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オペロンとは?原核生物に存在する。関連する複数の酵素などの遺伝子(構造遺伝子)が隣り合った転写単位。調節遺伝子によって共通の制御を受ける。
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オペレーターとは?調節遺伝子がつくった調節タンパク質(リプレッサー)が結合する調節領域。
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グルカゴンとは?膵臓のランゲルハンス島のA細胞で分泌されるホルモン。グリコーゲンの分解を促進し、血統濃度を増加
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インスリンとは?膵臓のランゲルハンス島のB細胞で分泌されるホルモン。グリコーゲンの合成を促進し、血統濃度を減少。グルコースの細胞への取り込み、細胞での分解(呼吸)を促進
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放出ホルモンとは?間脳の視床下部が内分泌腺。脳下垂体前葉のホルモンの分泌促進。
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放出抑制ホルモンとは?間脳の視床下部が内分泌腺。脳下垂体前葉のホルモンの分泌抑制。
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成長ホルモンとは?脳下垂体前葉が内分泌腺。タンパク質の合成・骨の合成と発育促進。血統濃度増加
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甲状腺刺激ホルモンとは?脳下垂体前葉が内分泌腺。甲状腺の発達と甲状腺からのホルモンの分泌促進
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副腎皮質刺激ホルモンとは?脳下垂体前葉が内分泌腺。副腎皮質の発達と糖質コルチコイドの分泌促進
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バソプレシンとは?脳下垂体向後葉が内分泌腺。腎臓での水分の再吸収を促進→尿量の減少。血管を収縮させて血圧を上昇させる。
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チロキシンとは?甲状腺が内分泌腺。代謝の促進・成長と分化の促進。
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パラトルモンとは?副甲状腺が内分泌腺。血液中のCa²⁺の増加
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アドレナリンとは?副腎髄質が内分泌腺。グリコーゲンの分解を促進し、血統濃度を増加。
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糖質コルチコイドとは?副腎皮質が内分泌腺。タンパク質から糖への合成を促進し、血統濃度を増加。
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鉱質コルチコイドとは?副腎皮質が内分泌腺。腎臓でNa⁺の再吸収を促進し、無機塩類(K⁺など)の濃度を調整
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輸送タンパク質で輸送される物質は?アミノ酸や水分子(アクアポリン(チャネル))、イオンや糖(グルコース輸送体(担体))など極性の持つ物質はリン脂質の二重膜を透過できない。比較的小さいO₂,CO₂などの疎水性の物質は透過できる。
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フルクトースを取り込める細胞はどこに存在する?肝細胞に限られる。一方グルコースは体内のほとんどの細胞で取り込める。
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イオンチャネルは能動輸送?受動輸送?受動輸送。濃度勾配に従って拡散する。能動輸送はATPをつかうポンプ。
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ウーズらが提唱した3ドメイン説は何の塩基配列を解析から提唱された?rRNA(リボソームRNA)。すべての生物に共通して存在することを利用した。
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タンパク質の一次構造とは?ポリペプチドが作るアミノ酸の配列。DNAの塩基配列をもとに配列が決められる。
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翻訳に使われるアミノ酸はアンチコドンと直接結合して運ばれるか?tRNAのアミノ酸結合部位に結合して運ばれる。アンチコドンとはtRNAが結合する。
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タンパク質の四次構造とは?複数のポリペプチドが作る構造。四次構造をつくる三次構造をサブユニットという。
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タンパク質の三次構造とは?1つのポリペプチド鎖内で立体構造が組み合わさった構造。
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S-S構造(ジスルフィド結合)とは?硫黄を側鎖に含むアミノ酸同士が作る橋渡し結合。ポリペプチド中やペプチド間の橋渡しをして、タンパク質の立体構造の保持に重要な働きをする
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純系の系統で相同染色体の乗り換えが起こった時、組み換え(染色体の遺伝子構成が変化すること)は起こるか。起こらない。
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確認されている生物種の総数は?約190万種 最も種類が多いのは昆虫類約100万種
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適応とは?進化を通じて、生物のからだの形や働きが、生活する環境に適するようになっていること
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生物の共通性!?①細胞膜に包まれた細胞からなること。②遺伝情報としてDNAをもち、そのDNAを子孫に伝えること。③エネルギーの出し入れを行い、そのエネルギーの受け渡しにATPを利用すること。④刺激に対して反応し、体内の状態をある一定範囲内に保つこと。
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生物でよくでる単位1万=10⁴ 1億=10⁸ 一兆=10¹² 1ml=1cm³=10³mm³
