迂闊 2022年03月01日 カード888 いいね3

広告

単語カード

  • 【1】哀鳴しゅうしゅう
    哀鳴啾啾 あいめい-しゅうしゅう / 鳥や虫が悲しげになくさま。
  • 【2】鴉雀むせい
    鴉雀無声 あじゃく-むせい / ひっそりとして声のないこと。静寂。
  • 【3】鴉巣せいほう
    鴉巣生鳳 あそう-せいほう / 愚鈍な親が優れた子を産む、貧しい家から優れた人が出るたとえ。
  • 【4】遏悪ようぜん
    遏悪揚善 あつあく-ようぜん / 悪事を禁じて、善行を勧めること。
  • 【5】蛙鳴せんそう
    蛙鳴蝉噪 あめい-せんそう / 役に立たない議論や内容に乏しく下手な文章。
  • 【6】阿諛けいだつ
    阿諛傾奪 あゆ-けいだつ / 身分や権勢のある者におもねり他人の地位を傾け奪うこと。
  • 【7】阿諛ついしょう
    阿諛追従 あゆ-ついしょう / 相手に気に入られようと、媚びへつらうこと。
  • 【8】阿諛べんねい
    阿諛便佞 あゆ-べんねい / 口先でへつらって、人の気に入るようにずる賢く立ち回ること。
  • 【9】阿轆ろくじ
    阿轆轆地 あろく-ろくじ / 物事が滞ることなくうまく回転すること、次から次へと言葉が発せられること。
  • 【10】晏嬰こきゅう
    晏嬰狐裘 あんえい-こきゅう / 上に立つ者が倹約に努め、職務に励むこと。
  • 【11】安閑ていせい
    安閑恬静 あんかん-ていせい / 安らかでゆったりとして静かなこと。
  • 【12】晏子こうせつ
    晏子高節 あんしの-こうせつ / 中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。
  • 【13】按図さくき
    按図索驥 あんず-さくき / 理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。
  • 【14】帷幄じょうそう
    帷幄上奏 いあく-じょうそう / 旧憲法下で、軍事の機密事項について直接天皇に上奏すること。
  • 【15】伊尹ふてい
    伊尹負鼎 いいん-ふてい / 大望のために身を落とすたとえ。
  • 【16】意気しょうちん
    意気銷沈 いき-しょうちん / 【意気消沈】元気をなくしてしょげかえること。
  • 【17】意気そそう
    意気沮喪 いき-そそう / 意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。
  • 【18】衣錦しょうけい
    衣錦尚絅 いきん-しょうけい / 才能や徳を外にあらわに出さないこと。
  • 【19】為虎ふよく
    為虎傅翼 いこ-ふよく / 強い者にさらに力をつける。
  • 【20】意識もうろう
    意識朦朧 いしき-もうろう / 意識が霞んではっきりしないさま。
  • 【21】渭樹こううん
    渭樹江雲 いじゅ-こううん / 遠くにいる友人を思う場が切ないこと。
  • 【22】意匠さんたん
    意匠惨憺 いしょう-さんたん / 【意匠惨澹】工夫を凝らすのに苦心すること。
  • 【23】韋駄てんばしり
    韋駄天走 いだ-てんばしり / 非常に早く走ること。
  • 【24】一字ほうへん
    一字褒貶 いちじ-ほうへん / 一字の使い分けによって、人を褒めたり貶したりすること。
  • 【25】一望むぎん
    一望無垠 いちぼう-むぎん / ひと目でかなたまで広々と見渡されること。
  • 【26】一縷せんきん
    一縷千鈞 いちる-せんきん / 危険の甚だしいことの形容。
  • 【27】一攫せんきん
    一攫千金 いっかく-せんきん / あまり苦労せずに一時に大きい利益を得ること。
  • 【28】一家けんぞく
    一家眷族 いっか-けんぞく / 家族と血縁関係にある者。
  • 【29】一家だんらん
    一家団欒 いっか-だんらん / 家族が集まってむつまじく楽しむこと。
  • 【30】一気かせい
    一気呵成 いっき-かせい / ひといきに文章を書き上げる、物事を仕上げてしまうこと。
  • 【31】一饋じっき
    一饋十起 いっき-じっき / 賢者を求めるのに熱心なたとえ。
  • 【32】一丘いちがく
    一丘一壑 いっきゅう-いちがく / 俗世間を離れ、自然の中に身を置いて、風流を楽しむこと。
  • 【33】一裘いっかつ
    一裘一葛 いっきゅう-いっかつ / 貧乏のたとえ。一枚のかわごろもと一枚のくずかたびら。
  • 【34】一薫いちゆう
    一薫一蕕 いっくん-いちゆう / 善は消えやすく悪は除き難いことのたとえ。
  • 【35】一蹶ふしん
    一蹶不振 いっけつ-ふしん / 一度失敗して二度と立ち上がれないことのたとえ。
  • 【36】一闔いちびゃく
    一闔一闢 いっこう-いちびゃく / あるいは閉じ、あるいは開く。陰と陽が消長するさま。
  • 【37】一糸いちごう
    一糸一毫 いっし-いちごう / ごくわずかなこと。
  • 【38】一士がくがく
    一士諤諤 いっし-がくがく / 多くの者がおもねり追従している中で、一人だけ憚らずに直言すること。
  • 【39】一瀉せんり
    一瀉千里 いっしゃ-せんり / 流れの非常に速いこと、文章や弁舌がすらすらできること、物事が速やかに片付くこと。
  • 【40】一觴いちえい
    一觴一詠 いっしょう-いちえい / 酒を楽しみながら詩を作ること。
  • 【41】一倡さんたん
    一倡三歎 いっしょう-さんたん / 【一唱三嘆】優れた詩文を称賛する語。
  • 【42】一世ふうび
    一世風靡 いっせい-ふうび / ある時代に非常に流行すること。
  • 【43】一箭そうちょう
    一箭双雕 いっせん-そうちょう / 弓を射るのがうまいこと、ただ一つの行為で二つ利益を得ること。
  • 【44】一擲せんきん
    一擲千金 いってき-せんきん / 豪快な振る舞い、思い切りの良いことのたとえ。
  • 【45】一髪せんきん
    一髪千鈞 いっぱつ-せんきん / 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。
  • 【46】一嚬いっしょう
    一嚬一笑 いっぴん-いっしょう / 顔に現れるわずかな表情。
  • 【47】倚馬しちし
    倚馬七紙 いば-しちし / すらすらと名文を書き上げる才能。
  • 【48】夷蛮じゅうてき
    夷蛮戎狄 いばん-じゅうてき / 【蛮夷戎狄】中国周辺部にいた異民族の総称。
  • 【49】萎靡ちんたい
    萎靡沈滞 いび-ちんたい / 物事の動きに活気や勢いがないこと。
  • 【50】渭浜ぎょほ(ぎょふ)
    渭浜漁父 いひんの-ぎょほ(ぎょふ) / 渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。
  • 【51】異聞きたん
    異聞奇譚 いぶん-きたん / 極めて珍しい話のこと。
  • 【52】韋編さんぜつ
    韋編三絶 いへん-さんぜつ / 書物を繰り返し読むこと。読書や学問に熱心なたとえ。
  • 【53】異類むげ
    異類無礙 いるい-むげ / 【異類無碍】異質な者同士が、なんの障害もなく互いに通じ合うこと。
  • 【54】因果てきめん
    因果覿面 いんが-てきめん / 悪事の報いがすぐに目の前に現れること。
  • 【55】殷鑑ふえん
    殷鑑不遠 いんかん-ふえん / 失敗を戒める例は近くにあるたとえ。
  • 【56】婬虐ぼうれい
    婬虐暴戻 いんぎゃく-ぼうれい / 【淫虐暴戻】淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。
  • 【57】慇懃ぶれい
    慇懃無礼 いんぎん-ぶれい / 表面的には礼儀正しいが内面は尊大であること、言葉遣いや態度が過度に丁寧なのはかえって無礼であること。
  • 【58】因循こうしょ
    因循苟且 いんじゅん-こうしょ / 古い習慣や方法にこだわりその場しのぎの手段をとること、決断力に欠けぐずぐずするさま。
  • 【59】飲鴆しかつ
    飲鴆止渇 いんちん-しかつ / 目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。
  • 【60】陰謀きけい
    陰謀詭計 いんぼう-きけい / 人を欺くためのひそかな悪巧み。
  • 【61】烏焉ろぎょ
    烏焉魯魚 うえん-ろぎょ / 文字の書き誤り。
  • 【62】于公こうもん
    于公高門 うこう-こうもん / 陰徳を積む家の子孫は繁栄することのたとえ。
  • 【63】禹行しゅんすう
    禹行舜趨 うこう-しゅんすう / 禹や舜の表面上の動作を真似るだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。
  • 【64】右顧さべん
    右顧左眄 うこ-さべん / 右や左を見てためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。もとはゆったりと余裕のあるさま。
  • 【65】迂疎くうかつ
    迂疎空闊 うそ-くうかつ / 【迂疎空濶】まわりくどく実際に適応できないこと、事情に疎く実際に役に立たないこと。
  • 【66】鬱肉ろうほ
    鬱肉漏脯 うつにく-ろうほ / 腐った肉や腐ったほじし。
  • 【67】禹湯ぶんぶ
    禹湯文武 うとう-ぶんぶ / 夏・殷・周三代の始祖の名。
  • 【68】烏兔そうそう
    烏兔匆匆 うと-そうそう / 【烏兔怱怱】歳月がはやく過ぎ去ることのたとえ。
  • 【69】嫗伏よういく
    嫗伏孕鬻 うふう(おうふう)-よういく / 鳥や獣が子を産み育てること。
  • 【70】紆余いだ
    紆余委蛇 うよ-いだ / 山や林などがうねうねと屈曲しながら長く続くさま。
  • 【71】紆余きょくせつ
    紆余曲折 うよ-きょくせつ / 曲がりくねること。事情が込み入り複雑なこと。
  • 【72】盂蘭ぼんえ
    盂蘭盆会 うら-ぼんえ / 仏教で七月十五日に祖先の霊をまつり冥福を祈る行事。
  • 【73】雨霖れいきょく
    雨霖鈴曲 うりん-れいきょく / 唐の玄宗の作った楽曲の名。
  • 【74】雲雨ふざん
    雲雨巫山 うんう-ふざん / 男女の情交をいう。
  • 【75】雲烟かがん
    雲烟過眼 うんえん-かがん / 【雲煙過眼】物事に深く執着しないたとえ。
  • 【76】雲烟ばんり
    雲烟万里 うんえん-ばんり / 非常に遠く離れていることのたとえ。
  • 【77】雲烟ひどう
    雲烟飛動 うんえん-ひどう / 筆勢が躍動して力強いことのたとえ。
  • 【78】雲烟ひょうびょう
    雲烟縹渺 うんえん-ひょうびょう / 雲や霞が遠くたなびくさま。
  • 【79】雲遊へいき
    雲遊萍寄 うんゆう-へいき / 物事に執着せず、自然のままに行動すること。諸国を修行して回る僧のこと。
  • 【80】雲容えんたい
    雲容烟態 うんよう-えんたい / 空の様子がさまざまに変化するさま。
  • 【81】影駭きょうしん
    影駭響震 えんがい-きょうしん / ひどく驚き恐ること。ちょっとしたものに驚くこと。
  • 【82】栄諧こうれい
    栄諧伉儷 えいかい-こうれい / 栄えて仲の良い夫婦のこと。
  • 【83】英姿さっそう
    英姿颯爽 えいし-さっそう / 男らしくりりしい容姿で、非常に爽やかなこと。
  • 【84】郢書えんせつ
    郢書燕説 えいしょ-えんせつ / こじつけること。
  • 【85】英明かったつ
    英明闊達 えいめい-かったつ / 才知があり道徳に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。
  • 【86】慧可だんぴ
    慧可断臂 えか-だんぴ / 並々ならぬ決意を示すこと。
  • 【87】依怙ひいき
    依怙贔屓 えこ-ひいき / 片方に心をかたむけ助けること。好きな方にだけ肩入れすること。
  • 【88】越俎だいほう
    越俎代庖 えっそ-だいほう / 自分の分を超えて他人の権限を侵す罪。
  • 【89】越鳧そいつ
    越鳧楚乙 えつふ-そいつ / 場所や人によって同じ者でも呼び名が異なるたとえ。
  • 【90】宴安ちんどく
    宴安鴆毒 えんあん-ちんどく / 享楽に溺れてはいけないというたとえ。
  • 【91】蜿蜿ちょうだ
    蜿蜿長蛇 えんえん-ちょうだ / へびのようにうねうねと長く続くこと。
  • 【92】円滑しゃだつ
    円滑洒脱 えんかつ-しゃだつ / 物事をそつなくとりしきるさま。
  • 【93】烟霞こしつ
    烟霞痼疾 えんかの-こしつ / 山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。
  • 【94】燕頷こけい
    燕頷虎頸 えんがん-こけい / 燕のような顎と虎のような頸。遠国の諸侯となる人物をいう。
  • 【95】燕頷とうひつ
    燕頷投筆 えんがん-とうひつ / 一大決心をして志を立てること。また、文筆をやめて武の道に進むこと。
  • 【96】婉曲うえん
    婉曲迂遠 うんきょく-うえん / 非常に回りくどいこと。
  • 【97】延頸きょしょう
    延頸挙踵 えんけい-きょしょう / 人の来訪を待ち望むさま。
  • 【98】猿猴しゅげつ
    猿猴取月 えんこう-しゅげつ / 身の程知らずが身を滅ぼすたとえ。
  • 【99】怨女こうふ
    怨女曠夫 えんじょ-こうふ / 適齢の年になっても相手のいない男と女。配偶者と死別・離別した者にもいう。
  • 【100】烟波ひょうびょう
    烟波縹渺 えんぱ-ひょうびょう / 遠く広々とした水面などがもやで煙って空と水面の境がはっきりとしないさま。
  • 【101】偃武しゅうぶん
    偃武修文 えんぶ-しゅうぶん / 世の中が穏やかで平和なこと。
  • 【102】閻浮だごん
    閻浮檀金 えんぶ-だごん / 良質の金のたとえ。
  • 【103】厭聞よちょう
    厭聞飫聴 えんぶん-よちょう / 聞き飽きること。
  • 【104】婉娩ちょうじゅう
    婉娩聴従 えんべん-ちょうじゅう / 心が優しく素直で、人の言うことに逆らわずに従うさま。
  • 【105】衍漫りゅうらん
    衍漫流爛 えんまん-りゅうらん / 悪が蔓延り、世の中全体に広がっていくこと。
  • 【106】轅門にりょう
    轅門二竜 えんもん-にりょう / 唐の烏承玭と烏承恩の二人。戦場ですぐれた功績をあげたことを評した言葉。
  • 【107】円顱ほうし
    円顱方趾 えんろ-ほうし / 丸い顔と四角い足。人類のこと。
  • 【108】嘔唖ちょうたつ
    嘔唖嘲哳 おうあ-ちょうたつ / 乱雑な音のこと。子供が騒ぐ声のこと。
  • 【109】枉駕らいりん
    枉駕来臨 おうが-らいりん / わざわざお越しいただきまして、ということ。
  • 【110】桜花らんまん
    桜花爛漫 おうか-らんまん / 桜の花が満開になって咲き乱れているさま。
  • 【111】横行かっぽ
    横行闊歩 おうこう-かっぽ / 威張って気ままに歩き回ること。
  • 【112】横行ばっこ
    横行跋扈 おうこう-ばっこ / のさばって勝手気ままにふるまうこと。
  • 【113】往事びょうぼう
    往事渺茫 おうじ-びょうぼう / 過ぎ去った昔のことは遠く微かで明らかでない。
  • 【114】枉尺ちょくじん
    枉尺直尋 おうせき-ちょくじん / 大きな利益を得るために、小さな犠牲をはらうこと。
  • 【115】枉法じゅんし
    枉法徇私 おうほう-じゅんし / 規則をまげて私利私欲にはしること。
  • 【116】甕牖じょうすう
    甕牖縄枢 おうゆう-じょうすう / 貧しく粗末な家の形容。
  • 【117】王楊ろらく
