05-心電図(鶴田)

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kkrt 2020年10月17日 カード46 いいね9

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05-心電図(鶴田)
  • 心臓の刺激伝導系の順番を述べよ。
    ①洞結節 ②心房筋 ③房室結節
    ④ヒス束 ⑤右脚/左脚 ⑥プルキンエ繊維
  • 肢誘導に用いる電極の色、装着部位の組み合わせを述べよ。
    赤→右手
    黄→左手
    黒-アース →右足
    緑→左足
    (あきくみ)
  • 胸部誘導に用いる電極の色、装着部位の組み合わせを述べよ。(試験に必ず出すとのことです!)
    赤V1→第4肋間胸骨右縁
    黄V2→第4肋間胸骨左縁 
    緑V3→V2、V4の間 
    茶V4→第5肋間鎖骨中線上
    黒V5→V4の高さで前腋窩線上
    紫V6→V4の高さで中腋窩線上 
    (あきみちゃん国試)
  • 心電図の縦軸、横軸の目盛は?
    縦軸:1mm=0.1mV 横軸:1mm=0.04sec
  • 心電図より心拍数を推定するときの式は?
    300÷(P-P時間の5mmマスの数)
  • 心拍数の正常頻度は?
    50~100/分 (50/分以下は洞性徐脈、100/分以上は洞性頻脈)
  • P波を見るときに注目する点を2つ述べよ。
    正常洞調律かどうか、右房/左房負荷の有無
  • II誘導でP波が陰性になっている際に疑う疾患は?
    異所性心房調律(洞結節ではない場所から刺激が出ている)
  • II誘導でP波の高さが2.5mm以上、洞性頻脈(100/分以上)が確認できる際に疑う疾患は?
    右房負荷 (肺高血圧など)
  • II誘導で2峰性、V1誘導で後半の陰性部分が幅1mm以上/深さ1mm以上、洞性徐脈(50/分以下)が確認できる際に疑う疾患は?
    左房負荷 (左心不全など)
  • 房室伝導に異常をきたし、心房から心室への興奮伝導が遅延もしくは途絶することをなんという?
    房室ブロック
  • 1度房室ブロックの特徴を述べよ。(PQ間隔、QRS波の有無など)
    PQ間隔は延長しているが一定、QRS波も確認できる。(ペースメーカー必要なし)
  • 2度房室ブロック(Wenckeback型)の特徴を述べよ。
    PQ間隔が徐々に延長、QRS波が時々消える。(QRS波脱落前後のPQ間隔→脱落前のほうが脱落後よりも長いのがポイント)
  • 2度房室ブロック(Mobitz2型)の特徴を述べよ。
    PQ間隔は一定、QRS波が時々消える。(QRS波脱落前後のPQ間隔→変化しない!)
  • 3度房室ブロック(完全房室ブロック)の特徴を述べよ。
    PQ時間はバラバラだが、P-P時間とR-R間隔はそれぞれ一定。P波のほうがQRS波よりも多い(心房の拍動のほうが早い。ペースメーカー適応)
  • I、II誘導を用いて軸の判断をする際、正常なベクトル角度の範囲は?
    -30°~90°(-90°~-30°は左軸偏位、90°~150°は右軸偏位)
  • 左軸偏位のときに疑う疾患は?
    左室肥大(左室の起電力が大きい)
  • 右軸偏位のときに疑う疾患は?
    右室肥大、急性の右心負荷(肺塞栓など)
  • V2のR波(initial R)が見られない際に疑う疾患は?
    前壁中隔梗塞
  • 通常V3とV4の間で見られる、R波とS波の高さの比率(R/S比)が逆転するポイントのことをなんという?
    移行帯
  • V1側に移行帯が寄ること、V6側に移行帯が寄ることをそれぞれなんという?
    反時計方向回転、時計方向回転(心尖から見て)
  • QRS波の幅の正常値、異常とみなされる値を述べよ。
    正常→100ms未満(2.5mm)、異常→120ms以上
  • 脚ブロックでは、本来であれば早い伝導を担う刺激伝導系を伝わるはずの興奮が、( ? )によってゆっくりと伝えられる。
    固有心筋 (ゆっくり伝わるというのがポイント)
  • ①V1でrSR'波 ②I・aVL・V5・V6で幅広いS波が見られる際に疑う疾患は?
