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四字熟語【1級】
四字熟語【1級】
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迂闊
2021年07月18日
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あいめい-しゅうしゅう / 鳥や虫が悲しげになくさま。
哀鳴啾啾
あじゃく-むせい / ひっそりとして声のないこと。静寂。
鴉雀無声
あそう-せいほう / 愚鈍な親が優れた子を産む、貧しい家から優れた人が出るたとえ。
鴉巣生鳳
あつあく-ようぜん / 悪事を禁じて、善行を勧めること。
遏悪揚善
あめい-せんそう / 役に立たない議論や内容に乏しく下手な文章。
蛙鳴蝉噪
あゆ-けいだつ / 身分や権勢のある者におもねり他人の地位を傾け奪うこと。
阿諛傾奪
あゆ-ついしょう / 相手に気に入られようと、媚びへつらうこと。
阿諛追従
あゆ-べんねい / 口先でへつらって、人の気に入るようにずる賢く立ち回ること。
阿諛便佞
あろく-ろくじ / 物事が滞ることなくうまく回転すること、次から次へと言葉が発せられること。
阿轆轆地
あんえい-こきゅう / 上に立つ者が倹約に努め、職務に励むこと。
晏嬰狐裘
あんかん-ていせい / 安らかでゆったりとして静かなこと。
安閑恬静
あんしの-こうせつ / 中国春秋時代、斉の晏嬰が臣下としての節をまっとうしたこと。
晏子高節
あんず-さくき / 理論だけの実際には役立たない考えや意見のこと。
按図索驥
いあく-じょうそう / 旧憲法下で、軍事の機密事項について直接天皇に上奏すること。
帷幄上奏
いいん-ふてい / 大望のために身を落とすたとえ。
伊尹負鼎
いき-しょうちん / 【意気消沈】元気をなくしてしょげかえること。
意気銷沈
いき-そそう / 意気込みがくじけ弱り、元気を失うこと。
意気沮喪
いきん-しょうけい / 才能や徳を外にあらわに出さないこと。
衣錦尚絅
いこ-ふよく / 強い者にさらに力をつける。
為虎傅翼
いしき-もうろう / 意識が霞んではっきりしないさま。
意識朦朧
いじゅ-こううん / 遠くにいる友人を思う場が切ないこと。
渭樹江雲
いしょう-さんたん / 【意匠惨澹】工夫を凝らすのに苦心すること。
意匠惨憺
いだ-てんばしり / 非常に早く走ること。
韋駄天走
いちじ-ほうへん / 一字の使い分けによって、人を褒めたり貶したりすること。
一字褒貶
いちぼう-むぎん / ひと目でかなたまで広々と見渡されること。
一望無垠
いちる-せんきん / 危険の甚だしいことの形容。
一縷千鈞
いっかく-せんきん / あまり苦労せずに一時に大きい利益を得ること。
一攫千金
いっか-けんぞく / 家族と血縁関係にある者。
一家眷族
いっか-だんらん / 家族が集まってむつまじく楽しむこと。
一家団欒
いっき-かせい / ひといきに文章を書き上げる、物事を仕上げてしまうこと。
一気呵成
いっき-じっき / 賢者を求めるのに熱心なたとえ。
一饋十起
いっきゅう-いちがく / 俗世間を離れ、自然の中に身を置いて、風流を楽しむこと。
一丘一壑
いっきゅう-いっかつ / 貧乏のたとえ。一枚のかわごろもと一枚のくずかたびら。
一裘一葛
いっくん-いちゆう / 善は消えやすく悪は除き難いことのたとえ。
一薫一蕕
いっけつ-ふしん / 一度失敗して二度と立ち上がれないことのたとえ。
一蹶不振
いっこう-いちびゃく / あるいは閉じ、あるいは開く。陰と陽が消長するさま。
一闔一闢
いっし-いちごう / ごくわずかなこと。
一糸一毫
いっし-がくがく / 多くの者がおもねり追従している中で、一人だけ憚らずに直言すること。
一士諤諤
いっしゃ-せんり / 流れの非常に速いこと、文章や弁舌がすらすらできること、物事が速やかに片付くこと。
一瀉千里
いっしょう-いちえい / 酒を楽しみながら詩を作ること。
一觴一詠
いっしょう-さんたん / 【一唱三嘆】優れた詩文を称賛する語。
一倡三歎
いっせい-ふうび / ある時代に非常に流行すること。
一世風靡
いっせん-そうちょう / 弓を射るのがうまいこと、ただ一つの行為で二つ利益を得ること。
一箭双雕
いってき-せんきん / 豪快な振る舞い、思い切りの良いことのたとえ。
一擲千金
いっぱつ-せんきん / 非常に危険なこと、きわめて無理なことのたとえ。
一髪千鈞
いっぴん-いっしょう / 顔に現れるわずかな表情。
一嚬一笑
いば-しちし / すらすらと名文を書き上げる才能。
倚馬七紙
いばん-じゅうてき / 【蛮夷戎狄】中国周辺部にいた異民族の総称。
夷蛮戎狄
いび-ちんたい / 物事の動きに活気や勢いがないこと。
萎靡沈滞
いひんの-ぎょほ(ぎょふ) / 渭水のほとりで釣り糸をたれていた呂尚(太公望)のこと。
渭浜漁父
いぶん-きたん / 極めて珍しい話のこと。
異聞奇譚
いへん-さんぜつ / 書物を繰り返し読むこと。読書や学問に熱心なたとえ。
韋編三絶
いるい-むげ / 【異類無碍】異質な者同士が、なんの障害もなく互いに通じ合うこと。
異類無礙
いんが-てきめん / 悪事の報いがすぐに目の前に現れること。
因果覿面
いんかん-ふえん / 失敗を戒める例は近くにあるたとえ。
殷鑑不遠
いんぎゃく-ぼうれい / 【淫虐暴戻】淫らな生活をし、乱暴で非道なこと。
婬虐暴戻
いんぎん-ぶれい / 表面的には礼儀正しいが内面は尊大であること、言葉遣いや態度が過度に丁寧なのはかえって無礼であること。
慇懃無礼
いんじゅん-こうしょ / 古い習慣や方法にこだわりその場しのぎの手段をとること、決断力に欠けぐずぐずするさま。
因循苟且
いんちん-しかつ / 目先のことだけを考えて後の結果を顧みないこと。
飲鴆止渇
いんぼう-きけい / 人を欺くためのひそかな悪巧み。
陰謀詭計
うえん-ろぎょ / 文字の書き誤り。
烏焉魯魚
うこう-こうもん / 陰徳を積む家の子孫は繁栄することのたとえ。
于公高門
うこう-しゅんすう / 禹や舜の表面上の動作を真似るだけで実質的な聖人の徳を備えていないこと。
禹行舜趨
うこ-さべん / 右や左を見てためらい迷うこと。情勢を気にして決断できないこと。もとはゆったりと余裕のあるさま。
右顧左眄
うそ-くうかつ / 【迂疎空濶】まわりくどく実際に適応できないこと、事情に疎く実際に役に立たないこと。
迂疎空闊
うつにく-ろうほ / 腐った肉や腐ったほじし。
鬱肉漏脯
うとう-ぶんぶ / 夏・殷・周三代の始祖の名。
禹湯文武
うと-そうそう / 【烏兔怱怱】歳月がはやく過ぎ去ることのたとえ。
烏兔匆匆
うふう(おうふう)-よういく / 鳥や獣が子を産み育てること。
嫗伏孕鬻
うよ-いだ / 山や林などがうねうねと屈曲しながら長く続くさま。
紆余委蛇
うよ-きょくせつ / 曲がりくねること。事情が込み入り複雑なこと。
紆余曲折
うら-ぼんえ / 仏教で七月十五日に祖先の霊をまつり冥福を祈る行事。
盂蘭盆会
うりん-れいきょく / 唐の玄宗の作った楽曲の名。
雨霖鈴曲
うんう-ふざん / 男女の情交をいう。
雲雨巫山
うんえん-かがん / 【雲煙過眼】物事に深く執着しないたとえ。
雲烟過眼
うんえん-ばんり / 非常に遠く離れていることのたとえ。
雲烟万里
うんえん-ひどう / 筆勢が躍動して力強いことのたとえ。
雲烟飛動
うんえん-ひょうびょう / 雲や霞が遠くたなびくさま。
雲烟縹渺
うんゆう-へいき / 物事に執着せず、自然のままに行動すること。諸国を修行して回る僧のこと。
雲遊萍寄
うんよう-えんたい / 空の様子がさまざまに変化するさま。
雲容烟態
えんがい-きょうしん / ひどく驚き恐ること。ちょっとしたものに驚くこと。
影駭響震
えいかい-こうれい / 栄えて仲の良い夫婦のこと。
栄諧伉儷
えいし-さっそう / 男らしくりりしい容姿で、非常に爽やかなこと。
英姿颯爽
えいしょ-えんせつ / こじつけること。
郢書燕説
えいめい-かったつ / 才知があり道徳に明るく、しかも小事にこだわらないおおらかな性質のこと。
英明闊達
えか-だんぴ / 並々ならぬ決意を示すこと。
慧可断臂
えこ-ひいき / 片方に心をかたむけ助けること。好きな方にだけ肩入れすること。
依怙贔屓
えっそ-だいほう / 自分の分を超えて他人の権限を侵す罪。
越俎代庖
えつふ-そいつ / 場所や人によって同じ者でも呼び名が異なるたとえ。
越鳧楚乙
えんあん-ちんどく / 享楽に溺れてはいけないというたとえ。
宴安鴆毒
えんえん-ちょうだ / へびのようにうねうねと長く続くこと。
蜿蜿長蛇
えんかつ-しゃだつ / 物事をそつなくとりしきるさま。
円滑洒脱
えんかの-こしつ / 山水を愛でる心がきわめて強いこと。また、隠居すること。
烟霞痼疾
えんがん-こけい / 燕のような顎と虎のような頸。遠国の諸侯となる人物をいう。
燕頷虎頸
えんがん-とうひつ / 一大決心をして志を立てること。また、文筆をやめて武の道に進むこと。
燕頷投筆
うんきょく-うえん / 非常に回りくどいこと。
婉曲迂遠
えんけい-きょしょう / 人の来訪を待ち望むさま。
延頸挙踵
えんこう-しゅげつ / 身の程知らずが身を滅ぼすたとえ。
猿猴取月
えんじょ-こうふ / 適齢の年になっても相手のいない男と女。配偶者と死別・離別した者にもいう。
怨女曠夫
えんぱ-ひょうびょう / 遠く広々とした水面などがもやで煙って空と水面の境がはっきりとしないさま。
烟波縹渺
えんぶ-しゅうぶん / 世の中が穏やかで平和なこと。
偃武修文
えんぶ-だごん / 良質の金のたとえ。
閻浮檀金
えんぶん-よちょう / 聞き飽きること。
厭聞飫聴
えんべん-ちょうじゅう / 心が優しく素直で、人の言うことに逆らわずに従うさま。
婉娩聴従
えんまん-りゅうらん / 悪が蔓延り、世の中全体に広がっていくこと。
衍漫流爛
えんもん-にりょう / 唐の烏承玭と烏承恩の二人。戦場ですぐれた功績をあげたことを評した言葉。
轅門二竜
えんろ-ほうし / 丸い顔と四角い足。人類のこと。
円顱方趾
おうあ-ちょうたつ / 乱雑な音のこと。子供が騒ぐ声のこと。
