アドレス空間配置のランダム化(address space layout randomization, ASLR)
重要なデータ領域 の位置(通常、プロセスのアドレス空間における実行ファイルの基底とライブラリ、ヒープ、およびスタックの位置が含まれる)を無作為に配置するコンピュータセキュリティの技術である。バッファーオーバーフロー脆弱性への対抗技術の一つ。 オペレーティングシステムごとにアプローチは若干違うが、命令、ヒープ、スタックといった各領域について、メモリー領域への配列をランダム化する。実行ごとに無作為に配列されるため、バッファーオーバーフローを利用する不正な命令が、他の命令、文字列、あるいは共有ライブラリ等を(不正に)呼び出すことが難しくなり、もって攻撃を受けにくくでき、セキュリティが向上する。。