-
住む館より いで て、船に乗るべきところへ渡る出て
-
うちいで 侍りぬるぞ口に出して言って
-
いにしへのことなど思ひ いで 聞こえたり出して
-
いみじき とき にてありける勢いが盛んなとき
-
いづれの御 とき にか、女御、更衣、あまたさぶらひ給引ける中に、天皇の在位の間
-
いま を恋ひざらめかも今
-
いなばの山の峰に生ふるまつとし聞かば いま 帰り来むすぐに
-
いまは の時になりしかば、臨終
-
あやしく やう 変はりて、世慣れたる人とも覚えねば、様子
-
さるべき やう ありて、秋ごろ和泉の下るに、理由
-
さらに登るべき やう なし方法
-
翁言ふ やう 、「我朝ごと夕ごとに見る竹の中におはす」ことには
-
飽かぬ ところ なう、我が御心のままに点
-
皇子は、ただひと ところ 、深き山へ入り給ひぬおひと方
-
折節の移り変はるこそ、ものごとに あはれなれ感慨深い
-
いにしへよりも あはれに てなむ通ひけるかわいい
-
まだ大殿籠らせ給はざりけると、 あはれに 見たてまつる気の毒に
-
「我は さ やは思ふ」などそのように
-
争ひ憎み、「さるから さ ぞ」そうだ
-
し残したるを、さて うち置きたるは、そのまま
-
「 さて その分の言葉は」と問ひ給へば、ところで
-
さしも 御いとほしみ深うこと候ひしに、あれほど
-
この者、 さしも 猛きものとは見えずそれほど
-
「 いかに 仰せらるるやらん、えこそ聞き知らね」どのように
-
あさましと思ひて、「 いかに かくは召すぞ」と言ふなぜ
-
「この頃の山の紅葉は いかに をかしからむ。いざたまへ、見む」どんなにか
-
都のいと恋しう おぼえ ければ思われた
-
昔 おぼゆる 花橘、撫子などやう花の種々を植ゑて、思い出される
-
すこし おぼえ たるところあれば、子なめりと見たまふ似ている
-
うち には憂きを知りたまふ気色著く心の中
-
君は二三日 うち へも参り給はで、宮中
-
うち の渡らせ給ふを見奉らせ給ふ御心地、帝
-
かぐや姫、月を見ては、 いみじく 泣きたまふたいそう
-
声もいと いみじく 、あてはかなりすばらしく
-
あな いみじ 。犬を蔵人二人して打ちたまふひどい
-
よき人の、男に つき て下りて、住みけるなりついていって
-
心得で、人を つけ て見すれば、尾行させ
-
これが本はいかでか つく べからむと思ひわづらひぬつけ
ログイン