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大静脈血栓ルーメンアシドーシス→肝膿瘍→化膿性血栓
肺動脈にも飛んで肺炎をまねく -
牛の心筋症で多いもの拡張型
心電図では低電位を示す -
乳房浮腫初産牛、高泌乳牛の分娩前後に見られる
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胸壁打診の5つの異常音(満音、濁音、清音、鼓音、破壺音を説明せよ満音:正常音
濁音:無気肺やマス、胸水部分
清音:振動を伴う有響音。気腫、気胸
鼓音:皮下気腫、クルップ・カタル性炎
破壺音:肺の空気が気管支に移動する音。壊疽肺炎、胸膜炎で正常部との境界に聞こえる -
ジフテリア症Fsobacterium necrophorumの上部気道感染
呼吸困難、毒血症など
声帯突起と喉頭軟骨内側角に特異的に壊死性炎 -
第一胃パラケラトーシス第一胃アシドーシスに伴っておきる粘膜角化異常
濃厚飼料多給、仔牛の人工乳などによる -
仔牛の水中毒(発作性血色素尿症)水中毒では血漿の浸透圧が下がり、血尿がおこる
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グラステタニーマグネシウム欠乏症。K過剰を伴う
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豚ストレス症候群むれ肉を起こす劣勢遺伝性疾患
骨格筋リアノジンレセプター(RYR-1)のミスセンス変異 -
線維性骨異栄養症低Caに起因して破骨→線維性結合組織による修復がおこる疾病。
病理写真では骨梁がみられる。顎・顔面に影響が出易く、顔貌の変化がある
上皮小体の機能亢進に伴うことがある -
骨化石症常染色体劣勢疾患。破骨細胞の機能障害により骨幹・骨幹端に骨梁が蓄積し、肥大する
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圧挫症候群交通事故などによってコンパートメント症候群をきたし、次いで広範囲の筋挫滅、神経壊死、尿毒症がおこること
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ショックの分類4つ血液分布異常性ショック
循環血液量減少性所見
心原性ショック
閉塞・拘束性ショック -
ショックの3要因とはなにか心臓、血液、血管
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牛の迷走神経性消化不良第Ⅰ・二胃の移送障害(第二胃炎→癒着→張力受容体の誤作動による運動異常)か、幽門閉塞(第四胃捻転)による慢性食欲不振。
前方性では第一胃運動は亢進、膨満し、後方性せは停止する。
発見が困難なので予後不良。 -
ダリエ兆候とはなにか肥満細胞腫特有の、物理刺激によってヒスタミンが大量に放出されること。急激な蕁麻疹・紅斑・腫瘤の拡大をみる。
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アーノルド・キアリ奇形とはなにか大後頭孔の大きさが異常であるために、小脳・橋・第四脳室などのヘルニアをきたす先天奇形。脊髄髄膜瘤をともなう。
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水心症とはなにかEhrlichia ruminantiumによる感染症。心嚢水の著しい貯留をきたす
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尋常性天疱瘡の好発部位はどこか口腔粘膜、皮膚と粘膜の境界部
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落葉状天疱瘡の好発部位はどこか顔面、自壊、鼻梁、四肢の皮膚
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AB誘導とはなにか心尖部ー心基部の誘導。大動物で一般的
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測定過大・測定過小とはなにか眼球運動の指標で、ある目標から次の目標に注目を移すとき、その動きが過大/過小であること。小脳の異常による
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バンド3欠損症とはなにか常染色体劣勢遺伝症。ホモ型では溶血を示し致死となる。球状赤血球をしめす
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キサントクロミーとはなにか非抱合型ビリルビンの増加によってCSFが黄色を呈すること
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脊髄造影における砂時計所見とはなにか腹側・背側両方から圧迫がある場合の所見で、ウォブラー症候群に特徴的。
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脂肪壊死症とはなにで、予防法はなにか濃厚飼料を多給する肥育牛(とくに去勢牛)でみられる、リパーゼ分解により硬くなった脂肪が腸管の狭窄などを起こす疾患。