嘔唖嘲哳
おうが-らいりん / わざわざお越しいただきまして、ということ。
枉駕来臨
おうか-らんまん / 桜の花が満開になって咲き乱れているさま。
桜花爛漫
おうこう-かっぽ / 威張って気ままに歩き回ること。
横行闊歩
おうこう-ばっこ / のさばって勝手気ままにふるまうこと。
横行跋扈
おうじ-びょうぼう / 過ぎ去った昔のことは遠く微かで明らかでない。
往事渺茫
おうせき-ちょくじん / 大きな利益を得るために、小さな犠牲をはらうこと。
枉尺直尋
おうほう-じゅんし / 規則をまげて私利私欲にはしること。
枉法徇私
おうゆう-じょうすう / 貧しく粗末な家の形容。
甕牖縄枢
おうよう-ろらく / 初唐の四人の詩の大家。
王楊盧駱
おうり-けいけい / 見識が狭く世間知らずな人のたとえ。
甕裡醯鶏
おんしゅう-ぶんめい / 恩を受けた者には恩で報い、あだをうけたものにはあだで報いること。
恩讎分明
おんせい-ていせい / 親に孝養を尽くすこと。
温凊定省
おんり-えど / この世をけがれたものとして厭い離れること。
厭離穢土
かいいん-かいとう / 悪事を人に教えること。
誨淫誨盗
がいが-きゅうせん / 屋根の瓦と階段の敷き瓦のこと。
蓋瓦級甎
かいかつ-てんくう / 気性がさっぱりとしていて、心が広いこと。
海闊天空
かいし-しんろう / 現実性に乏しい考えや理論。また、根拠がなくありもしないこと。
海市蜃楼
かいしゃ-じんこう / 広く世間の評判となり、もてはやされていること。
膾炙人口
かいちょう-さんじゃく / しゃべることが極めて達者なこと。
喙長三尺
かいてい-ろうげつ / 実現不可能なことをやろうとして、余分な労力を費やすこと。
海底撈月
かいてん-へきち / 天地の始まり。これまでの歴史にないような大きな出来事のこと。
開天闢地
がいふう-しょうう / 物事の前兆のたとえ。
磑風舂雨
かいもん-きょくろ / 政界の最高幹部のこと。
槐門棘路
かいらい-せいけん / 実権やみずからの意思を持たず、他国の意向のままになる政権のこと。
傀儡政権
かいろう-どうけつ / 夫婦の契りがかたく、仲睦まじいこと。
偕老同穴
かいろ-こうり / 人生の儚いことのたとえ。
薤露蒿里
かか-たいしょう / 大声をあげて笑うこと。
呵呵大笑
かき-いんしん / 夏王朝の桀王と殷王朝の紂王。
夏癸殷辛
かぎゅう-かくじょう / きわめてささいなつまらない争いのこと。
蝸牛角上
かくりつ-きちょ / 心から待ち望むこと。
鶴立企佇
かけい-やち / ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。
家鶏野雉
かこう-しょうとく / 人の手柄や徳をほめたたえて歌うこと。
歌功頌徳
がし-ろうひょう / 苦労して効果のないたとえ。また、力を無用なところに用いるたとえ。
画脂鏤氷
かしん-だんき / 中途で志を捨ててはいけないという教え。
軻親断機
かちょう-ふうえい / 自然とそれにまつわる人事を、そのまま客観的に詠ずること。
花鳥諷詠
かっか-そうよう / 思い通りにいかず、歯痒く、もどかしいこと。
隔靴掻痒
かっき-ほんせん / 勢いが激しいこと。また、書の筆勢が力強いこと。
渇驥奔泉
かつぜん-たいご / 迷いや疑いがにわかに解けて、真理を悟ること。
豁然大悟
かったつ-じざい / 心が広く物事にこだわらないさま。
闊達自在
かったつ-たいど / 気持ちがからりとしていて、度量が広いこと。
豁達大度
かつもく-そうたい / 人が著しく進歩・成長するのを待ち望むこと。また、今までとは違った味方で相手を見直すこと。
刮目相待
かてい-かくれい / 過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。
華亭鶴唳
かふく-いふく / わざわいと幸せは互い違いにやってくるものだということ。
禍福倚伏
がりょう-てんせい / 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。
画竜点睛
かれん-ちゅうきゅう / 税金などを情け容赦なく取り立てること。
苛斂誅求
かろ-とうせん / 無用なもの、役に立たないもののたとえ。
夏鑪冬扇
がんあい-ちせい / 哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。
銜哀致誠
がんえい-しょか / 文章の優れた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。
含英咀華
かんか-こうそう / 戦いで忙しいこと。
干戈倥偬
かんか-こどく / 身寄りもなく寂しいこと。
鰥寡孤独
かんか-ふぐう / 思い通りにことが運ばず、地位や境遇に恵まれないこと。
轗軻不遇
かんかん-がくがく / 遠慮することなく盛んに議論をするさま。また、遠慮せず直言すること。
侃侃諤諤
かんかん-しょきゅう / 非常に夫婦仲が良いこと。
関関雎鳩
かんき-べんぶ / 大喜びするたとえ。
歓喜抃舞
かんき-れいそく / 非常に見識が狭いこと。
管窺蠡測
がんこう-けいけい / 目が鋭く光るさま。
眼光炯炯
がんこう-じくじ / 厚かましい顔にもなお恥じる色があらわれる。
顔厚忸怩
がんさい-かいじつ / 何もしないで怠惰な月日を過ごすこと。
翫歳愒日
かんしん-ほふく / 大きな目的のために一時の屈辱にも怒りを押さえ恥を忍ぶこと。
韓信匍匐
かんせい-せんけつ / 才能のある者ほど先に憂き目にあうということ。
甘井先竭
かんせき-うぼう / 武の舞と文の舞のこと。
干戚羽旄
かんだん-きほう / 衣食が乏しくこごえ飢えることと、あたたかい着物をきてあきるまで食べること。
寒煖饑飽
かんち-じゅっすう / よこしまな知恵と計略。悪だくみ。
奸智術数
かんてん-じう / 大いに困っているときに救われること。また、待望していたことが実現すること。
旱天慈雨
かんてん-どうち / 活動のめざましいことの形容。また、音声の大きいことのたとえ。
撼天動地
かんと-しょうぜん / 家が非常に狭くて、さびしくみずぼらしいさま。
環堵蕭然
かんなん-しんく / 大変な苦労。
艱難辛苦
かんねい-じゃち / 性格がひねくれているずるがしこいこと。
奸佞邪智
かんび-そうずい / 車や動物などが切れ目なく連なって進むこと。
銜尾相随
かんぴゃく-ふういつ / 益よりも害の多いこと。
勧百諷一
がんめい-ころう / 視野が狭く頑固で柔軟性に欠け、正しい判断ができないこと。
頑迷固陋
がんれん-だりつ / 高潔な人格に感化されて、いい方向に向かうこと。
頑廉懦立
ぎうん-さいむ / 疑いのかかっていることを雲や霞にたとえた語。
疑雲猜霧
きおう-ふきゅう / 過ぎたことはとがめないということ。
既往不咎
きき-かげき / ほんの一瞬の出来事のこと。また、時の過ぎることがきわめてはやい形容。
騏驥過隙
きき-じょうじょう / 多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。
熙熙壌壌
きげん-かくろん / はげしく議論を戦わせること。
危言覈論
きこう-かいそく / 生き物のこと。
跂行喙息
きこく-しゅうしゅう / 戦場などの鬼気迫ったものすごいさま。
鬼哭啾啾
きし-せんめい / 主義・主張・態度などがはっきりしていること。
旗幟鮮明
きじん-てんゆう / 無用の心配。取り越し苦労のこと。
杞人天憂
ぎぜん-きつりつ / 人物が他よりひときわすぐれているさま。
巍然屹立
きっきゅう-じんすい / ひたすら心を尽くして骨折り国事につとめること。
鞠躬尽瘁
きふく-えんしゃ / すぐれた人物が、低い地位にいたり、つまらない仕事をさせられること。
驥服塩車
ぎゅうき-どうそう / 賢者が愚者と同じ境遇を受けること。
牛驥同皁
きゅうざん-ばしょく / 天下の法は私情で曲げられないたとえ。また、大きな目的のためには私情をすてるたとえ。
泣斬馬謖
きゅうしゃ-あんが / 天子が亡くなること。
宮車晏駕
ぎゅうしゅう-ばぼつ / 無用なものや役に立たないもののたとえ。
牛溲馬勃
きゅうぼく-ふんしょう / だめな人間や怠け者は教育し難いことのたとえ。また、手の施しようのないもの、役に立たないもののたとえ。朽木糞土。
朽木糞牆
きょうおう-かちょく / 物事を正そうとしても度を超してしまえばかえって新たな偏向や損害を招くたとえ。
矯枉過直
ぎょうかん-ふさつ / あおいで天文を見、うつむいて地理を知ること。
仰観俯察
ぎょうき-こんだく / 人情や風俗が軽薄で世の中が乱れていること。
澆季溷濁
ぎょうき-まっせ / 時勢の衰えた世の中。
澆季末世
きょうきょう-ぎょうぎょう / つつしみおそれるさま。
兢兢業業
きょうく-かんげき / おそれかしこまって感激すること。
恐懼感激
きょうげん-きご / 小説や物語などをいやしめていう語。
狂言綺語
きょうこう-きんげん / 恐れながら謹んで申し上げるということ。手紙の終わりに書く。
恐惶謹言
きょうこう-へきさく / 苦学すること。
匡衡壁鑿
きょうしゃ-いんいつ / ぜいたくにふけり、淫らに走ること。
驕奢淫佚
きょうしゅ-ぼうかん / 何もせず手をこまねいて、そばで見ていること。
拱手傍観
きょうしん-どうはく / 心の底から深い感動を呼び起こすこと。
驚心動魄
きょうしん-りくりょく / 物事を一致団結して行うこと。
協心戮力
ぎょうてん-ふき / 心にやましいことがなければ、天に対して恥じることがないということ。
仰天不愧
きょうへい-ひっぱい / 思い上がった軍隊は必ず敗れるということ。
驕兵必敗
きょうへき-きょぞう / 拠り所もないのにむやみにないものを作り出すこと。
嚮壁虚造
きょうらん-どとう / 物事がひどく乱れていること。
狂瀾怒涛
きょくすい-りゅうしょう / 曲水の宴。風雅な遊び。
曲水流觴
ぎょくせき-こんこう / すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること。
玉石混淆
ぎょくせき-どうき / よいものと悪いもの、賢者と愚者が同じように扱われていて区別がつかないたとえ。