    王楊盧駱 おうよう-ろらく / 初唐の四人の詩の大家。
  • 【118】甕裡けいけい
    甕裡醯鶏 おうり-けいけい / 見識が狭く世間知らずな人のたとえ。
  • 【119】恩讎ぶんめい
    恩讎分明 おんしゅう-ぶんめい / 恩を受けた者には恩で報い、あだをうけたものにはあだで報いること。
  • 【120】温凊ていせい
    温凊定省 おんせい-ていせい / 親に孝養を尽くすこと。
  • 【121】厭離えど
    厭離穢土 おんり-えど / この世をけがれたものとして厭い離れること。
  • 【122】誨淫かいとう
    誨淫誨盗 かいいん-かいとう / 悪事を人に教えること。
  • 【123】蓋瓦きゅうせん
    蓋瓦級甎 がいが-きゅうせん / 屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。
  • 【124】海闊てんくう
    海闊天空 かいかつ-てんくう / 気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。
  • 【125】海市しんろう
    海市蜃楼 かいし-しんろう / 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。
  • 【126】膾炙じんこう
    膾炙人口 かいしゃ-じんこう / 広く世間の評判となり、もてはやされていること。
  • 【127】喙長さんじゃく
    喙長三尺 かいちょう-さんじゃく / しゃべることが極めて達者なこと。
  • 【128】海底ろうげつ
    海底撈月 かいてい-ろうげつ / 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。
  • 【129】開天へきち
    開天闢地 かいてん-へきち / 天地の始まり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。
  • 【130】磑風しょうう
    磑風舂雨 がいふう-しょうう / 物事の前兆のたとえ。
  • 【131】槐門きょくろ
    槐門棘路 かいもん-きょくろ / 政界の最高幹部のこと。
  • 【132】傀儡せいけん
    傀儡政権 かいらい-せいけん / 実権やみずからの意思を持たず、他国の意向のままになる政権のこと。
  • 【133】偕老どうけつ
    偕老同穴 かいろう-どうけつ / 夫婦の契りがかたく、仲睦まじいこと。
  • 【134】薤露こうり
    薤露蒿里 かいろ-こうり / 人生の儚いことのたとえ。
  • 【135】呵呵たいしょう
    呵呵大笑 かか-たいしょう / 大声をあげて笑うこと。
  • 【136】夏癸いんしん
    夏癸殷辛 かき-いんしん / 夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。
  • 【137】蝸牛かくじょう
    蝸牛角上 かぎゅう-かくじょう / きわめてささいなつまらない争いのこと。
  • 【138】鶴立きちょ
    鶴立企佇 かくりつ-きちょ / 心から待ち望むこと。
  • 【139】家鶏やち
    家鶏野雉 かけい-やち / ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。
  • 【140】歌功しょうとく
    歌功頌徳 かこう-しょうとく / 人の手柄や徳をほめたたえて歌うこと。
  • 【141】画脂ろうひょう
    画脂鏤氷 がし-ろうひょう / 苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。
  • 【142】軻親だんき
    軻親断機 かしん-だんき / 中途で志を捨ててはいけないという教え。
  • 【143】花鳥ふうえい
    花鳥諷詠 かちょう-ふうえい / 自然とそれにまつわる人事を、そのまま客観的に詠ずること。
  • 【144】隔靴そうよう
    隔靴掻痒 かっか-そうよう / 思い通りにいかず、歯痒く、もどかしいこと。
  • 【145】渇驥ほんせん
    渇驥奔泉 かっき-ほんせん / 勢いが激しいこと。また、書の筆勢が力強いこと。
  • 【146】豁然たいご
    豁然大悟 かつぜん-たいご / 迷いや疑いがにわかに解けて、真理を悟ること。
  • 【147】闊達じざい
    闊達自在 かったつ-じざい / 心が広く物事にこだわらないさま。
  • 【148】豁達たいど
    豁達大度 かったつ-たいど / 気持ちがからりとしていて、度量が広いこと。
  • 【149】刮目そうたい
    刮目相待 かつもく-そうたい / 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った味方で相手を見直すこと。
  • 【150】華亭かくれい
    華亭鶴唳 かてい-かくれい / 過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。
  • 【151】禍福いふく
    禍福倚伏 かふく-いふく / わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。
  • 【152】画竜てんせい
    画竜点睛 がりょう-てんせい / 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。
  • 【153】苛斂ちゅうきゅう
    苛斂誅求 かれん-ちゅうきゅう / 税金などを情け容赦なく取り立てること。
  • 【154】夏鑪とうせん
    夏鑪冬扇 かろ-とうせん / 無用なもの、役に立たないもののたとえ。
  • 【155】銜哀ちせい
    銜哀致誠 がんあい-ちせい / 哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。
  • 【156】含英しょか
    含英咀華 がんえい-しょか / 文章の優れた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。
  • 【157】干戈こうそう
    干戈倥偬 かんか-こうそう / 戦いで忙しいこと。
  • 【158】鰥寡こどく
    鰥寡孤独 かんか-こどく / 身寄りもなく寂しいこと。
  • 【159】轗軻ふぐう
    轗軻不遇 かんか-ふぐう / 思い通りにことが運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。
  • 【160】侃侃がくがく
    侃侃諤諤 かんかん-がくがく / 遠慮することなく盛んに議論をするさま。また、遠慮せず直言すること。
  • 【161】関関しょきゅう
    関関雎鳩 かんかん-しょきゅう / 非常に夫婦仲が良いこと。
  • 【162】歓喜べんぶ
    歓喜抃舞 かんき-べんぶ / 大喜びするたとえ。
  • 【163】管窺れいそく
    管窺蠡測 かんき-れいそく / 非常に見識が狭いこと。
  • 【164】眼光けいけい
    眼光炯炯 がんこう-けいけい / 目が鋭く光るさま。
  • 【165】顔厚じくじ
    顔厚忸怩 がんこう-じくじ / 厚かましい顔にもなお恥じる色があらわれる。
  • 【166】翫歳かいじつ
    翫歳愒日 がんさい-かいじつ / 何もしないで怠惰な月日を過ごすこと。
  • 【167】韓信ほふく
    韓信匍匐 かんしん-ほふく / 大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。
  • 【168】甘井せんけつ
    甘井先竭 かんせい-せんけつ / 才能のある者ほど先に憂き目にあうということ。
  • 【169】干戚うぼう
    干戚羽旄 かんせき-うぼう / 武の舞と文の舞のこと。
  • 【170】寒煖きほう
    寒煖饑飽 かんだん-きほう / 衣食が乏しくこごえ飢えることと、あたたかい着物をきてあきるまで食べること。
  • 【171】奸智じゅっすう
    奸智術数 かんち-じゅっすう / よこしまな知恵と計略。悪だくみ。
  • 【172】旱天じう
    旱天慈雨 かんてん-じう / 大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。
  • 【173】撼天どうち
    撼天動地 かんてん-どうち / 活動のめざましいことの形容。また、音声の大きいことのたとえ。
  • 【174】環堵しょうぜん
    環堵蕭然 かんと-しょうぜん / 家が非常に狭くて、さびしくみずぼらしいさま。
  • 【175】艱難しんく
    艱難辛苦 かんなん-しんく / 大変な苦労。
  • 【176】奸佞じゃち
    奸佞邪智 かんねい-じゃち / 性格がひねくれているずるがしこいこと。
  • 【177】銜尾そうずい
    銜尾相随 かんび-そうずい / 車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。
  • 【178】勧百ふういつ
    勧百諷一 かんぴゃく-ふういつ / 益よりも害の多いこと。
  • 【179】頑迷ころう
    頑迷固陋 がんめい-ころう / 視野が狭く頑固で柔軟性に欠け、正しい判断ができないこと。
  • 【180】頑廉だりつ
    頑廉懦立 がんれん-だりつ / 高潔な人格に感化されて、いい方向に向かうこと。
  • 【181】疑雲さいむ
    疑雲猜霧 ぎうん-さいむ / 疑いのかかっていることを雲や霞にたとえた語。
  • 【182】既往ふきゅう
    既往不咎 きおう-ふきゅう / 過ぎたことはとがめないということ。
  • 【183】騏驥かげき
    騏驥過隙 きき-かげき / ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。
  • 【184】熙熙じょうじょう
    熙熙壌壌 きき-じょうじょう / 多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。
  • 【185】危言かくろん
    危言覈論 きげん-かくろん / はげしく議論を戦わせること。
  • 【186】跂行かいそく
    跂行喙息 きこう-かいそく / 生き物のこと。
  • 【187】鬼哭しゅうしゅう
    鬼哭啾啾 きこく-しゅうしゅう / 戦場などの鬼気迫ったものすごいさま。
  • 【188】旗幟せんめい
    旗幟鮮明 きし-せんめい / 主義・主張・態度などがはっきりしていること。
  • 【189】杞人てんゆう
    杞人天憂 きじん-てんゆう / 無用の心配。取り越し苦労のこと。
  • 【190】巍然きつりつ
    巍然屹立 ぎぜん-きつりつ / 人物が他よりひときわすぐれているさま。
  • 【191】鞠躬じんすい
    鞠躬尽瘁 きっきゅう-じんすい / ひたすら心を尽くして骨折り国事につとめること。
  • 【192】驥服えんしゃ
    驥服塩車 きふく-えんしゃ / すぐれた人物が、低い地位にいたり、つまらない仕事をさせられること。
  • 【193】牛驥どうそう
    牛驥同皁 ぎゅうき-どうそう / 賢者が愚者と同じ境遇を受けること。
  • 【194】泣斬ばしょく
    泣斬馬謖 きゅうざん-ばしょく / 天下の法は私情で曲げられないたとえ。また、大きな目的のためには私情をすてるたとえ。
  • 【195】宮車あんが
    宮車晏駕 きゅうしゃ-あんが / 天子が亡くなること。
  • 【196】牛溲ばぼつ
    牛溲馬勃 ぎゅうしゅう-ばぼつ / 無用なものや役に立たないもののたとえ。
  • 【197】朽木ふんしょう
    朽木糞牆 きゅうぼく-ふんしょう / だめな人間や怠け者は教育し難いことのたとえ。また、手の施しようのないもの、役に立たないもののたとえ。朽木糞土。
  • 【198】矯枉かちょく
    矯枉過直 きょうおう-かちょく / 物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。
  • 【199】仰観ふさつ
    仰観俯察 ぎょうかん-ふさつ / あおいで天文を見、うつむいて地理を知ること。
  • 【200】澆季こんだく
    澆季溷濁 ぎょうき-こんだく / 人情や風俗が軽薄で世の中が乱れていること。
  • 【201】澆季まっせ
    澆季末世 ぎょうき-まっせ / 時勢の衰えた世の中。
  • 【202】兢兢ぎょうぎょう
    兢兢業業 きょうきょう-ぎょうぎょう / つつしみおそれるさま。
  • 【203】恐懼かんげき
    恐懼感激 きょうく-かんげき / おそれかしこまって感激すること。
  • 【204】狂言きご
    狂言綺語 きょうげん-きご / 小説や物語などをいやしめていう語。
  • 【205】恐惶きんげん
    恐惶謹言 きょうこう-きんげん / 恐れながら謹んで申し上げるということ。手紙の終わりに書く。
  • 【206】匡衡へきさく
    匡衡壁鑿 きょうこう-へきさく / 苦学すること。
  • 【207】驕奢いんいつ
    驕奢淫佚 きょうしゃ-いんいつ / ぜいたくにふけり、淫らに走ること。
  • 【208】拱手ぼうかん
    拱手傍観 きょうしゅ-ぼうかん / 何もせず手をこまねいて、そばで見ていること。
  • 【209】驚心どうはく
    驚心動魄 きょうしん-どうはく / 心の底から深い感動を呼び起こすこと。
  • 【210】協心りくりょく
    協心戮力 きょうしん-りくりょく / 物事を一致団結して行うこと。
  • 【211】仰天ふき
    仰天不愧 ぎょうてん-ふき / 心にやましいことがなければ、天に対して恥じることがないということ。
  • 【212】驕兵ひっぱい
    驕兵必敗 きょうへい-ひっぱい / 思い上がった軍隊は必ず敗れるということ。
  • 【213】嚮壁きょぞう
    嚮壁虚造 きょうへき-きょぞう / 拠り所もないのにむやみにないものを作り出すこと。
  • 【214】狂瀾どとう
    狂瀾怒涛 きょうらん-どとう / 物事がひどく乱れていること。
  • 【215】曲水りゅうしょう
    曲水流觴 きょくすい-りゅうしょう / 曲水の宴。風雅な遊び。
  • 【216】玉石こんこう
    玉石混淆 ぎょくせき-こんこう / すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。
  • 【217】玉石どうき
    玉石同匱 ぎょくせき-どうき / よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われていて区別がつかないたとえ。
  • 【218】玉蟾きんと
    玉蟾金兔 ぎょくせん-きんと / 月のこと。
  • 【219】跼天せきち
    跼天蹐地 きょくてん-せきち / 非常に恐れて身の置き所のない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。
  • 【220】玉兔ぎんせん
    玉兔銀蟾 ぎょくと-ぎんせん / 月のこと。
  • 【221】曲突ししん
    曲突徙薪 きょくとつ-ししん / 未然に災害を防ぐこと。
  • 【222】虚静てんたん
    虚静恬淡 きょせい-てんたん / 私心や私欲がなく、心が平静なこと。
  • 【223】毀誉ほうへん
    毀誉褒貶 きよ-ほうへん / 褒めたり貶したりすること。
  • 【224】虚無ひょうびょう
    虚無縹渺 きょむ-ひょうびょう / あるがままに果てしなく広がる風景の形容。
  • 【225】魚爛どほう
    魚爛土崩 ぎょらん-どほう / 国家や物事が崩壊すること。
  • 【226】騎驢べきろ
    騎驢覓驢 きろ-べきろ / 身近にあるものを、わざわざ他に求める愚かさのこと。
  • 【227】金甌むけつ
    金甌無欠 きんおう-むけつ / 完全で欠点がないたとえ。特に、他国から侵略されたことがない堅固な国家のたとえ。
