dokidokikinyobi 2023年11月24日 カード55 いいね0

-呼吸器②-
まとめです「2」

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単語カード

  • リザーバーマスク
    高濃度O2供給可能なマスク
  • リザーバーマスク特徴/利点
    簡易マスクより高濃度O2を投与でき投与濃度調節可能
  • リザーバーマスク欠点
    PaCO2が上昇するII型呼吸不全では、どんどんO2を投与すると高度の呼吸性アシドーシスをきたし、CO2ナルコーシスになり危険なため注意。
  • 在宅酸素療法(HOT)...適応
    COPD/肺結核後遺症/間質性肺炎/慢性肺梗塞/肺高血圧症...etc。
  • 在宅酸素療法(HOT)...目的
    高度の慢性呼吸不全患者の自宅療法・社会復帰などが目的。6分間歩行や夜間の経皮的酸素飽和測定により適切な酸素流量を決定
  • 手術療法
    肺区域切除術/肺葉切除術/肺全摘出/肺部分切除術/リンパ節郭清など。
  • 胸腔鏡下手術
    自然気胸の治療で有名だが、侵襲が少ないことから、肺がん治療などへの適応拡大へ。ロボット支援下手術拡大も期待に
  • 上気道〜気管/気管支/肺疾患
    感冒:成人ではライノウイルス。小児ではRS/アデノウイルスが多い
  • 治療は?
    安静休養など対症療法。
  • ウイルス分離検査...なぜ実施しない?
    自然治癒が望めるため
  • インフルエンザ...潜伏期間/感染経路
    期間:1〜3日。感染経路:飛沫感染/接触感染...感染力強い。
  • インフルエンザ...治療薬
    ①タミフル,②リレンザ,③イナビル,④ラピアクタ,⑤ゾフルーザ
  • インフルエンザ...治療期間
    発症後48h以内で早期投与で非常に有効
  • インフルエンザ...対策
    脳症/肺炎などの重篤な合併症を起こさない、周囲にばら撒かないため、毎年のワクチン接種で予防
  • 飛沫感染
    咳/くしゃみなどによって放たれる飛沫による感染。
  • 飛沫感染...臨床症状
    ①インフルエンザ,②風邪,③百日咳,④風疹などが代表。
  • 飛沫(飛沫)...特徴
    粘液が主体で水分を含んでいるので飛沫の粒子は大きくなり遠くまで飛ばない
  • 空気感染
    飛沫より小さい微粒子による感染。直径5μm以下も「飛沫核」によるものを指す。
  • 空気感染...臨床症状
    ①結核,②麻疹
  • 空気感染...特徴
    「飛沫核」は粒子が小さいので2〜3hは空気中に漂っている。やっかいな野郎である。
  • 気管支拡張症
    気管支が炎症により不可逆的に拡張した状態で慢性的な咳と膿性痰/血痰がみられやすい。副鼻腔炎の合併も多い。
  • 気管支拡張症...治療
    内科的治療:止血剤/マクロライド系抗生剤...少量長期間投与。外科的治療:喀血が難治性の場合は気管支動脈塞栓術/部分切除が適応。呼吸不全ではHOTも考慮
  • びまん性汎細気管支炎
    原因不明で東南アジア人に多い。慢性副鼻腔炎(副鼻腔気管支症候群)の合併が多い。
  • びまん性汎細気管支炎...症状
    咳/膿性で多い痰と労作時息切れ/喘鳴。胸部レントゲンは両肺野にびまん性粒状影)。
  • びまん性汎細気管支炎...治療
    マクロライド系抗生剤の少量長期間投与で予後改善
  • 気管支喘息
    気道の慢性炎症/過敏性/可逆性の収縮(狭窄)
  • 気管支喘息...症状
    発作時の呼吸困難や喘鳴が夜間と早朝に出現。肺音聴取で連続性ラ音。
  • 気管支喘息...治療
    長期管理薬のステロイドと長時間作用型β2受容体刺激薬の吸入,ロイコトリエン受容体拮抗薬などの併用。重症度に合わせて治療のスッテプUP/downする。発作時はステロイド点滴/O2投与。
  • 気管支喘息で自己判断中止してはいけないものは?
    ステロイド吸入薬
  • 気管支喘患者の看護は?
    自宅でピークフロー測定、自分自身の体調管理と診察時の問診に役立てる。喘息発作を起こさない環境/喫煙指導/規則正しい生活習慣...などを指導
  • 肺実質による肺炎
    2葉異常を侵す大葉性肺炎と肺区域を超えない気管支肺炎
  • 肺間質による肺炎
    間質性肺炎
  • 市中肺炎
    細菌性では肺炎球菌が多い。ついで、インフルエンザ桿菌/非定型肺炎(マイコプラズマ/クラミジア/レジオネラ)などが多い。