玉石同匱
ぎょくせん-きんと / 月のこと。
玉蟾金兔
きょくてん-せきち / 非常に恐れて身の置き所のない形容。また、肩身を狭くして世をはばかって暮らすこと。
跼天蹐地
ぎょくと-ぎんせん / 月のこと。
玉兔銀蟾
きょくとつ-ししん / 未然に災害を防ぐこと。
曲突徙薪
きょせい-てんたん / 私心や私欲がなく、心が平静なこと。
虚静恬淡
きよ-ほうへん / 褒めたり貶したりすること。
毀誉褒貶
きょむ-ひょうびょう / あるがままに果てしなく広がる風景の形容。
虚無縹渺
ぎょらん-どほう / 国家や物事が崩壊すること。
魚爛土崩
きろ-べきろ / 身近にあるものを、わざわざ他に求める愚かさのこと。
騎驢覓驢
きんおう-むけつ / 完全で欠点がないたとえ。特に、他国から侵略されたことがない堅固な国家のたとえ。
金甌無欠
きんかい-しゅれき / 並外れて贅沢の限りをつくすたとえ。
金塊珠礫
きんか-いっちょう / 人の代の栄華のはかないたとえ。
槿花一朝
きんこん-いちばん / 気持ちを引き締めて物事に取り組むこと。
緊褌一番
きんしつ-そうわ / 人と人、特に夫婦仲の睦まじいことのたとえ。
琴瑟相和
きんじゅう-いてき / 中国周辺の異民族を蔑んで称したもの。
禽獣夷狄
きんしょう-じざい / 自分の思い通りのままに人を処遇すること。
擒縦自在
くうこくの-きょうおん / 予期せぬ喜びのこと。また、非常に珍しいこと。
空谷跫音
くしん-さんたん / あれこれと心をくだいて苦労を重ねること。
苦心惨憺
くはい-しい / いつも来ている服装を変えれば疑われるのは当然であるということ。
狗吠緇衣
くび-ぞくちょう / 官爵を乱発するのを罵る語。また、劣ったものが優れたものの後を続けることのたとえ。
狗尾続貂
くぶん-すうけん / 学問や見聞がせまく、かたよっていること。
区聞陬見
くんおん-かいがく / 君主の恩は海や谷のように深いこと。
君恩海壑
ぐんぎ-ふせん / 人々が利益のあるところにむらがることを卑しんでいうたとえ。
群蟻附羶
くんしゅ-さんもん / 寺門の禁忌。臭いものや酒を飲んで山門に入ることを禁じた語。
葷酒山門
けいえい-さんたん / 心を砕き悩ましてあれこれ考え計画すること。
経営惨憺
けいきょく-そうり / 乱臣、逆臣の家の形容。
荊棘叢裏
けいきょく-どうだ / 国の滅亡を嘆くことのたとえ。
荊棘銅駝
けいさい-ふくん / 粗末な服装のたとえ。
荊釵布裙
けいし-ぎゅうしょう / 鶏口牛後。大きな組織に隷属するよりは小さくても人の上に立つ方が良いということ。
鶏尸牛従
けいし-ぎょくよう / 天子の一門のこと。
瓊枝玉葉
けいし-せんだん / 有徳の人の形容。また素晴らしい詩文のたとえ。
瓊枝栴檀
げいしょう-うい / うすい絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣装のこと。また、舞曲の名。
霓裳羽衣
けいそく-えんぎょう / よきにつけ悪しきにつけ浮き世まかせの暮らしにいう。
傾側偃仰
けいちょう-ふはく / 考えが軽薄でうわついてること。
軽佻浮薄
けいみょう-しゃだつ / 洗練され気が利いており、俗っぽくなく爽やかなこと。
軽妙洒脱
けいよう-ここう / 容貌がやせ衰えて生気がないさま。
形容枯槁
けっかく-けいしゅ / 相手に対して最敬礼すること。
厥角稽首
げっか-すいこう / 詩文の字句・表現をあれこれ工夫を凝らし、完成を目指すこと。
月下推敲
けっか-ふざ / 仏教の座法の一つ。
結跏趺坐
けっき-へんげん / さまざまな奇異なようすにかわること。
譎詭変幻
げっちゅうの-せんじょ / 月に住むというひきがえる。
月中蟾蜍
けんかい-ここう / 固く自分の意思を守って、他人と和合しないこと。
狷介孤高
けんかい-ころう / 固く志を守って世俗を受け容れないこと。
狷介固陋
けんかい-ふき / 自分の意思を守り通し、何者にも束縛されないこと。
狷介不羈
けんがい-ろくば / 情欲におぼれて危険になった時に忽然と後悔し悟ること。
懸崖勒馬
げんかん-こうたつ / 人柄が大らかなたとえ。
阮簡曠達
けんけん-ごうごう / 多くの人がやかましく騒ぐさま。
喧喧囂囂
けんけん-ひきゅう / 自分のことは二の次にして、主人や人に尽くすこと。
蹇蹇匪躬
けんけん-ふくよう / 常に心に銘記して、決して忘れないこと。
拳拳服膺
げんこう-そご / 口で言うことと実際に行うことが矛盾していること。
言行齟齬
けんこん-いってき / 運命をかけて、一か八かの大勝負をすること。
乾坤一擲
げんさい-ようきょう / 非常に堅固なとりで。
厳塞要徼
けんし-えんしつ / 美しくあでやかな姿や肉体のこと。
妍姿艶質
げんせき-せいがん / 心から人を歓迎すること。
阮籍青眼
けんたん-こんげい / 天地の果てのこと。
乾端坤倪
けんばつ-どちょう / 情勢が緊迫して今にも戦いが始まりそうなたとえ。また、書道で筆力が激しくて気迫がこもっているたとえ。
剣抜弩張
けんま-こくげき / 人や車の往来が多く、混雑しているさま。都会の雑踏。
肩摩轂撃
けんれん-かいかく / 心は互いに引かれ合いながら遠く隔たっていること。
牽攣乖隔
こうい-ききん / 自分の妻の謙称。白い衣服と蓬色のスカーフ。中国、周代の身分の低い女性の質素な服装。
縞衣綦巾
こうい-りんしょく / 黄衣を身につけ俸禄を受ける者。宦官をいう。
黄衣廩食
こうかい-ぜいせい / あとになって悔やんでもどうしようもない。
後悔噬臍
こうがい-ふんげき / 激しく憤りなげくこと。
慷慨憤激
ごうか-けんらん / まばゆいほど美しく、華やかでぜいたくなさま。
豪華絢爛
こうか-こめい / かがり火と狐の鳴き声。衆を惑わすことをいう。
篝火狐鳴
こうが-だいとう / 将軍の陣営のしるし。また、宦官のしるし。
高牙大纛
こうか-てきめん / ききめや報いがただちに現れること。
効果覿面
こうか-ばんげん / 広く大きな家。転じて、貧しい人を庇護すること。
広廈万間
ごうかん-ちゅうびゅう / 男女が深く愛し合うこと。
合歓綢繆
こうき-ふんぷん / よい香りがあたり一面にただようこと。
香気芬芬
ごうき-ぼくとつ / 意志が強くて、飾り気がないこと。
剛毅朴訥
こうきん-げきせき / 詩文の美しい響きやリズムのたとえ。
敲金撃石
こうげつ-せんり / 明るく輝く月が、遠くまで照りわたるさま。
皓月千里
こうこう-こうかく / 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。
槁項黄馘
こうこう-こつこつ / 何かに心を奪われて、うっとりすること。
恍恍惚惚
こうし-そうにく / 才能も学問もなく、なんの存在価値もない人のこと。
行尸走肉
こうじつ-びきゅう / むだに長期間の日を過ごすこと。
曠日弥久
こうしゃ-しば / 高位高官にある人の乗り物。転じて、高貴な人。
高車駟馬
こうしょう-きょくく / 非常に読みにくく難しい文章のこと。奇怪で難解な文章。
鉤章棘句
こうしょ-とうあん / 物事をなおざりにして一時の安楽をむさぼること。
苟且偸安
こうし-らんしょう / 物事のはじまり、おこり。
嚆矢濫觴
こうせい-ふき / 長く手なずけることができないこと。
曠世不羈
こうせき-せきろ / 土地が荒れやせていること。
荒瘠斥鹵
こうぜん-たいご / 思い定まらないでいるときに、一瞬のひらめきから悟りを得ること。
恍然大悟
こうだん-かっぽ / 自由に議論して大股に歩くこと。気ままなさま。
高談闊歩
こうと-さんくつ / 身を守るのに用心深いこと。また、困難を避けるのに巧みであること。
狡兔三窟
こうと-りょうく / かつて重用された者も状況が変わり用がなくなれば見捨てられることのたとえ。
狡兔良狗
こうはつ-すいちょう / 老人と子供のこと。
黄髪垂髫
こうはん-きゅうちゅう / 模範となる大切な政治道徳のこと。
洪範九疇
こうひょう-きゅうか / 方法を誤ったり見当違いのことをしても目的は達せられないたとえ。
敲氷求火
こうひょう-さくさく / 評判が良く、人々から褒めそやされるさま。
好評嘖嘖
こうふう-せいげつ / 心が清らかでわだかまりがなく、爽快であること。
光風霽月
こうぶん-しゃくじ / 文字使いなど表面的な技巧にばかりこだわり文章の内容や意味をおろそかにすること。また、ぐずぐず言うこと。いろいろ言うこと。
咬文嚼字
こうぼう-いっせん / 事態が急激に瞬間的に変化すること。
光芒一閃
ごうほう-らいらく / 気持ちがおおらかで、小さなことにこだわらないこと。
豪放磊落
こうぼく-しかい / 衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。
槁木死灰
ごうもう-ふか / わざわいは小さいうちに取り除くべきだということ。
毫毛斧柯
こうよく-ぜっしょ / 政治に私情をさしはさなまいたとえ。
孔翊絶書
こうらん-しんしき / 見聞が広く知識が深く豊富であること。
洽覧深識
ごうり-せんり / 初めを慎むべきことをいう。
毫釐千里
こうりょう-いっすい / 一生が夢幻のようにはかないことのたとえ。
黄粱一炊
こうりょう-してい / 富裕な家に生まれた者のたとえ。
膏粱子弟
こうりょう-どくだ / 不気味で恐ろしいもののたとえ。
蛟竜毒蛇
こうりょう-ゆうかい / 極めて高い地位にある者、栄達を極めた者は、失敗をする恐れがあることを戒める言葉。
亢竜有悔
ごうん-かいくう / 仏教で、人間界の現象・存在は一切空であるということ。
五蘊皆空
こえい-しょうぜん / ひとりぼっちでしょんぼりしているさま。
孤影悄然
こかん-りょうれき / 北方の異民族と漢民族が互いにおかし争うこと。
胡漢陵轢
こぎ-しゅんじゅん / 事に望んで決心がつかず、ぐずぐずしていること。
狐疑逡巡
こきゅう-こうしゅう / 全体としては立派だがよく見れば多少の難があるというたとえ。
狐裘羔袖
ごぎゅう-ぜんげつ / 誤解して必要以上におびえるたとえ。また、思い過ごしから要らぬ苦労をするたとえ。
呉牛喘月
