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いろいろな注意
1選択注意多くの情報のなかから認知する情報を取捨選択
例:自分の名前を呼ばれたので、そちらの方を向いた -
いろいろな注意
2心的資源容量に限界のある注意資源を複数の対象に分配。
注意を行うには資源(エネルギー)があり、そのエネルギーを今していることに分配する
例:フライパンの中の肉の焼き加減に気を付けつつ、包丁で野菜の皮をむいた。 -
いろいろな注意
3ビジランス警戒状態を長時間保つ。覚醒水準と関連。
例:単調な高速道路で事故を起こさないよう、緊張感を持ち続けた。 -
聴覚の選択的注意
両耳分離聴覚実験左右の耳に異なるメッセージを提示し、一方に注意を向けさせる。
結果:注意を向けなかった情報はほとんど選択できなかった -
聴覚の選択的注意
カクテルパーティー現象パーティでの歓談のように多くの人が同時に話している中でも、自分の名前や自分に関係する話題を自然と選択して聞き取ることができるという現象 -
選択的注意のモデル
ブロードベントの古典的モデル情報処理の初期の段階にフィルター。
すべての入力情報に対して物理的特徴の処理はなされるが、高次の処理は注意のフィルターを通過した情報のみに対して行われる。 -
フィルターモデルの限界
1名前
2途中で左右の耳に提示するメッセージを入れ替
える課題1名前のような熟知した情報はフィルターを通す必要なく処理される
2それまで追唱していたのと同じ逆の耳のメッセージを少しの間追唱してしまう。
→ストーリーの意味的な連続性に引っ張られる。 -
トリーズマンの減衰モデル注意のフィルターは、情報を全てを処理するわけではなく、単に弱めるだけ(雑に分別)
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ドイッチェ& ドイッチェの最終選択モデルすべての入力情報が高次なレベルまで完全に処
理され、選択フィルターは反応の生成の直前に
存在。 -
視覚の選択的注意:先行手がかり実験
左右どちらかが光る→左右のどちらかに印が提示され、印の側のボタンを押す光ったのと同じ側に印が出た方が、素早く反応できる。
先に与えられた手外科利が注意の選択に影響を与える -
注意のスポットライト向けられた範囲内の情報を、優先的に処理する。
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非注意による見落としの実験ピエロが一輪車で寄ってきて周りを走り、去っていった。
ピエロに気付いた割合–二人連れ>iPod,一人>携帯電話(約半数) -
パスを数える実験パスを数えるのみの場合
3割の被験者が見落とし
携帯で話しながら
9割の被験者が見落とし -
注意のネットワーク脳における注意のしくみは複雑であり、方向づけ、遂行機能、ビジランスのネットワークがある
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半側空間無視視覚は正常であるのに片側の空間(多くは左側)を無視する。注意を向けられない。
視野の右側の対象から注意を解放することが難しいが、左側に注意を促せば、見ることができる -
身体進化理論認知は身体や感覚・運動情報を基盤に成り
立っている
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