  • 院内肺炎
    MRSAや緑膿菌などのグラム陰性桿菌による細菌性肺炎が多く、日和見感染も多い。
  • 医療/介護関連肺炎
    (長期療養型病床群・90日以内に通院/要介護者/通院での血管内治療中)入院が長引くと退院後のADL定価に繋がるため短期入院が望ましい。誤嚥性肺炎予防で口腔ケア/嚥下指導/リハビリ...重要
  • 非定型肺炎
    マクロライド系/ニューキノロン系/テトラサイクリン系抗生剤が有効。(ペニシリン系/セフェム系は無効)
  • マイコプラズマ肺炎
    基礎疾患のない若い人に多く、咳が強く長引く割には元気で、喀痰培養で原因菌が判明しない場合、家族内や職場など集団発生の可能性がある場合を疑う。抗原検査や遺伝子検査が行われることもある。
  • クラミドフィラ肺炎(クラミジア肺炎)
    オウム病(鳥から人間へ)から感染。問診がアホみたいに重要。
  • レジオネラ肺炎
    空調装置,加湿器,温泉,循環式(24h),風呂などから感染。診断に尿中抗原迅速検査。
  • 肺アスペルギルス症
    侵襲生・慢性・アレルギー性。空洞内に球菌を形成。血痰や大量喀血をきたす場合あり。
  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)
    アレルギー反応により起こる。繰り返す喘息発作症状などを起こし、画像上は気管支拡張をきたす。末梢血中に好酸球増多が見られる。治療はステロイド全身投与
  • 肺クリプトコッカス症
    鳩のフンを含む土壌にいる真菌から経気道的に感染。日和見感染。髄膜炎の合併に注意。
  • ニューモシスチス肺炎
    サイトメガロウイルス肺炎の合併も見られる。HIV感染者/大量ステロイド投与中など免疫不全状態で発症。治療薬はST合剤。
  • 肺膿瘍(肺化膿症)
    壊死した肺実質の化膿性空洞内に膿が貯留した状態。誤嚥/歯周病/他臓器膿瘍などが原因。画像上は二ボー形成を伴う空洞陰影。抗生剤投与、ドレナージや気管支鏡による排膿、外科的治療を行う。
  • 抗酸菌感染症
    肺結核症と、入院感覚の必要のない非結核酸菌症との鑑別が重要
  • 肺結核
    診断後は直ちに保健所の連絡必須。入院、隔離治療へ。空気感染。接触時にはN95マスク。診断はPCR/LAMP法
  • 非結核性抗酸菌症
    人から人への感染はないため隔離なし。マイコバクテリウム/アビウムとマイコバクテリウム/イントラセルラーレを合わせたMACは我が国の約70〜80%を占める。健康診断では無症状が多い。治療法ない。
  • COPD
    全身性疾患でもある。ほぼヤニカスが原因でヤニをやめない限り治るわけない。慢性的に進行する咳/痰/労作時呼吸困難。修正MRCスケールやヒュージョーンズ分類。
  • サルコイドーシス
    原因不明の全身性疾患。非乾酪性の類上皮細胞性肉芽腫性病変を形成する疾患。両肺門部リンパ節腫脹の肺病変が最も多く。目/皮膚/神経/心臓などにも病変。
  • 過敏性肺炎
    アレルギー性で、抗原の反復吸入により発症。急性でトリコスポロン(真菌)が原因となる夏型過敏性肺臓炎が多い。鳥関連/加湿器/農作業/きのこ栽培/塗装業といった職業関連。
  • 塵肺
    珪肺(ケイ酸が原因)、石綿肺(アスベスト)
  • 肺水腫
    肺に水が溜まる状態。心臓/肺疾患/中毒など原因は様々。胸腔ドレナージで胸水を急に抜くと肺水腫をきたす。ARDS:呼吸不全を伴う非心原性肺水腫。肺炎や敗血症,DICなどの合併症の治療と前進管理が必要。
  • 肺循環障害...肺血栓塞栓症
    骨盤から下肢の深部静脈血栓症による肺梗塞。いわゆるエコノミー症候群。術後・妊娠・経口避妊薬・長期臥床・悪性腫瘍での発症に注意。症状は、共通/呼吸困難/ショックなど。造影CTで診断。
  • 肺性心
    慢性肺疾患の末期状態。肺高血圧症から右心不全に。原因疾患の治療に加えHOT考慮。
  • SAS。睡眠時無呼吸症候群
    閉塞性と中枢性(チェーンストークス呼吸)があるが、多くは閉塞性。睡眠時に10秒以上の無呼吸または低呼吸の合計が1hあたり5回以上、繰り返される。肥満者に多い。高血圧/糖尿病/虚血性心疾患/脳血管障害...などの生活習慣病の合併が多い。突然死のリスクも増加。
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