TCD 2023年12月05日 カード103 いいね8

貿易取引においてよく出てくる、General AverageやATDなど、英語の略語や単語をまとめたよ!貿易実務検定に向けての勉強や、日々の業務に役立ててもらえたら嬉しいです。
by TCD (https://trade-connect-dao.com/

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単語カード

  • A/P (Additional Premium)
    割増保険料 標準的な保険契約に含まれない、リスクに対する追加の料金を指す。保険会社によって内容や費用が異なる事が多い。
  • A/R (All Risks)
    オール・リスク担保 保険のうち、てん補範囲が最も広いもの。ただし保険料も高くなる。カバーされないリスク(戦争など)もあるので、その場合は特約を付ける。
  • Acceptance Rate
    アクセプタンスレート 貿易取引において、信用状の一覧払い手形を決済する際に用いられる、為替の相場のこと。
  • Advising Bank
    通知銀行 L/Cを発行した銀行(発行銀行:Opening Bank/Issuing Bank)の依頼に基づいて、輸出者にL/Cを通知する銀行。
  • AEO (Authorized Economic Operator)
    認定事業者制度 貨物のセキュリティ管理と法令順守の体制が整備された事業者に対し、税関手続の緩和・簡素化策を提供する制度。
  • AFR (Advance Filing Rules)
    出港前報告制度 日本向けの船に積み込まれる、コンテナ貨物の積荷情報を、24時間前までに税関に報告する制度。
  • Animal Quarantine
    動物検疫 国境を越える動物によって、新たな疾病が広がるのを防ぐために行われる検疫手続きのこと。輸入時、輸出時共に必要となる。
  • Arrival Notice
    到着通知 貨物が輸入港に到着する前に、船会社が発行する貨物到着案内兼、荷主への運賃請求書。
  • At Sight (A/S)
    一覧払い 荷為替手形の提示を受けたら、すぐにその代金を支払う条件のこと。
  • ATA (Actual Time of Arrival)
    実際に到着した時間 ETAがEstimated(予定)に対し、Actual(実際に)入港した/到着した日時を表す。
  • Average
    海損 General Averageや、With Averageなどとして使用される。貿易保険において、海損と言う意味。
  • AWB (Air Waybill)
    航空運送状 AIR(航空便)で使用される、航空貨物運送状のこと。B/Lと異なり、有価証券ではない。
  • B/L Fee
    船荷証券の手数料 B/L発行費用などの手数料のこと。
  • BAF (Bunker Adjustment Factor)
    燃料費調整係数 いわゆる、燃料(重油)に関する費用のこと。LSSと分けて請求されることもある。
  • Base Rate
    基本料金 主に海上運賃の基本料金のことをさす。燃料費などはLSSやBAFなどで別請求となる。
  • BB Fee
    ビービー・フィー 航空輸送で使われる、貨物の仕分けに関する費用
  • Beneficiary
    受益者 L/C決済において代金を受け取る(Benefitがある)人。ベネフィシャリー(受益者)は、通常は輸出者の事を指す。ベネと呼ぶこともある。
  • B/L (Bill of Lading)
    船荷証券 貨物の所有権を示す有価証券。貨物の引き取りや代金決済にも必須とされる、重要な書類。
  • Blank Endorsement
    白地裏書 Order B/L(指図式B/L)で用いられる。Shipperに、次の権利者を指示する権利があるが、Shipperがサインだけを裏書きして、次の権利者を特定しないこと。
  • Bonded Warehouse
    保税倉庫 輸入貨物に掛かる関税を一時的に保留し、税徴収を留保された貨物を保管する倉庫。
  • Box Rate
    ボックスレート 貨物の内容や、量などに関わらず、コンテナ単位で定められた料金。
  • Bulk Cargo
    バラ積み貨物 包装されずに輸送される貨物の事。固体(石炭やトウモロコシなど)と液体(石油やガソリンなど)に分別される。
  • Bulk Vessel
    バラ積み船 バラ積み貨物を輸送する専用の船。
  • Buyers Consolidation
    バイヤーズコンソリデーション 輸出地で複数サプライヤ―の貨物を、ひとつの荷主(buyer)のコンテナに仕立てること。バイコンともいう。荷主が複数に別れるLCLとは異なる。
  • C/N (Carton Number)
    カートンナンバー 段ボール(カートン)に記載される通し番号。
  • Cable Negotiation
    ケーブルネゴ L/Cでディスクレがあった場合に、電信によって買取の可否を確認する方法。
  • CAF (Currency Adjustment Factor)
    通貨調整係数 通貨のレート変動による、為替の差損益を調整するために課される料金。
  • Cargo Boat Note
    カーゴボートノート 在来船の場合に使用される。荷降し時の検品結果を記載したもの。
