いにしへの
いにしへの ならのみやこの やへざくら けふここのへに にほひぬるかな
よをこめて
よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ
いまはただ
いまはただ おもひたえなむ とばかりを ひとづてならで いふよしもがな
あさぼらけ
あさぼらけ うぢのかはぎり たえだえに あらはれわたる せぜのあじろぎ
うらみわび
うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそをしけれ
もろともに
もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし
はるのよの
はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かひなくたたむ なこそをしけれ
こころにも
こころにも あらでうきよに ながらへば こひしかるべき よはのつきかな
あらしふく
あらしふく みむろのやまの もみぢばは たつたのかはの にしきなりけり
さびしさに
さびしさに やどをたちいでて ながむれば いづこもおなじ あきのゆふぐれ