こきゅう-もうじゅう / 富貴の人の行いが治まらず国家が乱れることのたとえ。
狐裘蒙戎
ごぎょう-そうこく / 木・火・土・金・水の五つが互いに力を減じ合うこと。
五行相剋
こぎょ-かんさく / 親には孝養を尽くすべきであるという教え。
枯魚銜索
こくき-きゅうれん / 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。
哭岐泣練
こくびゃく-こんこう / よい事と悪い事の区別をわきまえないこと。
黒白混淆
こくほ-かんなん / 国勢が振るわず、国家の運命が危ういこと。
国歩艱難
ごくらく-とんぼ / 事の重大さをまったく考えない気楽なのん気者のこと。
極楽蜻蛉
こし-たんたん / すきがあればつけこもうと、じっと機会をねらうこと。
虎視眈眈
こしょう-ふうしょう / すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。
虎嘯風生
こじんの-そうはく / 言葉や文章では聖人・賢人の本質を伝えるのは不可能だということ。
古人糟魄
こぜつ-ようしん / 盛んにしゃべりたてること。
鼓舌揺脣
ごぞう-ろっぷ / からだの中すべて。
五臓六腑
こっけい-しゃだつ / 知力にとみ弁舌さわやかな口調で会話をあやつり、俗気がなくさっぱりとしていること。
滑稽洒脱
こてき-りょうだ / 英雄が戦うたとえ。
虎擲竜挐
こてつの-ふぎょ / 危機や困難が目の前にさしせまっていること。また、窮地に立たされた人のたとえ。
涸轍鮒魚
こどく-かんか / 四種の苦しみで訴えるところのない人。
孤独矜寡
ごび-しふく / 寝ても覚めても忘れないこと。
寤寐思服
こゆう-たんぱく / 悟りの境地に至ること。
虚融澹泊
ころう-かぶん / 学問が偏っていて狭く、見聞が少ないこと。
孤陋寡聞
こんこん-とんとん / 入り乱れて明らかでないさま。
渾渾沌沌
こんぜん-いったい / 別々のものが溶け合って区別がつかないさま。
渾然一体
こんてい-しんせい / 親に孝行をつくすこと。
昏定晨省
こんにゃく-もんどう / まとはずれでとんちんかんな問答や返事。
蒟蒻問答
こんひ-はくさん / おおいに驚き恐れること。
魂飛魄散
こんろん-どんそう / 人の教えをただ鵜呑みにするだけでは、その真理を会得することはできないということ。
渾崙呑棗
さいかい-もくよく / 神仏にお祈りする前に、飲食や行動を慎み身を洗い清めること。
斎戒沐浴
さいき-かんぱつ / 機転がきき、才能が溢れていること。
才気煥発
ざいじ-きゅうえん / 人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠いところにそれを求めようとするということ。
在邇求遠
さいし-けんぞく / 妻と子、家族と血縁関係にある親族のこと。
妻子眷族
さいせき-こうかん / 書物が多いことのたとえ。
載籍浩瀚
さいそう-おうたい / 日常生活に必要な仕事や作法のこと。
灑掃応対
さいほう-ずいあ / 自分より劣る人に嫁がされること。また、それに不満を持つこと。
彩鳳随鴉
さいほ-ばくろう / 水をたたえずに、野菜や穀類を栽培する農耕地、すなわち畑のこと。
菜圃麦隴
さいろう-とうろ / 暴虐で非道な人が枢要な地位にあることのたとえ。また、権力を握っている者の暴虐のたとえ。
豺狼当路
さくし-せきとく / 晋の習鑿歯は手紙で議論するのにすぐれていた。
鑿歯尺牘
さくゆう-けいゆう / さまざまな考え方に学んで、見識を広めること。
鑿窓啓牖
さくへき-とうこう / 苦学することのたとえ。
鑿壁偸光
ささい-さいじ / 情のこまやかなこと。
瑣砕細膩
さた-さいげつ / ただ時間をむだにして、虚しく過ごすこと。
蹉跎歳月
さんかい-きゅうきょく / 周代の官名。三公と九卿。
三槐九棘
さんき-きゅうこう / 清朝の再敬礼。
三跪九叩
さんきん-さんよく / 相手を大切に思う心をあらわす語。
三釁三浴
さんくん-さんもく / 相手を大切に思う心をあらわす語。
三薫三沐
さんし-しょうか / 文字の誤り。
三豕渉河
さんせい-いっさん / 三代の家族が一つの家に同居すること。
三世一爨
さんたん-けいえい / 心をくだき悩ましてあれこれ考え計画すること。
惨憺経営
ざんてい-せってつ / くぎや鉄を断ち切る。毅然として決断力があるたとえ。
斬釘截鉄
ざんてん-めんゆ / 人の悪口を言ってこびへつらうこと。
讒諂面諛
ざんぱい-れいしゃ / 恥辱を受けるたとえ。
残杯冷炙
さんめん-ろっぴ / 一人で数人分の働きをしたり、多方面で活躍したりすること。
三面六臂
しい-そさん / ある地位にいて職責を果たさずにむだに禄をもらっていること。
尸位素餐
しい-びしょく / ぜいたくなたとえ。
侈衣美食
しかい-ほうほう / 鎧を装備した四頭立ての馬の引く戦車が戦場を駆け巡る。
駟介旁旁
しく-はちがい / 大通りが四方八方に通じている大きな街のこと。
四衢八街
じくろ-せんり / 多数の舟がはるか彼方まで連なること。
舳艫千里
しこう-きゅうまい / 被害がだんだん拡大すること。
舐糠及米
しこう-じゅうちく / 人をけだもの同様に扱うこと。
豕交獣畜
じこ-とうかい / 自分の才能・地位・本心などをかくして表に出さないこと。
自己韜晦
しじ-とくしゃ / 卑しいことをしてまで、大きな利益を手に入れること。
舐痔得車
しし-はくと / 易しいと思われることでも、全力をあげて努めるべきだということ。
獅子搏兔
しじん-ぜいこつ / 銘茶をたたえる語。また、銘茶のこと。
詩人蛻骨
しせい-けっかつ / 生死を共にすることを約束し、共に苦しみ努力すること。
死生契闊
しぜん-りょくがん / 西洋人。
紫髥緑眼
しちし-はちぜつ / 意見の多いこと。
七嘴八舌
しちしゅの-さいこう / 七種の野菜の汁物。また、七種がゆ。七草がゆ。
七種菜羹
しちしょう-しちきん / 敵を捕らえたり逃がしたりして味方にすること。
七縦七擒
しちゅう-だいてん / 史籒が大篆という書体を作った。
史籒大篆
じつげつ-ゆまい / 月日がどんどん過ぎてゆくこと。また、年老いて死期が近くなること。
日月逾邁
しつげん-きょしょく / 落ち着きがない。
疾言遽色
しっこん-らくはく / ひどく驚き、あわてふためく。
失魂落魄
じっせん-きゅうこう / 自分自身の力で実際に進んで行動してみること。
実践躬行
しった-げきれい / 大声で励まして、奮い立たせること。
叱咤激励
しっぷう-けいそう / 苦境に立ったとき、はじめてその人物の真価がわかるというたとえ。
疾風勁草
しっぷう-もくう / 非常に苦労することのたとえ。
櫛風沐雨
しぼく-とごう / 文人。詩文をつくる人。
子墨兔毫
しま-おくそく / 物事を自分の心だけでいいかげんに推測すること。
揣摩臆測
しもく-こふん / 残忍で凶暴な人相のたとえ。
鴟目虎吻
しゃいん-しゅうけい / 苦学のたとえ。
車胤聚蛍
じゃくそう-きゅうきょ / 他人の地位を横取りすること。また、女性が嫁いで夫の家を我が家とすること。
鵲巣鳩居
しゃし-いんいつ / 度を越した贅沢をし、不道徳な楽しみにふけること。
奢侈淫佚
しゃし-ぶんじゃく / おごり、ぜいたくをつくし、文事ばかりにふけって、おとなしく、気が弱いこと。
奢侈文弱
しゃしゃ-らくらく / 性格や言動がさっぱりしていて、物事にこだわらないさま。
洒洒落落
しゃとう-ねんき / 兄弟の仲が悪く、争い合うこと。
煮豆燃萁
しゅうあく-かんじゃ / 非常にみにくくよこしまなこと。
醜悪奸邪
しゅうい-ほけつ / 見逃している過失を見つけて、それを正し補うこと。
拾遺補闕
じゆう-かったつ / のびのびとして心が広く物事にこだわらないさま。
自由闊達
しゅうけん-ぼうしょ / 多くの賢人が協力し合うこと。
衆賢茅茹
しゅうさん-じっしゅん / 別離のあとまたたくまに歳月が経過したということ。
聚散十春
じゅうしゅう-ちょうさん / 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。
獣聚鳥散
しゅうしゅ-ぼうかん / 何もしないでそばで見ていること。
袖手旁観
じゅうば-こうそう / 戦場にあって忙しく軍務を行うこと。
戎馬倥偬
しゅうふう-れつれつ / 秋の風のきびしくつめたいさま。
秋風冽冽
しゅうぶん-せいらい / 小さなものもたくさん集まると大きな力になるということ。また、多くの人が口を揃えて言いたてて、害悪を生じること。
聚蚊成雷
しゅおう-はんのう / 無知無能の人。
酒甕飯嚢
しゅくや-むび / 朝早くから夜遅くまで。また、寝ても覚めても、終日絶えずということ。
夙夜夢寐
しゅじゅ-ぎょっこう / 美しいもののたとえ。
珠襦玉匣
しゅしん-こうし / 美人の形容。
朱脣皓歯
じゅっこう-がいしゅ / 朮でつくった羹とよもぎが入った酒のこと。
朮羹艾酒
しゅぼく-らんぜん / 学問や研究に専念することのたとえ。
朱墨爛然
しゅんかん-りょうしょう / 春になっても寒さが残り、春風が肌にうすら寒く感じられるさま。
春寒料峭
じゅんこう-ろかい / 故郷を懐かしく思う情。
蓴羹鱸膾
しゅんぷう-たいとう / 何事もなく平穏なさま。
春風駘蕩
しょうい-かんしょく / 天子が朝早くから夜遅くまで熱心に政治に励むこと。
宵衣旰食
しょうけい-どうおん / 人が心を合わせて仲良くするたとえ。
笙磬同音
しょうざんの-しこう / 商山に隠れた四人の老人。
商山四皓
しょうしゃく-しゅくりつ / 意気が阻喪して縮み上がっておそれること。
銷鑠縮栗
しょうしゅ-かくにく / 非常に贅沢なことのたとえ。
漿酒霍肉
じょうしょう-かおく / 余計なことを重ね行うことのたとえ。
畳牀架屋
しょうじょう-ししょう / 重複すること、余計なことをするたとえ。
牀上施牀
しょうしょう-はっけい / 瀟湘付近の景色のよい八つの場所。
瀟湘八景
じょうそく-ふじ / 人に注意する場合には、相手の立場を考え相手を傷つけないような配慮が必要であるということ。
囁足附耳
しょうとう-らんがく / 根本を忘れ些末なことを重複すること。また、物事を非常に苦労してすること。
