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わいさ こまかなつまらないこと。こまごまとしたくだらないこと。また、そのさま。「瑣」はこまかい意。「日常生活の―な雑事に追われる」猥瑣 201
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ちゅうりょ 仲間。ともがら。「侶」もともがらの意。儔侶 202
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ききゅう こうあってほしいと強く願い求めること。こいねがうこと。「平和を―する」冀求 203
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とうちょ いつわりの告げ口も、たび重なると人が信ずるようになるたとえ。「投杼」は機はたの杼ひのこと。[曽△参人を殺す]ソウシンひとをころす投杼 204
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ちゅうせき ①昨日。②先日。昔。疇昔 205
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がもう ①ガチョウの羽毛。②白くて非常に軽いもののたとえ。雪など。鵝毛 206
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せいげつ ①雨上がりに出る月。また、晴れ渡った空の月。②なんの曇り(心のわだかまり)もない、心境のたとえ。「光風―」霽月 207
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さくさん ヤママユガ科のガ。褐色で大形。繭から絹糸をとる目的で飼育される。柞蚕 208
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きょうふ かごを担ぐ人。かごかき。こしかき。類輿丁ヨテイ轎夫 209
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びょうしゅん 春の末。暮れの春。陰暦三月ころ。杪春 210
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おうめい ①鳥が互いに鳴き交わすこと。②仲間を求め合うこと。嚶鳴 211
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りょうらん 入り乱れるさま。花などが咲き乱れているさま。「百花―」撩乱 212
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きょうがく 予期しなかった事柄に非常に驚くこと。また、驚きおそれること。「突然の訃報フホウに接して―する」類驚駭キョウガイ・喫驚キッキョウ驚愕 213
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そんたく 他人の心をおしはかること。「友の心情を―する」忖度 214
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ようだい ①たまで飾られたりっぱで美しい高殿たかどの。②月の異称。瑶台 215
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りかん 病気にかかること。「結核の―率が再び増えている」罹患 216
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ききん 天候異変などによって作物が実らないために、食糧不足になること。饑饉 217
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けんこ ①振り返って見ること。②目をかけること。引き立てること。ひいきにすること。類愛顧眷顧 218
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ふうてん ①定職をもたず、ぶらぶらしている人。②言行錯乱や感情激発など精神状態に異常が見られること。また、そういう症状の人。瘋癲 219
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せんこう 人物や才能などを調べ、適当な担当者を選ぶこと。「書類―」銓衡 220
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しゅび 獣毛などを束ねて柄をつけた仏具。払子ホッス。麈尾 221
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ちょうたく ①宝石などを刻んで磨きあげること。②詩文を推敲スイコウし、練り上げること。雕琢 222
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かいこく ①教えいさめること。②行政上の義務を果たすよう要求する通知。類催告 ③公務員などに対する懲戒処分の一つ。職務違反のとき、本人に直接言い渡しをすること。類譴責ケンセキ誡告 223
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りょうまつ 軍隊で、兵士の食糧と軍馬のまぐさ。糧秣 224
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はいせつ 生物が、老廃物や栄養を取った残りかすなどの、不用または有害な物質を体外に出すこと。「―物」排泄 225
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しゅうきょく 平らな地層が、地殻変動による横からの圧力で波状に曲がる現象。山や谷ができる。「―山脈」褶曲 226
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そうがい せき。しわぶき。嗽咳 227
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しい ①黒色の衣服。②墨染めの僧衣。また、僧侶ソウリョ。緇衣 228
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かじょう 遠くへだたった土地。遠い国。遐壌 229
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しゅんせつ 水底の泥をさらって深くすること。「―船が川砂利を運ぶ」浚渫 230
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ひょうかく 芸者買いをする男。うかれお。類遊客嫖客 231
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けいがん ①きらきら光る目。鋭い目つき。②物事をはっきりと見抜く鋭い眼力。「首領の―に感服した」炯眼 232
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かんかく 互いに相手をこばみ、受け入れないこと。捍格 233
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えんり 竹や柴しばなどで目をあらく編んで作った垣。まがき。垣籬 234
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しょうか 笙にあわせて歌うこと。また、その歌。笙は管楽器の一種。笙歌 235
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ごぼう キク科の二年草。ヨーロッパ・シベリア原産。葉はハート形で大きい。根は地中に垂直に長く伸びて、食用。由来「牛蒡」は漢名より。根がウシの尾に似ることから。牛蒡 236
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はんしょう 同じ種類のいくつかのものを、一つにまとめていう名称。泛称 237
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ごうり ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。参考「釐」は、きわめてわずかな数量の意。毫釐 238
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がび ①形の美しいまゆ。②女性の顔立ちの美しいさま。美人。娥眉 239