  • 【228】金塊しゅれき
    金塊珠礫 きんかい-しゅれき / 並外れて贅沢の限りをつくすたとえ。
  • 【229】槿花いっちょう
    槿花一朝 きんか-いっちょう / 人の代の栄華のはかないたとえ。
  • 【230】緊褌いちばん
    緊褌一番 きんこん-いちばん / 気持ちを引き締めて物事に取り組むこと。
  • 【231】琴瑟そうわ
    琴瑟相和 きんしつ-そうわ / 人と人、特に夫婦仲の睦まじいことのたとえ。
  • 【232】禽獣いてき
    禽獣夷狄 きんじゅう-いてき / 中国周辺の異民族を蔑んで称したもの。
  • 【233】擒縦じざい
    擒縦自在 きんしょう-じざい / 自分の思い通りのままに人を処遇すること。
  • 【234】空谷きょうおん
    空谷跫音 くうこくの-きょうおん / 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。
  • 【235】苦心さんたん
    苦心惨憺 くしん-さんたん / あれこれと心をくだいて苦労を重ねること。
  • 【236】狗吠しい
    狗吠緇衣 くはい-しい / いつも来ている服装を変えれば疑われるのは当然であるということ。
  • 【237】狗尾ぞくちょう
    狗尾続貂 くび-ぞくちょう / 官爵を乱発するのを罵る語。また、劣ったものが優れたものの後を続けることのたとえ。
  • 【238】区聞すうけん
    区聞陬見 くぶん-すうけん / 学問や見聞がせまく、かたよっていること。
  • 【239】君恩かいがく
    君恩海壑 くんおん-かいがく / 君主の恩は海や谷のように深いこと。
  • 【240】群蟻ふせん
    群蟻附羶 ぐんぎ-ふせん / 人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。
  • 【241】葷酒さんもん
    葷酒山門 くんしゅ-さんもん / 寺門の禁忌。臭いものや酒を飲んで山門に入ることを禁じた語。
  • 【242】経営さんたん
    経営惨憺 けいえい-さんたん / 心を砕き悩ましてあれこれ考え計画すること。
  • 【243】荊棘そうり
    荊棘叢裏 けいきょく-そうり / 乱臣、逆臣の家の形容。
  • 【244】荊棘どうだ
    荊棘銅駝 けいきょく-どうだ / 国の滅亡を嘆くことのたとえ。
  • 【245】荊釵ふくん
    荊釵布裙 けいさい-ふくん / 粗末な服装のたとえ。
  • 【246】鶏尸ぎゅうしょう
    鶏尸牛従 けいし-ぎゅうしょう / 鶏口牛後。大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方が良いということ。
  • 【247】瓊枝ぎょくよう
    瓊枝玉葉 けいし-ぎょくよう / 天子の一門のこと。
  • 【248】瓊枝せんだん
    瓊枝栴檀 けいし-せんだん / 有徳の人の形容。また素晴らしい詩文のたとえ。
  • 【249】霓裳うい
    霓裳羽衣 げいしょう-うい / うすい絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣装のこと。また、舞曲の名。
  • 【250】傾側えんぎょう
    傾側偃仰 けいそく-えんぎょう / よきにつけ悪しきにつけ浮き世まかせの暮らしにいう。
  • 【251】軽佻ふはく
    軽佻浮薄 けいちょう-ふはく / 考えが軽薄でうわついてること。
  • 【252】軽妙しゃだつ
    軽妙洒脱 けいみょう-しゃだつ / 洗練され気が利いており、俗っぽくなく爽やかなこと。
  • 【253】形容ここう
    形容枯槁 けいよう-ここう / 容貌がやせ衰えて生気がないさま。
  • 【254】厥角けいしゅ
    厥角稽首 けっかく-けいしゅ / 相手に対して最敬礼すること。
  • 【255】月下すいこう
    月下推敲 げっか-すいこう / 詩文の字句・表現をあれこれ工夫を凝らし、完成を目指すこと。
  • 【256】結跏ふざ
    結跏趺坐 けっか-ふざ / 仏教の座法の一つ。
  • 【257】譎詭へんげん
    譎詭変幻 けっき-へんげん / さまざまな奇異なようすにかわること。
  • 【258】月中せんじょ
    月中蟾蜍 げっちゅうの-せんじょ / 月に住むというひきがえる。
  • 【259】狷介ここう
    狷介孤高 けんかい-ここう / 固く自分の意思を守って、他人と和合しないこと。
  • 【260】狷介ころう
    狷介固陋 けんかい-ころう / 固く志を守って世俗を受け容れないこと。
  • 【261】狷介ふき
    狷介不羈 けんかい-ふき / 自分の意思を守り通し、何者にも束縛されないこと。
  • 【262】懸崖ろくば
    懸崖勒馬 けんがい-ろくば / 情欲におぼれて危険になった時に忽然と後悔し悟ること。
  • 【263】阮簡こうたつ
    阮簡曠達 げんかん-こうたつ / 人柄が大らかなたとえ。
  • 【264】喧喧ごうごう
    喧喧囂囂 けんけん-ごうごう / 多くの人がやかましく騒ぐさま。
  • 【265】蹇蹇ひきゅう
    蹇蹇匪躬 けんけん-ひきゅう / 自分のことは二の次にして、主人や人に尽くすこと。
  • 【266】拳拳ふくよう
    拳拳服膺 けんけん-ふくよう / 常に心に銘記して、決して忘れないこと。
  • 【267】言行そご
    言行齟齬 げんこう-そご / 口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。
  • 【268】乾坤いってき
    乾坤一擲 けんこん-いってき / 運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。
  • 【269】厳塞ようきょう
    厳塞要徼 げんさい-ようきょう / 非常に堅固なとりで。
  • 【270】妍姿えんしつ
    妍姿艶質 けんし-えんしつ / 美しくあでやかな姿や肉体のこと。
  • 【271】阮籍せいがん
    阮籍青眼 げんせき-せいがん / 心から人を歓迎すること。
  • 【272】乾端こんげい
    乾端坤倪 けんたん-こんげい / 天地の果てのこと。
  • 【273】剣抜どちょう
    剣抜弩張 けんばつ-どちょう / 情勢が緊迫して今にも戦いが始まりそうなたとえ。また、書道で筆力が激しくて気迫がこもっているたとえ。
  • 【274】肩摩こくげき
    肩摩轂撃 けんま-こくげき / 人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。
  • 【275】牽攣かいかく
    牽攣乖隔 けんれん-かいかく / 心は互いに引かれ合いながら遠く隔たっていること。
  • 【276】縞衣ききん
    縞衣綦巾 こうい-ききん / 自分の妻の謙称。白い衣服と蓬色のスカーフ。中国、周代の身分の低い女性の質素な服装。
  • 【277】黄衣りんしょく
    黄衣廩食 こうい-りんしょく / 黄衣を身につけ俸禄を受ける者。宦官をいう。
  • 【278】後悔ぜいせい
    後悔噬臍 こうかい-ぜいせい / あとになって悔やんでもどうしようもない。
  • 【279】慷慨ふんげき
    慷慨憤激 こうがい-ふんげき / 激しく憤りなげくこと。
  • 【280】豪華けんらん
    豪華絢爛 ごうか-けんらん / まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。
  • 【281】篝火こめい
    篝火狐鳴 こうか-こめい / かがり火と狐の鳴き声。衆を惑わすことをいう。
  • 【282】高牙だいとう
    高牙大纛 こうが-だいとう / 将軍の陣営のしるし。また、宦官のしるし。
  • 【283】効果てきめん
    効果覿面 こうか-てきめん / ききめや報いがただちに現れること。
  • 【284】広廈ばんげん
    広廈万間 こうか-ばんげん / 広く大きな家。転じて、貧しい人を庇護すること。
  • 【285】合歓ちゅうびゅう
    合歓綢繆 ごうかん-ちゅうびゅう / 男女が深く愛し合うこと。
  • 【286】香気ふんぷん
    香気芬芬 こうき-ふんぷん / よい香りがあたり一面にただようこと。
  • 【287】剛毅ぼくとつ
    剛毅朴訥 ごうき-ぼくとつ / 意志が強くて、飾り気がないこと。
  • 【288】敲金げきせき
    敲金撃石 こうきん-げきせき / 詩文の美しい響きやリズムのたとえ。
  • 【289】皓月せんり
    皓月千里 こうげつ-せんり / 明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。
  • 【290】槁項こうかく
    槁項黄馘 こうこう-こうかく / 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。
  • 【291】恍恍こつこつ
    恍恍惚惚 こうこう-こつこつ / 何かに心を奪われて、うっとりすること。
  • 【292】行尸そうにく
    行尸走肉 こうし-そうにく / 才能も学問もなく、なんの存在価値もない人のこと。
  • 【293】曠日びきゅう
    曠日弥久 こうじつ-びきゅう / むだに長期間の日を過ごすこと。
  • 【294】高車しば
    高車駟馬 こうしゃ-しば / 高位高官にある人の乗り物。転じて、高貴な人。
  • 【295】鉤章きょくく
    鉤章棘句 こうしょう-きょくく / 非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。
  • 【296】苟且とうあん
    苟且偸安 こうしょ-とうあん / 物事をなおざりにして一時の安楽をむさぼること。
  • 【297】嚆矢らんしょう
    嚆矢濫觴 こうし-らんしょう / 物事のはじまり、おこり。
  • 【298】曠世ふき
    曠世不羈 こうせい-ふき / 長く手なずけることができないこと。
  • 【299】荒瘠せきろ
    荒瘠斥鹵 こうせき-せきろ / 土地が荒れやせていること。
  • 【300】恍然たいご
    恍然大悟 こうぜん-たいご / 思い定まらないでいるときに、一瞬のひらめきから悟りを得ること。
  • 【301】高談かっぽ
    高談闊歩 こうだん-かっぽ / 自由に議論して大股に歩くこと。気ままなさま。
  • 【302】狡兔さんくつ
    狡兔三窟 こうと-さんくつ / 身を守るのに用心深いこと。また、困難を避けるのに巧みであること。
  • 【303】狡兔りょうく
    狡兔良狗 こうと-りょうく / かつて重用された者も状況が変わり用がなくなれば見捨てられることのたとえ。
  • 【304】黄髪すいちょう
    黄髪垂髫 こうはつ-すいちょう / 老人と子供のこと。
  • 【305】洪範きゅうちゅう
    洪範九疇 こうはん-きゅうちゅう / 模範となる大切な政治道徳のこと。
  • 【306】敲氷きゅうか
    敲氷求火 こうひょう-きゅうか / 方法を誤ったり見当違いのことをしても目的は達せられないたとえ。
  • 【307】好評さくさく
    好評嘖嘖 こうひょう-さくさく / 評判が良く、人々から褒めそやされるさま。
  • 【308】光風せいげつ
    光風霽月 こうふう-せいげつ / 心が清らかでわだかまりがなく、爽快であること。
  • 【309】咬文しゃくじ
    咬文嚼字 こうぶん-しゃくじ / 文字使いなど表面的な技巧にばかりこだわり文章の内容や意味をおろそかにすること。また、ぐずぐず言うこと。いろいろ言うこと。
  • 【310】光芒いっせん
    光芒一閃 こうぼう-いっせん / 事態が急激に瞬間的に変化すること。
  • 【311】豪放らいらく
    豪放磊落 ごうほう-らいらく / 気持ちがおおらかで、小さなことにこだわらないこと。
  • 【312】槁木しかい
    槁木死灰 こうぼく-しかい / 衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。
  • 【313】毫毛ふか
    毫毛斧柯 ごうもう-ふか / わざわいは小さいうちに取り除くべきだということ。
  • 【314】孔翊ぜっしょ
    孔翊絶書 こうよく-ぜっしょ / 政治に私情をさしはさなまいたとえ。
  • 【315】洽覧しんしき
    洽覧深識 こうらん-しんしき / 見聞が広く知識が深く豊富であること。
  • 【316】毫釐せんり
    毫釐千里 ごうり-せんり / 初めを慎むべきことをいう。
  • 【317】黄粱いっすい
    黄粱一炊 こうりょう-いっすい / 一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。
  • 【318】膏粱してい
    膏粱子弟 こうりょう-してい / 富裕な家に生まれた者のたとえ。
  • 【319】蛟竜どくだ
    蛟竜毒蛇 こうりょう-どくだ / 不気味で恐ろしいもののたとえ。
  • 【320】亢竜ゆうかい
    亢竜有悔 こうりょう-ゆうかい / 極めて高い地位にある者、栄達を極めた者は、失敗をする恐れがあることを戒める言葉。
  • 【321】五蘊かいくう
    五蘊皆空 ごうん-かいくう / 仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。
  • 【322】孤影しょうぜん
    孤影悄然 こえい-しょうぜん / ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。
  • 【323】胡漢りょうれき
    胡漢陵轢 こかん-りょうれき / 北方の異民族と漢民族が互いにおかし争うこと。
  • 【324】狐疑しゅんじゅん
    狐疑逡巡 こぎ-しゅんじゅん / 事に望んで決心がつかず、ぐずぐずしていること。
  • 【325】狐裘こうしゅう
    狐裘羔袖 こきゅう-こうしゅう / 全体としては立派だがよく見れば多少の難があるというたとえ。
  • 【326】呉牛ぜんげつ
    呉牛喘月 ごぎゅう-ぜんげつ / 誤解して必要以上におびえるたとえ。また、思い過ごしから要らぬ苦労をするたとえ。
  • 【327】狐裘もうじゅう
    狐裘蒙戎 こきゅう-もうじゅう / 富貴の人の行いが治まらず国家が乱れることのたとえ。
  • 【328】五行そうこく
    五行相剋 ごぎょう-そうこく / 木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。
  • 【329】枯魚かんさく
    枯魚銜索 こぎょ-かんさく / 親には孝養を尽くすべきであるという教え。
  • 【330】哭岐きゅうれん
    哭岐泣練 こくき-きゅうれん / 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。
  • 【331】黒白こんこう
    黒白混淆 こくびゃく-こんこう / よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。
  • 【332】国歩かんなん
    国歩艱難 こくほ-かんなん / 国勢が振るわず、国家の運命が危ういこと。
  • 【333】極楽とんぼ
    極楽蜻蛉 ごくらく-とんぼ / 事の重大さをまったく考えない気楽なのん気者のこと。
  • 【334】虎視たんたん
    虎視眈眈 こし-たんたん / すきがあればつけこもうと、じっと機会をねらうこと。
  • 【335】虎嘯ふうしょう
    虎嘯風生 こしょう-ふうしょう / すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。
  • 【336】古人そうはく
    古人糟魄 こじんの-そうはく / 言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。
