歯の内部吸収の機序
歯髄内の炎症により破歯細胞が出現して象牙質が吸収される
歯の内部吸収の原因
慢性歯髄炎
生活歯髄切断
H2O2を用いた生活史の漂白
外傷
歯冠部の内部吸収の特徴
ピンクスポットが見られる
内部吸収はどうやって発見されるか
X線写真で偶然発見
→自覚症状なし
歯の内部吸収の処置
抜髄←破歯細胞の除去
垂直加圧充填
次亜塩素酸ナトリウム溶液による根管洗浄
歯の外部吸収の原因
根尖性歯周炎
外傷
嚢胞
歯の再植・移植
歯の外部吸収の処置
経過観察→なすすべなし
(根尖病変の場合は根管治療)
歯の外部吸収の種類とそれぞれの対応
炎症性外部吸収→感染根管治療
骨置換性外部吸収→経過観察
外傷歯の検査における問診で得られる情報
受傷時の環境
受傷からの経過時間
外傷歯の検査における視診で得られる情報
軟組織の状況
歯の状態確認
外傷歯の歯髄の生死で判別できること
歯髄電気診や温度診への反応が鈍い→受傷直後
一過性歯根尖吸収→歯根未完成歯⇒慎重な経過観察
数か月後の検査で歯髄反応なし、根尖透過像あり
→感染根幹治療
外傷歯の検査における透照診で得られる情報
歯質の亀裂・破折の確認
外傷歯の検査におけるエックス線検査で得られる情報
破折戦の確認
経過観察にては筒が明瞭となることがある
CBCTの応用
エナメル質や露髄していない範囲での象牙質までの破折に対する処置
CR修復
露髄面が2㎜以下の症例に対する処置
ケミカルサージェリー
直接覆髄
露髄面が2㎜以上の症例に対する処置
生活歯髄切断
歯頚部の水平破折に対する処置
抜歯
歯肉縁下の破折ならば挺出を併用
歯根中央の水平破折に対する処置
隣在歯と固定して経過観察
症状出現で抜髄
失活で感染根管治療
根尖部の水平破折に対する処置
隣在歯と固定して経過観察
失活で感染根管治療
歯根尖切除法併用あり
歯冠部から歯根に達する破折で露髄していない症例に対する処置
破折片を接着性レジンで接着
歯冠部から歯根に達する破折で露髄面が小さい症例に対する処置
直接覆髄
歯冠部から歯根に達する破折で露髄面が大きい症例に対する処置
生活歯髄切断
抜髄
歯根縦破折に対する処置
抜歯
残髄炎とは
残存した歯髄が感染して炎症を発症する
残髄炎の症状
自発痛や打診痛
貼薬綿栓に出血色
作業長到達前の激痛
根管長測定器使用時の激痛
残髄炎の処置
歯髄失活剤→パラホルムアルデヒド
麻酔後、残存歯髄を除去
歯根膜炎の原因
リーマー・ファイルの根尖孔外への突き出し
感染歯質などの根尖孔外への溢出
消毒薬の根尖孔外への溢出
根管充填剤の根尖孔外への溢出
歯根膜炎症の処置
咬合調整などで患歯の安静を図る
必要に応じて抗菌薬、鎮静薬投与
根管口付近でファイルが破折した場合の処置
根管プライヤーで破折片を引き抜く
歯頸部中央部付近でファイルが破折した場合の処置
バイパスを形成して除去
マセランキットの使用
超音波振動の利用→キャビテーション効果
根尖孔付近でファイルが破折した場合の処置
根管内を無菌化して経過観察する
外科的に破折片ごと歯根を除去する
歯軸方向の誤りにより、歯肉縁下で前歯部歯冠部が穿孔した場合の処置
穿孔部の歯肉を除去して歯肉炎上に露出させて封鎖する
歯軸方向の誤りにより、歯肉縁下で前歯部歯冠部が穿孔した場合の処置に用いる材料
MTAセメント
接着レジンセメント
グラスアイオノマーセメント
臼歯部根分岐部で穿孔した場合の処置
小さい穿孔
→穿孔部封鎖、閉鎖、通常の根管治療を行い経過観察
大きい穿孔
→ヘミセクション、トライセクション、
ルートリセクション、ルートセパレーション、
抜歯
根管壁への穿孔の原因
湾曲根管や凶狭窄根管での不注意な回転操作
過度のファイリング
EDTAの過剰使用
根管壁への穿孔に対する処置
根管口付近:穿孔部封鎖してから主根管治療
根管中央部:主根管とともに穿孔部を充填
水カルや接着性レジンセメントを併用
外科的に外部から封鎖を図る
根尖部付近:根尖部まで根管充填して経過観察
予後不良なら根尖切除、再植、ヘミセクション、トライセクション、ルートリセクション
最終手段は抜歯
歯根破折の症状
破折部に一致した限局的な歯周ポケットの形成
膿瘍/瘻孔の出現
打診痛、違和感の出現
歯根破折の処置
抜歯