効果器(作動体)
刺激に応じた反応を起こす
適刺激
受容器ごとに決まっている、受け取ることができる刺激の種類
適刺激 光
網膜 眼(視覚器) 視覚
適刺激 音波
コルチ器 耳 聴覚
適刺激 からだの傾き
前庭 耳 平衡覚
適刺激 からだの回転
半規管 耳 平衡覚
適刺激 空気中の化学物質
嗅上皮 鼻 嗅覚
適刺激 液体の化学物質
味覚芽 舌 味覚
桿体細胞(かんたい)
薄暗い場所で働き、明暗を区別する。黄斑の周囲に分布
盲班
束になった視神経が網膜を貫いている。視細胞が存在しないため、光を受け取れない
暗順応
明るい場所から暗い場所に入ると、やがて視細胞の感度が上昇し、見えるようになる。
明順応
暗い場所から明るい場所に入ると、やがて視細胞の感度が減少して、まぶしさを感じずに見ることができる
ロドプシン
桿体細胞に含まれる視物質。暗順応と明順応に関わる。ロドプシンが蓄積すると桿体細胞の感度が上昇する。
明暗調整 瞳孔
明るい:瞳孔が縮小 暗い:瞳孔が拡大 瞳孔を通り網膜に達する光の量は
遠近調整
近く:毛様筋が収縮→チン小帯がゆるむ→水晶体が厚くなる 遠い;毛様筋がゆるむ→チン小帯が縮む→水晶体が薄くなる
聴覚 流れ
外耳道→鼓膜→耳小骨→うずまき管→基底膜→コルチ器→聴細胞→聴神経
鼓膜・耳小骨
音波が鼓膜を振動し、耳小骨で増幅させる。
うずまき管と基底膜
耳小骨から伝わってきて振動がうずまき管に伝えれられ、うずまき管内のリンパ液を前庭階、鼓室階の順に介して基底膜を振動させる
コルチ器と聴細胞
基底膜の上にあるコルチ器にはおおい膜に接触した感覚毛をもつ聴細胞があり、基底膜の振動によって感覚毛が曲がると、聴細胞に電気信号が発生し、聴神経によって大脳に伝えられ、そこで聴覚が生じる
音の高低
高音(振動数が大きい)ほどうずまき管の基部に近い基底膜を振動させやすく、低音ほど先端に近い基底膜を振動させやすい
半規管
からだの動きに伴うリンパ液の流れの変化から、からだの回転を受容する
味覚
甘味・苦味・酸味・塩味・うま味
ニューロン(神経細胞)の構造
核のある細胞体とそこから伸びる枝分かれした短い突起を樹状突起、細長く伸びた突起を軸索という。軸索はシュワン細胞でできた神経鞘と呼ばれる薄い膜で覆われて神経繊維をつくる
有髄神経繊維
シュワン細胞の細胞膜が軸索に何重にも巻き付いてできた髄鞘がみられる神経繊維。髄鞘の切れ目をランビエ絞輪、髄鞘の見られない神経繊維を無髄神経繊維という。
膜電位
膜の内外での電位差
静止電位
刺激を受けていないニューロンの細胞膜の外側が正(+)に、内側は負(ー)に帯電している状態。
活動電位
刺激を与えられると、細胞内外の電位が瞬間的に逆転し、元に戻る電位の変化。
興奮
活動電位が発生すること
活動電位の発生のしくみ
①ナトリウムポンプによって、Na⁺が排出され、K⁺が取り込まれる。②Na⁺チャンネルが開き、Na⁺が流入する。③Na⁺チャネルが閉じ、Na⁺の流入が止まる。④K⁺チャネルが開き、K⁺が流出する
閾値
興奮が起こる最小限の刺激の強さ
全か無かの法則
個々のニューロンの、閾値以上の刺激で反応するか、閾値より小さい刺激では興奮しないかの2通りしかない性質
活動電流
ニューロンが興奮すると興奮部と静止部との間で流れる微弱な電流
伝導
活動電流が刺激となって隣接部が興奮し、興奮が軸索を伝わっていくこと。両方向に伝える
不応期
興奮が終わった直後の部位がしばらく刺激に反応できない状態。興奮が直前に興奮した部位に逆向きに伝わることはない
跳躍伝導
ランビエ絞輪をとびとびに跳躍するように伝わる伝導。普通の伝導より伝わる速度が速い
シナプス
神経の末端(神経終末)の、細い隙間を隔てて他のニューロンや効果器と連絡している接続部のこと。隙間はシナプス間隙という
シナプス前細胞とシナプス後細胞
興奮を伝える側のニューロンと受け取る側のニューロン
神経伝達物質
シナプス前細胞の末端にあるシナプス小胞に含まれる化学物質。興奮が伝わると細胞膜にある電位依存性カルシウムチャネルが開き、Ca⁺が流入し、神経伝達物質はシナプス間隙に放出される
シナプス後電位
シナプス後細胞に存在する化学物質の受容体としてはたらくイオンチャネルが開き、Na⁺イオンなどが流入し膜電位が変化する。この電位変化。
伝達
電気信号が化学信号に置き換えられて次のニューロンへと興奮が伝えられる。一方方向。
興奮性シナプス
次のニューロンを興奮させる。神経伝達物質はアセチルコリンやノルアドレナリン。これらによって、Na⁺がシナプス後細胞に流入し、膜電位が上昇し、興奮性シナプス後電位(EPSP)が発生する。