  • 【337】鼓舌ようしん
    鼓舌揺脣 こぜつ-ようしん / 盛んにしゃべりたてること。
  • 【338】五臓ろっぷ
    五臓六腑 ごぞう-ろっぷ / からだの中すべて。
  • 【339】滑稽しゃだつ
    滑稽洒脱 こっけい-しゃだつ / 知力にとみ弁舌さわやかな口調で会話をあやつり、俗気がなくさっぱりとしていること。
  • 【340】虎擲りょうだ
    虎擲竜挐 こてき-りょうだ / 英雄が戦うたとえ。
  • 【341】涸轍ふぎょ
    涸轍鮒魚 こてつの-ふぎょ / 危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。
  • 【342】孤独かんか
    孤独矜寡 こどく-かんか / 四種の苦しみで訴えるところのない人。
  • 【343】寤寐しふく
    寤寐思服 ごび-しふく / 寝ても覚めても忘れないこと。
  • 【344】虚融たんぱく
    虚融澹泊 こゆう-たんぱく / 悟りの境地に至ること。
  • 【345】孤陋かぶん
    孤陋寡聞 ころう-かぶん / 学問が偏っていて狭く、見聞が少ないこと。
  • 【346】渾渾とんとん
    渾渾沌沌 こんこん-とんとん / 入り乱れて明らかでないさま。
  • 【347】渾然いったい
    渾然一体 こんぜん-いったい / 別々のものが溶け合って区別がつかないさま。
  • 【348】昏定しんせい
    昏定晨省 こんてい-しんせい / 親に孝行をつくすこと。
  • 【349】蒟蒻もんどう
    蒟蒻問答 こんにゃく-もんどう / まとはずれでとんちんかんな問答や返事。
  • 【350】魂飛はくさん
    魂飛魄散 こんひ-はくさん / おおいに驚き恐れること。
  • 【351】渾崙どんそう
    渾崙呑棗 こんろん-どんそう / 人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。
  • 【352】斎戒もくよく
    斎戒沐浴 さいかい-もくよく / 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。
  • 【353】才気かんぱつ
    才気煥発 さいき-かんぱつ / 機転がきき、才能が溢れていること。
  • 【354】在邇きゅうえん
    在邇求遠 ざいじ-きゅうえん / 人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠いところにそれを求めようとするということ。
  • 【355】妻子けんぞく
    妻子眷族 さいし-けんぞく / 妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。
  • 【356】載籍こうかん
    載籍浩瀚 さいせき-こうかん / 書物が多いことのたとえ。
  • 【357】灑掃おうたい
    灑掃応対 さいそう-おうたい / 日常生活に必要な仕事や作法のこと。
  • 【358】彩鳳ずいあ
    彩鳳随鴉 さいほう-ずいあ / 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満を持つこと。
  • 【359】菜圃ばくろう
    菜圃麦隴 さいほ-ばくろう / 水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。
  • 【360】豺狼とうろ
    豺狼当路 さいろう-とうろ / 暴虐で非道な人が枢要な地位にあることのたとえ。また、権力を握っている者の暴虐のたとえ。
  • 【361】鑿歯せきとく
    鑿歯尺牘 さくし-せきとく / 晋の習鑿歯は手紙で議論するのにすぐれていた。
  • 【362】鑿窓けいゆう
    鑿窓啓牖 さくゆう-けいゆう / さまざまな考え方に学んで、見識を広めること。
  • 【363】鑿壁とうこう
    鑿壁偸光 さくへき-とうこう / 苦学することのたとえ。
  • 【364】瑣砕さいじ
    瑣砕細膩 ささい-さいじ / 情のこまやかなこと。
  • 【365】蹉跎さいげつ
    蹉跎歳月 さた-さいげつ / ただ時間をむだにして、虚しく過ごすこと。
  • 【366】三槐きゅうきょく
    三槐九棘 さんかい-きゅうきょく / 周代の官名。三公と九卿。
  • 【367】三跪きゅうこう
    三跪九叩 さんき-きゅうこう / 清朝の再敬礼。
  • 【368】三釁さんよく
    三釁三浴 さんきん-さんよく / 相手を大切に思う心をあらわす語。
  • 【369】三薫さんもく
    三薫三沐 さんくん-さんもく / 相手を大切に思う心をあらわす語。
  • 【370】三豕しょうか
    三豕渉河 さんし-しょうか / 文字の誤り。
  • 【371】三世いっさん
    三世一爨 さんせい-いっさん / 三代の家族が一つの家に同居すること。
  • 【372】惨憺けいえい
    惨憺経営 さんたん-けいえい / 心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。
  • 【373】斬釘せってつ
    斬釘截鉄 ざんてい-せってつ / くぎや鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。
  • 【374】讒諂めんゆ
    讒諂面諛 ざんてん-めんゆ / 人の悪口を言ってこびへつらうこと。
  • 【375】残杯れいしゃ
    残杯冷炙 ざんぱい-れいしゃ / 恥辱を受けるたとえ。
  • 【376】三面ろっぴ
    三面六臂 さんめん-ろっぴ / 一人で数人分の働きをしたり、多方面で活躍したりすること。
  • 【377】尸位そさん
    尸位素餐 しい-そさん / ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。
  • 【378】侈衣びしょく
    侈衣美食 しい-びしょく / ぜいたくなたとえ。
  • 【379】駟介ほうほう
    駟介旁旁 しかい-ほうほう / 鎧を装備した四頭立ての馬の引く戦車が戦場を駆け巡る。
  • 【380】四衢はちがい
    四衢八街 しく-はちがい / 大通りが四方八方に通じている大きな街のこと。
  • 【381】舳艫せんり
    舳艫千里 じくろ-せんり / 多数の舟がはるか彼方まで連なること。
  • 【382】舐糠きゅうまい
    舐糠及米 しこう-きゅうまい / 被害がだんだん拡大すること。
  • 【383】豕交じゅうちく
    豕交獣畜 しこう-じゅうちく / 人をけだもの同様に扱うこと。
  • 【384】自己とうかい
    自己韜晦 じこ-とうかい / 自分の才能・地位・本心などをかくして表に出さないこと。
  • 【385】舐痔とくしゃ
    舐痔得車 しじ-とくしゃ / 卑しいことをしてまで、大きな利益を手に入れること。
  • 【386】獅子はくと
    獅子搏兔 しし-はくと / 易しいと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。
  • 【387】詩人ぜいこつ
    詩人蛻骨 しじん-ぜいこつ / 銘茶をたたえる語。また、銘茶のこと。
  • 【388】死生けっかつ
    死生契闊 しせい-けっかつ / 生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。
  • 【389】紫髥りょくがん
    紫髥緑眼 しぜん-りょくがん / 西洋人。
  • 【390】七嘴はちぜつ
    七嘴八舌 しちし-はちぜつ / 意見の多いこと。
  • 【391】七種さいこう
    七種菜羹 しちしゅの-さいこう / 七種の野菜の汁物。また、七種がゆ。七草がゆ。
  • 【392】七縦しちきん
    七縦七擒 しちしょう-しちきん / 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。
  • 【393】史籒だいてん
    史籒大篆 しちゅう-だいてん / 史籒が大篆という書体を作った。
  • 【394】日月ゆまい
    日月逾邁 じつげつ-ゆまい / 月日がどんどん過ぎてゆくこと。また、年老いて死期が近くなること。
  • 【395】疾言きょしょく
    疾言遽色 しつげん-きょしょく / 落ち着きがない。
  • 【396】失魂らくはく
    失魂落魄 しっこん-らくはく / ひどく驚き、あわてふためく。
  • 【397】実践きゅうこう
    実践躬行 じっせん-きゅうこう / 自分自身の力で実際に進んで行動してみること。
  • 【398】叱咤げきれい
    叱咤激励 しった-げきれい / 大声で励まして、奮い立たせること。
  • 【399】疾風けいそう
    疾風勁草 しっぷう-けいそう / 苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。
  • 【400】櫛風もくう
    櫛風沐雨 しっぷう-もくう / 非常に苦労することのたとえ。
  • 【401】子墨とごう
    子墨兔毫 しぼく-とごう / 文人。詩文をつくる人。
  • 【402】揣摩おくそく
    揣摩臆測 しま-おくそく / 物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。
  • 【403】鴟目こふん
    鴟目虎吻 しもく-こふん / 残忍で凶暴な人相のたとえ。
  • 【404】車胤しゅうけい
    車胤聚蛍 しゃいん-しゅうけい / 苦学のたとえ。
  • 【405】鵲巣きゅうきょ
    鵲巣鳩居 じゃくそう-きゅうきょ / 他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家を我が家とすること。
  • 【406】奢侈いんいつ
    奢侈淫佚 しゃし-いんいつ / 度を越した贅沢をし、不道徳な楽しみにふけること。
  • 【407】奢侈ぶんじゃく
    奢侈文弱 しゃし-ぶんじゃく / おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気が弱いこと。
  • 【408】洒洒らくらく
    洒洒落落 しゃしゃ-らくらく / 性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。
  • 【409】煮豆ねんき
    煮豆燃萁 しゃとう-ねんき / 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。
  • 【410】醜悪かんじゃ
    醜悪奸邪 しゅうあく-かんじゃ / 非常にみにくくよこしまなこと。
  • 【411】拾遺ほけつ
    拾遺補闕 しゅうい-ほけつ / 見逃している過失を見つけて、それを正し補うこと。
  • 【412】自由かったつ
    自由闊達 じゆう-かったつ / のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。
  • 【413】衆賢ぼうしょ
    衆賢茅茹 しゅうけん-ぼうしょ / 多くの賢人が協力し合うこと。
  • 【414】聚散じっしゅん
    聚散十春 しゅうさん-じっしゅん / 別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。
  • 【415】獣聚ちょうさん
    獣聚鳥散 じゅうしゅう-ちょうさん / 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。
  • 【416】袖手ぼうかん
    袖手旁観 しゅうしゅ-ぼうかん / 何もしないでそばで見ていること。
  • 【417】戎馬こうそう
    戎馬倥偬 じゅうば-こうそう / 戦場にあって忙しく軍務を行うこと。
  • 【418】秋風れつれつ
    秋風冽冽 しゅうふう-れつれつ / 秋の風のきびしくつめたいさま。
  • 【419】聚蚊せいらい
    聚蚊成雷 しゅうぶん-せいらい / 小さなものもたくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口を揃えて言いたてて、害悪を生じること。
  • 【420】酒甕はんのう
    酒甕飯嚢 しゅおう-はんのう / 無知無能の人。
  • 【421】夙夜むび
    夙夜夢寐 しゅくや-むび / 朝早くから夜遅くまで。また、寝ても覚めても、終日絶えずということ。
  • 【422】珠襦ぎょっこう
    珠襦玉匣 しゅじゅ-ぎょっこう / 美しいもののたとえ。
  • 【423】朱脣こうし
    朱脣皓歯 しゅしん-こうし / 美人の形容。
  • 【424】朮羹がいしゅ
    朮羹艾酒 じゅっこう-がいしゅ / 朮でつくった羹とよもぎが入った酒のこと。
  • 【425】朱墨らんぜん
    朱墨爛然 しゅぼく-らんぜん / 学問や研究に専念することのたとえ。
  • 【426】春寒りょうしょう
    春寒料峭 しゅんかん-りょうしょう / 春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。
  • 【427】蓴羹ろかい
    蓴羹鱸膾 じゅんこう-ろかい / 故郷を懐かしく思う情。
  • 【428】春風たいとう
    春風駘蕩 しゅんぷう-たいとう / 何事もなく平穏なさま。
  • 【429】宵衣かんしょく
    宵衣旰食 しょうい-かんしょく / 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治に励むこと。
  • 【430】笙磬どうおん
    笙磬同音 しょうけい-どうおん / 人が心を合わせて仲良くするたとえ。
  • 【431】商山しこう
    商山四皓 しょうざんの-しこう / 商山に隠れた四人の老人。
  • 【432】銷鑠しゅくりつ
    銷鑠縮栗 しょうしゃく-しゅくりつ / 意気が阻喪して縮み上がっておそれること。
  • 【433】漿酒かくにく
    漿酒霍肉 しょうしゅ-かくにく / 非常に贅沢なことのたとえ。
  • 【434】畳牀かおく
    畳牀架屋 じょうしょう-かおく / 余計なことを重ね行うことのたとえ。
  • 【435】牀上ししょう
    牀上施牀 しょうじょう-ししょう / 重複すること、余計なことをするたとえ。
  • 【436】瀟湘はっけい
    瀟湘八景 しょうしょう-はっけい / 瀟湘付近の景色のよい八つの場所。
  • 【437】囁足ふじ
    囁足附耳 じょうそく-ふじ / 人に注意する場合には、相手の立場を考え相手を傷つけないような配慮が必要であるということ。
  • 【438】焦頭らんがく
    焦頭爛額 しょうとう-らんがく / 根本を忘れ些末なことを重複すること。また、物事を非常に苦労してすること。
  • 【439】攘臂しつげん
    攘臂疾言 じょうひ-しつげん / 得意なさま。
  • 【440】常備ふかい
    常備不懈 じょうび-ふかい / 日ごろから気をゆるめることなく準備を整えておくこと。
  • 【441】嘯風ろうげつ
    嘯風弄月 しょうふう-ろうげつ / 自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。
  • 【442】生滅めつい
    生滅滅已 しょうめつ-めつい / 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。涅槃に入ること。
  • 【443】逍遥じざい
    逍遥自在 しょうよう-じざい / 俗事をはなれて気ままに楽しむこと。
  • 【444】逍遥ほうがい
    逍遥法外 しょうよう-ほうがい / 法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。
  • 【445】蜀犬はいじつ
