-
分娩予定日について正しいものを3つ選びなさい。
妊娠 8〜10 週の CRL から算出した。
生殖補助医療の妊娠について、胚移植日から算出した多治妊娠において、胎児の発育差があったため、小さい方の胎を基準にして算出した。
妊娠初期に算出した分娩予定日を、妊娠中期以降の超音波測定値をもとに算出した分娩予定日に変更した。
最終月経開始日から算出する方法が最も正確である。妊娠 8〜10 週の CRL から算出した。
生殖補助医療の妊娠について、胚移植日から算出した妊娠初期に算出した
分娩予定日を、妊娠中期以降の超音波測定値をもとに算出した分娩予定日に変更した -
母体背景と周産期合併症の組み合わせで誤っているのはどれか。
喫煙 ———————— 常位胎盤早期剥離
高齢 ———————— 流産
多産 ———————— 妊娠高血圧症候群
糖尿病 ——————— 巨大児出産
子宮筋腫核摘出術————————子宮破裂多産 ———————— 妊娠高血圧症候群 -
妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。
受精は子宮腔内で起こる。
受精卵は桑実胚期に着床する。
受精後 3 日目に透明帯が消失する。
子宮内膜の分泌期に受精卵が着床する。
子宮内膜の増殖はエストロゲンの作用による。子宮内膜の分泌期に受精卵が着床する。
子宮内膜の増殖はエストロゲンの作用による。
受精は卵管で起こり胚盤胞に着床し、6日目に透明帯は消失 -
マタニティ・ブルーズについて正しいのはどれか。
母乳育児は禁止する。
直ちに精神科医に連絡する。
涙もろくなるのが特徴である。
分娩 1 か月後に発症のピークがある。
自然に軽快することは稀である。涙もろくなるのが特徴である。
3~10日でピークになる -
自然流産について正しいのはどれか。2 つ選べ。
高齢妊婦で頻度が上昇する。
妊娠 16 週以降に生じやすい。
最も多い原因は感染である。
全妊婦の約3%に生じる。
不育症とは,「妊娠はするが流産・死産を繰り返し,生児が得られない場合」と定義されている。高齢妊婦で頻度が上昇する。
不育症とは,「妊娠はするが流産・死産を繰り返し,生児が得られない場合」と定義されている。
12週以降に生じやすい
胎児の染色体異常が最多
全妊婦の15パーセント -
羊水について誤っているものを選べ。
羊水インデックスが8以上で羊水過多
母体糖尿病で羊水過多となる。
羊水のピークは第 32 週羊水インデックスが8以上で羊水過多
25以上で羊水過多 -
胎児心拍数陣痛図の変動一過性徐脈の原因となるのはどれか。[115F5 改題]
過強陣痛
臍帯圧迫
児頭圧迫
胎児貧血
母体発熱臍帯圧迫
過強陣痛▶︎遅発一過性徐脈
臍帯圧迫▶︎変動一過性徐脈
児頭圧迫▶︎早発一過性徐脈
胎児貧血▶︎サイヌソイダルパターン
母体発熱▶︎持続性頻脈 -
以下の記述で誤っているのはどれか。
プロラクチンは下垂体後葉から分泌される。
IgA 抗体は「初乳」に多く含まれている。
プロラクチンの血中濃度は非妊娠時と比較して妊娠中は高値となる。
吸啜刺激は、プロラクチンの分泌を増加させる。
プロラクチンは乳汁分泌を促進させる作用があるプロラクチンは下垂体後葉から分泌される。
プロラクチンは下垂体前葉 -
切迫早産の際用いる薬剤を2つ選べ。
塩酸リトドシン(リトドリン塩酸塩?)
硫酸マグネシウム
オキシトシン
メチルエルゴメトリン
アジスロマイシン塩酸リトドシン
硫酸マグネシウム -
出生前診断 について正しいのはどれか。2個選べ
確定的検査として,羊水検査や絨毛検査がある。
NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)は母体血中に微量に存在する胎児由来の DNA を網羅的に解析する検査方法である。
NIPT は確定診断なのでこの検査で陽性であれば,他の確定的検査を行う必要はない。
羊水検査の合併症として,破水、出血、前置胎盤、発育不全があげられる
NIPTを実施する前に検査の意義の説明と染色体異常の特徴及び症状を含めた専門的遺伝カウンセリングを十分行うことが必要とされている
羊水検査とは羊水を採取することにより胎児の染色体や遺伝子、感染症などを調べる検査である確定的検査として,羊水検査や絨毛検査がある。
NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)は母体血中に微量に存在する胎児由来の DNA を網羅的に解析する検査方法である。
NIPTは非確定診断羊水の合併症は前置胎盤や発育不全はない -
前置胎盤について正しいものを3つ選びなさい。
前置胎盤とは胎盤の一部または大部分が子宮下部(子宮峡部)に付着し、外子宮口の一部または全部を覆う状態をいう。
全妊娠の 10%にみられる
全妊婦の0.5~1%に発生する
無痛性の性器出血を警告出血と呼ぶ。
経膣超音波検査で早期より診断は可能だがその他には腹部 CT が検査に有効である。
分娩様式は全例、帝王切開である全妊婦の0.5~1%に発生する
無痛性の性器出血を警告出血と呼ぶ。
分娩様式は全例、帝王切開である
前置胎盤は胎盤が内子宮口を覆う
全妊婦の1パーセント以下
経膣超音波が検査に有効 -
妊娠高血圧症候群のリスク因子と考えられるものを2つ選べ。