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それぞれの分解能(二つの点を識別できる限界の距離)を挙げろ。 ①肉眼 ②光学顕微鏡 ③電子顕微鏡①約0.1mm ②0.2㎛(マイクロメーター) ③0.2nm
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ヒトの精子(長さ)ヒトの赤血球(直径)ゾウリムシ(直径)大腸菌(直径)ヒトの卵、細胞膜の厚さを大きい順に並べろゾウリムシ(約200㎛)人の卵(140㎛)人の精子(約60㎛)人の赤血球(約7~8㎛)大腸菌(約2~3㎛)細胞膜の厚さ(10㎚)
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高倍率の方が焦点深度(ピントの合う範囲)は浅い
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総合倍率を100倍から400倍にすると視野の範囲は何倍になるか1/16倍 縦4倍×横4倍
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長さの単位1mm=10⁻³m 1㎛=10⁻³mm 1nm=10⁻³㎛
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倍率をA倍すると、接眼ミクロメーター1目盛りが示す長さは1/Aになる
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大腸菌が高温にさらされると、細胞の機能を維持するために、シャペロンのタンパク質群は増加する。 高温で変化したタンパク質の立体構造を再び正しく折りたたんで正常に戻すことで機能を回復する
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エキソサイトーシスとエンドサイトーシスエキソサイトーシス:細胞外に分泌 エンドサイトーシス:細胞内に取り込む
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細胞外に分泌されて働くタンパク質は? ①ヘモグロビン ②ATPアーゼ ③インスリン ④免疫グロブリン ⑤ヒストン③インスリン(ホルモンの一種) ④免疫グロブリン(抗体の本体)
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ATPアーゼとは?ATPの加水分解酵素 ATPの末端の高エネルギーリン酸結合を加水分解して,生命活動に必要なエネルギーを遊離させる 酸化的リン酸化によるATP合成にも作用する
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自作の顕微鏡でコルク片を観察し、小さな部屋を細胞と名付けた人物は?フック
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最初に生きた細胞を観察した人物は?レーウェンフック
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細胞に核があることを発見し、水中における花粉粒子の不規則な運動を発見した人物は?ブラウン
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植物の細胞説を提唱した人物は?シュライデン
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動物の細胞説を提唱し、末梢神経系のグリア細胞の一つを発見した人物は?シュワン
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「すべての細胞は細胞から生じる」と唱え、生物が無生物から生じるという自然発生説を否定した人物は?フィルヒョー
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細胞説とは?細胞が生物の構造や機能上の単位であるという考え方
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細胞分画法の手順①細胞破砕液(ホモジェネート)をつくる。②500~1000gで遠心。核や細胞壁断片。③上澄み液を3000gで遠心、葉緑体。④上澄み液を8000~1万gで遠心、ミトコンドリア。⑤上澄み液を10万gで遠心、小胞体、リボソーム。上澄み液にサイトゾル
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細胞分画法で操作をすべて低温(4℃以下)で行うのはなぜ?酵素作用を抑え、酵素による細胞小器官の分解を防ぐため
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細胞分画法で細胞内液と等張またはやや高張のスクロース溶液で細胞を破砕するのはなぜか吸水による、細胞小器官の膨張・破裂を防ぐため
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密度勾配遠心法とはどのような手法かスクロースなどの異なる密度の溶液を層状に重ねておき、そこへ試料を重ねて置いて遠心分離する
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密度勾配遠心法はどのような場合に用いられるか分離する物質や構造体の大きさや密度の違いがわずかで、通常の分画法では分画できない場合に用いられる
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人の構成物質を割合の大きい順に述べよ水・タンパク質・炭水化物・核酸・脂質(その他)
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植物の構成物質で炭水化物の割合がタンパク質より多い理由は?植物細胞には、炭水化物の一種であるセルロースを主成分とした細胞壁があるから
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アミノ酸は炭素原子に…アミノ基とカルボキシ基、水素原子、側鎖が結合
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S-S結合をつくり、タンパク質の安定な立体構造の形成に寄与するアミノ酸の名称は?システイン 硫黄を含むアミノ酸はメチオニンとシステインの2種類、側鎖の末端にSHを持ちS-S結合を形成するのはシステインだけ
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細胞膜と細胞小器官を構成する膜の総称を生体膜
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リン脂質の親水性の部分と疎水性の部分の名前は親水性:リン酸 疎水性:脂肪酸
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○○モデル:リン脂質の二重層に埋め込まれたタンパク質が膜状を動くことができる流動モザイクモデル