    蜀犬吠日 しょくけん-はいじつ / 教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言動を非難すること。
  • 【446】嗇夫りこう
    嗇夫利口 しょくふ-りこう / 身分は低いが、口が達者な男のこと。
  • 【447】持粱しひ
    持粱歯肥 じりょう-しひ / ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。
  • 【448】緇林きょうだん
    緇林杏壇 しりん-きょうだん / 学問所・講堂のこと。
  • 【449】砥礪せっさ
    砥礪切磋 しれい-せっさ / つとめみがく。学問や品性をはげみ修養して大成を期すること。
  • 【450】眥裂はっし
    眥裂髪指 しれつ-はっし / 激しくいきどおるさま。
  • 【451】四六べんれい
    四六駢儷 しろく-べんれい / 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。
  • 【452】神韻ひょうびょう
    神韻縹渺 しんいん-ひょうびょう / 芸術作品のもつたいそう奥深く優れた趣のこと。
  • 【453】心悸こうしん
    心悸亢進 しんき-こうしん / 心臓の鼓動が速く激しくなること。
  • 【454】晨去ぼらい
    晨去暮来 しんきょ-ぼらい / 朝方に去って夕暮れに戻る。
  • 【455】人権じゅうらい
    人権蹂躙 じんけん-じゅうらい / 国家が国民の基本的人権を侵害すること。
  • 【456】心広たいはん
    心広体胖 しんこう-たいはん / 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。
  • 【457】人口ちゅうみつ
    人口稠密 じんこう-ちゅうみつ / 人や人家がびっしりとすきまなく集まっていること。
  • 【458】深根こてい
    深根固柢 しんこん-こてい / 物事の基礎をしっかり固めること。
  • 【459】斟酌せっちゅう
    斟酌折衷 しんしゃく-せっちゅう / 事情を汲みとってほどよくはからい、その中をとること。
  • 【460】人心きょうきょう
    人心洶洶 じんしん-きょうきょう / 世間の人々の心が騒ぎ動揺すること。
  • 【461】人心しゅうらん
    人心収攬 じんしん-しゅうらん / 多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。
  • 【462】晨星らくらく
    晨星落落 しんせい-らくらく / しだいに仲の良い友人がいなくなること。友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。
  • 【463】塵飯とこう
    塵飯塗羹 じんぱん-とこう / 実際には何の役にも立たないもの、取るに足りないもののこと。
  • 【464】振臂いっこ
    振臂一呼 しんぴ-いっこ / つとめてみずから奮起するたとえ。
  • 【465】神仏こんこう
    神仏混淆 しんぶつ-こんこう / 神道と仏教を融合し調和させること。
  • 【466】脣亡しかん
    脣亡歯寒 しんぼう-しかん / 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。
  • 【467】瞋目ちょうたん
    瞋目張胆 しんもく-ちょうたん / 大いに勇気をうちふるうさま。
  • 【468】晨夜けんどう
    晨夜兼道 しんや-けんどう / 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。
  • 【469】深厲せんけい
    深厲浅掲 しんれい-せんけい / その場の状況に応じて適切な処理をすること。
  • 【470】酔眼もうろう
    酔眼朦朧 すいがん-もうろう / 酒によって物がはっきり見えないさま。
  • 【471】炊金せんぎょく
    炊金饌玉 すいきん-せんぎょく / たいへんなご馳走。
  • 【472】隋珠かへき
    隋珠和璧 ずいしゅ-かへき / この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。
  • 【473】垂涎さんじゃく
    垂涎三尺 すいぜん-さんじゃく / あるものをひどく欲しがるたとえ。
  • 【474】翠帳こうけい
    翠帳紅閨 すいちょう-こうけい / 高貴な女性の寝室のこと。
  • 【475】垂髫たいはく
    垂髫戴白 すいちょう-たいはく / 幼児と老人
  • 【476】水天ほうふつ
    水天髣髴 すいてん-ほうふつ / 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。
  • 【477】彗氾がと
    彗氾画塗 すいはん-がと / きわめて容易なことのたとえ。
  • 【478】酔歩まんさん
    酔歩蹣跚 すいほ-まんさん / 酒に酔ってふらふら歩くさま。
  • 【479】垂名ちくはく
    垂名竹帛 すいめい-ちくはく / 名前が歴史に残るような功績のこと。
  • 【480】吹毛きゅうし
    吹毛求疵 すいもう-きゅうし / やたらと人の粗探しをすること。
  • 【481】鄒衍こうそう
    鄒衍降霜 すうえん-こうそう / 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。
  • 【482】鄒魯いふう
    鄒魯遺風 すうろ-いふう / 孔子と孟子の教えのこと。
  • 【483】寸草しゅんき
    寸草春暉 すんそう-しゅんき / 父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。
  • 【484】臍下たんでん
    臍下丹田 せいか-たんでん / へその三寸下あたりのところ。
  • 【485】星火りょうげん
    星火燎原 せいか-りょうげん / 初めは小さな勢力でも次第に成長して侮れなくなる。
  • 【486】旌旗けんじょ
    旌旗巻舒 せいき-けんじょ / 戦いが続くことのたとえ。
  • 【487】生気はつらつ
    生気溌溂 せいき-はつらつ / いきいきとして気力、活気にあふれているさま。
  • 【488】誠惶せいきょう
    誠惶誠恐 せいこう-せいきょう / まことに恐れかしこまる。
  • 【489】噬指きしん
    噬指棄薪 ぜいし-きしん / 母と子の気持ちが通じ合うこと。
  • 【490】井渫ふしょく
    井渫不食 せいせつ-ふしょく / 賢者が登用されないままでいること。
  • 【491】悽愴りゅうてい
    悽愴流涕 せいそう-りゅうてい / 悼み悲しんで涙を流す。
  • 【492】贅沢ざんまい
    贅沢三昧 ぜいたく-ざんまい / したい放題の贅沢をすること。
  • 【493】青天へきれき
    青天霹靂 せいてんの-へきれき / 思いもかけない出来事。
  • 【494】声名ろうぜき
    声名狼藉 せいめい-ろうぜき / 評判を落として、それが回復しないこと。
  • 【495】精励かっきん
    精励恪勤 せいれい-かっきん / 力を尽くして学業や仕事に励むこと。
  • 【496】積悪よおう
    積悪余殃 せきあくの-よおう / 悪事を重ねた報いが子孫にまで及ぶこと。
  • 【497】跖狗はいぎょう
    跖狗吠尭 せきく-はいぎょう / 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。
  • 【498】雪萼そうは
    雪萼霜葩 せつがく-そうは / 梅のこと。雪や霜のように白く、雪や霜をしのいで咲くのでいう。
  • 【499】折花はんりゅう
    折花攀柳 せっか-はんりゅう / 色街で遊女と遊ぶこと。
  • 【500】折檻かんげん
    折檻諌言 せっかん-かんげん / 臣下が君主を厳しくいさめること。
  • 【501】窃玉とうこう
    窃玉偸香 せつぎょく-とうこう / こっそり女に手を出して女色にふけること。
  • 【502】切磋たくま
    切磋琢磨 せっさ-たくま / 学問や修養によって自分を磨き上げる。
  • 【503】切歯やくわん
    切歯扼腕 せっし-やくわん / 非常に悔しがるさま。
  • 【504】截断しゅる
    截断衆流 せつだん-しゅる / 俗世間の雑念妄想を断ち切ること。
  • 【505】雪魄ひょうし
    雪魄氷姿 せっぱく-ひょうし / 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人の例え。
  • 【506】千巌ばんがく
    千巌万壑 せんがん-ばんがく / 岩山と渓谷の景観。
  • 【507】前倨こうきょう
    前倨後恭 ぜんきょ-こうきょう / それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。
  • 【508】千荊ばんきょく
    千荊万棘 せんけい-ばんきょく / 非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。
  • 【509】鮮血りんり
    鮮血淋漓 せんけつ-りんり / 血が滴り落ちるさま。
  • 【510】洗垢さくはん
    洗垢索瘢 せんこう-さくはん / 他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。
  • 【511】先従かいし
    先従隗始 せんじゅう-かいし / 言い出した者から始めよの意。物事を手近なところからはじめることのたとえ。
  • 【512】僭賞らんけい
    僭賞濫刑 せんしょう-らんけい / 適正を欠いた賞罰。
  • 【513】浅斟ていしょう
    浅斟低唱 せんしん-ていしょう / 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。
  • 【514】泉石こうこう
    泉石膏肓 せんせき-こうこう / 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。
  • 【515】戦戦きょうきょう
    戦戦兢兢 せんせん-きょうきょう / 恐れてびくびくするさま。
  • 【516】翦草じょこん
    翦草除根 せんそう-じょこん / 災いを根こそぎ除き去ること。問題を根本から解決するたとえ。
  • 【517】千朶ばんだ
    千朶万朶 せんだ-ばんだ / 多くの花がついた枝。
  • 【518】扇枕おんきん
    扇枕温衾 せんちん-おんきん / 親孝行なことのたとえ。
  • 【519】旋転いじょう
    旋転囲繞 せんてん-いじょう / 相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。
  • 【520】瞻望しさ
    瞻望咨嗟 せんぼう-しさ / 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息をつく。高貴な人などを敬慕しうらやむこと。
  • 【521】千里むえん
    千里無烟 せんり-むえん / 民衆の生活が窮乏をきわめていること。
  • 【522】賤斂きはつ
    賤斂貴発 せんれん-きはつ / 物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。
  • 【523】草偃ふうじゅう
    草偃風従 そうえん-ふうじゅう / 人民は天子の徳によって教化され、自然と付き従うようになるということ。
  • 【524】滄海そうでん
    滄海桑田 そうかい-そうでん / 世の変転のはなはだしいたとえ。
  • 【525】滄海いしゅ
    滄海遺珠 そうかいの-いしゅ / 世に埋もれた有能な人材のたとえ。
  • 【526】滄海いちぞく
    滄海一粟 そうかいの-いちぞく / 比較にならないほど小さいもののたとえ。
  • 【527】造言ひご
    造言蜚語 ぞうげん-ひご / 根拠のないでたらめなうわさ。
  • 【528】走尸こうにく
    走尸行肉 そうし-こうにく / 生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。
  • 【529】造次てんぱい
    造次顚沛 ぞうじ-てんぱい / あわただしいとき。とっさのとき。
  • 【530】簇酒れんい
    簇酒斂衣 そうしゅ-れんい / 貧しい生活のたとえ。
  • 【531】蚤寝あんき
    蚤寝晏起 そうしん-あんき / 夜は早く寝て、朝遅く起きる。赤子や幼児のさま。
  • 【532】痩身わいく
    痩身矮軀 そうしん-わいく / やせていて小さい。やせて背が低い。
  • 【533】桑土ちゅうびゅう
    桑土綢繆 そうど-ちゅうびゅう / 災難を事前に防ぐため準備をすること。
  • 【534】曽母とうちょ
    曽母投杼 そうぼ-とうちょ / 誤った噂も多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。
  • 【535】草満れいご
    草満囹圄 そうまん-れいご / 善政で国がよく治っていること。
  • 【536】蒼蝿きび
    蒼蝿驥尾 そうよう-きび / 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。
  • 【537】草廬さんこ
    草廬三顧 そうろ-さんこ / 礼を尽くして有能な人物を招くこと。三顧之礼。
  • 【538】足音きょうぜん
    足音跫然 そくおん-きょうぜん / 足音の響くさま。転じて、得難い来客。また、人物に遭遇するたとえ。
  • 【539】俗臭ふんぷん
    俗臭芬芬 ぞくしゅう-ふんぷん / 非常に俗っぽくて、気品に欠けること。
  • 【540】束皙ちくかん
    束皙竹簡 そくせき-ちくかん / 束皙は古墓などから出土した竹簡を解読して博学を称された。
  • 【541】束帛かへき
    束帛加璧 そくはく-かへき / 一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。
  • 【542】束髪ふうはく
    束髪封帛 そくはつ-ふうはく / 妻が賢く貞操を守ること。
  • 【543】鏃礪かつう
    鏃礪括羽 ぞくれい-かつう / 学識をみがいて、世に役立つ人材になること。
  • 【544】麤枝たいよう
    麤枝大葉 そし-たいよう / 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。
  • 【545】率先きゅうこう
    率先躬行 そっせん-きゅうこう / 人がする前に自分から進んで実行すること。
  • 【546】樽俎せっしょう
    樽俎折衝 そんそ-せっしょう / 和やかに交渉すること。
  • 【547】尊皇じょうい
    尊皇攘夷 そんのう-じょうい / 天皇を尊び外敵を打ち払うこと。
  • 【548】大海ろうしん
    大海撈針 たいかい-ろうしん / ほとんど実現不可能なこと。
  • 【549】大廈こうろう
    大廈高楼 たいか-こうろう / 大きな建物のこと。
  • 【550】大廈とうりょう
    大廈棟梁 たいかの-とうりょう / 国重要な任務をになう人材のたとえ。
  • 【551】大衾ちょうちん
    大衾長枕 たいきん-ちょうちん / 兄弟の仲むつまじいこと。また、交情が親密なこと。
  • 【552】大桀しょうけつ
    大桀小桀 たいけつ-しょうけつ / 悪い為政者。
  • 【553】太羹げんしゅ
    太羹玄酒 たいこう-げんしゅ / 規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。
  • 【554】対牀ふうせつ
    対牀風雪 たいしょう-ふうせつ / 夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。