  • CAS (Chemical Abstracts Service)
    アメリカ化学会の機関 ”CAS(登録)番号”、と呼ばれる世界的に使用されている、化学品に固有の識別番号を管理している機関。CAS番号はMSDSに記載されている。
  • Case Mark
    ケースマーク(荷印) 輸出貨物の梱包(外)に記載する記号や番号の事。シッピングマークとも呼ぶ。
  • CFS (Container Freight Station)
    コンテナ・フレイト・ステーション コンテナの一時保管や仕分けなどを行う場所。
  • CFS Charge
    コンテナ貨物ステーション料金 CFS(コンテナフレートステーション)を使用する際に発生する料金。FCL(フルコンテナ)では、基本的にCFSを使用しないため、この費用は発生しない。
  • Clean B/L
    クリーンビーエル(無故障B/L) 貨物の状態に破損などがなく(Remarksがなく)、異常がない無故障B/Lのこと。L/Cで銀行に買取をして貰う場合は、Clearn B/Lであることが条件である。
  • CLP (Container Load Plan)
    コンテナ積載計画 コンテナに積載している、貨物明細を表した書類。バンニングをした輸出者などが作成する。
  • CNEE (Consignee)
    受取人、コンサイニー 貨物受取人を指す。CNEEとして略されることが多いが、英語での正式表記はConsigneeである。
  • Co-load Fee
    共同積載料金 他の荷主の荷物を一緒に積みつけたり、他のキャリアのサービスを用いて輸送する際に発生する追加料金のこと。
  • Combined Transport
    複合運送 船だけではなく、船と鉄道など、2種以上の異なった輸送手段を組み合わせて輸送する事。
  • Combined Transport B/L
    複合船荷証券 貨物の引き受けから引き渡しまでの間に、複数の輸送手法(船や鉄道、トラックなど)を介して輸送したときに発行されるB/Lのこと。
  • Confirmed L/C
    確認信用状 国際的に信用度が低い銀行が、L/C発行銀行になった場合、より信用度の高い銀行(欧州など)の確約(Confirmation)を受けた信用状のこと。
  • Confirming Bank
    確認銀行 国際的に信用度が低い銀行が、L/C発行銀行になった場合、信用度の高い銀行が確認・承認を出すこと。この、確認をした銀行の事を指す。
  • Congestion Surcharge
    混雑割増料金 港の混雑時に課される追加料金のこと。
  • Consolidation
    コンソリデーション(混載) コンテナ1本にならない貨物量の時に、複数の荷主の貨物を集めて1本に仕立て上げること。通常は複数荷主となるが、1つの荷主だけに向けて、複数サプライヤーの貨物を混載する場合は、バイヤーズコンソリデーションと呼んで区別する。
  • Consolidator
    混載業者 コンソリデーション(混載)を行う業者のこと
  • Consular Invoice
    領事インボイス 輸出品の貨物の価格などの正当性を証明するために、輸出国の領事館で査証を受けたインボイスのこと。
  • Container Yard (CY)
    コンテナ・ヤード コンテナターミナルとも呼ばれる、コンテナを一時保管したり、集積したりするスペースのこと。ヤードとか、シーワイと呼ばれる。
  • Customs Invoice
    通関請求書、通関用インボイス 税関向けに発行するインボイスで、特定の輸出先で必要になる場合がある。
  • CY Cut (Container Yard Cut-off)
    コンテナヤード締切 コンテナヤード(CY)に貨物を搬入できる期限の日時。CYカットのほかにも、書類カットもある。二種類のカット日時を確認し、それまでに準備を進める必要がある。
  • D/A (Documents against Acceptance)
    手形引受書類渡し 輸入者が手形期日までに支払いを引き受けることを条件に船積書類を引き取ることができる条件
  • D/O (Delivery Order)
    荷渡し指図書 貨物の引換券のこと。B/Lを提示して受け取る。近年は書類のペーパーレスが進み、D/Oの紙書類がないものを、「D/Oレス」という。
  • D/P (Documents against Payment)
    払込交換書類 荷為替手形の決済をしなければ、輸入者は船積書類を引き取ることができない条件。D/Aとは異なる。
  • D/R (Dock Receipt)
    ドック・レシート 貨物を受け取ったことを証明する書類。基本的には輸出通関後に発行される。ドックレと略して呼ばれることもある。
  • Demurrage
    デマレージ(滞貨料) コンテナをCYに、無料で保管できる期間(フリータイム)を過ぎた際に発生する追加料金。
  • Detention
    ディテンション コンテナを搬出した後、CYに返却するのが遅れた際に発生する追加料金。
  • Doc Fee (Documentation Fee)
    書類手数料 書類発行に関する手数料。
  • Door to Door
    ドア・トゥ・ドア 港から港(port to port)ではなく、出荷元倉庫(door)から納品先(door)迄納品するサービスのこと。