焦頭爛額
じょうひ-しつげん / 得意なさま。
攘臂疾言
じょうび-ふかい / 日ごろから気をゆるめることなく準備を整えておくこと。
常備不懈
しょうふう-ろうげつ / 自然の風景に親しみ、風流を好んで楽しむこと。
嘯風弄月
しょうめつ-めつい / 生と滅、生きることと死ぬことがなくなって、ともに存しないこと。涅槃に入ること。
生滅滅已
しょうよう-じざい / 俗事をはなれて気ままに楽しむこと。
逍遥自在
しょうよう-ほうがい / 法律を犯した者が罰を受けないで自由に生活していること。
逍遥法外
しょくけん-はいじつ / 教養のない者が、わかりもしないのに賢者の言動を非難すること。
蜀犬吠日
しょくふ-りこう / 身分は低いが、口が達者な男のこと。
嗇夫利口
じりょう-しひ / ご馳走を食べること。また、ご馳走を食べられる身分になること。
持粱歯肥
しりん-きょうだん / 学問所・講堂のこと。
緇林杏壇
しれい-せっさ / つとめみがく。学問や品性をはげみ修養して大成を期すること。
砥礪切磋
しれつ-はっし / 激しくいきどおるさま。
眥裂髪指
しろく-べんれい / 四字句と六字句の対句を多く用いた修辞的な文体。
四六駢儷
しんいん-ひょうびょう / 芸術作品のもつたいそう奥深く優れた趣のこと。
神韻縹渺
しんき-こうしん / 心臓の鼓動が速く激しくなること。
心悸亢進
しんきょ-ぼらい / 朝方に去って夕暮れに戻る。
晨去暮来
じんけん-じゅうらい / 国家が国民の基本的人権を侵害すること。
人権蹂躙
しんこう-たいはん / 心が広く穏やかであれば、外見上の体もゆったりと落ち着いて見えるということ。
心広体胖
じんこう-ちゅうみつ / 人や人家がびっしりとすきまなく集まっていること。
人口稠密
しんこん-こてい / 物事の基礎をしっかり固めること。
深根固柢
しんしゃく-せっちゅう / 事情を汲みとってほどよくはからい、その中をとること。
斟酌折衷
じんしん-きょうきょう / 世間の人々の心が騒ぎ動揺すること。
人心洶洶
じんしん-しゅうらん / 多くの人の気持ちをうまくつかんでまとめること。
人心収攬
しんせい-らくらく / しだいに仲の良い友人がいなくなること。友人が年とともにだんだん死んでいなくなること。
晨星落落
じんぱん-とこう / 実際には何の役にも立たないもの、取るに足りないもののこと。
塵飯塗羹
しんぴ-いっこ / つとめてみずから奮起するたとえ。
振臂一呼
しんぶつ-こんこう / 神道と仏教を融合し調和させること。
神仏混淆
しんぼう-しかん / 密接な関係にあるものの一方が滅びると片方も危うくなること。
脣亡歯寒
しんもく-ちょうたん / 大いに勇気をうちふるうさま。
瞋目張胆
しんや-けんどう / 昼夜の区別なく急行すること。仕事を急いで行うこと。
晨夜兼道
しんれい-せんけい / その場の状況に応じて適切な処理をすること。
深厲浅掲
すいがん-もうろう / 酒によって物がはっきり見えないさま。
酔眼朦朧
すいきん-せんぎょく / たいへんなご馳走。
炊金饌玉
ずいしゅ-かへき / この世にまたとない貴重な宝物。この世の至宝ともいうべき宝玉。
隋珠和璧
すいぜん-さんじゃく / あるものをひどく欲しがるたとえ。
垂涎三尺
すいちょう-こうけい / 高貴な女性の寝室のこと。
翠帳紅閨
すいちょう-たいはく / 幼児と老人
垂髫戴白
すいてん-ほうふつ / 遠い海上の水と空とがひと続きになって、見分けがつきにくいさま。
水天髣髴
すいはん-がと / きわめて容易なことのたとえ。
彗氾画塗
すいほ-まんさん / 酒に酔ってふらふら歩くさま。
酔歩蹣跚
すいめい-ちくはく / 名前が歴史に残るような功績のこと。
垂名竹帛
すいもう-きゅうし / やたらと人の粗探しをすること。
吹毛求疵
すうえん-こうそう / 鄒衍が天に訴えて夏に霜を降らせた。
鄒衍降霜
すうろ-いふう / 孔子と孟子の教えのこと。
鄒魯遺風
すんそう-しゅんき / 父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。
寸草春暉
せいか-たんでん / へその三寸下あたりのところ。
臍下丹田
せいか-りょうげん / 初めは小さな勢力でも次第に成長して侮れなくなる。
星火燎原
せいき-けんじょ / 戦いが続くことのたとえ。
旌旗巻舒
せいき-はつらつ / いきいきとして気力、活気にあふれているさま。
生気溌溂
せいこう-せいきょう / まことに恐れかしこまる。
誠惶誠恐
ぜいし-きしん / 母と子の気持ちが通じ合うこと。
噬指棄薪
せいせつ-ふしょく / 賢者が登用されないままでいること。
井渫不食
せいそう-りゅうてい / 悼み悲しんで涙を流す。
悽愴流涕
ぜいたく-ざんまい / したい放題の贅沢をすること。
贅沢三昧
せいてんの-へきれき / 思いもかけない出来事。
青天霹靂
せいめい-ろうぜき / 評判を落として、それが回復しないこと。
声名狼藉
せいれい-かっきん / 力を尽くして学業や仕事に励むこと。
精励恪勤
せきあくの-よおう / 悪事を重ねた報いが子孫にまで及ぶこと。
積悪余殃
せきく-はいぎょう / 人はそれぞれ自分の仕える主人に忠を尽くすもので、善悪をわきまえて尽くすわけではないということ。
跖狗吠尭
せつがく-そうは / 梅のこと。雪や霜のように白く、雪や霜をしのいで咲くのでいう。
雪萼霜葩
せっか-はんりゅう / 色街で遊女と遊ぶこと。
折花攀柳
せっかん-かんげん / 臣下が君主を厳しくいさめること。
折檻諌言
せつぎょく-とうこう / こっそり女に手を出して女色にふけること。
窃玉偸香
せっさ-たくま / 学問や修養によって自分を磨き上げる。
切磋琢磨
せっし-やくわん / 非常に悔しがるさま。
切歯扼腕
せつだん-しゅる / 俗世間の雑念妄想を断ち切ること。
截断衆流
せっぱく-ひょうし / 雪のように清らかな魂魄と氷のような姿。梅の形容。また、高潔な人の例え。
雪魄氷姿
せんがん-ばんがく / 岩山と渓谷の景観。
千巌万壑
ぜんきょ-こうきょう / それまでの態度をがらりと変えて、相手にへつらうこと。
前倨後恭
せんけい-ばんきょく / 非常に多くの困難があること。困難なことのたとえ。
千荊万棘
せんけつ-りんり / 血が滴り落ちるさま。
鮮血淋漓
せんこう-さくはん / 他人の欠点や誤りをどこまでも追求してほじくりだすたとえ。
洗垢索瘢
せんじゅう-かいし / 言い出した者から始めよの意。物事を手近なところからはじめることのたとえ。
先従隗始
せんしょう-らんけい / 適正を欠いた賞罰。
僭賞濫刑
せんしん-ていしょう / 少々酒を飲んで小声で歌を口ずさむこと。
浅斟低唱
せんせき-こうこう / 自然や山水の中で暮らしたいという気持ちが非常に強いこと。
泉石膏肓
せんせん-きょうきょう / 恐れてびくびくするさま。
戦戦兢兢
せんそう-じょこん / 災いを根こそぎ除き去ること。問題を根本から解決するたとえ。
翦草除根
せんだ-ばんだ / 多くの花がついた枝。
千朶万朶
せんちん-おんきん / 親孝行なことのたとえ。
扇枕温衾
せんてん-いじょう / 相手を取り囲むこと。ぐるぐる回って取り囲むこと。
旋転囲繞
せんぼう-しさ / 遠くのぞみ見てその素晴らしさにため息をつく。高貴な人などを敬慕しうらやむこと。
瞻望咨嗟
せんり-むえん / 民衆の生活が窮乏をきわめていること。
千里無烟
せんれん-きはつ / 物価が安いときに買い入れて、物価が高騰したときに安く売り出す物価安定策のこと。
賤斂貴発
そうえん-ふうじゅう / 人民は天子の徳によって教化され、自然と付き従うようになるということ。
草偃風従
そうかい-そうでん / 世の変転のはなはだしいたとえ。
滄海桑田
そうかいの-いしゅ / 世に埋もれた有能な人材のたとえ。
滄海遺珠
そうかいの-いちぞく / 比較にならないほど小さいもののたとえ。
滄海一粟
ぞうげん-ひご / 根拠のないでたらめなうわさ。
造言蜚語
そうし-こうにく / 生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。
走尸行肉
ぞうじ-てんぱい / あわただしいとき。とっさのとき。
造次顚沛
そうしゅ-れんい / 貧しい生活のたとえ。
簇酒斂衣
そうしん-あんき / 夜は早く寝て、朝遅く起きる。赤子や幼児のさま。
蚤寝晏起
そうしん-わいく / やせていて小さい。やせて背が低い。
痩身矮軀
そうど-ちゅうびゅう / 災難を事前に防ぐため準備をすること。
桑土綢繆
そうぼ-とうちょ / 誤った噂も多くの人が口にしているうちに誰でも信じるようになるたとえ。
曽母投杼
そうまん-れいご / 善政で国がよく治っていること。
草満囹圄
そうよう-きび / 凡人が賢人のおかげで功績をあげることのたとえ。
蒼蝿驥尾
そうろ-さんこ / 礼を尽くして有能な人物を招くこと。三顧之礼。
草廬三顧
そくおん-きょうぜん / 足音の響くさま。転じて、得難い来客。また、人物に遭遇するたとえ。
足音跫然
ぞくしゅう-ふんぷん / 非常に俗っぽくて、気品に欠けること。
俗臭芬芬
そくせき-ちくかん / 束皙は古墓などから出土した竹簡を解読して博学を称された。
束皙竹簡
そくはく-かへき / 一束の帛の上に璧をのせる。昔、最高の礼物。
束帛加璧
そくはつ-ふうはく / 妻が賢く貞操を守ること。
束髪封帛
ぞくれい-かつう / 学識をみがいて、世に役立つ人材になること。
鏃礪括羽
そし-たいよう / 細かい規則にとらわれず大らかに書いた文章。
麤枝大葉
そっせん-きゅうこう / 人がする前に自分から進んで実行すること。
率先躬行
そんそ-せっしょう / 和やかに交渉すること。
樽俎折衝
そんのう-じょうい / 天皇を尊び外敵を打ち払うこと。
尊皇攘夷
たいかい-ろうしん / ほとんど実現不可能なこと。
大海撈針
たいか-こうろう / 大きな建物のこと。
大廈高楼
たいかの-とうりょう / 国重要な任務をになう人材のたとえ。
大廈棟梁
たいきん-ちょうちん / 兄弟の仲むつまじいこと。また、交情が親密なこと。
大衾長枕
たいけつ-しょうけつ / 悪い為政者。
大桀小桀
