1970年代オートナー、ロサルドのジェンダー論
オートナーは女性に関する世界に共通する普遍的な二項対立図式を作成。女性=自然的 男性=文化的(人為的)が多くの社会でみられ、それゆえ、女性の普遍的劣位性がみられる。
ロサルドはオートナーを引き継ぎ男性を公的、女性を家庭的という二項対立がみられることを訴えた。
しかし家庭的vs公的の対立図式は西洋的で普遍性がない。また女性が自然的だという根拠が出産に関わることという主張は結局、生物的な違いからジェンダーギャップが生まれることを肯定してしまっていると批判される。これ以降、生物的違いとジェンダーとの間に普遍的な関係があるとは言えず、ジェンダーは構築されたものだという見方が一般的になる。