【管渠】下水道クイックプロジェクトでは下水道の社会実験を行い、新たな整備手法の評価を実施しており、広く普及を促進する整備手法として一般化されている。管路施設に関係する新たな整備手法を3つ挙げ、概要を述べよ
1.クイック配管(露出配管・簡易被覆・側溝活用)
クイック配管は、道路下ではなく、民地・水路空間・側溝等を利用し、経済的・短工期で下水道管渠を布設するものである。
留意点として、事故発生時の社会的影響が大きいと判断される路線を避けることや歩行者や車両通行等支障に留意する必要がある。
2.改良型伏せ越しの連続的採用
改良型伏越しの連続的採用は、ふくそうする師匠物の通過に当たり、推進工法、マンホール式ポンプ場に替えて、改良型伏越しを連続的に採用するものである。改良型伏越しは、簡易的な構造であることに加え、下流側の埋設深を浅くでき、マンホール式ポンプ場を設置しないことにより、建設コスト縮減や維持管理費の削減が図れる。留意点は、上流部に閉塞原因となる油脂や土砂等の大量流入が予測される施設がないこと、改良型伏越し部の落差が10m以下、連続する改良型伏越し間の最小距離を30m程度とするなどである。
3.道路線形に合わせた施工
曲管の採用や、急勾配路線における実流速を基にした計画・設計により、道路線形や地表勾配に合わせた下水道管渠を布設する施工である。これにより、管渠の浅埋化や狭小道でのマンホールの承略が管がっる3.