たいこう-げんしゅ / 規則のみにしばられた淡白で面白みのない文章のたとえ。
太羹玄酒
たいしょう-ふうせつ / 夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。
対牀風雪
たいだ-いび / 身体や気力などが、しだいにくずれおとろえること。
頽堕委靡
たいちく-こうてい / 水面が非常に静かなさま。
黛蓄膏渟
たいろ-ぶきん / 愚かな者に者の道理を説いても役に立たないたとえ。
対驢撫琴
たくえい-たくそく / 世の成り行きに応じて進退すること。また、善行をすれば尊ばれ、悪行をすれば卑しまれるということ。また、世俗を超越すること。
濯纓濯足
だくりゅう-こんこん / 濁った水が盛んに流れるさま。
濁流滾滾
たせん-ぜんこ / 資材や条件が整っていれば成功しやすいということ。
多銭善賈
だんい-ほうしょく / 物質的になんの不足もない満ち足りた生活。
煖衣飽食
だんかく-ぞくふ / 生まれつきの自然のあり方に手を加え損なうこと。
断鶴続鳧
だんがん-こくし / きわめて狭い土地のたとえ。
弾丸黒痣
たんし-こひょう / 自分たちを救ってくれた軍隊を歓迎すること。
箪食壷漿
だんせい-かくしゅく / 貧乏に耐えて勉学に励むこと。
断薺画粥
たんせき-らてい / はなはだ無礼なこと。
袒裼裸裎
だんてん-ちょうりょう / 弁舌や文章などが広大でみごとなこと。
談天雕竜
たんぷ-じゅんざい / 欲深い者は、金のためならなんでもするということ。
貪夫徇財
だんらん-ちょうほう / きれぎれになって、続き具合のわからない朝廷の記録のこと。
断爛朝報
たんり-かくしゅ / 驪竜の顎の下を探って珠玉を手に入れる。転じて、危険を冒して大きな利益を得るたとえ。
探驪獲珠
ちぎ-しゅんじゅん / 物事に対し、疑い迷って決断できずに、ぐずぐずとためらうこと。
遅疑逡巡
ちくほう-しょうも / 新築家屋の落成を祝う語。
竹苞松茂
ちっきょ-へいそく / 江戸時代、公家・武士に科した刑の一つ。
蟄居屏息
ちみ-もうりょう / いろいろな化け物。また、私欲のために悪だくみをする悪人のたとえ。
魑魅魍魎
ちゅうけん-こうけい / 戦略・陣容ともに整っていること。
中権後勁
ちゅうこう-やしょう / 貧乏な生活のなかで勉学に励むこと。
昼耕夜誦
ちゅうちょ-しゅんじゅん / ためらって進まないこと。
躊躇逡巡
ちゅうびゅう-みう / 前もって準備をしてわざわいを防ぐこと。
綢繆未雨
ちゅうれん-とうかい / 節操が清く高いたとえ。
仲連蹈海
ちゅっちょく-ゆうめい / 正しい基準に従って人材を評価すること。
黜陟幽明
ちょういつ-ぜつじん / 非常に軽やかに速く走ること。
超軼絶塵
ちょうおう-りちょう / これといって取り柄のない平凡な人のこと。
張王李趙
ちょうき-るいこう / 光明をかさねて広く恩恵が行き渡ること。
重熙累洽
ちょうけい-うかい / くびが長く、口のとがった人相のこと。
長頸烏喙
ちょうけん-びんらん / 国家のおきてが乱れること。
朝憲紊乱
ちょうこう-すいかい / 一度失敗したことに懲りて、必要以上に用心深くなりすぎること。
懲羹吹膾
ちょうこう-てんざん / 長江は天然の塹壕だということ。
長江天塹
ちょうこう-ぼうん / 朝に耕し夕べに草ぎる。農耕に精を出すこと。
朝耕暮耘
ちょうしん-るこつ / 身を削るような苦労をすること。
彫心鏤骨
ちょうせい-ぼえん / 極貧のたとえ。
朝齏暮塩
ちょうちゅうの-ここつ / 無能で取り柄のない人のたとえ。
冢中枯骨
ちょうちゅう-てんこく / 取るに足りない小細工。
彫虫篆刻
ちょうちょう-なんなん / 小声で親しげに話し合うさま。
喋喋喃喃
ちょうてき-れんさん / 豊作の年には政府が米を買いあげ、それを凶作の年に安く売ること。
糶糴斂散
ちょうふう-ろうげつ / 風や月を題材にして詩歌を作ること。
嘲風哢月
ちょうぶん-こくる / 文章中の字や句を美しく飾ること。
雕文刻鏤
ちょうりょう-ばっこ / 悪者などがはびこり、勝手気ままに振る舞うこと。
跳梁跋扈
ちょくおう-まいしん / ただ一筋に突き進む。ためらわずに突き進むこと。
直往邁進
ちょくせつ-かんめい / くどくどしくなくきっぱりしていること。
直截簡明
ちょし-ていき / しばらくの間その場に立ち止まって、あれこれ思い悩み、心の働きをやめてしまうこと。
佇思停機
ちょれき-さんぼく / 役に立たない人やもの。
樗櫟散木
ちんか-たいたん / 闘いの備えをおこたらないこと。
枕戈待旦
ちんりゅう-そうせき / 強情で負け惜しみの強いこと。
枕流漱石
ついいん-らくこん / 人には運不運があるということ。
墜茵落溷
ていかい-しゅみ / 世俗を離れて、余裕ある心で自然や芸術にひたる態度。
低徊趣味
ていこう-たんぺき / 水があぶらのように深く静かによどんで深緑色にたたえているさま。
渟膏湛碧
でいしゅ-かんぎょく / 頭を土につけ、口に玉をふくむこと。謝罪降伏の儀礼。
泥首銜玉
ていそう-ぎょくせき / 非常な贅沢をするたとえ。
鼎鐺玉石
ていとう-べんぱつ / 中国の周辺民族で行われた髪形。
剃頭辮髪
てきか-まんしゃ / 非常に人気があり評判なこと。また、非常な美少年のこと。
擲果満車
てっちゅうの-そうそう / 凡人の中では少し優れている者のたとえ。
鉄中錚錚
てっとう-ほうげん / まわりの人をまったく気にしないでしゃべりちらすこと。
跌蕩放言
てつらん-きび / 軍隊などが敗走する形容。
轍乱旗靡
てんい-しせき / 天子の威光が眼前にあること。
天威咫尺
てんう-ちろ / 天と地。この世。
天宇地廬
てんがん-しせき / 天子のおそばに侍ること。
天顔咫尺
てんしん-らんまん / 純粋で無邪気なさま。
天真爛漫
てんせい-かいがん / 物事の最も大切なところ。物事を完成するための最後の大切な仕上げ。
点睛開眼
てんたい-とそく / 苦労して労働すること。
霑体塗足
てんたん-かよく / あっさりして欲の少ないこと。
恬淡寡欲
てんち-かいびゃく / 天地のはじまり。世界のはじまり。
天地開闢
てんてん-はんそく / 心配したり思い悩んだりして眠れず何度も寝返りをうつこと。
輾転反側
てんぱい-るろう / つまずき倒れながらさまよい歩くこと。
顚沛流浪
てんばつ-てきめん / 悪いことをすると、天の下す罰がすぐに現れること。
天罰覿面
てんぽ-かんなん / 時運に恵まれず非常に苦労すること。
天歩艱難
てんぼ-くんこう / 『書経』にある典・謨・訓・誥の四体の文。『書経』の篇名の併称。聖人の教え。啓典。
典謨訓誥
てんもん-かいこう / 天の造化の門が開き閉じる。開くと万物が生成し、閉じると消滅することから、万物の生滅変化をいう。
天門開闔
とういつ-かんい / のんびりして自由なこと。寛大で優しいこと。
蕩佚簡易
とうおん-かせい / 親に孝行を尽くすこと。
冬温夏凊
とうか-きすい / 女性の月経をいう。
桃花癸水
どうぎ-きょかつ / 心中ではびくびくしながら相手をおどすこと。
恫疑虚喝
どうき-ほうしゅ / 道理をもって物事をはかり定め、法度をみずから守る。
道揆法守
どうきん-きょうちん / 同じしとねに枕を同じくして寝ること。
同衾共枕
とうこう-かいせき / 才能などを包み隠して表面にあらわさないこと。
韜光晦迹
とうこう-きほう / 才能が特別すぐれていること。
騰蛟起鳳
とうこ-きょくし / 災いをとりのぞくこと。
桃弧棘矢
とうさい-かんか / 戦いがすんで平和になったことの形容。
倒載干戈
とうじょう-しゅうこ / 今までのやり方を受け継いでその通りにしてゆくこと。
蹈常襲故
どうしょう-てっぺき / 守りの堅牢なことのたとえ。
銅牆鉄壁
とうしょう-りふ / 兄弟が互いに争い、反目することのたとえ。
桃傷李仆
とうせつ-しぎ / 節操を守り、正義のために命を捨てること。
蹈節死義
とうどう-しかつ / 老人のこと。
頭童歯豁
とうひ-とうしゃ / 蟷螂の斧。微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。
螳臂当車
どうほう-どうたく / 苦労をともにする親密な友。また、戦友のこと。
同袍同沢
どうもく-けつぜつ / 驚いて呆然とすること。
瞠目結舌
とうり-せいけい / 徳がある人のもとにはだまっていても自然に人が集まってくるということ。
桃李成蹊
とき-こつらく / 書画や文章の筆致に盛んに勢いがあることのたとえ。
兔起鶻落
とき-ふきょ / すばやいことのたとえ。
兔起鳧挙
ときょ-きしょ / いたるところに悪人がいることのたとえ。
蠹居棊処
どくがく-ころう / 師匠や学問上の友もなく一人で学ぶと、見聞が狭くひとりよがりで頑なになる。
独学孤陋
とくぎょ-ぼうせん / 目的を達すると、それまで役に立ったものを忘れてしまうこと。
得魚忘筌
どくりつ-ふき / 自分の力や判断で行動し、他から束縛されないこと。
独立不羈
どくりつ-ふとう / 他人に頼らず自立して活動し、困難にあってもへこたれないこと。
独立不撓
とくろう-ぼうしょく / 人間の欲望には限りがないということ。
得隴望蜀
とつげん-びんこう / 人格者はたとえ口は重くても、実行は正しく敏速でありたいということ。
訥言敏行
とっさ-しった / わめき叫びながら大声でしかること。
咄嗟叱咤
とつど-えんげん / 岩石がごつごつと突き出た様子を人が怒った姿、また驕り高ぶるさまにたとえたもの。
突怒偃蹇
とつとつ-かいじ / 驚くほど意外で怪しい出来事。
咄咄怪事
とどくの-ひつぼく / 人を害しそこなう書物。
屠毒筆墨
どば-じゅうが / 才能のない者でも、たえず努力すれば才能のある者に肩を並べることができるということ。
駑馬十駕
とりょう-そうそう / 自分のことを謙遜していう語。また、人や物があり余るほどであること。
斗量帚掃
とんこう-ごりょう / 晋代に敦煌の人で太学で名声のあった五人の称。
敦煌五竜
どんとう-かっちょう / 心を入れ替えて善になることのたとえ。
呑刀刮腸
なんきつ-ほくき / 人も住む環境によって、良くも悪くもなること。
南橘北枳
