百人一首　61〜70

単語カード

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• いにしえの　奈良の都の　八重桜

  今日九重に　匂いぬるかな
• 夜をこめて　鳥の空音は　はかるとも

  よに逢坂の　関は許さじ
• 今はただ　思い絶えなむ　とばかりを

  人づてならで　言うよしもがな
• 朝ぼらけ　宇治の川霧　絶え絶えに

  あらわれわたる　瀬々の網代木
• 恨みわび　干さぬ袖だに　あるものを

  恋にくちなむ　名こそ惜しけれ
• 諸共に　哀れと思え　山桜

  花より他に　知る人もなし
• 春の夜の　夢ばかりなる　手枕に

  甲斐なく畳む　名こそ惜しけれ
• 心にも　あらで浮世に　ながらえば

  恋しかるべき　夜半の月かな
• 嵐吹く　三室の山の　もみじ葉は

  竜田の川の　錦なりけり
• 寂しさに　宿を立ち出て　眺むれば

  何処も同じ　秋の夕暮れ

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