高齢(40 歳以上)
糖尿病の既往
母体の脳動脈奇形
胚染色体異常
TORCH 症候群などの母体感染症高齢(40 歳以上)
糖尿病の既往 -
多胎について説明した以下の文章のうち、正しいものを 2 つ選べ。
妊娠 20 週頃に膜性診断を行う。
膜性診断ができない場合は2絨毛膜2羊膜として扱う。
発育の遅い胎児を基準に分娩予定日を決める。
生殖補助医療によって多胎が増加している。
二絨毛膜双胎児は双胎間輸血症候群(TTTS)発症に注意する。
膜性診断ができない場合は2絨毛膜2羊膜として扱う。
生殖補助医療によって多胎が増加している
膜性診断は10週まで 膜が癒合するから
1絨毛膜双胎児は胎児間輸血症候群に注意 -
精神疾患合併妊娠について、間違っているものを選べ。
妊娠合併精神疾患として、産後うつの発症が最も多い。
抗てんかん薬投与の副作用の1つとして胎児の葉酸減少による二分脊椎がある。
精神疾患を合併していた場合、正常の妊娠と比べて流産が多くなる。
精神疾患を患っている場合、ハイリスク妊娠に分類される。らわが国では,妊婦・産褥婦の自殺率は減少傾向にある。わが国では,妊婦・産褥婦の自殺率は減少傾向にある。 -
誤っているものを選べ。
抗リン脂質抗体症候群の妊婦は不育症のリスクがある。
空腹時血糖が 140mg/dL 以上である妊婦には 75gOGTT を行う。
抗 SS-A 抗体陽性妊婦では,胎児不整脈,胎児ループスの危険がある。
妊娠糖尿病患者で薬物療法が必要な場合は,インスリン投与を行う。
抗 TSH 抗体は胎盤を通過する。空腹時血糖が 140mg/dL 以上である妊婦には 75gOGTT を行う。 -
分娩開始と判断する所見はどれか。2つ選べ。
破水児頭の下降
子宮口開大の開始
陣痛周期が 10 分以内
陣痛頻度が1時間に6回以上陣痛周期が 10 分以内
陣痛頻度が1時間に6回以上 -
胎児心拍数陣痛図の評価方法について正しいものの組み合わせを選べ。3つ(確か過去問とほとんど同じだった気がする…?再現不良ですみません。)
心拍数基線と基線細変動が正常であり、一過性頻脈があり、かつ一過性徐脈がない時、正常波形 well-being と判断する。
心拍数基線の正常範囲は、110〜160bpm である。
基線細変動の消失を伴った胎児心拍異常は、胎児性アシドーシスの恐れがある。
遷延一過性徐脈とは、心拍数減少が 15bpm 以上で、開始から回復まで 20 分以上を要する波形をいう。
分娩監視装置を用いた連続モニタリングを必要とする
ハイリスク妊娠には、糖尿病合併、妊娠高血圧症候群、胎児発育不全、多胎妊娠などは含まれない。心拍数基線と基線細変動が正常であり、一過性頻脈があり、かつ一過性徐脈がない時、正常波形 well-being と判断する。
心拍数基線の正常範囲は、110〜160bpm である。
基線細変動の消失を伴った胎児心拍異常は、胎児性アシドーシスの恐れがある。 -
成乳に比べ初乳により多く含まれる成分は以下のうちどれか。3つ選べ。
ラクトアルブミン(蛋白質)
ラクトース(糖質)
免疫グロブリン
脂質
カリウムラクトアルブミン(蛋白質)
免疫グロブリン
カリウム -
感染症合併妊娠について誤っているものを選べ。
母親の風疹抗体が陰性だったため、分娩前にワクチンを接種した。
梅毒が疑われたためペニシリン投与分娩時期に外陰部ヘルペスが確認されたので帝王切開を行った。
母親が HBs 抗原陽性だったため新生児に HBV 抗体を投与した。
B 群溶血性連鎖球菌感染が疑われたためペニシリン系抗菌薬を投与した。母親の風疹抗体が陰性だったため、分娩前にワクチンを接種した。
風疹のワクチンは非妊娠時に -
32 歳の女性。市販の妊娠検査薬で陽性となったため来院した。 月経周期は 20 日〜60 日と不規則で、最終月経開始日は受診日の 10 週前であった。基礎体温は記録していない。既往歴に特記すべきことはなかった。腟鏡診にて性器出血は認めない。経腟超音波検査にて子宮内に胎児を認め、頭殿長〈CRL〉は14mm(8 週 0 日相当)、胎児心拍数は 180bpm であった。妊婦に対する説明で、正しいのはどれか。【115F45】
「子宮内感染が疑われます」
「胎児は順調に発育しています」
「流産する可能性が高いと思います」
「入院して安静にする必要があります」
「分娩予定日は最終月経から決定します」「胎児は順調に発育しています」 -
37 歳の初妊婦(1 妊 0 産)。妊娠 26 週。血糖値の異常を指摘され紹介受診した。妊娠初期から妊婦健康診査を受けていた。妊娠 24 週時に施行された 50g ブドウ糖負荷試験で血糖値 156mg/dL であったため精査のため紹介となった。 既往歴に特記すべきものはない。 身長 156cm、体重 75kg (非妊時 69kg)。体温 37.0℃。脈拍 76/分、整。血圧 122/76mmHg。呼吸数 18/分。尿蛋白(-)、尿糖(±)。来院後に施行した 75g 経口ブドウ糖負荷試験〈OGTT〉は、空腹時血糖値 90mg/dL、1 時間値 192mg/dL、2 時間値 138mg/dL であった。今後の管理としてまず行うのはどれか。【115E34】
運動療法
経過観察
食事療法
インスリン投与
経口血糖降下薬投与食事療法
経口血糖降圧薬はやばい -