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ちゅうしょ 漢字の書体の一つ。大篆ダイテン。由来中国、周の宣王のとき、史籒シチュウがつくったとされることから。籒書 240
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かくしゅ 雇い主が雇っている人をやめさせること。首切り。解雇。免職。馘首 241
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えいいき はかば。一般の土地と区別されている墓地。塋域 242
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しょうじ 山などが高くそびえ立つこと。類聳立ショウリツ・屹立キツリツ聳峙 243
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こちょう チョウの別称。蝴蝶 244
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おういつ 満ちあふれること。「元気が―する」汪溢 245
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らいかい ①積み重なった多くの石のかたまり。②積み重なった不平や不満。③心中が穏やかでないさま。磊塊 246
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しょうき 焼きつくすこと。焼燬 247
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かんじょ 髪をあげまきに結った少女。また、幼女。丱女 248
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てんと みやこをある地に定めること。みやこを建設すること。奠都 249
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ほうど 匏と土。それぞれ中国古代の楽器。金・石・糸・竹・匏・土・革・木の八種類の楽器をいう八音のうちの二つ。「匏」は瓜うりをくりぬいて作った楽器で笙ショウの類。「土」はつちを焼いて作った楽器。匏土 250
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ぜんぜん ①だんだん行き進んでうつりかわるようす。徐々にひたしていくさま。②しなやかでやわらかなようす。冉冉 251
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かさ 罪人につける刑具で、くびかせとくさり。枷鎖 252
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がいてい 乳児。また、二、三歳の幼児。孩提 253
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えんどう マメ科の二年草。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。若いさやと種子は食用。エンドウマメ。豌豆 254
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せんき 漢方で、下腹部や腰の筋肉が引きつり痛む病気の総称。「他人の―を頭痛に病む」 「―筋すじ」疝気 255
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きき おそれ驚き、胸騒ぎがするさま。「胸中―として暗闇くらやみの中を進んだ」悸悸 256
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ふさく ①おのと、のみ。また、それで細工をすること。②詩文や書画などに技巧をこらすこと。「―の痕」斧鑿 257
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ひそ 灰白色で金属のような光沢がある、もろい固体。非金属元素の一つで、化合物は猛毒。農薬・医薬の原料。砒素 258
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こんきん 困りきって行き詰まること。困窘 259
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りんかん 宮殿などの建物が、壮大で美しいさま。輪奐 260
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るじゅつ こまごまと述べること。詳しく述べること。縷述 261
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せんしょう 先人の行った事業の跡。先蹤 262
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はつもう ①道理に暗い人を導いて、物事が分かるようにすること。「蒙・矇」は暗い・愚かの意。②覆っているものを取り除くこと。きわめてたやすいことのたとえ。発矇 263
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てんめつ 滅ぼす。絶やす。残らず滅びる。死に絶える。殄滅 264
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はくぎょく 鉱山から掘りだしたままで、みがいていない玉。あらたま。璞玉 265
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ちゅうみつ 一か所に多く集まること。びっしりとこみ合っていること。「人口の―な地域である」稠密 266
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はいたい ①身ごもること。②物事の起こる原因が生じること。きざし。胚胎 267
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かいきょく ①エンジュといばら。②「槐門棘路(政界の最高幹部のこと)」の略。槐棘 268
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こんせい 真心がこもっていること。悃誠 269
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いぼう 子孫のためによい計画を残すこと。また、その計画。貽謀 270
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しょうけつ ①悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。「黒死病が―をきわめた」②激しくくつがえること。荒れて失敗すること。猖獗 271
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とがい ①虫が本や衣服などを食って害をなすこと。また、その害。②物事をむしばみそこなうこと。蠹害 272
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すいさん 飯をたくこと。また、食事の仕度をすること。「飯盒ハンゴウ―」炊爨 273
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しょくざい ①金品を出して罪を免れること。②罪ほろぼしをすること。③キリスト教の教義の一つ。キリストが十字架にかかり、人々の罪をあがなったこと。贖罪 274
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かとう 僧の頭を袈裟ケサなどで包み、目だけを出した装い。かしらづつみ。裹頭 275
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きっきょ 手や口を動かして、忙しく働くこと。拮据 276
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ぎょくぜん ひときわ高くそびえているさま。ひときわすぐれているさま。嶷然 277
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そうそう 水がよどみなくさらさらと流れるさま。また、その音。「渓谷の水は―と流れる」淙淙 278
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みりん 焼酎ショウチュウに蒸したもちごめやこうじなどを混ぜて醸造し、かすを絞りとった酒。甘味があり、おもに調味料に用いる。味醂 279
