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おどろく気づく、目を覚ます:カ行四段
びっくりするという意味だけではなく、本来は「はっとする」という意が基本 -
ののしる大騒ぎする、噂になる:ラ行四段
罵倒するという意味ではない -
ねんず祈る、我慢する:サ行変格
現代語と同じ心の中で祈るというのが基本の意味ですが、古語ではじっと我慢するとして主に使われている -
おぼゆ思われる、似る、思い出される:ヤ行下二段
思うに自発・受け身の意味が付いた言葉 -
しのぶ(耐え忍ぶ)我慢する、人目を避ける:バ行上二段、バ行四段
恋心や逢瀬(男女が会うこと)などを気づかれないようにが主な意味 -
ながむもの思いに沈む:マ行下二段
距離的に遠いところを眺めるという意味もあるが、古語だと長い時間ぼんやり見るというのが主な意味 -
みゆ見える、姿を見せる、見られる:ヤ行下二段
「見える」「見られる」といった意味 -
あふ結婚する:ハ行四段
現代語と同じ会うという意味の他に結婚するという意味がある -
ゐる座る(動かずに居る)、~ている:ワ行上一段
単に居るだけではなくその場から動かずにいるという意味 -
ありく動き回る、(~して)回る (~し)続ける:カ行四段
移動することを表すのが基本、歩くだけではなく牛車や船による移動も含まれる -
あく満足する、満ち足りない:カ行四段
満ち足りた気持ちを肯定的に表すのが基本。その程度がさらに進むと飽きるといった意味も表すことになる -
うつくしかわいらしい、立派だ:シク活用
美しいという意味だけではなく小さく愛らしいものに対するかわいいという意味もあり、美一般をつかさどる言葉 -
かなしいとしい、かわいい:シク活用
異性や肉親に対する愛(かな)しという意味が重要 -
いみじとても、とてもすばらしい、とても悲しい:シク活用
忌み避けなければならないほど並外れていることを表す。好ましい場合と好ましくない場合がある -
をかし趣がある、美しい、滑稽だ:シク活用
普段とは一味違った対象に興味を抱き素晴らしいと評価するのが一般的な意味 -
よしよい、身分が高く教養がある:ク活用
よし→よろし→わろし→あし
良い→そこそこ良い→そこそこ悪い→悪い -
あやし不思議だ、けしからん、身分が低い、粗末だ:シク活用
驚きを表すあやから生まれた語で基本は不思議という意味。身分が低く過ぎたり粗末すぎて貴族が驚いたため、そういったネガティブな意味もある -
おとなし大人らしい、年配だ、思慮分別がある:シク活用
大人の要素を持っているが基本の意味 -
ゆかし見たい、知りたい:シク活用
そちらへいってみたいと思うほど心惹かれるというのが基本の意味 -
おぼつかなしぼんやりしている、気がかりだ、待ち遠しい:ク活用
ぼんやりして掴み所がない状態を意味する -
ありがたしめったにない、(めったにないほど)立派だ:ク活用
現代語のありがとうという意味ではなく存在することが難しいが基本の意味 -
めでたしすばらしい:ク活用
現代語のめでたいの意味ではなく、大いに称賛すべき様子だというった意味を表す -
くちをし残念だ:シク活用
期待や予想が外れて残念な気持ちを表す。 -
うしつらい:ク活用
物事が思い通りにならず憂鬱な気分を表す -
わびしつらい、興ざめだ:シク活用
現代語のわびしいという落ちぶれたイメージに囚われないようにしよう。古語では物事が思い通りにならずやりきれないという意味が基本
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