1 あきのたの
あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは つゆにぬれつつ
2 はるすぎて
はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま
3 あしびきの
あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ
4 たごのうらに
たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
5 おくやまに
おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき
6 かささぎの
かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける
7 あまのはら
あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも
8 わがいほは
わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり
9 はなのいろは
はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
10 これやこの
これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも あふさかのせき
番号と最初の部分を頼りに全文書いて。