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せきとう 石の階段。石段。また、石敷きや石段の続く坂道。石磴 280
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ぼうし 刀剣のきっさきの焼き刃。つくられた時代や刀工の流派の特徴を示す。鋩子 281
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こうきゅう よい配偶者。よきつれあい。好逑 282
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そうきょく ことを演奏する楽曲。ことで伴奏する声楽曲と、ことと他の楽器とを合わせた器楽曲がある。箏曲 283
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いんめつ あとかたもなく消えること。あとが残らないように、消すこと。「証拠を―する」湮滅 284
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ほうたい ハチとサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。蜂蠆 285
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きこう めったに見ることができないこと。「―本」希覯 286
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えんもん ①軍門。②役所の外門。轅門 287
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せいひつ 静かで落ち着いていること。世の中が平和に治まっていること。「世は―を取り戻した」静謐 288
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しょうきょう 漢方で、ショウガの根茎を乾かした薬。鎮咳剤チンガイザイや健胃剤などとする。生薑 289
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れいしゅ 人民。庶民。万民。「黎民」に同じ。黎首 290
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めいせき 筋道がとおっていて、はっきりしているさま。「頭脳―」明晰 291
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うし 口内の細菌が作り出した乳酸によって歯の組織が侵食される病気。また、その歯。「齲むしば」に同じ。齲歯 292
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そうぼう 両方のひとみ。両眼。「鋭い光を放つ―」双眸 293
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ここう ①草木の水気がなくなり干からびること。②やせおとろえること。また、おちぶれること。枯槁 294
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こじ ①たのみとすること。②父母。子がたのみとする者。怙恃 295
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どうかつ おどして、怖がらせること。おどかし。「弱みにつけこんで―する」恫愒 296
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こんほう 果てしなく大きいもののたとえ。参考「鯤」は伝説上の大魚、「鵬」は伝説上の大鳥の意。鯤鵬 297
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けんりん 欲が深く、物惜しみをすること。けちんぼ。しみったれ。慳吝 298
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かいしょう ①海鳴り。②満潮時に海水が河川をさかのぼる際、押し寄せてできる高い波。高潮。③地震で起きる津波の旧称。海嘯 299
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ちょうぜん ①直立して身動きしないさま。②にわかなさま。突然。輒然 300
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はこう ①片足が不自由で、引きずるように歩くこと。②物事がつりあいのとれない状態で進むこと。「―景気」跛行 301
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ひひ ①オナガザル科の大形のサルの総称。アフリカにすむ。鼻口部が突出し、顔が赤く、性質は荒い。マントヒヒなど。②好色な、中年以上の男性のたとえ。「―おやじ」狒狒 302
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しゃし 身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。「―な生活」 「―に流れる」奢侈 303
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ここう 生計を立てること。口すぎ。「ついに―の道も閉ざされた」餬口 304
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きんこん 褌ふんどしをきつく、しっかりとしめ直すこと。緊褌 305
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しんしん 官位・身分の高い人。転じて、紳士。参考礼装で笏しゃくを大帯にさしはさむ人の意。縉紳 306
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へいい 人が、天から与えられた正しい道を守ること。秉彝 307
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ぎょし フカのひれ。中国料理の材料。ユイチー。魚翅 308
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りゅうりょう 楽器の音などがさえわたるさま。「―たる笛の音」嚠喨 309
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べんりゅう ベンカンの上のベンバンに垂らす、珠玉を通した糸縄シジョウ。冕旒 310
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とり 腹のうち。転じて、心のなか。肚裡 311
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めいれい ①青虫あおむし。②養子。螟蛉 312
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しょうじ ほんの少しの間。しばし。「―ののち両軍相あい見まみえることとなる」霎時 313
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しんぎん 苦しんでうめくこと。なやみ苦しむこと。「病床で―する」 「思うように描けず―する」呻吟 314
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しょうしゃ すっきりとして洗練されているようす。「洋風の―な家に住んでいる」瀟洒 315
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きじん 変わり者。風変わりな人。畸人 316
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そうきゅう いらだって急ぐこと。せっかち。「―に事を決するな」躁急 317
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きび ①つなぎとめること。つなぎとめるもの。②中国が歴代、異民族を統治するのに用いた政策。相手の有力者をうまく手なずけて自治を許し、武力によることなく間接的に治めること。「―政策」羈縻 318
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せきぞく 石の矢じり。石で作った矢の根。石器時代、木や竹などの柄につけて狩りの道具や武器として用いた。石鏃 319
