茶々 2025年06月17日 カード36 いいね0

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単語カード

  • 学級運営、教師のリーダシップの重要性
    生徒たちの行動の分析や保護者との橋渡しなど、心理学からの知見から提案できる切り口もある。
  • 仲間とは
    ともに同じ事をする人。また、その集り。仲間意識は、発達段階に応じて社会に適応していく行動様式、すなわち社会性を獲得していく
  • 仲間関係を通じて養われる社会性
    乳幼児期:母子、親子、兄弟、姉妹、家族
    ・ 対大人から対子どもへ(心理的な安定感与)

    児童期
    ・空間的接近、類似性、身体的魅力

    青年期
    ・学校:友人、親友(他者からの評価)
    ・会社:上司と部下(契約的なつながり)
  • 青年期の友人関係概念図
    親友、仲間、友達
    親友:親密高、目的・行動の共有低
    仲間:親密中~高、目的・行動の共有高
    友達:親密低~高、目的・行動の共有低~高
  • 青年期の友人関係概念図
    仲間を他の関係から切り離す指標
    目的・行動の共有が大事
  • 学級の考え方
    学級=ともに学ぶ仲間
    生徒の関係性、仲間関係を把握することは学級運営に不可欠ただし、倫理的な配慮を十分におこなうことが必須となる。
  • 補足:学級内の交友関係の把握の仕方
    自然観察法、実験観察法、言語報告法、ソシオメトリー
  • 公式集団
    第三者(教師)によって意図的に構成された集団
  • 非公式集団
    自然発生的に生まれた集団
  • 学級集団の機能
    欲求
    学級を編成することにより、生徒の欲求が充足される
  • 補足:学級集団の機能ー欲求
    1所属欲求
    2親和欲求
    3承認欲求
    4自己実現欲求
    1帰属意識の育成「このクラスに一員だ
    2共感性の育成「みんな仲が良い、安心な居場所」
    3役割分担による育成「朝のお当番を褒められた」
    4人格形成の重要な経験「できた。なれた」
  • 学習集団の機能
    学習の促進
    協同学習の効果、向上心
  • ピグマリオン効果
    オウィディウス『変身物語』に登場するピグマリオン王の伝説に由来する。

    期待すると効果が現れ、成果を出すことができる
  • ピグマリオン効果実験の批判的な検討
    IQ
    IQの増加は全学年の生徒で起こるわけではない
  • ピグマリオン効果実験の批判的な検討
    教師のコミュニケーション
    正答に対する賞賛、誤答・読みにくさに対するヒントや繰り返しが増加、誤答に対する𠮟責、回答に対するフィードバックが減っている。

    =生徒自身の学習する意欲を奪っており、えこひいきである。
  • ピグマリオン効果から何を学べるか
    教師期待効果
    子どもは伸びると信じる教師の心得
  • ピグマリオン効果から何を学べるか
    批判的な検討
    ・過剰期待は子どもの負担
    ・子どもは自ら学習をするとう視点が不足
    ・公平に教育を行う倫理観の欠如
  • ピグマリオン効果批判
    ・再生実験では効果なし
    ・ピグマリオン効果とえこひいきを切り離すのは難しい
    ・「教師が学習者に対して教える」構図であるため、学習者が自ら学習を行っていくという視点が不足
    ・ほめてはいけないのではなく、そのほめ方が重要だといえる
  • ゴーレム効果
    ピグマリオン効果の逆で、、「相手に見込みがないと思っていると、実際その通りになっていく」という心理効果を指す。
    「この子は伸びないだろうな」と思っていると、期待されていないことが暗黙のうちに伝わり、生徒の成長に悪影響を及ぼすことがあるとする。
  • ピグマリオン効果の言い換え例
    「何度同じミスを繰り返すんだ?」
     →「このミスがなくなったら、もうひとつ上に行けるはずだよ」