  • Dry Container
    ドライコンテナ 一般的に使用されるコンテナ。その他にリーファー(温度調整)や、オープン、フラットなどの、特殊貨物に対応するコンテナなどがある。
  • E/D (Export Declaration)
    輸出申告書 輸出許可を得るために、税関に対して必要な情報(輸出者名、品目や数量、価格等)を申請する書類。
  • E/L (Export License)
    輸出許可証 輸出許可のこと。特に、輸出貿易管理令に特定されている貨物などの輸出の際に発行される承認書。
  • EPA (Economic Partnership Agreement)
    経済連携協定 特定の国や地域同士での貿易取引や投資を促進するパートナーシップ協定のこと。
  • Equipment Receipt
    機器受領証 コンテナターミナルと、コンテナの荷主(の代理としての、コンテナドライバー)が、コンテナの外観状態を確認しあうための書類。コンテナに穴あきなどのダメージがあると、E/Rにリマークスが付く。
  • ETA (Estimated Time of Arrival)
    推定到着時間 船の入港予定や、飛行機の着予定時間などを共有する際に使用される。ETAは実際に入港するまで、早くなったり遅くなったりと、運航・遅延状況に応じて随時変わっていく。
  • ETD (Estimated Time of Departure)
    推定出発時間 船の出港予定や、飛行機の出発予定時間などを共有する際に使用される。早くなったり遅くなったりと、運航・遅延状況に応じて随時変わっていく。
  • FAF (Fuel Adjustment Factor)
    燃料調整費 重油などの燃料高に応じて発生する超過料金。類語:BAF
  • FEU (Forty-Foot Equivalent Units)
    40フィートコンテナ換算 貨物量を表す単位。1FEU=40Fコンテナ1本分。20Fのコンテナ1本の場合は、0.5FEUとなる。類語:TEU(20Fコンテナ換算。この場合40Fコンテナ1本は、2TEUと表記される)
  • Forwarder
    フォワーダー 船会社や航空会社と違い、自らは船や飛行機を所有せず、実際の運航会社から場所(スペース)を借りて、荷主に提供し、貨物輸送を行う業者のこと。NVOCCと呼ばれることもある。
  • Foul BL (Bill of Lading)
    故障付きB/L Clean B/L(無故障B/L)と異なり、貨物にダメージなどのRemarks(記述)がある場合に発行されるBLのこと。
  • FPA (Free from Particular Average)
    分損不担保 全損、共同海損、費用損害(海水濡れ危険を除く)と、特定分損(座礁、沈没、大火災、火災、爆発、他船との衝突・接触が原因で生じた分損)をてん補する条件
  • Free Time
    フリータイム コンテナや貨物を倉庫や上屋に保管しておける期間のこと。この期間を過ぎると超過料金が発生する。
  • General Average(GA)
    共同海損 何らかの問題が発生した際に掛かった費用や損害を、貨物を輸送していた船舶と荷主で、共同で負担し合う制度。(共同海損) 船会社が共同海損を宣言し、分担金を支払う。
  • HAWB (House Air Waybill)
    ハウス・エア・ウェイビル フォワーダーが荷主に対して発行するB/Lのこと。キャリア(航空会社)が発行するBLは、Master B/L(MBL)と呼ばれて、HAWBとは区別する。
  • HS (Harmonized Commodity Description and Coding System)
    HSコード(国際商品分類) 貿易において必要不可欠な、世界共通の番号。すべての品目を分類分けするためのシステム。
  • I/D (Import Declaration)
    輸入申告 輸入する際に、輸入者名や品目、数量と価格、関税等を記載して、税関に提出する書類のこと
  • Import Permit(I/P)
    輸入許可(書) 輸入許可が下りた際に発行される書類のこと。I/Pとも呼ぶ。
  • Import Quota (I/Q)
    輸入割当 国内産業の保護等のために設定される、輸入量や輸入金額を制限する割り当てのこと。
  • L/C (Letter of Credit)
    信用状(取引) 銀行が発行する、支払いに関する信用証明。貿易取引における決済や信用リスクを軽減するために用いられる、支払方法の一つ。
  • L/G (Letter of Guarantee)
    保証状 何か問題が発生しそうな場合(支払や貨物の引き取りなど)発行する、保証状のこと。銀行が間に入って発行するもの(Bank L/G)と、荷主が単独で発行するもの(Single L/G)がある。
  • L/I (Letter of Indemnity)
    賠償保証書 受取貨物について、何か不備や損害があったとしてもクレームを起こさないと誓約する保証書。
  • LCL (Less Than Container Load)
    コンテナ1本に満たない貨物 コンテナ1本に満たない貨物を輸送する際に使用する。CFS(コンテナ・フレート・ステーション)を活用してバンニング(荷詰め)を行い、出荷する。対義語:FCL(フル・コンテナ・ロード)