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せいちゅう そばから干渉して自由な活動を妨げること。「」は引き止めて自由を妨げること。「」は、ひじ。掣肘 320
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しかん しかばねとなって(一命を捨てて)、主君をいさめること。尸諫 321
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かくじゅん つつしんでしたがい行うこと。恪循 322
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しょうき 中国で、魔を除くという神。日本ではその像を端午の節句に飾る。鍾馗 323
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とうか 船頭が舟をこぐときにうたう歌。ふなうた。棹歌 324
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しんちゅう 銅と亜鉛の合金。「―の盥たらい」真鍮 325
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こうしょう かまれてできた傷。「犬による―でしばらく病院に通った」咬傷 326
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はいたい 刀剣などを身におびること。腰におびること。佩帯 327
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せんきん 非常に重いこと。「―の重みをもつ言葉」千鈞 328
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こくしゅく 穀物と豆類。穀菽 329
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ていし 流れるなみだと、はなみず。涕泗 330
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せんぱく ①道路。特に、あぜ道。②二本の道路が交差した場所。阡陌 331
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けっさつ 血管をしばって血液の流れを止めること。結紮 332
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ようげつ あやしいわざわい。また、わざわいをもたらす不気味な前兆。妖孼 333
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かんせい ①落とし穴。わな。②人を陥れる計略。「詐欺師の仕掛けた―にはまる」陥穽 334
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さくさく 人々が口々に言いはやすさま。しきりに言うさま。「好評―」嘖嘖 335
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しゅぜん あごひげと、ほおひげ。「―麗うるわしい好好爺コウコウヤ」鬚髥 336
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そくぶん 風のたよりに聞くこと。ほのかに聞くこと。「―によると彼女は中国にいるらしい」仄聞 337
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そうげき 非常にいそがしいこと。気ぜわしく、あわただしいこと。怱劇 338
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けいえん 玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。瓊筵 339
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せいふう なまぐさい風。血なまぐさいにおい。殺伐とした気配。腥風 340
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ひょうせつ 他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。「―が判明して入選を取り消された」剽窃 341
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こんろ ①持ち運び可能な土や金属製の炊事用加熱器具。「ガス―」②七輪。焜炉 342
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きしょう 高い帆柱。マスト。危檣 343
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とっかん ①大勢が大声で叫ぶこと。鬨ときの声をあげること。②大声を発しながら、敵陣に突撃すること。吶喊 344
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きょうだ 「怯弱」に同じ。怯懦 345
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しょうこ 商人の総称。あきんど。商估 346
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おうのう 心の奥で、悩みもだえること。「―を訴える」懊悩 347
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よぜん 今にも絶えそうなかすかな息。虫の息。「―を保つ(絶えそうな命をかろうじて長らえる)」余喘 348
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しんろう ①しみもれること。にじみ出すこと。②仏ある程度の悟りを得た人に残っている、煩悩の余り。多く、禅宗で用いる。滲漏 349
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えきさく 賢者が死ぬこと。「」は替える、「」は寝床の下に敷く竹のすのこの意。易簀 350
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ふてい 勝手きままにずうずうしく行動すること。「―の輩やからは許さない」不逞 351
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こうぼ 遠大なはかりごと。規模の大きな計画。「こう図」に同じ。宏謨 352
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かと ①「おたまじゃくし」に同じ。②「-文字カトモジ」の略。中国の古代文字の一種。書体がおたまじゃくしに似ている。蝌蚪 353
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かんしゃく 感情をおさえきれず、怒りやすい性質。また、その発作。かんしゃく玉。「―を起こす」類かん癖カンペキ癇癪 354
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しんしん ひどく痛むさま。ずきずきと痛むさま。「頭が―と痛む」岑岑 355
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げんうん 「読者を―の彼方かなたへ誘いこむ」「めまい」に同じ。眩暈 356
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がいてい 楽しみやわらぐこと。豈弟 357
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いとく 非常にすぐれた徳。特に、女性のすぐれた品性・人格。懿徳 358
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ぎぎ 山や岩が高く大きいさま。魏魏 359
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さいにん 非常にねたみ深く、無慈悲なこと。うたがい深く、不人情なこと。猜忍 360
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とうろう カマキリの漢名。蟷螂 361
