-
子葉鞘の先端を切り落としたり,隠したり
すると、OOOを示さなくなる 10光屈性 -
Boysen-Jensen (1913) の実験からわかること 11
「何か」は雲母片,バ
ターを通ることは無い
が,ゼラチンの中は
通る。→「何か」は,
水溶性の化合物では
ないか? -
OOOをずらすだけで,OOOが無くても基部は屈曲する 12子葉鞘の先端
方向性のある光 -
1930年代になり,オーキシンが精製され,
それがOOOすることが示された。成長を促進 -
屈曲角度はOOOに依存する。 13オーキシン含量
-
Went は,先端部から流れ
出る物質を寒天ブロックに
集めた。
そして,寒天に集まっ
た物質がOOOであることを示した。13成長促進物質 -
天然のオーキシンの例 13インドール-3-酢酸
-
オーキシンは根の発生に対してOOOを有する14促進作用
-
ハツカダイコンの根をオーキシン溶液
に浸けた時の側根形成。オーキシン
濃度に応じて,側根の数がOOO。14増える -
OOOにおけるオーキシンの役割も
1930年代に知られるようになった。15頂芽優勢 -
OOOごとに,オーキシンに対する感受性はOOO 16組織・器官
異なる -
このグラフから分かること 16茎の伸長を促進するオーキシン濃度で,芽や根の
伸長は抑制される。 -
オーキシンはOOO輸送される 17極性
-
オーキシンはOOOから,OOOへ輸送されることが
示された。17頂部
基部 -
オーキシンの生合成 18
-
オーキシンは大きくOOOとOOOの経路で合成される 19トリプトファン依存
トリプトファン非依存 -
オーキシン合成の主要な経路 20トリプトファン
↓
インドール‐3‐ピルビン酸(IPA)
↓
インドール酢酸(IAA) -
避陰反応による胚軸の伸長にはOOOが必要である 21TAA1
-
野生型においては,遠赤色光
の多い環境下(他の植物によっ
てできる日陰を模擬)で生育さ
せた芽生えの胚軸の伸長はOOOされる。21促進 -
日陰に移して生育さ
せた野生型植物での
オーキシン生合成量
はOOOする(taa1突
然変異体ではそれは
起こらない) 21
増加 -
OOOの機能不全は胚発生に異常をもたらす22YUCCA 遺伝子
-
YUCCA遺伝子の機能不全はOOOに異常をもたらす22胚発生
-
4種のYUCCA 遺伝子の機能不全はOOOの低下を呈し,根が形成されないなどの顕著なOOOの異常をもたらす。22オーキシン合成
胚発生 -
オーキシン量は,OOOやOOOの形成や分解によっても制御される 23アミド体
配糖体 -
OOOを過剰に生産する植物ではオーキシン量が減少し,
矮性の表現型を示す。23アミド体の形成によりオーキシンを不活化する酵素(GH3) -
OOOはオーキシンによって発現が誘導されます23GH3 遺伝子
-
オーキシンはOOOを移動する。24篩部
-
オーキシンはOOOによっても移動する。24オーキシン輸送タンパク質
-
通常,オーキシンはOOOからOOOへ
と輸送される。そして,根端でオーキ
シンの流れはOOOへ向かう方向へと
変化する。 24茎頂
根端
根元 -
屈性におけるCholodny-Went 仮説は,OOOが,オーキシンのOOOを引き起こし,結果的にOOOを引き起こすことを提唱している。
25方向性のある環境刺激の感受
横方向での移動
偏差的な成長 -
子葉鞘や茎では、オーキシンはOOOへと移動する26陰側
-
OOOによるオーキシン誘導性の遺伝子発現が陰側で上昇して
いる。26DR5プロモーター -
OOOを用いたオーキシン応答の検出27レポーター遺伝子 (NAAはオーキシン)
-
オーキシン応答レベルの検出にはOOOがよく用いられる。27DR5 レポーター
-
DR5 は,OOO(オーキシン応答性の転写因子の結合配列)の繰り返しで構成されている277つのオーキシン応答配列
-
屈曲は,上側と下側でOOOが起こることにより引き起こされる29偏差的な成長
-
偏差的な伸長はOOOによって起こる29偏差的なオーキシン蓄積
-
根でも,オーキシンは下側に
蓄積するが,根はOOOに曲がる下側 -
根でも,オーキシンは下側に
蓄積するが,根は下に曲がる理由は?31下側でのオーキシン蓄積が,最適量を超えると,結果的に細胞の伸長は抑
制される。その結果,根は下に曲がる。 -
多くのOOOがシロイヌナズナで単離された32重力屈性突然変異体
-
