dokidokikinyobi 2024年01月06日 カード28 いいね0

-第二章-
臨床検査(便検査とか)

広告

単語カード

  • 便潜血検査
    下部消化管出血の有無を知るために有用である。
  • 便潜血反応...2種類
    ①免疫法,②化学法
  • 便採取方法
    専用容器に「便塊表面から採取」するように指導。そして、水様便の場合、下痢症状が治ってから採取
  • 寄生虫関連検査
    ①寄生虫検査では細菌検査よりも使用する便量が多い,②できる限り新鮮な便を用いる
  • 寄生虫卵検査法
    ①直接塗沫法,②浮遊法,③遠心沈殿法
  • 直接塗沫法
    スライドガラスに便を塗布し鏡検する
  • 浮遊法
    比重が軽いものを浮かせて採取
  • 遠心浮遊法
    比重が重いものをし沈めて採取
  • 脳脊髄液検査(髄液検査)
    脳脊髄液(髄液)は脳室内の脈絡で産生され、特に惻脳室脈絡が主役をなす。1日に約1,000mL産生される。
  • 髄液の機能
    中枢神経系の保護と支持→物理的外力からの保護。恒常性の維持。組織液としての機能
  • 髄液検査項目①
    細胞数算定:参考基準値...5/μL以下。※細菌性髄膜炎>ウイルス性髄膜炎
  • 髄液検査項目②
    細胞分類:好中球・リンパ球など。※細菌性髄膜炎は好中球優位・ウイルス性髄膜炎はリンパ球優位
  • 細胞検査
    塗沫検査や培養検査が行われる。また墨汁法を用いてクリプトコッカスの検出がある
  • 髄液蛋白
    髄液蛋白の増加は髄膜炎や脳炎といった何らかの中枢神経系の異常を反映する。※50mL/dL以上を異常とするが年齢によって変動する
  • 髄液糖
    血糖値の60〜80%であり、血糖値の比較が重要。※細菌性髄膜炎・真菌性髄膜炎などで低下。基準値は50〜80mg/dL
  • 髄液LD
    髄膜炎の種類や程度を推定でき、細菌性髄膜炎はウイルス性髄膜炎と比べて著名に増加。※基準値は30U/L
  • 髄液CK
    髄液CKは主にCK-BB(脳由来)であり、上昇は脳組織の破壊によるものである。重度の細菌性・ウイルス性髄膜炎で重症。※基準値は6U/L
  • 脳髄液の採取
    必ず医師が検体検査と採取を実施する。腰椎穿刺(4〜5)。採取管に「滅菌試験管」を使用し一般検査と細菌権を行う場合は2本要する。※髄膜炎菌などの低温に弱い原因菌も存在するため、検体を低音保存してはいけない。
  • 生化学検査
    血清(場合によっては血漿)を用いて、酵素・電解質・タンパク質などを測定する検査。ほとんどの項目は自動分析装置で分析
  • 血清
    抗凝固剤なしの試験管で採血し、血液が凝固した後、遠心分離して得られた上澄みのこと
  • 血漿
    抗凝固剤ありの試験管で採血し、遠心分離して得られた上澄みのこと。※抗凝固剤の成分が検査結果に影響する。
  • 肝機能検査(AST)
    肝/心/腎/肺/脳/筋肉/RBCに含まれる。肝疾患以外では「心筋梗塞」「溶血性疾患」などで上昇
  • 肝機能検査(ALT)
    肝の細胞質に含まれ、その他の臓器や組織に含まれる量は少ない。※ASTより肝特異度が高い。
  • 肝機能検査(LDH)
    ほとんどの臓器組織に広く分布しているが、特に心/肝/骨格筋/腎/がん組織に多い。※LDHのみ上昇する疾患は白血病/がん/悪性貧血などがある。
  • 肝機能検査(ALP)
    ほとんどの臓器組織に広く分布しているが、その中でも骨/小腸粘膜上皮/肝/胎盤などに多く含まれる。※肝・胆道系疾患以外に骨の疾患や妊娠でも上昇する。
  • 肝機能検査(γGPT)
    肝・胆道系疾患のスクリーニングに用いられる。腎の近位尿細管に最も豊富に存在し、ついで膵・肝と続く。ただし血中濃度に影響するのは肝胆道系由来のものである。関連疾患は閉塞性黄疸/肝細胞障害/アルコール性肝障害など
  • 肝機能検査(ビリルビン)
    ①ビリルビンは主に老廃赤血球のHb分解により網内系組織に生成される,②間接型ビリルビンは肝でグルクロン酸抱を受けて直接型ビリルビンとなる,③直接型ビリルビンは肝細胞から胆道系へ排泄した後、胆汁によって腸管内に排泄,④腸管内では直接型ビリルビンは腸内細菌によってウロビリノーゲンに変身!
  • 肝機能検査(ICG試験)
    ①肝機能・肝予備機能の評価(解毒能力など)。基準値:10%以下。実施手順:ICG静注実施→15分後に反対側の静脈に採血→素早く検体提出
広告

コメント