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タイラーの文化定義文化、または文明とは知識、信仰、道徳、法、習俗および人間が社会の一員として獲得したあらゆる能力や習慣の複合的全体 人種に関係なく人間は文化を持っているという視座は画期的だが社会進化論的で非近代化社会は未開というレッテルがある。
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文化概念 イギリスでの展開ラドクリフ=ブラウンなどによって世界を形作っている構造や機能などの全体性に注目。文化概念は矮小化され、デュルケムの「社会」という概念を引き継ぎ社会人類学と呼ばれるように
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ルース・ベネティクト米人類学者。女性。『菊と刀』で有名。文化の型という概念を提示。
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文化の型文化には個人を社会が望むような「人間」にする機能が存在し、そのプロセスを文化化という。その文化規範に合わない人間は、自らを抑圧するか、逸脱者として社会に居場所を作り出す。シャーマンなど。
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ピーコックの文化定義文化とは特定の集団のメンバーによって学習され共有された自明でかつきわめて影響力のある認識の仕方や規則の体系
米人類学の流れを継ぐ。ボアズの文化相対主義的態度や、ベネティクトの文化の型といった考え方を受け継ぐ -
ギアツ米人類学者。解釈学的な態度はクリフォード以前の人類学で主要な態度。「文化は解釈されるテキスト」「文化は象徴と意味の体系」文化が意味するものはなにかを探求するのが文化人類学であるという態度。しかし、アサドによって批判されたように、すべての文化的実践に意味が見出せるとは限らない。また意味を取り出そうと普遍化するあまり、文化を均一的で固定的なものとみなし本質主義に陥る危険性を持つ。
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