  • 【555】頽堕いび
    頽堕委靡 たいだ-いび / 身体や気力などが、しだいにくずれおとろえること。
  • 【556】黛蓄こうてい
    黛蓄膏渟 たいちく-こうてい / 水面が非常に静かなさま。
  • 【557】対驢ぶきん
    対驢撫琴 たいろ-ぶきん / 愚かな者に者の道理を説いても役に立たないたとえ。
  • 【558】濯纓たくそく
    濯纓濯足 たくえい-たくそく / 世の成り行きに応じて進退すること。また、善行をすれば尊ばれ、悪行をすれば卑しまれるということ。また、世俗を超越すること。
  • 【559】濁流こんこん
    濁流滾滾 だくりゅう-こんこん / 濁った水が盛んに流れるさま。
  • 【560】多銭ぜんこ
    多銭善賈 たせん-ぜんこ / 資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。
  • 【561】煖衣ほうしょく
    煖衣飽食 だんい-ほうしょく / 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。
  • 【562】断鶴ぞくふ
    断鶴続鳧 だんかく-ぞくふ / 生まれつきの自然のあり方に手を加え損なうこと。
  • 【563】弾丸こくし
    弾丸黒痣 だんがん-こくし / きわめて狭い土地のたとえ。
  • 【564】箪食こひょう
    箪食壷漿 たんし-こひょう / 自分たちを救ってくれた軍隊を歓迎すること。
  • 【565】断薺かくしゅく
    断薺画粥 だんせい-かくしゅく / 貧乏に耐えて勉学に励むこと。
  • 【566】袒裼らてい
    袒裼裸裎 たんせき-らてい / はなはだ無礼なこと。
  • 【567】談天ちょうりょう
    談天雕竜 だんてん-ちょうりょう / 弁舌や文章などが広大でみごとなこと。
  • 【568】貪夫じゅんざい
    貪夫徇財 たんぷ-じゅんざい / 欲深い者は、金のためならなんでもするということ。
  • 【569】断爛ちょうほう
    断爛朝報 だんらん-ちょうほう / きれぎれになって、続き具合のわからない朝廷の記録のこと。
  • 【570】探驪かくしゅ
    探驪獲珠 たんり-かくしゅ / 驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。
  • 【571】遅疑しゅんじゅん
    遅疑逡巡 ちぎ-しゅんじゅん / 物事に対し、疑い迷って決断できずに、ぐずぐずとためらうこと。
  • 【572】竹苞しょうも
    竹苞松茂 ちくほう-しょうも / 新築家屋の落成を祝う語。
  • 【573】蟄居へいそく
    蟄居屏息 ちっきょ-へいそく / 江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。
  • 【574】魑魅もうりょう
    魑魅魍魎 ちみ-もうりょう / いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。
  • 【575】中権こうけい
    中権後勁 ちゅうけん-こうけい / 戦略・陣容ともに整っていること。
  • 【576】昼耕やしょう
    昼耕夜誦 ちゅうこう-やしょう / 貧乏な生活のなかで勉学に励むこと。
  • 【577】躊躇しゅんじゅん
    躊躇逡巡 ちゅうちょ-しゅんじゅん / ためらって進まないこと。
  • 【578】綢繆みう
    綢繆未雨 ちゅうびゅう-みう / 前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。
  • 【579】仲連とうかい
    仲連蹈海 ちゅうれん-とうかい / 節操が清く高いたとえ。
  • 【580】黜陟ゆうめい
    黜陟幽明 ちゅっちょく-ゆうめい / 正しい基準に従って人材を評価すること。
  • 【581】超軼ぜつじん
    超軼絶塵 ちょういつ-ぜつじん / 非常に軽やかに速く走ること。
  • 【582】張王りちょう
    張王李趙 ちょうおう-りちょう / これといって取り柄のない平凡な人のこと。
  • 【583】重熙るいこう
    重熙累洽 ちょうき-るいこう / 光明をかさねて広く恩恵が行き渡ること。
  • 【584】長頸うかい
    長頸烏喙 ちょうけい-うかい / くびが長く、口のとがった人相のこと。
  • 【585】朝憲びんらん
    朝憲紊乱 ちょうけん-びんらん / 国家のおきてが乱れること。
  • 【586】懲羹すいかい
    懲羹吹膾 ちょうこう-すいかい / 一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。
  • 【587】長江てんざん
    長江天塹 ちょうこう-てんざん / 長江は天然の塹壕だということ。
  • 【588】朝耕ぼうん
    朝耕暮耘 ちょうこう-ぼうん / 朝に耕し夕べに草ぎる。農耕に精を出すこと。
  • 【589】彫心るこつ
    彫心鏤骨 ちょうしん-るこつ / 身を削るような苦労をすること。
  • 【590】朝齏ぼえん
    朝齏暮塩 ちょうせい-ぼえん / 極貧のたとえ。
  • 【591】冢中ここつ
    冢中枯骨 ちょうちゅうの-ここつ / 無能で取り柄のない人のたとえ。
  • 【592】彫虫てんこく
    彫虫篆刻 ちょうちゅう-てんこく / 取るに足りない小細工。
  • 【593】喋喋なんなん
    喋喋喃喃 ちょうちょう-なんなん / 小声で親しげに話し合うさま。
  • 【594】糶糴れんさん
    糶糴斂散 ちょうてき-れんさん / 豊作の年には政府が米を買いあげ、それを凶作の年に安く売ること。
  • 【595】嘲風ろうげつ
    嘲風哢月 ちょうふう-ろうげつ / 風や月を題材にして詩歌を作ること。
  • 【596】雕文こくる
    雕文刻鏤 ちょうぶん-こくる / 文章中の字や句を美しく飾ること。
  • 【597】跳梁ばっこ
    跳梁跋扈 ちょうりょう-ばっこ / 悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。
  • 【598】直往まいしん
    直往邁進 ちょくおう-まいしん / ただ一筋に突き進む。ためらわずに突き進むこと。
  • 【599】直截かんめい
    直截簡明 ちょくせつ-かんめい / くどくどしくなくきっぱりしていること。
  • 【600】佇思ていき
    佇思停機 ちょし-ていき / しばらくの間その場に立ち止まって、あれこれ思い悩み、心の働きをやめてしまうこと。
  • 【601】樗櫟さんぼく
    樗櫟散木 ちょれき-さんぼく / 役に立たない人やもの。
  • 【602】枕戈たいたん
    枕戈待旦 ちんか-たいたん / 闘いの備えをおこたらないこと。
  • 【603】枕流そうせき
    枕流漱石 ちんりゅう-そうせき / 強情で負け惜しみの強いこと。
  • 【604】墜茵らくこん
    墜茵落溷 ついいん-らくこん / 人には運不運があるということ。
  • 【605】低徊しゅみ
    低徊趣味 ていかい-しゅみ / 世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。
  • 【606】渟膏たんぺき
    渟膏湛碧 ていこう-たんぺき / 水があぶらのように深く静かによどんで深緑色にたたえているさま。
  • 【607】泥首かんぎょく
    泥首銜玉 でいしゅ-かんぎょく / 頭を土につけ、口に玉をふくむこと。謝罪降伏の儀礼。
  • 【608】鼎鐺ぎょくせき
    鼎鐺玉石 ていそう-ぎょくせき / 非常な贅沢をするたとえ。
  • 【609】剃頭べんぱつ
    剃頭辮髪 ていとう-べんぱつ / 中国の周辺民族で行われた髪形。
  • 【610】擲果まんしゃ
    擲果満車 てきか-まんしゃ / 非常に人気があり評判なこと。また、非常な美少年のこと。
  • 【611】鉄中そうそう
    鉄中錚錚 てっちゅうの-そうそう / 凡人の中では少し優れている者のたとえ。
  • 【612】跌蕩ほうげん
    跌蕩放言 てっとう-ほうげん / まわりの人をまったく気にしないでしゃべりちらすこと。
  • 【613】轍乱きび
    轍乱旗靡 てつらん-きび / 軍隊などが敗走する形容。
  • 【614】天威しせき
    天威咫尺 てんい-しせき / 天子の威光が眼前にあること。
  • 【615】天宇ちろ
    天宇地廬 てんう-ちろ / 天と地。この世。
  • 【616】天顔しせき
    天顔咫尺 てんがん-しせき / 天子のおそばに侍ること。
  • 【617】天真らんまん
    天真爛漫 てんしん-らんまん / 純粋で無邪気なさま。
  • 【618】点睛かいがん
    点睛開眼 てんせい-かいがん / 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。
  • 【619】霑体とそく
    霑体塗足 てんたい-とそく / 苦労して労働すること。
  • 【620】恬淡かよく
    恬淡寡欲 てんたん-かよく / あっさりして欲の少ないこと。
  • 【621】天地かいびゃく
    天地開闢 てんち-かいびゃく / 天地のはじまり。世界のはじまり。
  • 【622】輾転はんそく
    輾転反側 てんてん-はんそく / 心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。
  • 【623】顚沛るろう
    顚沛流浪 てんぱい-るろう / つまずき倒れながらさまよい歩くこと。
  • 【624】天罰てきめん
    天罰覿面 てんばつ-てきめん / 悪いことをすると、天の下す罰がすぐに現れること。
  • 【625】天歩かんなん
    天歩艱難 てんぽ-かんなん / 時運に恵まれず非常に苦労すること。
  • 【626】典謨くんこう
    典謨訓誥 てんぼ-くんこう / 『書経』にある典・謨・訓・誥の四体の文。『書経』の篇名の併称。聖人の教え。啓典。
  • 【627】天門かいこう
    天門開闔 てんもん-かいこう / 天の造化の門が開き閉じる。開くと万物が生成し、閉じると消滅することから、万物の生滅変化をいう。
  • 【628】蕩佚かんい
    蕩佚簡易 とういつ-かんい / のんびりして自由なこと。寛大で優しいこと。
  • 【629】冬温かせい
    冬温夏凊 とうおん-かせい / 親に孝行を尽くすこと。
  • 【630】桃花きすい
    桃花癸水 とうか-きすい / 女性の月経をいう。
  • 【631】恫疑きょかつ
    恫疑虚喝 どうぎ-きょかつ / 心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。
  • 【632】道揆ほうしゅ
    道揆法守 どうき-ほうしゅ / 道理をもって物事をはかり定め、法度をみずから守る。
  • 【633】同衾きょうちん
    同衾共枕 どうきん-きょうちん / 同じしとねに枕を同じくして寝ること。
  • 【634】韜光かいせき
    韜光晦迹 とうこう-かいせき / 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。
  • 【635】騰蛟きほう
    騰蛟起鳳 とうこう-きほう / 才能が特別すぐれていること。
  • 【636】桃弧きょくし
    桃弧棘矢 とうこ-きょくし / 災いをとりのぞくこと。
  • 【637】倒載かんか
    倒載干戈 とうさい-かんか / 戦いがすんで平和になったことの形容。
  • 【638】蹈常しゅうこ
    蹈常襲故 とうじょう-しゅうこ / 今までのやり方を受け継いでその通りにしてゆくこと。
  • 【639】銅牆てっぺき
    銅牆鉄壁 どうしょう-てっぺき / 守りの堅牢なことのたとえ。
  • 【640】桃傷りふ
    桃傷李仆 とうしょう-りふ / 兄弟が互いに争い、反目することのたとえ。
  • 【641】蹈節しぎ
    蹈節死義 とうせつ-しぎ / 節操を守り、正義のために命を捨てること。
  • 【642】頭童しかつ
    頭童歯豁 とうどう-しかつ / 老人のこと。
  • 【643】螳臂とうしゃ
    螳臂当車 とうひ-とうしゃ / 蟷螂の斧。微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。
  • 【644】同袍どうたく
    同袍同沢 どうほう-どうたく / 苦労をともにする親密な友。また、戦友のこと。
  • 【645】瞠目けつぜつ
    瞠目結舌 どうもく-けつぜつ / 驚いて呆然とすること。
  • 【646】桃李せいけい
    桃李成蹊 とうり-せいけい / 徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。
  • 【647】兔起こつらく
    兔起鶻落 とき-こつらく / 書画や文章の筆致に盛んに勢いがあることのたとえ。
  • 【648】兔起ふきょ
    兔起鳧挙 とき-ふきょ / すばやいことのたとえ。
  • 【649】蠹居きしょ
    蠹居棊処 ときょ-きしょ / いたるところに悪人がいることのたとえ。
  • 【650】独学ころう
    独学孤陋 どくがく-ころう / 師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりで頑なになる。
  • 【651】得魚ぼうせん
    得魚忘筌 とくぎょ-ぼうせん / 目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。
  • 【652】独立ふき
    独立不羈 どくりつ-ふき / 自分の力や判断で行動し、他から束縛されないこと。
  • 【653】独立ふとう
    独立不撓 どくりつ-ふとう / 他人に頼らず自立して活動し、困難にあってもへこたれないこと。
  • 【654】得隴ぼうしょく
    得隴望蜀 とくろう-ぼうしょく / 人間の欲望には限りがないということ。
  • 【655】訥言びんこう
    訥言敏行 とつげん-びんこう / 人格者はたとえ口は重くても、実行は正しく敏速でありたいということ。
  • 【656】咄嗟しった
    咄嗟叱咤 とっさ-しった / わめき叫びながら大声でしかること。
  • 【657】突怒えんげん
    突怒偃蹇 とつど-えんげん / 岩石がごつごつと突き出た様子を人が怒った姿、また驕り高ぶるさまにたとえたもの。
  • 【658】咄咄かいじ
    咄咄怪事 とつとつ-かいじ / 驚くほど意外で怪しい出来事。
  • 【659】屠毒ひつぼく
    屠毒筆墨 とどくの-ひつぼく / 人を害しそこなう書物。
  • 【660】駑馬じゅうが
    駑馬十駕 どば-じゅうが / 才能のない者でも、たえず努力すれば才能のある者に肩を並べることができるということ。
  • 【661】斗量そうそう
    斗量帚掃 とりょう-そうそう / 自分のことを謙遜していう語。また、人や物があり余るほどであること。
  • 【662】敦煌ごりょう
    敦煌五竜 とんこう-ごりょう / 晋代に敦煌の人で太学で名声のあった五人の称。
  • 【663】呑刀かっちょう
    呑刀刮腸 どんとう-かっちょう / 心を入れ替えて善になることのたとえ。
  • 【664】南橘ほくき
    南橘北枳 なんきつ-ほくき / 人も住む環境によって、良くも悪くもなること。
  • 【665】南洽ほくちょう
    南洽北暢 なんこう-ほくちょう / 天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。
  • 【666】南蛮げきぜつ
    南蛮鴃舌 なんばん-げきぜつ / うるさいだけで意味のわからない言葉。
  • 【667】南蛮ほくてき
    南蛮北狄 なんばん-ほくてき / 古く中国人が南方や北方の異民族を蔑んで称したもの。
