うみ@高校生 2025年01月18日 カード25 いいね0

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単語カード

  • 76首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(2つ)
    わたの原 こぎいでて見れば 久方の 雲ゐにまがふ 沖つ白波  沖には雲と間違えるばかり白波が立ち、空と海とが一つになるような大海原の景観を詠んでいる 「久方の」が枕詞 「見れ」マ行上一段動詞・已然形 「ば」接続助詞で確定条件
  • 77首目 歌意 修辞技法(2つ) 用言、助動詞、助詞(1つ)
    瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ たとえ今は邪魔が入って離れ離れとなっていても、後にはきっと一緒になろうとする強い恋の決意の歌である 上の句が「われ(ても)」を導く序詞 「われ」は「水が割れる」と「仲がわれる」の掛詞 「の」は格助詞で比喩
  • 78首目 歌意 句切れ 用言、助動詞、助詞(6つ)
    淡路島 かよふ千鳥の なく声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 淡路島から須磨にむけて鳴き通う千鳥のあわれな声によってもよおされる冬の哀感を詠んでいる 四句切れ 「かよふ」動詞ハ行四段・連体形 「の」格助詞・主格 「なく」動詞カ行四段・連体形 「に」格助詞・原因理由 「ねざめ」動詞マ行下二段・連用形 「ぬ」完了の助動詞終止形
  • 79首目 歌意 用言、助動詞、助詞(2つ)
    秋風に たなびく雲の たえ間より もれいづる月の かげのさやけさ ただよう雲の切れ間からもれ出る月光の澄んだ明るさを詠んだ歌である 「に」格助詞・原因理由 「より」格助詞・動作の経過する場所を示す
  • 80首目 歌意 修辞技法(2つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思へ 契りを結んだ後の恋人の心変わりを案じ、思い乱れるつらい心情を詠んでいる 「長からむ」は「黒髪」の縁語 「みだれ」は「髪が乱れる」と「心が思い乱れる」の掛詞 「む」婉曲の助動詞・連体形 「ず」打消の助動詞・連用形 「は」係助詞
  • 81首目 歌意 用言、助動詞、助詞(4つ)
    ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる ほととぎすの初音を聞いた喜びと、初夏の早朝の情景を詠みこんでいる 「ながむれ」マ行下二段の動詞・已然形 「ば」接続助詞・確定条件 「ぞ」強意の係助詞 「る」存続の助動詞・連体形
  • 82首目 歌意 用言、助動詞、助詞(7つ)
    思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり 恋人のつれなさを嘆く思いを、はらはらとこぼれ落ちる涙によって表現した歌である 「あり」ラ変動詞・連用形 「て」接続助詞 「も」係助詞 「ある」ラ変動詞・連体形 「ものを」逆接の接続助詞 「なり」断定の助動詞・連用形 「けり」詠嘆の助動詞・終止形
  • 83首目 歌意 句切れ 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(4つ)
    世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる どんな山奥に入ろうともやはり逃れることのできないつらさのあることを実感した歌である 二句切れ 「思ひ入る」と「入る山」が掛詞 「こそ」強意の係助詞 「なけれ」形容詞・已然形 「ぞ」強意の係助詞 「なる」推定の助動詞・連体形
  • 84首目 歌意 句切れ 用言、助動詞、助詞(3つ)
    ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 今のつらさも時がたてば懐かしく思える日がくるだろうとそこに救いを求め堪える心を詠んでいる 三句切れ 「ば」接続助詞・仮定条件 「や」疑問の係助詞 「恋しき」シク活用の形容詞・連体形
  • 85首目 歌意 用言、助動詞、助詞(4つ)
    夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり 恋人だけでなくすべてが自分に対して無情であるように思えるつらい夜の思いを詠んでいる 「明けやら」ラ行四段動詞・未然形 「で」打消の接続助詞 「さへ」添加の副助詞 「けり」詠嘆の助動詞
  • 86首目 歌意 句切れ 用言、助動詞、助詞(6つ)
    なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな 月を見ても涙がこぼれ落ちるほどつらく切ない恋の思いを詠んでいる 三句切れ 「と」引用の格助詞 「て」接続助詞 「やは」反語の係助詞 「思は」ハ行四段の動詞・未然形 「する」使役の助動詞・連体形 「かな」詠嘆の終助詞
  • 87首目 歌意 用言、助動詞、助詞(4つ)
    村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ 村雨の降った後に霧が立ちのぼってくる深谷の秋の夕暮れの静寂を詠んだ歌である 「ひ」ハ行上一段の動詞・未然形 「ぬ」打消の助動詞・連体形 「たちのぼる」ラ行四段の動詞・連体形 「の」格助詞
  • 88首目 歌意 修辞技法(3つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき かりそめの契りに心を乱し、つのる恋心の不安を詠んだ歌である 「難波江の蘆の」が「かりね」を導く序詞 「刈り根」と「仮寝」、「一節」と「一夜」、「澪標」と「身を尽くし」が掛詞 「難波江」「蘆」「刈り根」「一節」「澪標」「わたる」は縁語 「て」単純接続の接続助詞 「や」疑問の係助詞 「べき」義務の助動詞・連体形