なんこう-ほくちょう / 天子の威光と恩恵が四方八方に広くゆきわたること。
南洽北暢
なんばん-げきぜつ / うるさいだけで意味のわからない言葉。
南蛮鴃舌
なんばん-ほくてき / 古く中国人が南方や北方の異民族を蔑んで称したもの。
南蛮北狄
にくざん-ほりん / ぜいたくな宴会のこと。
肉山脯林
にくたん-けんよう / 降伏して臣下となることを乞い願うこと。
肉袒牽羊
にくたん-ふけい / 思うままに処罰せよと謝罪する作法のこと。真心からの謝罪のたとえ。
肉袒負荊
ねはん-じゃくじょう / 涅槃は苦しみのない安穏な理想郷であるということ。
涅槃寂静
ねんげ-みしょう / 言葉によらず、心から心へ伝えること。
拈華微笑
ねんさい-げつおう / 最も不幸な日のこと。
年災月殃
はいい-はいげん / 自分の性格を改めて修養しようと戒めのための物を身につけること。
佩韋佩弦
ばいじつ-へいこう / 昼夜を分かたず急いで行くこと。
倍日并行
はいしゅつ-はいにゅう / 道理に反した法令を出せば人民の恨みの声となって跳ね返ってくる。
悖出悖入
はいとく-ぼつりん / 人間としての道を外れた行いのこと。
悖徳没倫
はいにゅう-はいしゅつ / 道理に背いた手段で得た財貨は、道理に背いた方法で出ていく。
悖入悖出
はいばん-ろうぜき / 酒宴の後、杯や皿が散らかっているさま。宴席の乱れたさま。
杯盤狼藉
はかい-むざん / 戒律を破っても少しも恥じないこと。
破戒無慙
ばか-いんぎん / 度を越してていねいなこと。
馬鹿慇懃
はき-うんけつ / 文章が自在で非常に巧妙なこと。
波詭雲譎
はくいん-ぼうしょう / 広く資料を引用し、根拠をあげて事を論ずること。
博引旁証
はくぎょく-こんきん / 人の素質が優れていて飾り気のないことのたとえ。
璞玉渾金
はくしき-こうぶん / 見識が広く物事をよく知っていること。
博識洽聞
はくと-せきか / 一面に軍を展開すること。
白荼赤火
ばくばく-もうもう / ぼんやりしていてよくわからないさま。
漠漠濛濛
はくはつ-せいちん / 晩年に官を得ること。
白髪青袗
はくへきの-びか / 立派な人あるいは物に、僅かな欠点があることのたとえ。
白璧微瑕
はくゆ-きゅうじょう / 親が年老いたことを知り、嘆き悲しむこと。
伯兪泣杖
はちめん-れいろう / 四方八方が透き通って明らかなこと。また、心にわだかまりがなく、すっきりと澄み切っていること。
八面玲瓏
はちめん-ろっぴ / 一人で何人分もの働きをすること。また、多方面でめざましく活躍すること。
八面六臂
はつうん-けんじつ / 気がかりなことがなくなって希望が持てるようになること。
撥雲見目
ばつざん-しょうすい / 困難を克服して長い旅を行く。
跋山渉水
はつよう-とうれい / 手足をあげ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。
発揚蹈厲
はつらん-はんせい / 乱れた世を治めて、もとの正常な世に戻すこと。
撥乱反正
はべつも-せんり / 努力をすれば能力の劣るものでも成功するたとえ。
跛鼈千里
はら-てきけつ / 隠れた人材を見つけ出して用いること。また、人の秘密や欠点を暴き出すこと。
爬羅剔抉
はらん-きょくせつ / 非常に込み入った事情。
波瀾曲折
はらん-ばんじょう / 物事の変化がきわめて激しいこと。
波瀾万丈
ばり-ざんぼう / ありとあらゆる悪口を言うこと。
罵詈讒謗
ばり-ぞうごん / 汚い言葉を吐きかけてののしること。
罵詈雑言
はりゅう-きざ / 無作法なさま。
跛立箕坐
ばんい-じゅうてき / 未開人の住む野蛮な国のこと。
蛮夷戎狄
はんえん-がてつ / 立派な人の留任を希望して引き留めること。
攀轅臥轍
はんき-はんかつ / 食糧や水が十分でない。
半饑半渇
ばんこん-さくせつ / 事柄が入り組んで、解決が困難なこと。
槃根錯節
ばんじゅ-むきょう / いつまでも長生きをすること。
万寿無疆
はんじょ-じれん / 班婕妤は車に一緒に乗るのを断った。
班女辞輦
ばんぶつ-いんぷ / 国が栄えて万物が盛んで豊かなこと。
万物殷富
ばんぶん-じょくれい / 形式や手続きが複雑で面倒なこと。
繁文縟礼
はんりょう-ふき / すぐれた人物に仕えることによって、自分も出世すること。
攀竜附驥
はんりょう-ふほう / 権勢のある者に付き従って出世しようとすること。
攀竜附鳳
ひか-こうがい / 道理に反することや社会の不正・乱れをいきどおって嘆くこと。
悲歌慷慨
びがん-しゅうは / 美人の艶かしい媚びる目つきのこと。
媚眼秋波
ひきゅう-くっせつ / 主義主張を変えてまで、人におもねりこびへつらうこと。
卑躬屈節
ひけい-ざんきょく / 困難を克服し前進すること。
披荊斬棘
ひけん-ずいしょう / 大勢の人があとからあとへと続くこと。
比肩随踵
ひしょう-しょうすい / 非常に悲しんで憂いやつれること。
悲傷憔悴
ひじょ-ひょうか / 女性が苦しい境遇にいて、あてもなく辛苦するさま。
飛絮漂花
ひそう-りんり / 悲しく哀れな中にも意気のあること。
悲壮淋漓
びだい-ふとう / 臣下の力が強くてのさばり、君主の統制がとれないこと。
尾大不掉
ひっさく-ほうへん / 批評の態度が公正できびしい「春秋筆法」を表す語。
筆削褒貶
ひつりょく-こうてい / 文章の筆力が非常に強いこと。
筆力扛鼎
ひつろ-らんる / 大変苦労をして働くこと。
篳路藍縷
ひなん-ごうごう / 過失や欠点を責めとがめる声が多く大きいこと。
非難囂囂
ひば-けいきゅう / たいそう富貴なさま。また、富貴な人の外出のよそおい。
肥馬軽裘
ひはつ-えいかん / 非常に急いで行動すること。
被髪纓冠
ひはつ-さじん / 野蛮な風俗のこと。
被髪左衽
ひはつ-ようきょう / 髪を振り乱して狂人のまねをすること。
被髪佯狂
ひふん-こうがい / 不正や不義に憤りを感じ、嘆き悲しむこと。
悲憤慷慨
ひゃくしょう-いっき / 江戸時代に、農民が結束して起こした暴動。
百姓一揆
ひゃくせつ-ふとう / 何度失敗しても志を曲げないこと。
百折不撓
ひゃくよう-れいろう / 種々の美しさ。
百様玲瓏
ひゃっか-りょうらん / 優れた人物や業績が、一時期にたくさん現れること。
百花繚乱
ひゃっこう-せんそう / 短所や欠点がたくさんあること。
百孔千瘡
ひょうおう-せつわん / 清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。
氷甌雪椀
ひょうこつ-しんとう / すばやく揺り動かすこと。
飄忽震蕩
ひょうしつ-けいかん / すばしこくて強いこと。
剽疾軽悍
びょうにゅう-こうこう / 趣味や道楽に熱中したり、弊害などが手のつけられないほどになったりすることのたとえ。重病で治療が難しい状態のこと。
病入膏肓
ひよう-ばっこ / 強くてわがままに振る舞うことのたとえ。
飛揚跋扈
ひろう-こんぱい / つかれはてること。
疲労困憊
ひんぼ-りこう / 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。
牝牡驪黄
ふうい-たいじゅ / おごりたかぶらない人のたとえ。
馮異大樹
ふうう-せいせい / 風が吹き雨が降って、寒く冷たいさま。
風雨淒淒
ふうう-たいしょう / 兄弟が会うこと。
風雨対牀
ふうかん-うびん / 風にくしけずり雨に洗われる。風雨にさらされ苦労して勤労すること。
風鬟雨鬢
ふうがん-こしょう / いかめしくて厳しく、角立って人と融和しないために孤独なこと。
風岸孤峭
ふうき-びんらん / 社会風俗や規律が乱れること。
風紀紊乱
ふうこう-めいび / 自然の景色が清らかで美しいこと。
風光明媚
ふうせい-かくれい / ささいなことに驚いたりおじけづいたりすること。
風声鶴唳
ふうん-えいじつ / 悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ。
浮雲翳日
ふうん-しょくう / 遠く離れ離れになっている夫婦がお互いを思い合っていることのたとえ。
巫雲蜀雨
ふか-はんたく / 船の中に住まうこと。放浪する隠者の生活。
浮家泛宅
ふくこう-ざいそく / 身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。
伏寇在側
ふしゅ-ちょうじ / 人に媚びへつらう卑しい態度のこと。
俛首帖耳
ふすう-じゃくやく / 喜んで小躍りするさま。
鳧趨雀躍
ふぜい-けんゆう / 無用なもののこと。
附贅懸疣
ぶつろん-ごうごう / 世間の噂が騒がしいこと。
物論囂囂
ふとう-ふくつ / どんな困難にもくじけないこと。
不撓不屈
ふべつ-せいあい / 旅行のときの服装のこと。
布韈青鞋
ふゆうの-いちご / 人生の短くはかないことのたとえ。
蜉蝣一期
ふらち-せんばん / このうえなくふとどきなこと。非常にけしからぬさま。
不埒千万
ぶんし-こうぎゅう / 痛くも痒くもないこと。また、自分の実力をわきまえずに行動すること。
蚊子咬牛
ぶんてん-ぶき / 天下太平なこと。
文恬武嬉
へいい-ほうはつ / ボロボロで、汚い出で立ち。なりふり構わぬこと。
敝衣蓬髪
へいか-そうじょう / 武器が乱れ動くこと。兵乱の形容。
兵戈槍攘
へいしょく-やゆう / 人生ははかなく短いので、せめて夜も灯りをともして遊び、生涯を楽しもうということ。
秉燭夜遊
へいすい-そうほう / 人と人とが偶然に知り合いになること。
萍水相逢
へいそう-せんきん / 身の程を知らないで思い上がるたとえ。
弊帚千金
へいつい-しんせつ / 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。
瓶墜簪折
へいば-こうそう / 戦争に明け暮れて忙しいこと。
兵馬倥偬
へきりつ-せんじん / 断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。
壁立千仞
へきれき-いっせい / 突然雷が轟くこと。
霹靂一声
へきれき-せんでん / 素早いことのたとえ。
霹靂閃電
べんざい-むげ / 弁舌の才能があり、よどみなく話すこと。
