人類学　宗教

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• 『原始文化』　＠

  タイラーは『原始文化』において宗教の起源を社会進化主義から考察。万物に霊が宿っていると考えるアニミズムが信仰の起源と考える。
  宗教はアニミズム信仰→多神教→一神教への進化の過程を考察した。
• 『宗教生活の原初形態』　＠

  デュルケムによる著。宗教は個人の中の意識の問題（個人表象）ではなく、社会の集合表象であって、それこそが社会を維持するための機能だと考えた。代表的な事例がトーテミズムで、ある集団が特定の動物や植物などと関係を持つと考え、食物禁忌などのタブーや信仰の対象とすること。トーテムは社会の集合表象であり社会の統合に役立つと考えた。トーテミズムを現存する最古の宗教とみなした。
• レヴィ=ストロース

  仏人類学者。構造主義の祖。物事に二項対立図式で考える型を作成。『野生の思考』で有名
• 『野生の思考』　＠

  デュルケムのトーテミズムを批判。抽象的な概念を用いず動物など日常的な用語によって複雑な体系を形成すること。その見事さを「ブリコラージュ」と称す。トーテミズムは、「未開」な宗教的な信仰に留まるものではなく、普遍的な思考の論理に基づく分類の形態だと指摘することで、。西洋中心的な科学的合理性と呪術宗教的な未開という二項対立の枠組みを批判した。
• アノミー

  デュルケームが提唱、かつて世界を統合していた宗教の統合力が失われ、人々がバラバラで砂粒のように気まぐれにぶつかり合っている状態。デュルケームは「独立自尊の個人」というものを新たな道徳的規範として期待せざる負えなかった。
• マックス・ウェーバー

  米社会学者『宗教社会学』近代化と資本主義を批判
• 脱魔術化　

  資本主義と科学の制度化が宗教が世界と分離し全体的な世界観を失ったことで「精神のない専門人」「心情のない享楽人」になってしまうと批判した。
  　（再び宗教的なものに注目　ニューエイジ、カルト主教）

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