  • 89首目 歌意 句切れ(2つ) 用言、助動詞、助詞(9つ)
    玉のをよ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 忍ぶ心が弱って、浮名を流してしまいそうなほど激しくつらい恋心を詠んでいる 初句切れ 二句切れ 「たえ」ヤ行下二段の動詞・連用形 「な」完了の助動詞・未然形 「ば」仮定条件の接続助詞 「ね」完了の助動詞・命令形 「ながらへ」ハ行下二段の動詞・未然形 「ば」仮定条件の接続助詞 「も」強意の係助詞 「ぞ」強意の係助詞 「する」サ変動詞・連体形
  • 90首目 歌意 修辞技法(1つ) 句切れ(2つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず 袖の色が変わるほど、泣き悩む恋の苦しみを詠んだ歌である 本歌取り 初句切れ 四句切れ 「ばや」願望の終助詞 「な」詠嘆の終助詞 「だに」副助詞
  • 91首目 歌意 修辞技法(2つ) 用言、助動詞、助詞(5つ)
    きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む こおろぎが鳴く寒い夜のひとり寝の寂しさ、わびしさを詠んでいる 本歌取り 「さ筵」と「寒し」の掛詞 「鳴く」カ行四段動詞・連体形 「や」詠嘆の間投助詞 「か」疑問の係助詞 「も」強意の係助詞 「む」推量の助動詞・連体形
  • 92首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(8つ)
    わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそしらね かわくまもなし 涙で袖の乾く間もないほど、恋人の無情を恨み嘆く歌である 「満潮にみえぬ沖の石の」が「かわくまもなし」の序詞 「みえ」ヤ行下二段の動詞・未然形 「ぬ」打消の助動詞・連体形 「沖の」の「の」格助詞・連体修飾格 「石の」の「の」比喩・格助詞 「こそ」強意の係助詞 「しら」ラ行四段の動詞・未然形 「ね」打消の助動詞・已然形 「なし」ク活用の形容詞・終止形
  • 93首目 歌意 修辞技法(1つ) 句切れ 用言、助動詞、助詞(6つ)
    世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の つなでかなしも この世がいつまでも変わらぬものであって欲しいと願う心を詠んでいる 本歌取り 二句切れ 「に」断定の助動詞・連用形 「もがな」願望の終助詞 「な」詠嘆の終助詞 「こぐ」ガ行四段動詞・連体形 「かなし」シク活用の形容詞・終止形 「も」詠嘆の係助詞
  • 94首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり 秋風の吹きつける旧都吉野の寒々としたわびしい情感を詠んでいる 本歌取り 「て」単純接続の接続助詞 「うつ」タ行四段の動詞・終止形 「なり」伝聞推定の助動詞・終止形
  • 95首目 歌意 修辞技法(2つ) 句切れ 用言、助動詞、助詞(4つ)
    おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖 憂世の民の為に安全を祈り、救おうとする決意と、自覚を詠んだ歌である 本歌取り 「立つ」と「裁つ」、「墨染」と「住み初め」が掛詞 三句切れ 「おほけなく」ク活用の形容詞・連用形 「かな」詠嘆の終助詞 「が」主格の格助詞 「に」場所を表す格助詞
  • 96首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(5つ)
    花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり 老いてゆくわが身に対する嘆きを、散りゆく花によせて詠んだものである 「降りゆく」と「古りゆく」が掛詞 「なら」断定の助動詞 「で」打消の接続助詞 「が」連体修飾格・格助詞 「なり」断定の助動詞・連用形 「けり」詠嘆の助動詞・終止形
  • 97首目 歌意 修辞技法(4つ) 用言、助動詞、助詞(6つ)
    こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ 来ない人を待つ夕方の、恋の熱い思いに焦がれる苦しさを詠んでいる 本歌取り 「まつほの浦の夕なぎに焼くやもしほの」は「こがれ」の序詞 「松帆」と「待つ」、「焼けこがれ」と「恋いこがれ」が掛詞 「もしほ」と「こがれ」が縁語 「に」時を示す格助詞 「や」詠嘆の間投助詞 「の」比喩を表す格助詞 「も」並列を示す係助詞 「こがれ」ラ行下二段の動詞・連用形 「つつ」動作の継続を表す接続助詞
  • 98首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける 秋の到来に心はずませ、一方で行く夏を惜しみながら、季節の移り変わる情景を詠んでいる 本歌取り 「ぞ」強意の係助詞 「なり」断定の助動詞・連用形 「ける」詠嘆の助動詞・連体形
  • 99首目 歌意 句切れ(2つ) 用言、助動詞、助詞(4つ)
    人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は 移り変わるこの世の思うにまかせぬ恨めしさやいとしさを詠んでいる 初句切れ 二句切れ 「も」並列の係助詞 「をし」シク活用の形容詞・終止形 「物思ふ」ハ行四段の動詞・連体形 「は」他と区別して取りたてる意の係助詞
  • 100首目 歌意 修辞技法(1つ) 用言、助動詞、助詞(3つ)
    ももしきや ふるき軒ばの しのぶにも なほあまりある 昔なりけり 皇室の衰微を嘆き、皇威の盛んであった御代を懐かしむ心情を詠んでいる 「しのぶ」は「忍ぶ草」と「偲ぶ」の掛詞 「や」詠嘆の間投助詞 「なり」断定の助動詞・連用形 「けり」詠嘆の助動詞・終止形
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