危険源のリスク低減の基本階層で最初に優先すべき方策はどれか?
A. 本質的安全設計方策
B. 防護装置の設置
C. 警告表示や訓練
D. 個人防護具での対応
【回答】A:本質的安全設計方策
【【参照】4.1(一般考慮事項)/ JIS B 9700 系列 / IEC 60204-1:4.1, ISO 13849-1
【解説】機械の安全設計はまず本質的安全設計方策で危険を除去・低減し、残るリスクに防護・更なる手段を重ねる階層構造をとる。
入力電源導体の接続で中性線(N)と保護導体(PE)を機内で接続してはならない。正しい理由は?
A. 故障時に保護機能が失われるため
B. 短絡電流が増えるため
C. 周波数が変化するため
D. 相電圧が上がるため
【回答】A:故障時に保護機能が失われるため
【参照】5.1(入力電源導体の接続) / IEC 60204-1:5.1
【解説】機内でNとPEを接続するとTT系では保護回路が機能不全に陥る可能性があり、保護接地の独立性が損なわれる。
直接接触に対する保護の一般的手段として最も適切なのはどれか?
A. 外郭(エンクロージャ)による遮へい
B. 相導体の太線化
C. 中性線の分岐
D. 警告表示の追加
【回答】A:外郭(エンクロージャ)による遮へい
【参照】6.2(直接接触に対する保護) / IEC 60204-1:6.2
【解説】外郭で充電部への接近を防ぐことが直接接触保護の基本。警告だけでは保護措置として不十分。
等電位ボンディングの主目的はどれか?
A. 電位差をなくし触電電流を低減する
B. 配電損失を低減する
C. 高調波を除去する
D. 力率を改善する
【回答】A:電位差をなくし触電電流を低減する
【参照】8(等電位ボンディング) / IEC 60204-1:8
【解説】導電部相互を電気的に結び電位差を抑制し、故障時の電流経路を制御することで感電リスクを下げる。
非常停止機能は次のどれを目的とするか?
A. 危険の発生または拡大の阻止
B. 機械の通常停止の実行
C. 品質の維持
D. 生産速度の向上
【回答】A:危険の発生または拡大の阻止
【参照】9.2, 10.7(非常停止用機器) / IEC 60204-1:9.2 / IEC 60204-1:10.7
【解説】非常停止は危険事象の発生・拡大を阻止するための安全関連制御機能で、通常停止とは目的が異なる。
押しボタンの色の原則で「非常停止」に該当する色はどれか?
A. 赤
B. 緑
C. 青
D. 白
【回答】A:赤
【参照】10.2(押しボタン)/ JIS C 0448 色規定 / IEC 60204-1:8 / IEC 60204-1:10.2
【解説】非常停止用押しボタンは赤色とし、黄色の背景などで識別性を高めるのが原則。
PE端子のマーキングに用いる文字は?
A. PE
B. N
C. L
D. DC
【回答】A:PE
【参照】5.2(PE端子の識別)/ JIS C 0445 / IEC 60204-1:5.2
【解説】保護接地端子はPEで明確に識別する。中性線はN、相導体はLまたは数字。
電源遮断に用いる機器として適切なのはどれか?
A. JIS C 8201-3適合の開閉器/遮断器
B. ヒューズのみ
C. 表示灯
D. サージ吸収器
【回答】A:JIS C 8201-3適合の開閉器/遮断器
【参照】5.3(電源遮断器および開閉機器) / IEC 60204-1:5.3
【解説】電源の遮断・開閉にはJIS C 8201群に適
合する機器を用いる。ヒューズのみでは遮断操作機能を満たさない。
PELVを用いた保護の狙いはどれか?
A. 安全低電圧で感電リスクを下げる
B. 相順を固定する
C. 力率を改善する
D. 高調波を低減する
【回答】A:安全低電圧で感電リスクを下げる
【参照】6.4(PELVの使用による保護) / IEC 60204-1:6.4
【解説】PELVは安全低電圧系で、導電部の露出時でも感電危険を許容レベル以下に抑える設計方策。
保護ボンディング回路に含まれるのはどれか?