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ゆうすい 景色などが奥深くて人けがなく静かなさま。「―なる山間に居を構えた」幽邃 362
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まんちゃく あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。「世人を―する」瞞着 363
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いんせき 流星が大気中で燃え切らず、地球上に落ちてきたもの。隕石 364
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ほうふん ①花の香気。かんばしい香り。②ほまれの高いこと。名声。芳芬 365
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しょうこう ①すみずみまで、広くゆきわたること。②互いにうちとけること。やわらいでむつまじい状態になること。浹洽 366
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ないこう 内部でもめること。うちわもめ。内訌 367
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とうてん 水が、天に届くほど満ちあふれること。また、勢力の盛んなたとえ。「―の勢い」滔天 368
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もくう 雨で髪をあらうこと。雨に身をさらすこと。「櫛風シップウ―(外を走り回り、雨風にさらされて苦労すること)」沐雨 369
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しゅくてい 酒を多量に飲んだことにより翌日に残る頭痛などの症状。ふつかよい。宿酲 370
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りゅうじょ ①ヤナギの種子が、わたのように飛び散ること。また、その種子。ヤナギのわた。②降る雪のたとえ。柳絮 371
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ひっきょう つまるところ。要するに。結局のところ。参考「」 「」ともにおわる意。畢竟 372
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ぎか ①中国の古代伝説上の人物で、羲氏と和氏。暦法を定めたといわれる。②太陽を運行させる御者ギョシャ。転じて、太陽。日月。羲和 373
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やし ヤシ科の植物の総称。熱帯地方に多く自生。果実は食用。また、せっけん・ろうそくなどを作るやし油の原料。ふつうココヤシを指す。「―の実」椰子 374
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けんれい あでやかでうつくしいこと。うつくしくてつややかなこと。姸麗 375
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けんぺき 首から肩にかけての筋が引きつること。肩凝り。「―で腕が上がらない」痃癖 376
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おうおう 心に不平や不満があって、元気のないさま。「―として楽しまず」怏怏 377
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ようらく 宝石を連ねて仏像の頭・首・胸などを飾るもの。寺院内の天蓋テンガイの装飾にも用いる。瓔珞 378
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ちゅうせん くじをひくこと。くじびき。「プレゼントが―で当たる」抽籤 379
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かくさつ 手でうち殺すこと。なぐり殺すこと。挌殺 380
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へいげい ①横目でにらむこと。尻目しりめに見ること。②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」俾倪 381
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しゅうしゅう ①舟とかじ。転じて舟。②舟で荷物を運搬すること。舟楫 382
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ゆうこう 奥深い静かな竹やぶ。幽篁 383
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はいど 陶磁器を作る素地きじの土。坏土 384
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てんぜん あつかましいさま。恥じる表情のないさま。靦然 385
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るいし 死者を弔い哀悼の意を表すために、故人の生前の功業を数え上げて述べた歌や言葉。しのびうた。誄詞 386
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へきすう 「僻地」に同じ。僻陬 387
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ぎじょう 儀式に用いる形式的・装飾的な武器。儀仗 388
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せんろく 心に深く刻んで記憶すること。鐫録 389
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そうい ①刀で受けたきず。切りきず。「満身―」②手ひどく受けた痛手。こうむった損害。創痍 390
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たいとう ①頭をもち上げること。②勢力を得てくること。「新人の―」③文章を書くとき、貴人の姓名などを文中で改行し、一字または二字分ほかの行よりも上に出して敬意を表す書式。一字上がるのが一字--、二字上がるのが二字--。擡頭 391
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えんけん ①高くそびえるさま。②おごりたかぶるさま。③世俗を超越していること。偃蹇 392
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かいちょく 注意を与えて行いをつつしませること。また、自らをいましめつつしむこと。戒飭 393
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こうれい 夫婦。伴侶ハンリョ。つれあい。配偶者。「―の約を結ぶ」伉儷 394
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ほうこう あてもなくさまよい歩くこと。「夜の盛り場を―する」彷徨 395
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きねん 満一か年。一周年。朞年 396
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ようらん ①「ゆりかご」に同じ。②物事が発展する最初の時期や場所。「文明の―期」揺籃 397
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がしょう ①ねどこ。②床に入って寝ること。特に、病気で寝込むこと。臥牀 398
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ひょうかん 動作がすばやく、気性がきつくて強いこと。「―な騎馬部隊」慓悍 399
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せっき 夕日。夕日の光。いりひ。夕暉 400
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