  • 【668】肉山ほりん
    肉山脯林 にくざん-ほりん / ぜいたくな宴会のこと。
  • 【669】肉袒けんよう
    肉袒牽羊 にくたん-けんよう / 降伏して臣下となることを乞い願うこと。
  • 【670】肉袒ふけい
    肉袒負荊 にくたん-ふけい / 思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。
  • 【671】涅槃じゃくじょう
    涅槃寂静 ねはん-じゃくじょう / 涅槃は苦しみのない安穏な理想郷であるということ。
  • 【672】拈華みしょう
    拈華微笑 ねんげ-みしょう / 言葉によらず、心から心へ伝えること。
  • 【673】年災げつおう
    年災月殃 ねんさい-げつおう / 最も不幸な日のこと。
  • 【674】佩韋はいげん
    佩韋佩弦 はいい-はいげん / 自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。
  • 【675】倍日へいこう
    倍日并行 ばいじつ-へいこう / 昼夜を分かたず急いで行くこと。
  • 【676】悖出はいにゅう
    悖出悖入 はいしゅつ-はいにゅう / 道理に反した法令を出せば人民の恨みの声となって跳ね返ってくる。
  • 【677】悖徳ぼつりん
    悖徳没倫 はいとく-ぼつりん / 人間としての道を外れた行いのこと。
  • 【678】悖入はいしゅつ
    悖入悖出 はいにゅう-はいしゅつ / 道理に背いた手段で得た財貨は、道理に背いた方法で出ていく。
  • 【679】杯盤ろうぜき
    杯盤狼藉 はいばん-ろうぜき / 酒宴の後、杯や皿が散らかっているさま。宴席の乱れたさま。
  • 【680】破戒むざん
    破戒無慙 はかい-むざん / 戒律を破っても少しも恥じないこと。
  • 【681】馬鹿いんぎん
    馬鹿慇懃 ばか-いんぎん / 度を越してていねいなこと。
  • 【682】波詭うんけつ
    波詭雲譎 はき-うんけつ / 文章が自在で非常に巧妙なこと。
  • 【683】博引ぼうしょう
    博引旁証 はくいん-ぼうしょう / 広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。
  • 【684】璞玉こんきん
    璞玉渾金 はくぎょく-こんきん / 人の素質が優れていて飾り気のないことのたとえ。
  • 【685】博識こうぶん
    博識洽聞 はくしき-こうぶん / 見識が広く物事をよく知っていること。
  • 【686】白荼せきか
    白荼赤火 はくと-せきか / 一面に軍を展開すること。
  • 【687】漠漠もうもう
    漠漠濛濛 ばくばく-もうもう / ぼんやりしていてよくわからないさま。
  • 【688】白髪せいちん
    白髪青袗 はくはつ-せいちん / 晩年に官を得ること。
  • 【689】白璧びか
    白璧微瑕 はくへきの-びか / 立派な人あるいは物に、僅かな欠点があることのたとえ。
  • 【690】伯兪きゅうじょう
    伯兪泣杖 はくゆ-きゅうじょう / 親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。
  • 【691】八面れいろう
    八面玲瓏 はちめん-れいろう / 四方八方が透き通って明らかなこと。また、心にわだかまりがなく、すっきりと澄み切っていること。
  • 【692】八面ろっぴ
    八面六臂 はちめん-ろっぴ / 一人で何人分もの働きをすること。また、多方面でめざましく活躍すること。
  • 【693】撥雲けんじつ
    撥雲見目 はつうん-けんじつ / 気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。
  • 【694】跋山しょうすい
    跋山渉水 ばつざん-しょうすい / 困難を克服して長い旅を行く。
  • 【695】発揚とうれい
    発揚蹈厲 はつよう-とうれい / 手足をあげ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。
  • 【696】撥乱はんせい
    撥乱反正 はつらん-はんせい / 乱れた世を治めて、もとの正常な世に戻すこと。
  • 【697】跛鼈せんり
    跛鼈千里 はべつも-せんり / 努力をすれば能力の劣るものでも成功するたとえ。
  • 【698】爬羅てきけつ
    爬羅剔抉 はら-てきけつ / 隠れた人材を見つけ出して用いること。また、人の秘密や欠点を暴き出すこと。
  • 【699】波瀾きょくせつ
    波瀾曲折 はらん-きょくせつ / 非常に込み入った事情。
  • 【700】波瀾ばんじょう
    波瀾万丈 はらん-ばんじょう / 物事の変化がきわめて激しいこと。
  • 【701】罵詈ざんぼう
    罵詈讒謗 ばり-ざんぼう / ありとあらゆる悪口を言うこと。
  • 【702】罵詈ぞうごん
    罵詈雑言 ばり-ぞうごん / 汚い言葉を吐きかけてののしること。
  • 【703】跛立きざ
    跛立箕坐 はりゅう-きざ / 無作法なさま。
  • 【704】蛮夷じゅうてき
    蛮夷戎狄 ばんい-じゅうてき / 未開人の住む野蛮な国のこと。
  • 【705】攀轅がてつ
    攀轅臥轍 はんえん-がてつ / 立派な人の留任を希望して引き留めること。
  • 【706】半饑はんかつ
    半饑半渇 はんき-はんかつ / 食糧や水が十分でない。
  • 【707】槃根さくせつ
    槃根錯節 ばんこん-さくせつ / 事柄が入り組んで、解決が困難なこと。
  • 【708】万寿むきょう
    万寿無疆 ばんじゅ-むきょう / いつまでも長生きをすること。
  • 【709】班女じれん
    班女辞輦 はんじょ-じれん / 班婕妤は車に一緒に乗るのを断った。
  • 【710】万物いんぷ
    万物殷富 ばんぶつ-いんぷ / 国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。
  • 【711】繁文じょくれい
    繁文縟礼 ばんぶん-じょくれい / 形式や手続きが複雑で面倒なこと。
  • 【712】攀竜ふき
    攀竜附驥 はんりょう-ふき / すぐれた人物に仕えることによって、自分も出世すること。
  • 【713】攀竜ふほう
    攀竜附鳳 はんりょう-ふほう / 権勢のある者に付き従って出世しようとすること。
  • 【714】悲歌こうがい
    悲歌慷慨 ひか-こうがい / 道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。
  • 【715】媚眼しゅうは
    媚眼秋波 びがん-しゅうは / 美人の艶かしい媚びる目つきのこと。
  • 【716】卑躬くっせつ
    卑躬屈節 ひきゅう-くっせつ / 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。
  • 【717】披荊ざんきょく
    披荊斬棘 ひけい-ざんきょく / 困難を克服し前進すること。
  • 【718】比肩ずいしょう
    比肩随踵 ひけん-ずいしょう / 大勢の人があとからあとへと続くこと。
  • 【719】悲傷しょうすい
    悲傷憔悴 ひしょう-しょうすい / 非常に悲しんで憂いやつれること。
  • 【720】飛絮ひょうか
    飛絮漂花 ひじょ-ひょうか / 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。
  • 【721】悲壮りんり
    悲壮淋漓 ひそう-りんり / 悲しく哀れな中にも意気のあること。
  • 【722】尾大ふとう
    尾大不掉 びだい-ふとう / 臣下の力が強くてのさばり、君主の統制がとれないこと。
  • 【723】筆削ほうへん
    筆削褒貶 ひっさく-ほうへん / 批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。
  • 【724】筆力こうてい
    筆力扛鼎 ひつりょく-こうてい / 文章の筆力が非常に強いこと。
  • 【725】篳路らんる
    篳路藍縷 ひつろ-らんる / 大変苦労をして働くこと。
  • 【726】非難ごうごう
    非難囂囂 ひなん-ごうごう / 過失や欠点を責めとがめる声が多く大きいこと。
  • 【727】肥馬けいきゅう
    肥馬軽裘 ひば-けいきゅう / たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。
  • 【728】被髪えいかん
    被髪纓冠 ひはつ-えいかん / 非常に急いで行動すること。
  • 【729】被髪さじん
    被髪左衽 ひはつ-さじん / 野蛮な風俗のこと。
  • 【730】被髪ようきょう
    被髪佯狂 ひはつ-ようきょう / 髪を振り乱して狂人のまねをすること。
  • 【731】悲憤こうがい
    悲憤慷慨 ひふん-こうがい / 不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。
  • 【732】百姓いっき
    百姓一揆 ひゃくしょう-いっき / 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。
  • 【733】百折ふとう
    百折不撓 ひゃくせつ-ふとう / 何度失敗しても志を曲げないこと。
  • 【734】百様れいろう
    百様玲瓏 ひゃくよう-れいろう / 種々の美しさ。
  • 【735】百花りょうらん
    百花繚乱 ひゃっか-りょうらん / 優れた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。
  • 【736】百孔せんそう
    百孔千瘡 ひゃっこう-せんそう / 短所や欠点がたくさんあること。
  • 【737】氷甌せつわん
    氷甌雪椀 ひょうおう-せつわん / 清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。
  • 【738】飄忽しんとう
    飄忽震蕩 ひょうこつ-しんとう / すばやく揺り動かすこと。
  • 【739】剽疾けいかん
    剽疾軽悍 ひょうしつ-けいかん / すばしこくて強いこと。
  • 【740】病入こうこう
    病入膏肓 びょうにゅう-こうこう / 趣味や道楽に熱中したり、弊害などが手のつけられないほどになったりすることのたとえ。重病で治療が難しい状態のこと。
  • 【741】飛揚ばっこ
    飛揚跋扈 ひよう-ばっこ / 強くてわがままに振る舞うことのたとえ。
  • 【742】疲労こんぱい
    疲労困憊 ひろう-こんぱい / つかれはてること。
  • 【743】牝牡りこう
    牝牡驪黄 ひんぼ-りこう / 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。
  • 【744】馮異たいじゅ
    馮異大樹 ふうい-たいじゅ / おごりたかぶらない人のたとえ。
  • 【745】風雨せいせい
    風雨淒淒 ふうう-せいせい / 風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。
  • 【746】風雨たいしょう
    風雨対牀 ふうう-たいしょう / 兄弟が会うこと。
  • 【747】風鬟うびん
    風鬟雨鬢 ふうかん-うびん / 風にくしけずり雨に洗われる。風雨にさらされ苦労して勤労すること。
  • 【748】風岸こしょう
    風岸孤峭 ふうがん-こしょう / いかめしくて厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。
  • 【749】風紀びんらん
    風紀紊乱 ふうき-びんらん / 社会風俗や規律が乱れること。
  • 【750】風光めいび
    風光明媚 ふうこう-めいび / 自然の景色が清らかで美しいこと。
  • 【751】風声かくれい
    風声鶴唳 ふうせい-かくれい / ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。
  • 【752】浮雲えいじつ
    浮雲翳日 ふうん-えいじつ / 悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。
  • 【753】巫雲しょくう
    巫雲蜀雨 ふうん-しょくう / 遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。
  • 【754】浮家はんたく
    浮家泛宅 ふか-はんたく / 船の中に住まうこと。放浪する隠者の生活。
  • 【755】伏寇ざいそく
    伏寇在側 ふくこう-ざいそく / 身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。
  • 【756】俛首ちょうじ
    俛首帖耳 ふしゅ-ちょうじ / 人に媚びへつらう卑しい態度のこと。
  • 【757】鳧趨じゃくやく
    鳧趨雀躍 ふすう-じゃくやく / 喜んで小躍りするさま。
  • 【758】附贅けんゆう
    附贅懸疣 ふぜい-けんゆう / 無用なもののこと。
  • 【759】物論ごうごう
    物論囂囂 ぶつろん-ごうごう / 世間の噂が騒がしいこと。
  • 【760】不撓ふくつ
    不撓不屈 ふとう-ふくつ / どんな困難にもくじけないこと。
  • 【761】布韈せいあい
    布韈青鞋 ふべつ-せいあい / 旅行のときの服装のこと。
  • 【762】蜉蝣いちご
    蜉蝣一期 ふゆうの-いちご / 人生の短くはかないことのたとえ。
  • 【763】不埒せんばん
    不埒千万 ふらち-せんばん / このうえなくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。
  • 【764】蚊子こうぎゅう
    蚊子咬牛 ぶんし-こうぎゅう / 痛くも痒くもないこと。また、自分の実力をわきまえずに行動すること。
  • 【765】文恬ぶき
    文恬武嬉 ぶんてん-ぶき / 天下太平なこと。
  • 【766】敝衣ほうはつ
    敝衣蓬髪 へいい-ほうはつ / ボロボロで、汚い出で立ち。なりふり構わぬこと。
  • 【767】兵戈そうじょう
    兵戈槍攘 へいか-そうじょう / 武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。
  • 【768】秉燭やゆう
    秉燭夜遊 へいしょく-やゆう / 人生ははかなく短いので、せめて夜も灯りをともして遊び、生涯を楽しもうということ。
  • 【769】萍水そうほう
    萍水相逢 へいすい-そうほう / 人と人とが偶然に知り合いになること。
  • 【770】弊帚せんきん
    弊帚千金 へいそう-せんきん / 身の程を知らないで思い上がるたとえ。
  • 【771】瓶墜しんせつ
    瓶墜簪折 へいつい-しんせつ / 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。
  • 【772】兵馬こうそう
    兵馬倥偬 へいば-こうそう / 戦争に明け暮れて忙しいこと。
  • 【773】壁立せんじん
    壁立千仞 へきりつ-せんじん / 断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。
  • 【774】霹靂いっせい
    霹靂一声 へきれき-いっせい / 突然雷が轟くこと。
  • 【775】霹靂せんでん
    霹靂閃電 へきれき-せんでん / 素早いことのたとえ。
  • 【776】弁才むげ
    弁才無礙 べんざい-むげ / 弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。