34 歳の初妊婦(1 妊 0 産)。妊娠 38 週 1 日、午前 2 時に規則的な子宮収縮と破水感のため来院した。これまでの妊娠経過に異常は指摘されていない。既往歴に特記すべきことはない。身長 147cm、体重 62kg(非妊時 50kg)。体温 36.4°C。脈拍 76/分、整。血圧 132/74mmHg。呼吸数 18/分。子宮底40cm、腹囲 90cm。内診所見は、先進部は児頭を触知し、子宮口は 8cm 開大、展退度は 50%、児頭下降度は SP-3cm。推定胎児体重は 3,200g であった。陣痛発来と前期破水の診断にて入院となった。陣痛は徐々に増強し、午前 8 時の内診で、子宮口全開、児頭下降度はSP+4cm、小泉門を 12 時方向に触知した。午前 12 時?に再度診察を行ったところ、子宮口開大度、児頭下降度および児頭の回旋は変わらなかった。陣痛周期は 2〜3 分間隔で持続時間は 40 秒。午後 2 時の時点で内診所見は変わらない。この時点の胎児心拍数陣痛図を次項に示す。【過去問からマイナーチェンジされていたので赤字以外にも変更点あるかも】 (画像は 116F46 から引用。過去問と同じであれば児頭骨盤不均衡のはずなので画像は異なるはず)
会陰切開
吸引分娩
経腟分娩の方向で経過観察
緊急で帝王切開
オキシトシン投与緊急で帝王
切開妊婦が150センチの身長がなくて、子宮口全開から4時間経っても生まれてきていないから -
28 歳の経産婦(2 妊 1 産)。妊娠 31 週 0 日、下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。前回の 妊娠は、妊娠 32 週 0 日で経腟分娩した。身長 154cm、体重 46kg(非妊時 40kg)。体温 36.6℃、脈拍 72/分、整。胎位は頭位で推定胎児体重は 2,000g。子宮に圧痛を認めない。腟鏡診にて腟内に少量の血液付着を認めるが、持続的な出血や羊水流出を認めない。経腟超音波断層法検査所見(A)及び胎児心拍数陣痛図(B)を別に示す。適切な対応はどれか。2つ選べ。【115F58 改題】(画像は過去問と同じ)
抗菌薬投与
緊急帝王切開
子宮頸管縫縮術
子宮収縮抑制剤投与
副腎皮質ステロイドの投与子宮収縮抑制剤投与
副腎皮質ステロイドの投与
ステロイドは早産より胎児の肺が未成熟の可能性があるので肺成熟促進のために母体に副腎皮質ステロイドする -
女性の骨盤内炎症性疾患を最も示唆する身体所見はどれか。【117E3】
子宮口の拡大
脾臓の触知
帯下の悪臭
Douglas 窩の圧痛
下腹部腫瘤触知Douglas 窩の圧痛 -
痛みを主訴に受診してくる疾患を2つ選べ。
子宮前屈
子宮内膜症
バルトリン腺炎
子宮膣部びらん
子宮頸管ポリープ子宮内膜症
バルトリン腺炎
子宮前屈は正常
子宮頸管ポリープは症状なし -
月経について正しいのはどれか
月経周期が 25-38 日の間にあり,その変動が 6 日以内のものを正常月経周期とする。
続発性無月経とは,月経が6ヶ月間停止したものをいう。
多嚢胞性卵巣症候群による無月経は,子宮性無月経である。
月経困難症の主な症状は精神的な不安定感である。
神経性食欲不振症では稀発月経となりうる。月経周期が 25-38 日の間にあり,その変動が 6 日以内のものを正常月経周期とする。
続発性無月経は3カ月月経が来ていない
多嚢胞性卵巣症候群による無月経は無排卵性無月経である
月経困難症の症状は腹痛や頭痛などの身体的不調
神経性食欲不振症では無月経になる -
更年期障害に対するホルモン補充療法の禁忌はどれか。2 つ選べ。【109I39】
乳癌
うつ病
骨粗鬆症
脂質異常症
深部静脈血栓症乳癌
深部静脈血栓症
エストロゲンが増えるとやばい -
子宮内膜症で正しいのはどれか。2つ選べ
閉経後に好発する
鼠径部に好発する。
性交痛を引き起こす。
膀胱子宮靭帯に好発する。
気胸の原因となる。性交痛を引き起こす。
気胸の原因となる。
子宮内膜症は性成熟期(20-40代)に多い
子宮周囲に好発
仙骨子宮靭帯にできる -
血中で LH(黄体形成ホルモン)値と FSH(卵胞刺激ホルモン)値が高く,エストロゲン値が低くなるのはどれか。
Turner 症候群
神経性食欲不振症
21trisomy
Cushing 症候群
多嚢胞性卵巣症候群Turner 症候群 -
早期流産の原因で最も頻度が高いのはどれか。
子宮奇形
子宮筋腫
頸管無力症
胚染色体異常
抗リン脂質抗体症候群胚染色体異常 -
梅毒について誤まっているものを選べ。
Serologic test for syphillis は生物学的偽陽性が多い試験である
TPHA テストは Treponema Pallidum の抗原に対する試験である
FTA-ABS テストは Treponema Pallidum の抗原に対する試験である
Serologic test for syphillis はカルジオリピン抗原に対する試験である
梅毒治療の点滴は 1 回/週・4 週間である梅毒治療の点滴は 1 回/週・4 週間である
梅毒治療の点滴は神経梅毒の場合は10-14日の点滴 -
6 ヶ月服用することで月経出血量が減少するものを選べ。
低用量経口避妊薬
低用量アスピリン
ワルファリン製剤
子宮内避妊器具
ゴナドトロピン製剤低用量経口避妊薬
子宮内避妊器具
ゴナドロロピンは排卵誘発 -
