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後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)後のことはどうなろうとかまわないこと。
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虻蜂とらず(あぶはちとらず)二つを同時に手に入れようとすると、両方とも手に入らない。
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案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)何かをする前はあれこれと心配するが、実際にやってみると案外簡単にできるものだ
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犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)①出しゃばって何かをすると、思いがけない災難にあう。 ②外を出歩いていると、思いがけない幸せに、めぐりあうことがある。
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命あっての物種(いのちあってのものだね)何事も命あってできることで、死んでは何にもならない。
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馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)いくら説き聞かせても、何の効もないたとえ。
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負うた子に教えられる(おうたこにおしえられる)時には、自分よりも年下の者や未熟な者から教えられることがあることのたとえ。
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帯に短したすきに長し(おびにみじかしたすきにながし)物事が中途半端で役に立たないこと。
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亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)長年かけて身につけた経験や知恵は値打ちがあり、尊いものだ。
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可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)子供がかわいいのなら、甘やかさずに、苦労をさせる方がよい。
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芸は身を助ける(げいはみをたすける)何か一つでもすぐれた技をもっていれば、生活に困ったときの助けになる。
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後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)自分がしてしまったことを、後でしなければよかったと、残念に思っても、取り返しがつかない、という教え。
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紺屋の白袴(こうやのしろばかま)商売に忙しくて、自分のすることをする暇のないことにいう。
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触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)物事に関係しなければ、禍を招くことはない。
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釈迦に説法(しゃかにせっぽう)自分よりもよく知っているその道の専門家に対して、自分のほうがくわしいような顔をして教えるおろかさのたとえ。
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朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)人は付き合う人によって良くも悪くもなる。友だちを選ぶときはよく注意しなさいとの教え。
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過ぎたるはなお及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)程度を過ぎることは、足りないのと同じでよくない。何事もほどほどがよいとの教え。
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雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)小さい時に身につけたことは、大きくなってからも忘れないものだというたとえ。
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背に腹はかえられぬ(せにはらはかえられぬ)さし迫った苦痛を回避するためには、ほかのことを犠牲にしてもしかたない。大きなことをするためには、小さな犠牲には構っていられない、小さなことはどうでもいいというたとえ。
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棚から牡丹餅(たなからぼたもち)思いがけない幸運がめぐってくることのたとえ
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忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)人が忠告してくれる言葉は、自分の欠点や弱点を言われるので、なかなか素直に聞き入れにくいということ。
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出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)すぐれてぬけ出ているものは、とかく憎まれる。
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灯台下暗し(とうだいもとくらし)手近の事情はかえってわかりにくいものである。
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泥棒を捕らえて縄をなう(どろぼうをとらえてなわをなう)事が起こってからあわてて用意をすることのたとえ。
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飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)危険と気づかずに、また、自分から進んで危険に飛び込むこと。
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ない袖は振れぬ(ないそではふれぬ)何とか力になってあげたくても、お金も力もないので、どうすることもできないということ。
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長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)強い人や目上の人など、かないそうもない相手には、おとなしく従うほうが得だ
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泣きっ面に蜂(なきっつらにはち)悪いことの上に、さらに悪いことが重なることのたとえ。
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情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)人に親切にしておくと、それはめぐりめぐって、やがて自分のためになるのだから、人には親切にしなさいとの教え。
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糠に釘(ぬかにくぎ)効き目や手ごたえがまったくないことのたとえ。
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濡れ手で粟(ぬれてであわ)苦労をせずに、もうけること。
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濡れぬ先の傘(ぬれぬさきのかさ)何かを始めるときは、前もって準備をしておくことが大切だ。
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猫に鰹節(ねこにかつおぶし)人のそばに、その人の好きなものをおいておくと、危険だ。
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喉もと過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)つらいことや苦しいこと、受けた恩などは、苦しい時がすぎると、忘れてしまうことのたとえ。
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暖簾に腕押し(のれんにうでおし)なんの手ごたえもなく、はりあいのないこと
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人のふり見て我がふり直せ(ひとのふりみてわがふりなおせ)ほかの人の良いところや悪いところをよく見て、自分の行いを反省しなさいという教え。
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火のない所に煙は立たぬ(ひのないところにけむりはたたぬ)うわさをされるのは、うわさをされるそれなりの訳がある。
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下手な鉄砲も数打てば当たる(へたなてっぽうもかずうてばあたる)下手でも何度もやればうまくいくこともある。
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下手の横好き(へたのよこずき)下手なのに、そのことをやるのが好きで、とても熱心であること。
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仏の顔も三度(ほとけのかおもさんど)どんなに心の広い人でも、何度もひどいことをされれば、ついには怒り出すということ。
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待てば海路の日和あり(まてばかいろのひよりあり)物事がうまくいかないときは、あせらずに良い日がくるのをじっと待つ方がよい。
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ミイラ取りがミイラになる(みいらとりがみいらになる)人を連れ戻すために出かけた人が、帰ってこなくなること。また、説得する人が逆に説得されてしまうこと。
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身から出た錆(みからでたさび)自分のした悪いことが原因で、苦しんだり、ひどい目にあったりすることのたとえ。
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三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)幼いときの性質は、年をとってからも変わらないということ。
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昔取った杵柄(むかしとったきねづか)若い時に身につけた技術は、年をとった今でも自信がある。
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目から鼻へ抜けるとても頭の回転がよく、ものわかりが早いこと。
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餅は餅屋(もちはもちや)物事はそれぞれの専門家があるということ。
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焼け石に水(やけいしにみず)焼け石にすこしの水をかけても冷えないように、努力や援助がわずかでは効果がほとんど期待できないことのたとえ。
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安物買いの銭失い(やすものがいのぜにうしない)得だと思って安いものを買っても品質が悪くてすぐにだめになるので、結局は損をするということ
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柳の下のどじょう(やなぎのしたのどじょう)一度うまくいっても、同じようにうまいことが、またあるとは限らないということ。
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弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ)困っている時に、さらに困ったことが重なって起きること。
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渡る世間に鬼はない(わたるせけんにおにはない)世の中には、鬼のように冷たい人ばかりでなく、やさしくて思いやりのある人もいる。
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