ゆふされば
ゆふされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく
おとにきく
おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ
たかさごの
たかさごの をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
うかりける
うかりける ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを
ちぎりおきし
ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり
わたのはら
わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐにまがふ おきつしらなみ
せをはやみ
せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ
あはぢしま
あはぢしま かよふちどりの なくこゑに いくよねざめぬ すまのせきもり
あきかぜに
あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ
ながからむ
ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