繰り返す突然の発汗,日中の疲労感と動悸を主訴にした 54 歳の女性において,上昇していると考えられるホルモンはどれか。【115B25】
GH
FSH
オキシトシン
プロラクチン
プロゲステロンFSH
更年期障害なのでエストロゲンが下がってFSHが上がっている -
転移性卵巣腫瘍の検査として、適切なものを 2 つ選べ
頭部 CT
上部内視鏡検査
下部内視鏡検査
膀胱鏡検査
頸胸部 MRI上部内視鏡検査
下部内視鏡検査
原発巣として多いのが胃や大腸だから -
性感染症について正しいのはどれか。
クラミジア感染症の第一選択はペニシリン系抗菌薬である。
セフトリアキソン耐性の淋菌は報告されていない。
わが国では梅毒は減少傾向にある。
性器ヘルペスでは外陰部に潰瘍性、水疱性病変が多発し疼痛を伴う症状がみられる。
尖圭コンジローマは 16、18 型ヒトパピローマウイルスにて感染する性器ヘルペスでは外陰部に潰瘍性、水疱性病変が多発し疼痛を伴う症状がみられる。
クラミジアの第一選択はマクロライド系抗菌薬のアジスロマイシン
尖圭コンジローマは6,11型ヒトパピローマウイルスで感染 -
我が国の不妊症の現状について正しいのはどれか。【107A10】
出生 500 人に約 1 人が体外受精児である
女性の加齢とともに体外受精による妊娠率は低下する。
40 歳代女性の不妊症の頻度は約 10%である。
女性不妊の頻度は男性不妊の約5倍である。
同年齢層では体外受精の流産率は自然妊娠よりも高い女性の加齢とともに体外受精による妊娠率は低下する
15人に1人が体外受精児
不妊症の頻度は10パーセントで40代とかだと60%にもなる
女性も男性も不妊率は同じ
体外受精も自然妊娠も流産率は同程度 -
患者は 30 歳女性、未妊未産で 28 歳に結婚。挙児を希望し他院に通院。先週から hCG-HMG 療法を開始。hCG 投与 5 日目に悪心と腹部隆起を確認。更に両側卵巣の浮腫と腹水を認める。正しいものを
選べ。
下垂体の FSH 産生が亢進
多嚢胞性卵巣症候群の可能性が低い。
hMG が腹水を産生した。
ゴナドトロピンの投与によっても同様の症状が引き起こされる。
クロミフェン療法では起こらない。ゴナドトロピンの投与によっても同様の症状が引き起こされる
両側卵巣の浮腫と腹水は卵巣過剰刺激症候群
薬剤にFSHが上昇している
多嚢胞性卵巣症候群の可能性高い
hCGによる作用で血管透過性が亢進
クロミフェン療法でもまれに起こる -
22 歳の女性。初めて受けた子宮頸がん検診で異常を指摘され受診した。身長 162 cm、体重 56kg。体温 36.5 °C。脈拍 72/分、整。内診で子宮は正常大で可動性良好、両側付属器を触知しない。子宮膣部
に肉眼的な異常を認めない。経膣超音波検査で異常を認めない。コルポスコピィで白色上皮を認めたため、同部の狙い組織診を実施したところ、軽度異形成(子宮頸部上皮内腫瘍)と診断された。患者への説明として適切なのはどれか。【117D54】
「MRI 検査を行いましょう」
「円錐切除術を行いましょう」
「抗ウイルス薬を内服しましょう」
「子宮頸部細胞診を半年後に行いましょう」
「ヒトパピローマウイルス〈HPV〉ワクチンで治療をしましょう」「子宮頸部細胞診を半年後に行いましょう」
軽度異形成は前がん病変なので半年後に癌かどうかの健診をする -
17 歳の女性。16 歳の時バスケットボールの強化選手に選ばれ、同時期無月経となった。身長 176センチ体重 50 キロ、初経は 12 歳である。この患者の診療で注意すべき合併症はなにか。
【117E2 の改題】
痤瘡
骨粗鬆症
Cushing 症候群
下垂体腺腫
子宮腺筋症骨粗鬆症
エストロゲンの低下で骨密度が低下するから -
37 歳の女性。挙児希望を主訴に来院した。最近の 1 年間で 2 回妊娠し、いずれも稽留流産と診断され、子宮内容除去術を受けた。現在は、流産や手術が怖いため避妊しているという。月経周期は 28 日
型、整。対応として最も適切なのはどれか。【106I47】
排卵誘発
骨盤部 CT
避妊の継続
精神的ケア
夫の精液検査精神的ケア -
53 歳の女性。のぼせ、著明な発汗および不眠を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはない。52 歳で閉経して以来、のぼせと著名な発汗とが出現し、1 か月前からこの症状に加えて、イライラ、不
眠および全身倦怠感が強くなり、仕事をするのも嫌になっている。近医を受診し、漢方薬や向精神薬を処方されたが改善していない。ホルモン療法として適切なのはどれか。【103I57 改】
GnRH アゴニスト
エストロゲンの単剤投与
甲状腺ホルモン投与
副腎皮質ステロイド投与
エストロゲンとプロゲステロン投与エストロゲンとプロゲステロン投与
のぼせや著名な発汗、不眠などから更年期障害の可能性 -
32 歳の女性。4 年間の不妊を主訴に来院した。月経周期は 28 日型、整。19 歳時に骨盤腹膜炎の診断で抗菌薬治療を受けた既往がある。子宮卵管造影で両側の卵管水腫と診断し。腹腔鏡下手術を施行
した。手術時の肝周囲の写真を示す。(肝周囲に癒着がある)この疾患に対して効果のない(不要なだったかも?)治療はどれか。
1つ選べ。【109D50 より画像は引用】
また、何による病気か!!