  • 【777】偏袒やくわん
    偏袒扼腕 へんたん-やくわん / 激しく怒ったり悔しがったりする様。
  • 【778】鞭辟きんり
    鞭辟近裏 べんぺき-きんり / 外物にとらわれることなく実に切実なことを考えること。また、励ましによって物事の道理に近づくこと。
  • 【779】偏旁かんきゃく
    偏旁冠脚 へんぼう-かんきゃく / 漢字を構成する部首の総称。
  • 【780】駢拇しし
    駢拇枝指 べんぼ-しし / 無用な物のたとえ。
  • 【781】冒雨せんきゅう
    冒雨剪韭 ぼうう-せんきゅう / 友人の来訪を喜んでもてなすこと。
  • 【782】鳳凰うひ
    鳳凰于飛 ほうおう-うひ / 夫婦の仲が睦まじいこと。
  • 【783】鳳凰がんしょ
    鳳凰銜書 ほうおう-がんしょ / 天子の遣わした使者が勅書を携えていること。
  • 【784】茅屋さいてん
    茅屋采椽 ぼうおく-さいてん / 質素な家のこと。
  • 【785】法界りんき
    法界悋気 ほんかい-りんき / 他人のことを嫉妬したり、ねたんだりすること。また、他人の恋愛をねたむこと。
  • 【786】抱関げきたく
    抱関撃柝 ほうかん-げきたく / 低い役職の人のこと。
  • 【787】判官びいき
    判官贔屓 ほうがん(はんがん)-びいき / 弱い方に同情し、味方したり応援したりすること。
  • 【788】暴虎ひょうが
    暴虎馮河 ぼうこ-ひょうが / 向こうみずのたとえ。血気に任せた無謀な行動のこと。
  • 【789】旁時せいちゅう
    旁時掣肘 ぼうじ-せいちゅう / 他人の仕事にわきから口を出して邪魔すること。
  • 【790】封豕ちょうだ
    封豕長蛇 ほうし-ちょうだ / 貪欲で残酷な人のたとえ。
  • 【791】旁若ぶじん
    旁若無人 ぼうじゃく-ぶじん / 人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。
  • 【792】茫然じしつ
    茫然自失 ぼうぜん-じしつ / 気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。
  • 【793】宝鈿ぎょくさい
    宝鈿玉釵 ほうでん-ぎょくさい / 美しいもののたとえ。
  • 【794】放蕩ふき
    放蕩不羈 ほうとう-ふき / 気の向くまま勝手に振る舞う。
  • 【795】茅堵しょうぜん
    茅堵蕭然 ぼうと-しょうぜん / かやぶきの垣根が物寂しいさま。
  • 【796】尨眉こうはつ
    尨眉皓髪 ぼうび-こうはつ / 白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。
  • 【797】放辟じゃし
    放辟邪侈 ほうへき-じゃし / わがまま勝手な悪い行為のこと。
  • 【798】蜂目さいせい
    蜂目豺声 ほうもく-さいせい / 凶悪で冷酷な人のこと。
  • 【799】鳳友らんこう
    鳳友鸞交 ほうゆう-らんこう / 男女間の情事、交接(性交)のたとえ。
  • 【800】北轅てきそ
    北轅適楚 ほくえん-てきそ / 志と行動とが相反するたとえ。
  • 【801】北轍なんえん
    北轍南轅 ほくてつ-なんえん / 志と行動とが相反するたとえ。
  • 【802】輔車しんし
    輔車脣歯 ほしゃ-しんし / お互いに助け合う密接な関係。
  • 【803】墨痕りんり
    墨痕淋漓 ぼっこん-りんり / 墨で表現したものが生き生きしているさま。墨の跡がみずみずしいさま。
  • 【804】匍匐しっこう
    匍匐膝行 ほふく-しっこう / 膝を床につき、すり足で前に移動すること。
  • 【805】本地すいじゃく
    本地垂迹 ほんち-すいじゃく / 仏や菩薩が人々を救う一つの手段として、神の姿を借りて現れること。
  • 【806】奔放ふき
    奔放不羈 ほんぽう-ふき / なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。
  • 【807】麻姑そうよう
    麻姑掻痒 まこ-そうよう / 物事が思いのままになること。また、行き届くこと。
  • 【808】摩頂ほうしょう
    摩頂放踵 まちょう-ほうしょう / 自分の身を犠牲にして、他人のために尽くすこと。
  • 【809】満身そうい
    満身創痍 まんしん-そうい / 精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。
  • 【810】万目がいさい
    万目睚眥 まんもく-がいさい / たくさんの人に睨まれること。
  • 【811】満目しょうじょう
    満目蕭条 まんもく-しょうじょう / 見渡す限り物寂しいさま。
  • 【812】曼理こうし
    曼理皓歯 まんり-こうし / 美人のこと。
  • 【813】無根むてい
    無根無蔕 むこん-むてい / よりどころがまったくないこと。
  • 【814】無慙むき
    無慙無愧 むざん-むき / まったく恥じることなく悪いことを平気で行うこと。
  • 【815】無病しんぎん
    無病呻吟 むびょう-しんぎん / 大したことはないのに大げさに騒ぎ立てること。
  • 【816】霧鬢ふうかん
    霧鬢風鬟 むびん-ふうかん / 美しい髪のたとえ。
  • 【817】無辺むげ
    無辺無礙 むへん-むげ / 広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。
  • 【818】無欲てんたん
    無欲恬淡 むよく-てんたん / あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。
  • 【819】無余ねはん
    無余涅槃 むよ-ねはん / 肉体など形の制約から解放された悟りの境地。
  • 【820】銘肌るこつ
    銘肌鏤骨 めいき-るこつ / 心に深くきざみこんで忘れないこと。
  • 【821】明察しゅうごう
    明察秋毫 めいさつ-しゅうごう / 眼力の鋭いこと。
  • 【822】明窓じょうき
    明窓浄几 めいそう-じょうき / 清潔で快適に勉強できる書斎。
  • 【823】明眸こうし
    明眸皓歯 めいぼう-こうし / 美人のたとえ。
  • 【824】明朗かったつ
    明朗闊達 めいろう-かったつ / 明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。
  • 【825】面折ていそう
    面折廷諍 めんけつ-ていそう / 面と向かって臆することなく争論すること。
  • 【826】毛骨しょうぜん
    毛骨悚然 もうこつ-しょうぜん / ひどく恐れおののくさま。
  • 【827】沐浴じょこん
    沐浴抒溷 もくよく-じょこん / 髪やからだを洗い清めて、けがれを取り除くこと。
  • 【828】門巷てんあい
    門巷填隘 もんこう-てんあい / 人が多く集まりくる形容。
  • 【829】夜雨たいしょう
    夜雨対牀 やう-たいしょう / 兄弟や友人の間柄が大変親密なたとえ。
  • 【830】黝堊たんしつ
    黝堊丹漆 ゆうあく-たんしつ / 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。
  • 【831】游雲きょうりょう
    游雲驚竜 ゆううん-きょうりょう / 空に流れ行く雲と空翔ける竜。能書(優れた筆跡)の形容。
  • 【832】勇往まいしん
    勇往邁進 ゆうおう-まいしん / 目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。
  • 【833】勇気りんりん
    勇気凛凛 ゆうき-りんりん / ものに恐れず勇ましいさま。
  • 【834】融通むげ
    融通無礙 ゆうずう-むげ / 行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。
  • 【835】優游かんえい
    優游涵泳 ゆうゆう-かんえい / ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。
  • 【836】余韻じょうじょう
    余韻嫋嫋 よいん-じょうじょう / 音声が鳴り止んでもなお残る響きが、細く長く続くさま。
  • 【837】羊裘すいちょう
    羊裘垂釣 ようきゅう-すいちょう / 羊のかわごろもを着て釣り糸をたれる。隠者の姿をいう。
  • 【838】羊很ろうどん
    羊很狼貪 ようこん-ろうどん / 荒々しくて道理に反き、また飽くことなく欲張ること。
  • 【839】妖姿びたい
    妖姿媚態 ようし-びたい / いかにもなまめかしく美しい姿。
  • 【840】揺頭はいび
    揺頭擺尾 ようとう-はいび / 人に気に入られるように媚びへつらうさま。
  • 【841】瑶林けいじゅ
    瑶林瓊樹 ようりん-けいじゅ / 人品が卑しくなく高潔で、人並み優れていること。
  • 【842】薏苡めいしゅ
    薏苡明珠 よくい-めいしゅ / 無実の嫌疑をかけられること。
  • 【843】翼覆うく
    翼覆嫗煦 よくふ-うく / 翼で包み抱き温める。転じて、慈しむこと、愛撫すること。
  • 【844】余裕しゃくしゃく
    余裕綽綽 よゆう-しゃくしゃく / ゆったりと落ち着いて焦らないさま。
  • 【845】雷陳こうしつ
    雷陳膠漆 らいちん-こうしつ / 友情が深く堅いこと。
  • 【846】雷霆ばんきん
    雷霆万鈞 らいてい-ばんきん / 威勢がきわめて大きく防ぎ止めることのできないたとえ。
  • 【847】磊磊らくらく
    磊磊落落 らいらい-らくらく / 心が広くて、小さな事に拘らないさま。
  • 【848】落英ひんぷん
    落英繽紛 らくえい-ひんぷん / 散る花びらが乱れ舞うさま。
  • 【849】落穽かせき
    落穽下石 らくせい-かせき / 人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。
  • 【850】落花ろうぜき
    落花狼藉 らっか-ろうぜき / 落ちた花びらなどが入り乱れ散らかっているさま。また、女性に乱暴を働くこと。
  • 【851】濫竽じゅうすう
    濫竽充数 らんう-じゅうすう / 無能の者が才能のあるよう見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。
  • 【852】蘭摧ぎょくせつ
    蘭摧玉折 らんさい-ぎょくせつ / 賢人や美人などの死をいう。
  • 【853】鸞翔ほうしゅう
    鸞翔鳳集 らんしょう-ほうしゅう / 賢才が集まり来るたとえ。
  • 【854】乱暴ろうぜき
    乱暴狼藉 らんぼう-ろうぜき / 荒々しい振る舞いや無法な行為をすること。
  • 【855】六韜さんりゃく
    六韜三略 りくとう-さんりゃく / 中国の有名な兵法書である『りくとう』と『さんりゃく』のこと。
  • 【856】戮力きょうしん
    戮力協心 りくりょく-きょうしん / 物事を一致協力して行うこと。
  • 【857】勠力どうしん
    勠力同心 りくりょく-どうしん / 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。
  • 【858】流汗りんり
    流汗淋漓 りゅうかん-りんり / 汗が体中から流れ出て、したたり落ちること。
  • 【859】流金しゃくせき
    流金鑠石 りゅうきん-しゃくせき / 厳しい暑さのたとえ。
  • 【860】流言ひご
    流言蜚語 りゅうげん-ひご / 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。
  • 【861】梁冀ばっこ
    梁冀跋扈 りょうき-ばっこ / 後漢のりょうきは朝廷で驕り高ぶり「ばっこ将軍」と呼ばれた。
  • 【862】竜吟こしょう
    竜吟虎嘯 りょうぎん-こしょう / 同類は相応じ従うということ。
  • 【863】竜虎そうはく
    竜虎相搏 りょうこ-そうはく / 強い者同士が激しく戦うこと。
  • 【864】竜驤こし
    竜驤虎視 りょうじょう-こし / 世に威勢を示し、意気が盛んなこと。
  • 【865】竜攘こはく
    竜攘虎搏 りょうじょう-こはく / 強い者同士が激しく戦うこと。
  • 【866】竜驤りんしん
    竜驤麟振 りょうじょう-りんしん / 首を高く上げて竜のように上り、きりんが勢いよく振るい立つように、威力や勢力の盛んなたとえ。
  • 【867】竜頭げきしゅ
    竜頭鷁首 りょうとう-げきしゅ / 風流を楽しむ舟のこと。
  • 【868】竜蟠こきょ
    竜蟠虎踞 りょうばん-こきょ / 険しい地勢。攻めるのに困難で守るのに便利な地勢。
  • 【869】霖雨そうせい
    霖雨蒼生 りんう-そうせい / 恵みを与えること。また、民を苦しみから救う人のこと。
  • 【870】麟角ほうし
    麟角鳳嘴 りんかく-ほうし / 非常にまれにしか存在しないもののたとえ。
  • 【871】輪奐いっしん
    輪奐一新 りんかん-いっしん / 建築が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。
  • 【872】琳琅しゅぎょく
    琳琅珠玉 りんろう-しゅぎょく / 非常に美しい玉。優れた人物や美しい詩文のたとえ。
  • 【873】琳琅まんもく
    琳琅満目 りんろう-まんもく / 美しいもの、素晴らしいものが満ち溢れていることのたとえ。
  • 【874】縷縷めんめん
    縷縷綿綿 るる-めんめん / 話が長くてくどいこと。
  • 【875】零絹せきちょ
    零絹尺楮 れいけん-せきちょ / 書画の小片。絹や紙のきれはし。
  • 【876】藜杖いたい
    藜杖韋帯 れいじょう-いたい / あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。
  • 【877】烈士じゅんめい
    烈士徇名 れっし-じゅんめい / 道理の通った正しい行いをする人は名誉のために命をかける。
  • 【878】聯袂じしょく
    聯袂辞職 れんべい-じしょく / 大勢が行動をともにして、一斉に職を辞すること。
  • 【879】連璧ひりん
    連璧賁臨 れんぺき-ひりん / 二人の客が同時に来るのをいう。
  • 【880】螻蟻かいてい
    螻蟻潰堤 ろうぎ-かいてい / ほんの些細なことが、大きな事件の原因となること。
  • 【881】老驥ふくれき
    老驥伏櫪 ろうき-ふくれき / 人が年老いてもなお大きな志を抱くことのたとえ。
  • 【882】鏤塵すいえい
    鏤塵吹影 ろうじん-すいえい / 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。
  • 【883】籠鳥かんえん
    籠鳥檻猿 ろうちょう-かんえん / 自由を奪われ自分の思い通りに生きることのできない境遇のたとえ。
  • 【884】魯魚がいし
    魯魚亥豕 ろぎょ-がいし / 文字の書き誤り。
  • 【885】驢鳴けんばい
    驢鳴犬吠 ろめい-けんばい / 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。
  • 【886】矮子かんぎ
    矮子看戯 わいし-かんぎ / 見識のないことのたとえ。
  • 【887】和気あいあい
    和気藹藹 わき-あいあい / 和やかな気分が満ち溢れているさま。
  • 【888】和羹あんばい
    和羹塩梅 わこう-あんばい / 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。
広告

コメント