    「次からは絶対、遅刻しないでね」
     →「少しずつ遅刻が減っていくこと、期待してるよ」

    「身だしなみがよくないよ」
     →「身だしなみに気をつければ、もっとかっこよくなれるよ」
  • PM理論ー概要
    集団機能(集団が持つ働き)に関する概念。
    P(Performance)機能:集団の目標や課題達成の志向
    M(Maintenance)機能:集団の維持強化の志向
    で構成される
  • PM理論ー学校教育におけるP行動
    学級における指導の学習を促進したり、生活指導に関して児童の課題解決を促進し、また話し合いなどの討議が有効に、効率的に行われるようにする教師のリーダーシップ行動を指す。
  • PM理論ー学校教育におけるM行動
    児童生徒に対して配慮をなし、公平に児童生徒に対処して、不必要な緊張を避け、児童の緊張緩和に努めるような教師のリーダーシップ行動を指す。
  • 教師のリーダシップ行動
    教師83名のリーダシップ行動の分析
  • 教師のリーダシップ行動
    「学級連帯性(集団凝集性)」
    集団凝集性とは、集団が構成員を引きつけ、その集団の一員であり続けるように動機づける度合い。
    集団(学級)の構造を把握し、連帯感を高めるために、学級の目標を決める、生徒同士の魅力を引き出し、生徒間の相互作用を促す、学級としてのまとまりを保つ必要がある。
  • 教師のリーダシップ行動
    「規律遵守性(集団規範)」
    規律遵守性とは“決められたことを守る”“ルールや約束事を徹底する”ことを指す。

    規律を遵守するための基本行動の原則を学習させる。明るく、嘘のない学級をつくるための具体的な取り組み方を学習することで、安全に学びあえる学級づくりが必須要件となる。
  • 現場に活かすPM理論
    短期的:PM>P>M>pm
    長期的:PM>M>P>pm
  • リーダシップ論のパラダイムシフト
    カリスマ的・変革型 先制的ピラミッド型
    指示型・リーダー主導型のリーダーシップスタイル。子どもの主体性を優先するファシリテーティブな(促進的な)関わり
  • 先制型ピラミッド特徴
    1フォロワーの定義
    2リーダーとフォロワーの関係
    3リーダシップ
    4フォロワーの行動
    5情報伝達
    1集団構成員
    2リーダーに依存していおり、主-従関係
    3フォロワーのリード
    4リーダーの判断に従い、実現させる
    5情報はリーダーを通してのみ伝えられる
  • リーダシップ論のパラダイムシフト
    民主的逆ピラミッド型 サーバント・リーダシップ
    フォロワーの主体性を大事にし、サポートし、励まし、討議に対する助言するリーダーシップ
  • 民主的逆ピラミッド型
    1フォロワーの定義
    2リーダーとフォロワーの関係
    3リーダシップ
    4フォロワーの行動
    5情報伝達
    1自立した個人
    2対等関係、信頼関係を重視
    3リーダーは集団のミッションや目的をフォロワーに伝えたり、フォロワーの意見を聞くなどコ
    ミュニケーションを十分にとる
    5情報はフォロワーも直接入手できる
  • リーダシップ論のパラダイムシフト
    重要なこと
    ・どちらのリーダーが良いかという二元論では語れない

    ・どんな学級づくりで、どんな学級を目指すかが大切
  • リーダシップ論のパラダイムシフト
    リーダシップ観の変遷
    1リーダー中心(カリスマ的・変革型リーダー)からフォロワー中心(サーバント・リーダシップ)へ

    2最善から最適なリーダシップへ
  • リーダシップ論のパラダイムシフト
    サーバント・リーダシップ
    相手の成長支援に無私無欲で奉仕し、目指すべき方向へ導くという実践哲学に基づくもの。
  • サーバント・リーダシップの落とし穴
    ・特定のフォロワーの配慮しすぎると不公平感を与え全体に悪影響

    ・放任型リーダシップと紙一重。よくできた際には、ねぎらいや感謝などの有形無形の報酬を提供する必要がある。
  • 状況適合リーダシップ
    横軸は「指示型行動」(決定、指導、観察、頻繁
    なフィードバック)を表し、縦軸は「支援型行動」(傾聴、介入、促進、励まし)を表す
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