マクロライド系抗菌薬を 1 日間投与
カルバペネム系抗菌薬を 7 日間投与
抗菌薬内服薬後、2〜3 週間後に再度感染を確認
パートナーも診断・治療を行う必要がある
他の感染症に同時罹患している可能性があるので、検査を追加する。カルバペネム系抗菌薬を 7 日間投与
クラミジアによる!!
クラミジアは細胞内寄生菌だからβラクタム系抗菌薬のカルバペネム系は無効 -
35 歳の女性。月経痛と過多月経を主訴に来院した。月経は周期 28 日型、整、持続 8 日間。 3 年前から月経痛に対して市販の鎮痛薬を服用しているが、6 ヶ月前から仕事や日常生活に差し 支えるようになったため受診した。内診で子宮は 15 cm に腫大し硬く、可動性は良好である。 付属器は触知しない。血液所見:赤血球 340 万,Hb9.0g/dL、Ht28%、白血球 4100、血小板 23 万。骨盤部単純 MRI のT2 強調矢状断像を次ページに示す。診断はどれか。【115F37】
子宮筋腫
子宮体癌
子宮肉腫
子宮腺筋症
子宮内膜増殖症子宮腺筋症
子宮後壁の肥厚
小円状の高信号域(線組織)
子宮内膜が多い(月経過多)
から -
36 歳の女性。身長 152cm、体重 56kg。31 歳で結婚し、避妊していないにも関わらず妊娠しないため来院した。経膣超音波検査によって,両側卵巣に 10mm 以下の小卵胞を 10 個以上認めた。確定診断に
必要ないものはどれか。
インスリン抵抗性
月経異常
高アンドロゲン血症
Cushing 症候群を除外
LH 基礎値高値かつ FSH 基礎値正常インスリン抵抗性 -
27 歳女性。右下腹部痛のため救急搬入。2時間前に突然右下腹部痛が出現。意識は清明。体温36.7°C、脈拍 92/分、整。血圧 110/82mmHg。呼吸数 14/分。SpO2...96%(room air)。右付属器に径 7cm の腫瘤を触知し、圧痛も認める。子宮と左付属器には異常を認めない。尿妊娠反応は陰性であった。経膣超音波画像を次ページに示す。この患者に対する対応として適切なものを以下の中から選べ。【110D34 改題】
黄体ホルモン療法
抗菌薬投与
腫瘍摘出
経膣穿刺吸引
経過観察腫瘍摘出
これは成熟奇形腫である(卵巣腫瘍茎捻転) -
28 歳の女性。外陰潰瘍を主訴に来院した。性風俗産業に従事した経験がある。10 日前に潰瘍に気づいたが痛みがないので様子をみていた。身長 164cm、体重 58kg。体温 36.5°C。脈拍 72/分、整。血圧124/76mmHg。呼吸数 20/分。左小陰唇外側に径 10mm の硬結を認め、中心に潰瘍を認める。自発痛と圧痛はない。両側鼠径部のリンパ節に径 10mm の腫大を触知するが痛みはない。可能性が高いのはどれか。【115D59】
梅毒
淋菌感染症
性器ヘルペス
クラミジア感染症
尖圭コンジローマ梅毒 -
17 歳の女子。無月経を主訴に来院した。これまでに一度も月経がなかったが、2 歳上の姉も月経がないので心配していなかった。身長 168cm、体重 55kg。体温 36.5°C。脈拍 72/分、 整。血圧 124/76
mmHg。呼吸数 20 /分。乳房は発達している。腋毛はない。外性器は女性型で、陰毛を認めない。内診では膣は 4cm の盲端で子宮膣部は認めない。右側鼠径部に径 2cm の可動性のある腫瘤を触知する。
この患者にあてはまるのはどれか。【115D36】
子宮はない。
性線は卵巣である。
染色体 trisomy がある。
基礎体温は二相性を示す。
男性ホルモンが欠損している。子宮はない。
アンドロゲン不応症
アンドロゲン受容体異常によりアンドロゲンの作用が発現せず。表現型は女性 -
58 歳の女性(2 妊 2 産)。下腹部膨満感を主訴に来院した。3 か月間に急激な腹囲増大と食欲低下を自覚した。44 歳時に左乳癌の治療歴がある。51 歳で閉経。母方の叔母が卵巣癌のため死亡。身長 154cm、
体重 44kg。体温 36.8°C。脈拍 76/分、整。血圧 128/74mmHg。呼吸数 24/分。腹部は膨隆し、上腹部に及ぶ弾性硬の腫瘤を触知した。内診で、両側付属器と子宮が一塊となり可動性不良な骨盤内腫瘤を触知し、Douglas 窩と膀胱子宮窩にも各々腫瘤を触知した。直腸指診で平滑な直腸粘膜を触知した。血液所見:赤血球 370 万、Hb 10.8g/dL、Ht 32%、白血球 8,800、血小板 19 万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.3g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 28U/L、ALT 40U/L、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、CEA 2.8ng/mL(基準 5 以下)、CA19-9 30U/mL(基準 37 以下)、CA125 1,280U/mL(基準 35 以下)。