A. 保護導体と導電性部品の相互接続
B. 相導体のみ
C. 中性線のみ
D. 光ファイバ
【回答】A:保護導体と導電性部品の相互接続
【参照】3.55(保護ボンディング回路の定義) / IEC 60204-1:3.55
【解説】保護ボンディング回路は故障時の感電保護のため、保護導体と導電性部品を相互に結ぶ回路。
安全関連制御機能の目的は?
A. 機械の安全状態維持またはリスク増加防止
B. 生産計画の最適化
C. 在庫削減
D. 省エネ
【回答】A:機械の安全状態維持またはリスク増加防止
【参照】3.62(安全関連制御機能) / IEC 60204-1:3.62
【解説】安全関連制御機能は機械を安全な状態に保ち、危険の増加を防ぐことが目的。
表示灯の色のコーディング原則で「正常運転」を示す代表色は?
A. 緑
B. 赤
C. 黄
D. 白
【回答】A:緑
【参照】10.3(表示灯)/ JIS C 0448・IEC 60073 / IEC 60204-1:8 / IEC 60204-1:10.3
【解説】IEC 60073の原則では、緑は正常状態、赤は緊急/危険、黄は注意を表す。
機器端子の識別で相導体(L)を表す一般的な方法は?
A. L1/L2/L3または数字
B. PE
C. N
D. FE
【回答】A:L1/L2/L3または数字
【参照】13.2(導体の識別)/ JIS C 0446・0445 / IEC 60204-1:13.2
【解説】相導体はL1/L2/L3などで識別し、保護導体はPE、中性線はN、機能接地はFE。
電源瞬時停電に対する設計で許容される上限(AC)として妥当なのは?
A. 3 ms以下(次の中断まで1秒超)
B. 50 ms以下
C. 500 ms以下
D. 1 s以下
【回答】A:3 ms以下(次の中断まで1秒超)
【参照】4.3.2(交流電源の要求) / IEC 60204-1:4.3.2
【解説】交流電源の瞬時遮断は3ms以下、次の中断までの間隔は1秒を超える設計が推奨される。
間接接触に対する保護の基本は?
A. 保護導体による等電位化と自動遮断
B. 表示灯の増設
C. 相導体の色分け
D. 中性線の増線
【回答】A:保護導体による等電位化と自動遮断
【参照】6.3(間接接触に対する保護) / IEC 60204-1:6.3
【解説】保護導体でボンディングし故障電流を流して保護機器により自動遮断させるのが基本方策。
等電位ボンディングの目的は導電部の( )を低減し、感電リスクを下げることである。
【回答】電位差
【参照】8(等電位ボンディング) / IEC 60204-1:8
【解説】導電部間の電位差を抑え、故障時電流の経路を制御して感電危険を低減する。
PE端子は文字( )で識別し、電源入力近傍に設ける。
【回答】PE
【参照】5.2(PE端子の識別) / IEC 60204-1:5.2
【解説】保護接地端子の識別はPEが原則で、電源入力端子近傍に配置する。
直接接触保護はエンクロージャ等の( )によって充電部への接近を防ぐ。
【回答】遮へい
【参照】6.2(直接接触保護) / IEC 60204-1:6.2
【解説】外郭・保護カバー等で人が充電部に触れないよう遮へいする。
非常停止用機器は危険の( )または( )を阻止することを目的とする。
【回答】発生,拡大
【参照】10.7(非常停止用機器) / IEC 60204-1:10.7
【解説】非常停止は危険の発生・拡大を阻止するための機能。
押しボタンの色規定で「正常運転」表示は一般に( )色である。
【回答】緑
【参照】10.3/IEC 60073 / IEC 60204-1:10.3
【解説】色のコーディング原則:緑=正常、赤=停止/危険、黄=注意。
機器端子の識別で中性線は文字( )で表す。
【回答】N
【参照】13.2/JIS C 0445 / IEC 60204-1:13.2
【解説】中性線はN、保護接地はPE、相導体はL1/L2/L3で識別。
危険源のリスク低減はまず( )的安全設計方策で行う。