ハトムギ、大豆かす、ビタミンB、アルギニン、粘土の給与などで予防する -
イヌの関節炎を4つに分類し、それぞれの鑑別点を述べよ感染性関節炎:貪食・変性好中球
リウマチ(免疫介在性びらん性関節炎):非変性好中球、関節液増量、関節過伸展
免疫介在性非びらん性関節炎:非変性好中球
変形性関節炎:骨の変形、骨棘形成 -
先天的喉頭麻痺が多い犬種はなにかダルメシアン、ロットワイラー
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びんつり法とはなにか第四胃左方変位の治療法のひとつ。開腹せず、トグルピンを用いて第四胃を腹壁に固定する
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多小葉性骨腫瘍とはなにかおそらくイヌに特有の骨腫瘍で、頭蓋骨に多い。
通常病理的良性をしめすが、軟骨肉腫などに転換することもある。
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クリスタロイドとはなにか高分化型腺癌の内腔にみとめられる、無構造性好酸性の構造物
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グラステタニーの予防措置はなにか低カリウム飼料・牧草(稲など)
窒素施肥のさしひかえ
マメ科植物供与
カルシウム給与
馴致放牧 -
前立腺炎の治療薬はなにか解離定数が大きく(イオン化しにくい)、分子量は小さく、蛋白結合率が低く、脂溶性が高いもの
ニューキノロン系、ST合剤、アミノグリコシド系、テトラサイクリン系など -
牛の肝臓マーカーに用いるのはなにかt-Bil, AST, GGT, SDH
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肝臓の逸脱酵素(漏出酵素)はなにかAST(GOT),ALT(GPT)
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肝臓の誘導酵素はなにかALP、GGT(特に胆汁性)
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ラットテールとはなにか甲状腺機能低下症のイヌに特異的にみられる、尾の脱毛・色素沈着
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バウンディングパルスとはなにか拡張期血圧の低下により、最大血圧と最低血圧の差が大きくなった状態で触知できる脈。動脈管開存症の所見
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二段脈、三段脈とはなにか二回、または三回に一回期外収縮がおこること
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馬の息癆とはなにか呼気努力のために側腹部下部に現れる溝のこと。
慢性肺気腫などでみられる -
組織球腫の別を答えよ(4)皮膚組織球腫:若齢イヌ、自然退縮
組織球肉腫:全身性
線維性組織球腫/肉腫:四肢、陰嚢、顔面/骨?
類血管腫型組織球腫:四肢。多房性、嚢胞性、ニボーがみられることも -
冠名包帯法をあげよ冠3)エイマー法(骨盤、股関節頭背側脱臼)
ベルポー法(肩関節、肩甲骨)
ホブル足枷法(股関節腹側脱臼) -
甲状腺カルシトニン陽性腫瘍をなんというか。また沈着しやすい物質はなにか甲状腺髄様癌
アミロイド沈着(ヒトで15%) -
インスリノーマ術後の合併症はなにか高血糖、低血糖、膵炎、など
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逆流性雑音は主にどんな異常のときに聞こえるか閉鎖不全症(房室弁なら収縮期、動脈弁なら拡張期)、また心室中隔欠損症
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人の肝炎ウイルスとその科A:ピコルナ
B:へパドナ
C:フラビ
E:カリシ(厳密にはカリシではない) -
ホルネル症候群はなんの神経の障害により起こる過交感神経
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ポンティアック熱とはなにかレジオネラの発熱のこと
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ツツガムシ病のベクター、病原体、血清型アカツツガムシ、タテツツガムシ、フトゲツツガムシ
Orientia tsutsugamushi
Kato、Karp、Kuroki、Kawasakiなど血清型は複数
北海道ではごく少ない -
移行上皮癌の多発部位、性膀胱三角に多く、雌に多い
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牛の光線過敏症白毛部にのみ現れる発赤、びらんなど。
ソバやオトギリソウの摂食による原発性と、肝障害(肝線維症)に続発する肝原性がある。
肝原性の要因にはエゾユズリハ中毒が存在する場合がある。 -
心内膜炎の疣贅が形成されやすいのはどこか牛:三尖弁
馬・豚:肺動脈弁、僧帽弁 -