CRP 1.0mg/dL。骨盤部 MRI T2 強調水平断像(A)、矢状断像(B)及び腹部造影 CT(C)を別に示す。審査腹腔鏡(腹腔鏡下試験切除術)で、腫瘍の播種病変との癒着により骨盤内臓器の同定はできず、腫瘍生検のみ施行した。病理診断の結果は高異型度漿液性癌であった。次に行う治療として適切なのはどれか。【117D70】
免疫療法
開腹手術
放射線療法
薬物による抗癌治療
内分泌(ホルモン)薬による治療薬物による抗癌治療
行為経度漿液性癌→卵巣がん
転移が多いので腫瘍の全摘はできない
漿液性癌は感受性が高い -
分娩予定日の算出方法について、正しいのはどれか。2つ選べ。
最終月経開始日から算出する方法が最も正確である。
性交渉を行った日を0週0日として分娩予定日を決定する。
妊娠8~11週前半頃に胎児頭殿長(CRL)を測定することで、分娩予定日を算出することができる。
妊娠11週前半~15週頃に児頭大横径(BPD)を測定することで、分娩予定日を算定することができる。
帝王切開術の予定である場合、手術日が決まれば分娩予定日を手術日予定日に変更する。妊娠8~11週前半頃に胎児頭殿長(CRL)を測定することで、分娩予定日を算出することができる。
妊娠11週前半~15週頃に児頭大横径(BPD)を測定することで、分娩予定日を算定することができる -
羊水について説明した以下の文章のうち、正しいのはどれか。
pHは6~7である。
妊娠初期には絨毛膜から産生される。
妊娠後期の羊水量は約2000mLである。
妊娠中期から後期には主に胎児尿に由来する。
妊娠後期には胎児皮膚からも羊水が産生される。妊娠中期から後期には主に胎児尿に由来する。
妊娠後期の羊水の量は500㎖
羊水のphは7.0-8.5
羊水の産生場所は妊娠初期は羊膜、妊娠後期は胎児尿や肺から -
多胎について説明した以下の文章のうち、正しいものを2つ選べ。
二絨毛膜性は、胎盤が二葉で胎児は個別の絨毛膜腔内にある。
双胎の膜性では二絨毛膜二羊膜(DD)双胎が最も頻度が低く、次いで一絨毛膜二羊膜(MD)双胎であり、最も頻度が高いものは一絨毛膜一羊膜(MM)双胎である。
多胎は、早産や妊娠高血圧症候群のリスクにはならない。
双胎児輸血症候群(TTTS)は、一絨毛膜二羊膜(MD)双胎における共通胎盤上の吻合血管を通じて、シャント血流の不均衡が生じた場合に発症する。
双胎児輸血症候群(TTTS)は、受血児の症状は、羊水過少、貧血、胎児発育不全などを認め、供血児は羊水過多、多血、胎児水腫、心不全などの症状を呈する。二絨毛膜性は、胎盤が二葉で胎児は個別の絨毛膜腔内にある。
双胎児輸血症候群(TTTS)は、一絨毛膜二羊膜(MD)双胎における共通胎盤上の吻合血管を通じて、シャント血流の不均衡が生じた場合に発症する。
多児は早産や妊娠高血圧症候群のリスクになる -
14. 精神神経疾患合併妊娠について説明した以下の文章のうち、誤っているものを選べ。
妊婦は妊娠期には抗てんかん薬を完全にやめるべきである。
抗てんかん薬投与の副作用として胎児の葉酸減少による二分脊椎がある。
精神合併症妊婦の帝王切開率30%は妊婦全体の帝王切開率の19%を上回る。
精神疾患合併妊娠に対しては人の背景に合わせて妊娠前からの精神症状のコントロール、適正な薬物療法、周産期特有の精神症状の変化への対応が重要である。
我が国における妊産婦死亡の原因のうち、妊婦・褥婦の自殺率は増加傾向にある。妊婦は妊娠期には抗てんかん薬を完全にやめるべきである -
代謝・内分泌疾患合併妊娠について説明した以下の文章のうち、誤っているものを選べ。
妊娠糖尿病の合併症には、早産、妊娠高血圧症候群、巨大児、羊水過多、弛緩出血、新生児低血糖などがある。
妊娠糖尿病及び糖尿病合併妊娠の管理では、まず食事療法で血糖コントロールを行い、目標血糖値を達成できない場合には、インスリン療法を行う。
分娩後はインスリン需要量が著明に減少するので、インスリン使用例では低血糖に注意する。
妊婦における甲状腺機能亢進症の合併には、流早産、妊娠高血圧症候群、甲状腺クライシス、胎児発育不全、新生児一過性甲状腺機能亢進症などがある。
妊婦における甲状腺機能低下症は、胎児、母体への影響が少ないため、治療を行う必要がない。妊婦における甲状腺機能低下症は、胎児、母体への影響が少ないため、治療を行う必要がない -