【回答】本質
【参照】4.1/JIS B 9700 系列 / IEC 60204-1:4.1, ISO 13849-1
【解説】階層的方策の第一は本質的安全設計。
交流電源の瞬時停電の許容上限は( )ms以下(連続運転条件)。
【回答】3
【参照】4.3.2 / IEC 60204-1:4.3.2
【解説】交流電源の瞬断は3ms以下を設計条件とする。
PELVは( )低電圧を用いた感電保護である。
【回答】安全
【参照】6.4 / IEC 60204-1:6.4
【解説】PELVはSafety Extra-Low Voltageの考え方。
保護ボンディング回路は保護導体と( )性部品の相互接続から成る。
【回答】導電
【参照】3.55 / IEC 60204-1:3.55
【解説】保護導体と導電性部品の相互結合で保護回路を形成する。
危険源の原因分析から保護方策の選定までの基本プロセスを、階層的方策(本質的安全→防護→警告等)に沿って150文字前後で述べよ。
【模範回答】まずリスクアセスメントで危険源と原因を特定し、除去可能なものは設計変更で排除(本質的安全)。残存リスクにはガードや安全機能で防護し、さらに注意喚起(標識・訓練)を重ねる。運用手順も整備する。
【参照】4.1(一般考慮事項) / IEC 60204-1:4.1, ISO 13849-1
【解説】JIS B 9700系の階層構造に沿い、設計段階から運用まで連続的にリスク低減を図る。
入力電源導体の接続と電源遮断機器選定の要点(N/PEの扱い、遮断器の規格適合、瞬断条件など)を150文字前後でまとめよ。
【模範回答】NとPEは機内で接続しない(TT系)。PE端子を電源近傍に明確表示。電源遮断はJIS C 8201群適合の開閉器・遮断器を用いる。交流瞬断は3ms以下を考慮し、周波数偏差や電圧範囲も規定値内で設計する。
【参照】5.1〜5.3, 4.3.2 / IEC 60204-1:4.3.2 / IEC 60204-1:5.1 / IEC 60204-1:5.3
【解説】保護機能維持のための配線原則と遮断器選定、電源品質への設計要求を要約。
直接接触・間接接触・PELVの違いと設計への適用を150文字前後で説明せよ。
【模範回答】直接接触は外郭等で充電部への接近を防ぐ。間接接触は保護導体で等電位化し故障電流を流して自動遮断。PELVは安全低電圧系を採用し感電リスクを許容以下に抑える。用途に応じて組み合わせる。
【参照】6.2, 6.3, 6.4 / IEC 60204-1:6.2 / IEC 60204-1:6.3 / IEC 60204-1:6.4
【解説】各保護方式の目的と手段の違いを対比し、併用設計の考え方を示す。
等電位ボンディングの設計ポイント(保護/機能ボンディング、回路構成、マーキング等)を150文字前後で述べよ。
保護ボンディングは感電保護目的で導電部を相互接続し電位差を抑える。機能ボンディングはEMC等の動作安定目的。回路は保護導体を主幹に分散接続し、PE端子やFE端子を規格に従い識別する。
【参照】3.55, 3.34, 8 / IEC 60204-1:8 / IEC 60204-1:3.55 / IEC 60204-1:3.34
【解説】定義と目的の差を明確化し、配線・識別の原則を要約。
オペレータインタフェースの色・配置・表示原則とマーキング(PE/N/L、記号)の基本を150文字前後でまとめよ。
【模範回答】色はIEC 60073に従い赤=緊急、緑=正常、黄=注意。非常停止は赤で際立たせる。配置は誤操作防止と視認性を確保。マーキングは端子PE/N/L1〜L3をJIS C 0445/0446で識別し、記号はIEC 60417等に準拠する。
【参照】10.2〜10.3, 11, 13.2, 16 / IEC 60204-1:10.2 / IEC 60204-1:10.3 / IEC 60204-1:13.2
【解説】色規定・配置・記号の根拠規格に触れ、操作性と安全性の要点をまとめる。