弁才無礙
へんたん-やくわん / 激しく怒ったり悔しがったりする様。
偏袒扼腕
べんぺき-きんり / 外物にとらわれることなく実に切実なことを考えること。また、励ましによって物事の道理に近づくこと。
鞭辟近裏
へんぼう-かんきゃく / 漢字を構成する部首の総称。
偏旁冠脚
べんぼ-しし / 無用な物のたとえ。
駢拇枝指
ぼうう-せんきゅう / 友人の来訪を喜んでもてなすこと。
冒雨剪韭
ほうおう-うひ / 夫婦の仲が睦まじいこと。
鳳凰于飛
ほうおう-がんしょ / 天子の遣わした使者が勅書を携えていること。
鳳凰銜書
ぼうおく-さいてん / 質素な家のこと。
茅屋采椽
ほんかい-りんき / 他人のことを嫉妬したり、ねたんだりすること。また、他人の恋愛をねたむこと。
法界悋気
ほうかん-げきたく / 低い役職の人のこと。
抱関撃柝
ほうがん(はんがん)-びいき / 弱い方に同情し、味方したり応援したりすること。
判官贔屓
ぼうこ-ひょうが / 向こうみずのたとえ。血気に任せた無謀な行動のこと。
暴虎馮河
ぼうじ-せいちゅう / 他人の仕事にわきから口を出して邪魔すること。
旁時掣肘
ほうし-ちょうだ / 貪欲で残酷な人のたとえ。
封豕長蛇
ぼうじゃく-ぶじん / 人前にもかかわらず、勝手で無遠慮な振る舞いをすること。
旁若無人
ぼうぜん-じしつ / 気が抜けてぼんやりしてしまい、どうしてよいかわからなくなること。
茫然自失
ほうでん-ぎょくさい / 美しいもののたとえ。
宝鈿玉釵
ほうとう-ふき / 気の向くまま勝手に振る舞う。
放蕩不羈
ぼうと-しょうぜん / かやぶきの垣根が物寂しいさま。
茅堵蕭然
ぼうび-こうはつ / 白毛がまじったまゆと白い髪。老人のこと。
尨眉皓髪
ほうへき-じゃし / わがまま勝手な悪い行為のこと。
放辟邪侈
ほうもく-さいせい / 凶悪で冷酷な人のこと。
蜂目豺声
ほうゆう-らんこう / 男女間の情事、交接(性交)のたとえ。
鳳友鸞交
ほくえん-てきそ / 志と行動とが相反するたとえ。
北轅適楚
ほくてつ-なんえん / 志と行動とが相反するたとえ。
北轍南轅
ほしゃ-しんし / お互いに助け合う密接な関係。
輔車脣歯
ぼっこん-りんり / 墨で表現したものが生き生きしているさま。墨の跡がみずみずしいさま。
墨痕淋漓
ほふく-しっこう / 膝を床につき、すり足で前に移動すること。
匍匐膝行
ほんち-すいじゃく / 仏や菩薩が人々を救う一つの手段として、神の姿を借りて現れること。
本地垂迹
ほんぽう-ふき / なにものにもとらわれることなく、自分の思うままに振る舞うこと。
奔放不羈
まこ-そうよう / 物事が思いのままになること。また、行き届くこと。
麻姑掻痒
まちょう-ほうしょう / 自分の身を犠牲にして、他人のために尽くすこと。
摩頂放踵
まんしん-そうい / 精神的にひどく痛めつけられていること。また、さまざまな病気で苦しんでいること。
満身創痍
まんもく-がいさい / たくさんの人に睨まれること。
万目睚眥
まんもく-しょうじょう / 見渡す限り物寂しいさま。
満目蕭条
まんり-こうし / 美人のこと。
曼理皓歯
むこん-むてい / よりどころがまったくないこと。
無根無蔕
むざん-むき / まったく恥じることなく悪いことを平気で行うこと。
無慙無愧
むびょう-しんぎん / 大したことはないのに大げさに騒ぎ立てること。
無病呻吟
むびん-ふうかん / 美しい髪のたとえ。
霧鬢風鬟
むへん-むげ / 広大で限りがなく自由で煩悩のさまたげがない。
無辺無礙
むよく-てんたん / あっさりしていて欲がなく、物にこだわらないこと。
無欲恬淡
むよ-ねはん / 肉体など形の制約から解放された悟りの境地。
無余涅槃
めいき-るこつ / 心に深くきざみこんで忘れないこと。
銘肌鏤骨
めいさつ-しゅうごう / 眼力の鋭いこと。
明察秋毫
めいそう-じょうき / 清潔で快適に勉強できる書斎。
明窓浄几
めいぼう-こうし / 美人のたとえ。
明眸皓歯
めいろう-かったつ / 明るくほがらかで、小さなことにこだわらないこと。
明朗闊達
めんけつ-ていそう / 面と向かって臆することなく争論すること。
面折廷諍
もうこつ-しょうぜん / ひどく恐れおののくさま。
毛骨悚然
もくよく-じょこん / 髪やからだを洗い清めて、けがれを取り除くこと。
沐浴抒溷
もんこう-てんあい / 人が多く集まりくる形容。
門巷填隘
やう-たいしょう / 兄弟や友人の間柄が大変親密なたとえ。
夜雨対牀
ゆうあく-たんしつ / 建物が古いしきたりにかなって作られていることをいう。
黝堊丹漆
ゆううん-きょうりょう / 空に流れ行く雲と空翔ける竜。能書(優れた筆跡)の形容。
游雲驚竜
ゆうおう-まいしん / 目的をめざしまっしぐらに突き進むこと。
勇往邁進
ゆうき-りんりん / ものに恐れず勇ましいさま。
勇気凛凛
ゆうずう-むげ / 行動や思考がものにとらわれずのびのびしていること。
融通無礙
ゆうゆう-かんえい / ゆったりとした気持ちで学問や技芸の深い境地を味わう。
優游涵泳
よいん-じょうじょう / 音声が鳴り止んでもなお残る響きが、細く長く続くさま。
余韻嫋嫋
ようきゅう-すいちょう / 羊のかわごろもを着て釣り糸をたれる。隠者の姿をいう。
羊裘垂釣
ようこん-ろうどん / 荒々しくて道理に反き、また飽くことなく欲張ること。
羊很狼貪
ようし-びたい / いかにもなまめかしく美しい姿。
妖姿媚態
ようとう-はいび / 人に気に入られるように媚びへつらうさま。
揺頭擺尾
ようりん-けいじゅ / 人品が卑しくなく高潔で、人並み優れていること。
瑶林瓊樹
よくい-めいしゅ / 無実の嫌疑をかけられること。
薏苡明珠
よくふ-うく / 翼で包み抱き温める。転じて、慈しむこと、愛撫すること。
翼覆嫗煦
よゆう-しゃくしゃく / ゆったりと落ち着いて焦らないさま。
余裕綽綽
らいちん-こうしつ / 友情が深く堅いこと。
雷陳膠漆
らいてい-ばんきん / 威勢がきわめて大きく防ぎ止めることのできないたとえ。
雷霆万鈞
らいらい-らくらく / 心が広くて、小さな事に拘らないさま。
磊磊落落
らくえい-ひんぷん / 散る花びらが乱れ舞うさま。
落英繽紛
らくせい-かせき / 人の危難につけ込んでさらに痛めつけることをいう。
落穽下石
らっか-ろうぜき / 落ちた花びらなどが入り乱れ散らかっているさま。また、女性に乱暴を働くこと。
落花狼藉
らんう-じゅうすう / 無能の者が才能のあるよう見せかけること。また、実力もないのに、分以上の位にいること。
濫竽充数
らんさい-ぎょくせつ / 賢人や美人などの死をいう。
蘭摧玉折
らんしょう-ほうしゅう / 賢才が集まり来るたとえ。
鸞翔鳳集
らんぼう-ろうぜき / 荒々しい振る舞いや無法な行為をすること。
乱暴狼藉
りくとう-さんりゃく / 中国の有名な兵法書である『りくとう』と『さんりゃく』のこと。
六韜三略
りくりょく-きょうしん / 物事を一致協力して行うこと。
戮力協心
りくりょく-どうしん / 心を一つにして力を合わせ一致協力すること。
勠力同心
りゅうかん-りんり / 汗が体中から流れ出て、したたり落ちること。
流汗淋漓
りゅうきん-しゃくせき / 厳しい暑さのたとえ。
流金鑠石
りゅうげん-ひご / 確かな根拠のないいいかげんなうわさ。
流言蜚語
りょうき-ばっこ / 後漢のりょうきは朝廷で驕り高ぶり「ばっこ将軍」と呼ばれた。
梁冀跋扈
りょうぎん-こしょう / 同類は相応じ従うということ。
竜吟虎嘯
りょうこ-そうはく / 強い者同士が激しく戦うこと。
竜虎相搏
りょうじょう-こし / 世に威勢を示し、意気が盛んなこと。
竜驤虎視
りょうじょう-こはく / 強い者同士が激しく戦うこと。
竜攘虎搏
りょうじょう-りんしん / 首を高く上げて竜のように上り、きりんが勢いよく振るい立つように、威力や勢力の盛んなたとえ。
竜驤麟振
りょうとう-げきしゅ / 風流を楽しむ舟のこと。
竜頭鷁首
りょうばん-こきょ / 険しい地勢。攻めるのに困難で守るのに便利な地勢。
竜蟠虎踞
りんう-そうせい / 恵みを与えること。また、民を苦しみから救う人のこと。
霖雨蒼生
りんかく-ほうし / 非常にまれにしか存在しないもののたとえ。
麟角鳳嘴
りんかん-いっしん / 建築が新しくなり、壮大で美麗なことの形容。
輪奐一新
りんろう-しゅぎょく / 非常に美しい玉。優れた人物や美しい詩文のたとえ。
琳琅珠玉
りんろう-まんもく / 美しいもの、素晴らしいものが満ち溢れていることのたとえ。
琳琅満目
るる-めんめん / 話が長くてくどいこと。
縷縷綿綿
れいけん-せきちょ / 書画の小片。絹や紙のきれはし。
零絹尺楮
れいじょう-いたい / あかざの杖となめし皮の帯。質素なことの形容。
藜杖韋帯
れっし-じゅんめい / 道理の通った正しい行いをする人は名誉のために命をかける。
烈士徇名
れんべい-じしょく / 大勢が行動をともにして、一斉に職を辞すること。
聯袂辞職
れんぺき-ひりん / 二人の客が同時に来るのをいう。
連璧賁臨
ろうぎ-かいてい / ほんの些細なことが、大きな事件の原因となること。
螻蟻潰堤
ろうき-ふくれき / 人が年老いてもなお大きな志を抱くことのたとえ。
老驥伏櫪
ろうじん-すいえい / 無駄な努力。やりがいのないことのたとえ。
鏤塵吹影
ろうちょう-かんえん / 自由を奪われ自分の思い通りに生きることのできない境遇のたとえ。
籠鳥檻猿
ろぎょ-がいし / 文字の書き誤り。
魯魚亥豕
ろめい-けんばい / 拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。
驢鳴犬吠
わいし-かんぎ / 見識のないことのたとえ。
矮子看戯
わき-あいあい / 和やかな気分が満ち溢れているさま。
和気藹藹
わこう-あんばい / 主君の施政を助けて天下をうまく治める大臣、宰相のこと。
和羹塩梅
えんじょ-こうふ / 適齢の年になっても相手のいない男と女。また、配偶者と死別したり離別した男女にもいう。
怨女曠夫
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