胎児の血液循環について誤っているものを選べ。
正常な臍帯は、2本の臍動脈と1本の臍静脈が含まれる。
臍帯静脈の血液は静脈管を通って下大静脈に流れる。
肺動脈の血液は動脈管を通って大動脈弓に合流する。
右心室の血液は卵円孔を通って左心室に流れる。
母体の血液と胎児の血液は混ざらない。右心室の血液は卵円孔を通って左心室に流れる
卵円孔は心房間にあるので右心房から左心房に血液が流れる -
34歳の褥婦。産褥0日で入院中である。妊娠初期の血液検査で血液型はO型RhD(-)と判定された。輸血歴はない。家族歴に特記すべきことはない。妊娠26週の間接Coombs試験は陰性で、妊娠28週時に抗D人免疫グロブリンの投与を受けた。妊娠39週4日に自然陣痛が発来して入院し、2,760gの男児を正常経腟分娩した。新生児血液型はO型RhD(+)と判定された。母体に行う対策として適切なのはどれか。
薬剤投与は行わない
アルブミン投与
ハプトグロビン投与
副腎皮質ステロイド投与
抗D人免疫グロブリン投与抗D人免疫グロブリン投与 -
経口避妊薬について正しいのはどれか。
Pearl値(指数)が高い。
子宮頸管粘液分泌を亢進する。
視床下部からのGnRH分泌を阻害する。
下垂体からのゴナドトロピンの分泌を促進する。
視床下部-下垂体-卵巣のポジティブフィードバックを起こす。視床下部からのGnRH分泌を阻害する
Pearl指数っていうのは妊娠する割合のことだから高いとおかしい
子宮頸管粘液は抑制される
エストロゲンとプロゲステロンの配合剤のことなのでエストロゲンが増加すると視床下部のGnRHの分泌が阻害される
→これによりゴナドロロピンは抑制される
起こすのはネガティブフィードバック -
正しいのはどれか。2つ選べ。
遅発月経の定義は、18歳以上で初経発来した場合である。
第2度無月経に対しては、性中枢および卵巣への効果を期待してKaufmann療法を選択する。
高プロラクチン血症は不妊症の原因になる。
更年期の卵巣機能低下の診断にはLH測定が最も有用である。
早発卵巣不全とは45歳未満の高ゴナドトロピン性無月経をいう。第2度無月経に対しては、性中枢および卵巣への効果を期待してKaufmann療法を選択する。
高プロラクチン血症は不妊症の原因になる。
遅発月経は15歳以上で来る場合
早発卵胞不全は40歳未満 -
莢膜細胞について正しいものを選べ。
FSH受容体を持つ。
エストロンをエストロゲンに変換する
前胞状卵胞の状態で出現
コレステロールからテストステロンを合成する
インヒビンBを分泌してゴナドトロピンを阻害する。前胞状卵胞の状態で出現
莢膜細胞はLH受容体を持ち、顆粒膜細胞がFSH受容体を持つ
エストロゲンを産生するのは顆粒膜細胞
コレステロールからアンドロゲンを合成する
インヒビンはFSHを阻害する -
梅毒と診断された患者に投与すべき薬剤はどれか。
アシクロビル
レボフロキサシン
アムホテリシンB
クラリスロマイシン
ペニシリンGペニシリンG -
卵巣癌について正しいのはどれか。2つ選べ。
類内膜癌が最も多い。
放射線治療が標準的治療である。
進行癌として発見されることが多い。
子宮内膜症は発生母地とはならない。
卵巣腫瘍は遺伝性のものが20~30%で、約15%はBRCA遺伝子によるものである。進行癌として発見されることが多い。
卵巣腫瘍は遺伝性のものが20~30%で、約15%はBRCA遺伝子によるものである。 -
40歳の女性。子宮頸部の細胞診で異常を指摘されたため来院した。初経は12歳。月経周期28日、整。内診では子宮は前傾前屈で正常大である。付属生殖器は触知しない。膣鏡診で分泌物は褐色少量である。コルポスコープではモザイク所見を認めた。次に行う対応はどれか。
子宮頸部円錐切除術
子宮内膜組織診
血中SCC値測定
子宮頸部狙い組織診
膣分泌物の細菌培養子宮頸部狙い組織診 -
64歳の女性。閉経51歳。性器出血を主訴に来院した。6ヶ月前から少量の性器出血が続いている。身長158cm、体重52kg。血圧120/78mmHg。内診で子宮は正常大、左付属器領域に径10cmの腫瘤を触知する。圧痛は無く可動性は良好である。超音波検査で子宮内膜の肥厚(12mm)を認める。腹水と胸水は認めない。子宮頸部細胞診で異型細胞を認めない。子宮内膜
組織診で増殖期内膜を認める。血液生化学所見:CA125 38U/mL(基準35以下)、CA19-915U/mL(基準37以下)、エストラジオール〈E2〉310pg/mL(基準20以下)。開腹手術を施行した。左付属器の手術摘出標本のHE染色像を別に示す。