豚の胃潰瘍噴門周囲の無線部に多い
飼料が細かいほど形成されやすい。急性に進行し予後不良
ポリアクリル酸ナトリウムにより予防できる -
ケトーシスの1型と2型の違いはなにか1型はグルコースなどの投与によく反応するもので、分娩3週以降に発生する
2型は脂肪肝に起因しており、インスリン抵抗性(ヒトのⅡ型糖尿病に似るためこう呼ぶ)。分娩後1~2週に多発する、 -
NEFAとはなにか非エステル化脂肪酸。要は高脂肪酸血症で、ケトーシスの指標。
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電気的交互脈心タンポナーデや心嚢水貯留の所見。QRS波の高さが高低を繰り返すこと
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イヌの二頭筋炎運動の活発な中~高齢大型犬に出やすい。
二頭筋腱切断、肩固定術によって治療する -
猫の胆管炎を二種類述べよ化膿性(好中球浸潤性)胆管炎:消化管からの感染による。部分~完全胆管閉塞を伴う。重篤。
リンパ球性(形質細胞性)胆管炎:ほぼ無症状で、慢性に経過する。中高齢の猫に多い -
ペローシス鶏の脚弱症。栄養欠乏のために足が開脚したままになり、立てない。
マンガン、ビタミンB2などの欠乏による -
動物のプリオン病BSE、羊のスクレイピー、鹿の慢性消耗病、ミンクの伝達性ミンク脳症
またペットにBSEが感染したと思われる事例あり -
豚の食塩中毒水分量の低下によってみとめられる。
血管周囲の好酸球浸潤、大脳皮質の層状壊死がみられ、鶏にも発生しやすい -
乾性角結膜炎免疫介在性涙腺委縮症。イヌに多い。
ジステンパー、先天性涙腺形成h全、外傷、副交感神経障害など -
猫のぶどう膜炎猫伝染性腹膜炎、猫白血病ウイルス感染症、猫エイズ(FIV)、トキソプラズマ感染症など、原因はさまざま
水晶体内容物の漏出に伴うこともある -
パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)に特徴的な所見はなにか自己抗体(抗グリア線維性酸性蛋白質(GFAP)抗体)
アストロサイト抗体とも? -
ヒトの胎児トキソプラズマ症の古典的3徴はなにか脈絡網膜炎,水頭症,および頭蓋内石灰化
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チェリーアイとはなにで、どのように治療するか瞬膜腺脱出。腫瘍ではない。
切除はせず、瞬膜嚢内に整復する -
肥大性骨異栄養症骨幹端に両側性に発生する硬化・肥大病変。成長期の大型犬にみられる
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希突起膠細胞腫と星状膠細胞腫の病理上の鑑別点はなにか希突起膠細胞腫は細胞質が抜けている(Haloを有する)
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寄生虫症でビタミンB12欠乏を呈するのはなにか公節劣等条虫症
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出血性敗血症パスツレラ6B/6Eによる急性敗血症。
漿膜、粘膜に点状出血をきたす。急性例では皮下に膠様浸潤をみとめる -
マクロファージに寄生して宿主免疫を回避する寄生虫はなにかトリパノソーマ、トキソプラズマ
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骨軟骨腫症成長軟骨周囲に発生する軟骨性の良性骨腫瘍。外骨腫。
単発型は孤発性だが、多発型は常染色体優性遺伝である。 -
糖原病とはなにかグリコーゲン分解障害による低血糖や、グリコーゲン蓄積による肝障害をきたす疾患。
I 型:フォンギルケ病
III 型:Cori病、
IV 型(アンダーセン病
VI 型 (ハース病)(肝グリコーゲンホスホリラーゼ欠損症)
IX 型 (ホスホリラーゼキナーゼ欠損症)
がある。 -
Wilson病(ヒトの)銅蓄積疾患。①肝型、②神経型、③肝・神経型、④その他の病型があり、変異遺伝子もペドリントンテリアとは異なる
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ニーマンピック病網内系細胞と神経細胞にスフィンゴミエリン、コレステロール、糖脂質などが蓄積するヒトの遺伝性疾患。小児・乳児に出やすい。
酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損に起因するもので、骨髄中には泡沫細胞が現れる -
尿酸塩沈着症鶏のビタミンA欠乏症。カルシウム過給、腎炎、尿石症、濃厚飼料の多給などとも関連あり
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組織球腫/肉腫の治療薬はなにかロムスチン(CCNU)
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心臓の横紋筋腫とはなにか豚によくみられる良性病変。と殺時に偶発的に発見されるもので、真の腫瘍でなく過誤腫とされる。
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