  • Manifest
    積荷目録一覧表 積み地側で船会社が作成する資料で、貨物の内容や積み地、揚げ地などの情報が記載されているもの。
  • Marshalling Yard
    マーシャリング・ヤード コンテナヤード(CY)内にあり、コンテナを船に乗せる場所を元に、あらかじめコンテナを配列しておく場所のこと。
  • Mate’s Receipt
    船長領収書 在来船に積載された際に発行される、貨物の受取証のこと。コンテナの場合はDock Receiptと同義。
  • MAWB (Master Air Waybill)
    マスターエアウェイビル フォワーダーが荷主に対して発行するB/L(HAWB)に対して、航空会社がフォワーダに発行するB/Lのこと。
  • NACCS (Nippon Automated Cargo Clearance System)
    日本貨物通関自動化システム "入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について、税関その他の関係行政機関に対する手続及び関連する民間業務をオンラインで処理するシステム"(引用:NACCSセンター株式会社)
  • NVOCC (Non-vessel Operating Common Carrier)
    利用運送事業者 船舶や航空機などの実機をもたずに、それらを利用して、様々な荷主の貨物を輸送する専門業者。フォワーダーと呼ばれたりすることもある。
  • OLT (Overland Transport)
    内陸輸送 保税したまま陸送する輸送方法のこと。輸入時に検査が発生した際など、検査場までの輸送時に必要となる。税関への申請が必要。
  • On Board B/L (Bill of Lading)
    積載済み船荷証券 Shipped B/Lとも呼ばれる。本船に貨物が積載済であることを証明しているB/Lのこと。
  • Order B/L
    指図式船荷証券 B/L上に特定のConsignee(荷受人)が指名されておらず、to orderとか、to order of shipper等の表記になっているもの。裏書によって流通性が確保される。
  • Packing List
    パッキングリスト invoiceとは異なり、貨物の梱包明細(重量やサイズ)を記載している書類。輸出入申告時に必須の書類。
  • Pallet
    パレット 貨物を輸送したり、保管する際に使用される、特定のサイズで作成された台のこと。フォークリフトで運送する際にも使用され、段ボールでできているものやプラスチックのものなど、様々な種類がある。
  • Panamax
    パナマックス パナマ運河を運航できる船の最大サイズを表すもの。全長約294メートル、全幅約32メートル。
  • Particular Average (PA)
    単独海損 共同海損(General Average)とは異なり、保険契約者である荷主が単独で費用を負担する海損のことで、全損ではない場合を指す。
  • With Average (WA)
    分損担保 特定分損(座礁、沈没、大火災、火災、爆発、他船との衝突・接触が原因で生じた分損)に加えて、不特定分損(海水による濡れ危険(潮濡)のこと)がてん補される条件。
  • Received B/L
    受取済船荷証券 Once the received B/L is issued, the ownership of the cargo is transferred.
  • Reefer Container
    冷蔵(温)コンテナ 温度調整が可能なコンテナのこと。ドライコンテナと異なり、海上運賃もヤードでの超過保管料の単価も高くなる。
  • Release Order (R/O)
    貨物引渡し指令書 航空輸送の際に使用される、貨物の引き渡し指示書のこと。
  • Restricted L/C
    買取銀行指定信用状 買取をする銀行が、特定の銀行にあらかじめ指定されている(Restrictされている)L/Cのこと。
  • Revocable L/C
    取消可能信用状 L/Cの条件を変更・修正できるL/Cのこと。通常は信用性に欠けるため、使用されない。
  • Revolving L/C
    回転信用状 同じ取引相手と複数回の取引をする際に使用される。都度、L/Cを開設する手間や費用を削減できるもの。
  • Shipped B/L
    船積船荷証券 On Board B/Lとも呼ばれる。本船に貨物が積載済であることを証明しているB/Lのこと。
  • Shipping Instructions (S/I)
    船積み指示 B/Lを作成する際に必要となる、貨物の情報や個数などが記された書類のこと。輸出地側で作成する。
  • Through B/L
    スルーB/L 複数の輸送経路(鉄道や船、トラックなど)で輸送される際に、全区間を一貫してカバーしているB/Lのこと。
  • Total Loss Only
    全損のみ補填 貨物が全損(貨物全体が価値を失った状態になること)した場合にのみ補填される条件。
  • Transferable L/C
    譲渡可能な信用状 1回に限り、第三者に金額の全額もしくは一部を譲渡できるL/Cのこと。
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