仏陀の説いた教えに関する記述として、最も適当なものを、以下の選択肢から一つ選べ。 ① 自己の存在は、他の存在に紛れ込んで見失われがちなものであるから、自己が唯一無二で代替不可能な ものであることに目覚めよと説いた。 ② 自己の存在は、他の存在と競合しあっているものであるから、最終的にはその競合にうち勝つこと以外 に安定は得られないと説いた。 ③ 自己の存在は、他の存在とともに、ある根源者によって司られているものであるから、その根源者と一 体化するところに安楽があると説いた。 ④ 自己の存在は、他の存在同様、それ自体として独立に存在するものではないから、自己への執着を捨て 去るところに苦からの釈放があると説いた。
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仏陀が悟ったとされる「諸行無常」を説明した記述として、最も適当なものを、以下の選択肢から一つ選べ。 ① この世のあらゆるものには固有の本性があり、 絶えざる変化 ・生滅はそれにより必然的に生み出される。 ② この世のあらゆるものには固有の本性がなく、絶えざる変化・生滅はすべて仏の意志により生み出され る。 ③ この世のあらゆるものは、その生起に一定の原因・条件があり、絶えず変化・生滅し、とどまることが ない。 ④ この世のあらゆるものは、その生起に一定の原因・条件がなく、自然に変化・生滅し、とどまることが ない。