    右脚ブロック (テスト出すらしい)
  • ①V1で深くて幅の広いS波 ②I・aVL・V5・V6でnotchの有る幅広い波形が見られる際に疑う疾患は?
    左脚ブロック (テスト出すらしい)
  • 右脚/左脚ブロックにおいて、QRS幅が120ms以上の場合は( ? )、100~120msの場合は( ? )と呼ぶ。
    完全脚ブロック、不完全脚ブロック
  • V5誘導のR波高が26mm以上の場合に疑う疾患は?
    左室肥大(LVH)
  • V1誘導のR波高≧6mm、右軸偏位、不完全右脚ブロック、時計方向回転、右房負荷の内3項目以上見られる際に診断する疾患は?
    右室肥大(RVH)
  • II誘導において、RR間隔がバラバラで基線が揺れている際に疑う疾患は?
    心房細動
  • 心筋梗塞の手術が遅れ、心筋の壊死が進むと心電図上で( ? )ができ始め、陳旧性心筋梗塞の段階になってしまう。
    異常Q波 (ワンちゃんテスト出る)
  • 異常Q波の定義を述べよ。
    幅が0.04s以上、深さが同じ誘導のR波高の1/4以上のQ波(aVR誘導以外)
  • 異常Q波が見られる際に疑う疾患を述べよ。
    陳旧性心筋梗塞 (急性期、初期の心筋梗塞では異常Q波はでない)
  • ST下降/ST上昇がそれぞれ表す状態を述べよ。
    ST下降→心内膜に限局した梗塞 ST上昇→心内膜と心外膜両方に波及した梗塞(貫通性梗塞)
  • 虚血は( ? )から先に起こるため、管壁型の梗塞(ST上昇型)を見つけるのが心電図診断において最も大事である。
    心内膜
  • 右冠動脈が詰まるとどの誘導に影響が出る?
    下壁誘導(II・III・aVF)
  • 左前下行枝が詰まるとどの誘導に影響が出る?
    前壁中隔誘導(V1~V4・I・aVL)
  • ST上昇が確認できる誘導の解剖学的反対側誘導においてST下降が確認できることをなんという?
    鏡像変化 (reciprocal change)
  • ①aVR以外の全ての誘導でST上昇(凹型) ②PQ segment(P波が終わったところからQ波の始まりまで)の低下 ③深呼吸、姿勢を変化させると胸痛が起こる際に疑う疾患は?
    急性心膜炎(膜の炎症なので、冠動脈の支配域によらず全ての誘導でST上昇がみられる)
  • ①II・III・aVF・V3・V4・V5・V6でST上昇 ②鏡像変化は見られない ③胸痛、胸部圧迫感を訴える際に疑う疾患は?
    たこつぼ心筋症(心基部は動くが心尖部が動かない。高齢女性がストレス性に発症するとされ、原因不明。)
  • ST低下を起こす疾患の例を挙げよ。
    ①非貫壁性虚血(心内膜下に限局した虚血) ②肥大・圧負荷 ③薬剤性(ジギタリスなど)
  • T波の陰転を起こす疾患の例を挙げよ。
    ①2~3日が経過した心筋梗塞 ②心室負荷(肥大・圧負荷)
  • 陳旧性心筋梗塞患者のV2-V6において見られる、左右対称の陰性T波のことをなんという?
    冠性T波
  • 左室肥大において見られる、上に凸なST低下とT波陰転を同時に来す波形のことをなんというか。
    ストレイン型ST-T波 (「LVH with strain; ストレイン型ST-T波を伴う左室肥大」と呼ぶ)
  • T波増高、QRS幅の延長が見られる際に疑う疾患は?
    高カリウム血症
  • 抗不整脈薬であるNaチャネルブロッカー、Kチャネルブロッカーなどによって( ? )が延長してしまい、心室細動が生じることがある。
    QT時間
  • U波は再分極の終了時に生じる波形であり、増高U波は( ? )のときに見られる。
    低カリウム血症
  • テストする
よく頑張りました
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