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細胞内消化とは?エンドサイトーシスで生じた小胞がリソソームと融合して、リソソームに含まれる加水分解酵素によって分解される
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オートファジー(自食作用)とは?リソソームで古くなった細胞小器官や不要な物質が分解される現象
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二重の生体膜で包まれた細胞小器官は?核、ミトコンドリア、葉緑体
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細胞膜が持つ半透性に近い性質は?選択的透過性(種類によっては溶質も通ることができる) 全透性(溶媒も溶質も通す)不透性(溶媒も溶質も通さない)半透性(溶媒や一部の溶質は通すが他の溶質は通さない)
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ナトリウムポンプとは細胞内のATPを用いてNa⁺を細胞外に、K⁺を細胞内に輸送する。ATPは細胞膜を透過することができない
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二本鎖DNAのAの数とTの数、Gの数とCの数が等しいこと発見した人物は?シャルガフ
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DNAのX線解析像をとった二人の人物は?ウィルキンス・フランクリン
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DNAの二重らせんモデルを提唱した二人の人物は?ワトソン・クリック
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ヌクレオチドどうしが結合してヌクレオチド鎖が延長する時、リン酸基は糖のどの炭素原子と結合するか3’の炭素
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DNAは温度が高くなると…塩基同士の水素結合が切れて、一本鎖にほどける。 G-C間:水素結合3カ所 A-T間:水素結合2カ所 G-Cの割合が多いと切れにくい
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窒素はDNAを構成する 糖・リン酸・塩基 のどの部分に取り込まれるか塩基 糖やリン酸には塩基は含まれない
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n回の半保存的複製で生じるDNAは¹⁴N¹⁴N:¹⁴N¹⁵N=(2ⁿ ー2):2=2ⁿ⁻¹-1:1
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DNAの二重らせん構造をとく酵素DNAヘリカーゼ
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既存のヌクレオチド鎖の3’側に新しいヌクレオチドを結合する酵素3’→5’DNAポリメラーゼ
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DNAの断片同士を連結させる酵素DNAリガーゼ
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リーディング鎖とはほどける方向と同じ方向に連続的に伸長する新生鎖
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ラギング鎖とはほどける方向と逆方向に岡崎フラグメントを生成し、不連続に伸長する新生鎖
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DNAの複製に要する時間全ヌクレオチド数/一つの複製起点から生成されるヌクレオチド数×複製起点の数
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プライマーとは?短いRNAの新生鎖の合成の起点。最終的に分解され、DNAポリメラーゼがDNAに置きかえる
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体細胞分裂ではまず()分裂が起こり、次に()分裂が起こる核、細胞質
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体細胞分裂の前期の終わりには核膜と()が消失する核小体
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紡錘体は両極から伸びてきた紡錘糸が染色体の()と結合して作られる動原体
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細胞の分化とは?特定の動きをもつ細胞へと変化していくこと
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体細胞分裂の前期、中期、後期の染色体の動きは?前期:相同染色体が作られる 中期:赤道面に並ぶ 後期:各染色体が縦裂面から分離し、両極に移動する
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体細胞分裂の前期の植物細胞と動物細胞の相違点は?動物細胞:中心体が両極に移動し、その周囲に星状体が形成される 植物細胞;中心体がなく星状体も形成されない
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体細胞分裂の終期の植物細胞と動物細胞の相違点は?動物細胞;細胞膜が外側からくびれ込んで細胞質が変化する 植物細胞:中央から細胞板を形成して細胞質が分裂する
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玉ねぎの体細胞分裂を観察する際、4%の希硫酸60℃で3~5分間温めるのはなぜ?細胞壁間の接着をゆるめるため
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玉ねぎの体細胞分裂を観察する際、95%のエタノールと氷酢酸を3:1の体積比で混合した溶液につけるのはなぜ?生命活動を停止させ、細胞が生きていた状態に近いまま保存するため
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細胞分裂のある時期に要する時間=細胞周期の長さ×その時期の細胞数の割合
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真核生物の転写の手順遺伝子の上流に位置するプロモーターに転写を進める酵素であるRNAポリメラーゼが結合することで開始する
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