔、をとこ、つれなかりける女にいひやりける。
無礼な
文ことばなめき人こそいとにくけれ。
大げさに
夜いたくふけて、門をいたうおどろおどろしうたたけば。
気味悪く
いとおどろおどろしくかきたれ雨の降る夜
つらい
今日よりはうき世の中をいかでわたらむ
うっとうしい
女君は、暑くむつかしとて、
気味が悪い
奥の方は暗うものむかしと、女は思ひたれば、
興ざめな
すさまじきもの。
殺風景な
冬の夜の月は、昔よりすさまじき物の例にひかれて侍りけるに、
不都合な
左の大臣の、〜美麗ことのほかにて参れる、びんなきことなり。
気の毒な
いとびんなければ、許しやりぬ。
気の毒だ
翁をいとほし、
かわいい
去り難き妻、いとほしき子をふり捨て、
子供っぽく
いはけなくかいやりたる額つき、〜
薄情で
つらく、おはしますかな。
窮屈な
ところせきまで遊び広げ給へり
窮屈な
ところせき御身にて、
気がかりだ
あはれにうしろめたけれ。
きまり悪い
おまえにて申すはかたはらいたき事には候へども、
苦々しく
かたはらいたくききにくし。
気の毒な
すのこはかたはらいたければ〜
ひどく
わりなくものうたがひする男にいみじう思われたる女
どうしようもなく
わりなうおぼし乱れぬべし
苦しい
一昨日より腹を病みて、いとわりなければ、
残念だ
歌のわろきこそほいなけれ。
驚くほどだ
涙をただおとしにおとすに、いとあさまし。
あきれるほどの
かくあさましきそらごとにてありければ、
情けない
もののあはれも知らずなり行くなんあさましき
気にくわない
はじめより我はと思ひあがり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給う
すばらしい
世はさだめなきこそ、いみじけれ。
すばらしい
気高きさまして、めざましうもありけるかな。
ひどい
あないみじ。
とても
風の音もいみじう心ぼそし。
不吉な
ゆゆしき身にはべれば、
すばらしかった
ゆゆしかりける者どもの心の大きさ広さかな
はなはだしく
各々拝みて、ゆゆしく信おこしたり。
恥ずかしい(人聞きがわるい)
人聞きやさし。
上品な
いと若やかに愛敬づき、やさしきところ添ひたり。
殊勝だ
あなやさし。
はっきりと分かる
東より使ひ帰り来たる気色しるけれど
とおりに
世とともにいひけるもしるく、男もせで、二十九にてなむ〜
早く
梅は白き、うす紅梅、一重なるがとく咲きたるも、〜
突然に
眺めつつ来る間にゆくりなく風吹きて、
はっきりしない
小町が盛りなる事、そのあとのことにや、なほおぼつかなし。
気がかりに
やや久しく者いはでありければ、人どもおぼつかなく思ひけるほど
待ち遠しい
都の音づれは、いつしかおぼつかなきほどにしも、
かすかに
花びらの端に、をかしきにほいこと、こころもとなうつきためれ。
不安な
こころもとなき日数重なるままに、〜
じれったく
わづかに見つつ心も得ずこころもとなく思ふ源氏を、〜
心に深く感じられ
あはれなりつる心のほどなむ忘れむ世あるまじき。
かわいい
あはれなる人をみつるかな。
退屈である
日もといと長きに、つれづれなれば、〜
ものさびしく
そこはかとなく、つれづれに心細うのみ覚ゆるを、
なんというわけもなく
昔、男、すずろに陸奥の国までまどひいにけり。
思いがけない
もの心細く、すずろなる目を見ることと思ふに、
むやみやたらに
すずろに言い散らすは、
まじめで
大方の人がらまめやかに、〜
実用的な
小舎人童をはしらせて、すなはち、車にてまめなる物、
はかない
命をばあだなるものと聞きしかどつらきがためは長くもあるかな
浮気な
あだなる男の形見とて置きたる物どもを見て、
役にも立たず
とかく直しけれどもつひに回らでいたづらに立てりけり
むなしく
かく濡れ濡れ参りて、いたづらに帰らむ愁へを、
優れている
遊ばしたる和歌はいづれも人の口に乗らぬなく、優にこそ承れな。
優雅な
内侍所の御鈴の音は、めでたく優なるものなり。
高貴な
世界の男、貴なるも賤しきも
上品で
四十余ばかりにて、いと白うあてに、やせたれど、
ほんのちょっと
「〜」と思ふに、あからさまにまかでたるほど、
ひそかに
(花山院は)人にも知らせたまはで、みそかに花山寺におはしまして、御出家入道せさせたまへりしこそ
いい加減に
帝の御使ひをばいかでかおろかにせむ。
並ひととおり(普通)でなく
年頃はおろかならず頼みて過ぐしつるに、
言い尽くせない
恐ろしなんどもおろかなり。
愚か
義仲、をこの者で候ふ。
ばかばかしく
虚事をねんごろに信じたるもをこがましく、
ひどかった
かの郡司は無下なりける奴かな。
中途半端である
七日が程の御有様、書きつづるくるもなかなかなれば、えもまねばず。
かえってしないほうがよい
なかなかならむ
かえってないほうがましな
「御忘れ形見もなかなかなる御もの思ひの催しぐさなりや」
裏返して使ってね