周期表における有効核電荷の変化の傾向と元素の特性(共有結合半径、イオン化エネ
ルギー)との相関性について説明せよ。
共有結合半径は、 同周期では周期表の右に⾏くにつれて⼩さくなり、同族では下に⾏くにつ
れて⼤きくなる。これは、周期表の右側にいくほど有効核電荷が⼤きくなり電⼦が中⼼に引
きつけられるため、下側に⾏くほど最外殻が中⼼から遠くなるためと考えられる。
イオン化エネルギーは、ほとんどの場合、同周期では周期表の右に⾏くにつれて⼤きくなり、
同族では下に⾏くにつれて⼩さくなる。これは、周期表の右側にいくほど有効核電荷が⼤き
くなり電⼦が中⼼に引きつけられ、電⼦が⾶び出しにくくなるため、下側に⾏くほど最外殻
が中⼼から遠くなり、電⼦が⾶び出しやすくなるためと考えられる。