抑制性シナプス
次のニューロンを抑制させる。神経伝達物質はγ₋アミノ酪酸(GABA)など。それらによってシナプス後細胞にCl⁻が流入し、膜電位が低下し、抑制性シナプス後電位(IPSP)が発生する。
シナプス可塑性
シナプスにおける伝達効率は、興奮の伝達の頻度によって柔軟に変化する。頻度が高い→反応性が増強
大脳
外側の大脳皮質は細胞体が集まる灰白質、内側の大脳髄質は軸索が集まる白質。軸索は脂質。
大脳皮質
哺乳類は新皮質と辺縁皮質(古皮質と原皮質)からなる。
新皮質
表面は入り組んだひだ状の構造。感覚野や運動野、連合野(言語や記憶・意志など)
辺縁皮質
原始的な大脳。海馬。原始的な行動や基本的な感情に基づく行動と関係が深い。
脳幹
中脳、延髄、橋
間脳
視床と視床下部などからなる。視床:脊髄から大脳へ向かう感覚神経の中継点。視床下部:自律神経と内分泌系の中枢。内臓の働きや体温・摂食・睡眠などを調整している
中脳
姿勢保持や眼球運動、瞳孔反射などの中枢がある
延髄
呼吸運動・血液循環などの生命維持に直接関係する重要なはたらきの中枢。消化液の分泌やせき・くしゃみなどの中枢
脊髄
感覚神経は背根を、運動神経は腹根を通っている。外側は脊髄皮質(白質)内側は脊髄髄質(灰白質)。受容器や効果器と腦との間の興奮の中継。脊髄反射の中枢
反射
意志とは関係なく起こる反応。脊髄(膝蓋腱反射、屈筋反射(熱いものに障る)延髄(唾液分泌、せき、くしゃみ)中脳(瞳孔反射、姿勢保持の反射)
反射弓
受容器→感覚神経→反射中枢→運動神経→効果器 脳を使わない興奮伝達の経路
骨格筋(横紋筋の一種)
骨格筋は細長い筋繊維(筋細胞)と呼ばれる細胞が集まり、筋繊維は筋原繊維とよばれる構造が多数存在し、筋原線維は筋小胞体に覆われている。
筋原繊維
暗帯:ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントが重なった部分。明帯:アクチンフィラメントだけ。交互に重なっており、明帯の中央はZ膜で仕切られており、Z膜の間はサルコメア(筋節)
滑る節
筋収縮はATPのエネルギーによって、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントに滑りこむことで起こる。ATPを消費することでミオシン頭部がアクチンフィラメントと結合。
トロポニンとトロポミオシン
トロポミオシンがアクチンフィラメントのミオシン結合部位を塞いでいる。
カルシウムイオンと筋収縮
運動ニューロンからの興奮が筋繊維に伝えられると、細胞膜を経由してその興奮が筋原線維をおおっている筋小胞体に伝えれられ、Ca²⁺が放出される。Ca²⁺がトロポニンに結合するとトロポミオシンのりたい構造が変化し、アクチンフィラメントのミオシン結合部が露出する。
単収縮
神経を1回刺激すると起こる、0.1秒ほどの収縮。
強縮
神経を連続的に刺激すると単収縮が重なり合って起こる、ひと続きの大きな収縮
筋収縮とエネルギー クレアチンリン酸系
筋繊維には高エネルギーリン酸結合をもつ、クレアチンリン酸が多量に含まれている。ATPが必要になると、ただちにクレアチンリン酸が分解されてクレアチンになり、ADPからATPが合成される
筋収縮とエネルギー
筋肉でATPを補給する経路は、クレアチンリン酸系、解糖系、有酸素系の3つがある。クレアチンリン酸系は最も早くATPを合成されるが、数秒で消費される。そのあとは無酸素状態でも合成できるか解糖系が働くが、数十秒で消費される。数分以上の運動では酸化的リン酸化で合成される有酸素系のATPが主に使われる
かぎ刺激(信号刺激)
動物に特定の行動を引き起こさせる外界からの刺激
定位
環境中の刺激を目印にして特定の方向を定める。
フェロモン
動物の体内でつくられて体外へ分泌された物質が、かぎ刺激として同種の他個体の化学受容体で受け取られ、その個体に特有の行動を起こさせる物質
慣れ
アメフラシの水管に何度を刺激を与えると、次第に引っ込め反射の程度が小さくなっていき、反応しなくなる
脱慣れ
アメフラシに慣れを形成させたあと、尾部に強い刺激を与え続けると、形成された慣れが解除され、えら引っ込め反射が復活する
鋭敏化
さらに強い刺激を尾部に与え続けると、通常ではえらを引っ込めない弱い水管への刺激に対しても、敏感にえらを引っ込めるようになる
連合学習
二つの異なる出来事の関連性を学習すること。古典的条件づけ、オペラント条件づけ