41 こひすてふ
こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか
42 ちぎりきな
ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑのまつやま なみこさじとは
43 あひみての
あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり
44 あひみての
あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり
45 あはれとも
あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな
46 ゆらのとを
ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こひのみちかな
47 やへむぐら
やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり
48 かぜをいたみ
かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな
49 みかきもり
みかきもり ゑじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ
50 きみがため
きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな
43番と44番の歌が同じになっています。
43番→あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり
44番→あふことの たえてしなくば なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし
です。