この患者の診断はどれか。
漿液性癌
明細胞癌
成熟奇形腫
粘液性癌
顆粒膜細胞腫顆粒膜細胞腫
ロゼット状の配列がある -
母体保護法指定医の資格が必要な医療行為はどれか。115C11
人工受精
体外受精
不妊手術
出生前診断
人工妊娠中絶人工妊娠中絶 -
母体背景と周産期合併症の組合せで誤っているのはどれか。115C21
喫煙――――――――常位胎盤早期剥離
高齢――――――――流産
肥満――――――――妊娠高血圧症候群
低体重―――――――巨大児出産
子宮筋腫術後――――子宮破裂低体重―――――――巨大児出産 -
TORCH 症候群に関する以下の文章のうち、誤っているものを選べ。
Toxoplasma gondii は、ネコ科植物を最終宿主とする人獣共通寄生虫である。母体から胎児へ感染すると、先天性トキソプラズマ症(胎児発育不全、水頭症、小頭症、精神運動障害)を発症する場合がある。
妊婦が梅毒に感染した場合、未治療の初期梅毒では 40%が胎児・周産期死亡に至る。母体が無症状でも経胎盤的に胎児に感染し、先天梅毒を発症する可能性がある。
先天性風疹症候群は、感音性難聴、白内障、先天性心疾患、精神発達遅延、肝脾腫などの症状がみられる。
先天性サイトメガロウイルス感染症の症状は、巨大児、水頭症、難聴、視力障害、肝脾腫などがある。
分娩時に外陰部ヘルペス病変が存在する場合には、帝王切開を行う。先天性サイトメガロウイルス感染症の症状は、巨大児、水頭症、難聴、視力障害、肝脾腫などがある。 -
胎児の血液循環についての記述である。正しいものを 2 つ選べ。
正常な臍帯は、2 本の臍動脈と 1 本の臍静脈が含まれる。
酸素および栄養に富む動脈血は、臍動脈によって胎児へ運ばれる。
卵円孔は左右の心室間に存在し、右心室の血流が卵円孔を通して左心室に流入する。
胎盤内では、胎児側血液と母体側血液が混じり合うことがない。
動脈管は、正常でも胎内で自然閉鎖することがある。正常な臍帯は、2 本の臍動脈と 1 本の臍静脈が含まれる。
胎盤内では、胎児側血液と母体側血液が混じり合うことがない。 -
無月経と関係がないのはどれか。101B39
視床下部
卵巣
卵管
子宮
膣卵管 -
多嚢胞性卵巣症候群で誤っているのはどれか。100B47
血中 LH/FSH 比が低値を示す。
インスリン抵抗性が認められる。
ゲスターゲン(プロゲステロン)負荷試験で消退出血がみられる。
ゴナドトロピン療法で多胎が起こりやすい。
排卵周期の回復に腹腔鏡下卵巣多孔術が用いられる。血中 LH/FSH 比が低値を示す -
子宮内膜症を強く疑う所見はどれか。115B9
下腹部の筋性防御
圧痛のある硬い子宮
柔らかく腫大した子宮
直腸子宮窩(Douglas 窩)の有痛性硬結
可動性の良い無痛性で柔らかい球状腫瘤直腸子宮窩(Douglas 窩)の有痛性硬結 -
卵巣癌について正しいのはどれか。2 つ選べ。110A6 改
類内膜癌が最も多い。
放射線治療が標準的治療である。
進行癌として発見されることが多い。
子宮内膜症は発生母地とはならない。
分子標的薬の有効性が明らかになっている。進行癌として発見されることが多い。
分子標的薬の有効性が明らかになっている。 -
48 歳の女性。以前から過多月経があり、人間ドックで小球性低色素性貧血を指摘され来院した。便潜血反応は陰性で、子宮頸部細胞診でも悪性細胞の出現はなかった。薬物治療を行う上で適切なのはどれか。102D60 改
エストロゲン
メトトレキサート
ブロモクリプチン
プロスタグランジン
GnRH アゴニストGnRH アゴニスト -
57 歳の女性。1 ヶ月前からの不正性器出血と腰痛を主訴に来院。膣鏡診で子宮膣部に径 5cmのカリフラワー状で易出血性の腫瘤を認めた。内診では子宮頸部から右骨盤壁に連続する硬結を触知する。組織検査で扁平上皮癌と診断された。画像診断では遠隔転移を認めない。適切な治療はどれか。109D37 改
手術
放射線療法
抗がん剤
分子標的薬投与
化学放射線療法化学放射線療法 -
40 歳の女性。外陰部の掻痒感を主訴に来院した。1 か月前から掻痒を伴う帯下が続いている。痛みはない。身長 158cm、体重 64kg。体温 36.5°C。脈拍 72/分、整。血圧124/76mmHg。呼吸数 18/分。内診で子宮と両側付属器に異常を認めない。帯下は黄色泡沫状。外陰に発赤を認めない。可能性が高いのはどれか。115E27
萎縮性腟炎
細菌性腟炎
カンジダ膣炎
トリコモナス膣炎
クラミジア子宮頸管炎トリコモナス膣炎
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