オーキシン輸送や応答に関わる多くの突然変異
体が単離され,その多くがOOOの異常を呈
した。⇔重力屈性の突然変異体の多くもオーキシ
ン輸送や応答に異常がある。32重力屈性 -
オーキシン輸送や応答に関わる多くの突然変異
体が単離され,その多くが重力屈性の異常を呈
した。⇔ 32重力屈性の突然変異体の多くもオーキシ
ン輸送や応答に異常がある。 -
オーキシンは,OOOとOOOのはたらきで細胞から細胞へ移動する
33取り込みキャリアー
排出キャリアー -
取り込みキャリアーと排出キャリアー3種33取り込みキャリアー AUX1/LAX
排出キャリアー PIN、ABCB -
AUX1/LAXの機能は?33細胞内へのオーキシン輸送を担う
-
PINの機能は?33根の方向にオーキシンを細胞外へ輸送する
-
ABCBの機能は?33様々な方向へオーキシンを細胞外(様々な方向)へと輸送する
-
aux1 突然変異体では,OOOが減少する。 34オーキシン取り込み
-
オーキシン輸送は,OOO タンパク質により促進される 35AUX1/LAX
-
aux1 突然変異体では,OOOが異常になり,OOOが茎から根へよりゆっくりと移動するようになる。35オーキシン輸送、オーキシン
-
OOOタンパク質もオーキシン輸送に重要である 36ABCB
-
キャリア‐タンパク質の方向性は? 33PIN 根側
ABCB 様々な方向
AUX1 茎頂側 -
ABCB タンパク質は,様々なOOOを示す37発現パターン
-
PIN=OOO 39オーキシン排出キャリアー遺伝子群
-
PIN オーキシン排出キャリアー遺伝子群は
OOOな発現パターンを示す 39組織特異的 -
PIN タンパク質は,細胞の中でOOOに向いている 40非対称的(根っこ側にだけある)
-
タンパク質の発現部位(局在)を知る方法3つ? 41免疫蛍光法
間接抗体染色法
免疫電子顕微鏡法 -
OOOは PIN タンパク質ごとに異なる 42細胞内局在
-
OOOの配向がオーキシン勾配の形成に寄与する 43PIN タンパク質
-
PIN3 はOOOの変化に応じて局在性が変化する 44重力方向
(流動モザイクモデルだから、重力方向に移動できる) -
オーキシンの効果は,少なくとも2つの
受容体を介して発揮されると考えられてきた
その2つは? 47※ABP1は酸成長仮説のやつ -
OOOは細胞膜上での迅速なオーキシン応答を仲介する 48ABP1
-
ABP1はOOOでの迅速なOOOを仲介する 48細胞膜上
オーキシン応答 -
ABP1によるオーキシンの受容により,OOOが誘導され,OOO,OOOが起こる。 48プロトンポンプの活性化
細胞壁の酸性化
細胞壁の弛み -
OOOによるオーキシン
の受容により,プロトン
ポンプの活性化が誘導
され,細胞壁の酸性化,
細胞壁の弛みが起こる。 48ABP1 -
オーキシン受容体であるOOOは,SCFユビキチンリガーゼ複合体
SCFTIR1を構成する分子の1つである 49TIR1 -
オーキシン受容体であるTIR1は,OOOを構成する分子の1つである 49SCFユビキチンリガーゼ複合体SCFTIR1
-
SCF 複合体の図
-
ユビキチンとは? 51比較的低分子量のタンパク質で,分解されるタンパク質の目印となる。
(分解させたいタンパク質をユビキチンでラベルする) -
ユビキチンリガーゼ複合体はターゲットになるタンパク質をOOOする 50ユビキチン化
-
分解されるべきタンパク質はOOOされる51ユビキチン化
-
OOOはターゲットになるタンパク質を認識し,結合
する。次に,ユビキチンをターゲットになるタ
ンパク質に転移させる51F-ボックスタンパク質 -
ユビキチン化されたタンパク質は,OOOにより,分解される。52プロテアソーム
-
プロテアソームの機能は? 52目的タンパク質を分解する。
-
オーキシンは,OOOに特異的に結合する。 53SCFTIR1 複合体
-
TIR1 とターゲットとの結合には,OOOが必要である 54オーキシン
-
OOOとOOOとの結合には,オーキシンが必要である 54TIR1
ターゲット -
ターゲット=OOO 54Aux/IAA タンパク質
-
Aux/IAA タンパク質とは 54寿命の短い核タンパク質
オーキシン応答を抑制する -
OOOは,オーキシンにより誘導されることが知られている。 55Aux/IAA 遺伝子
-
Aux/IAA タンパク質は,非常にOOOいである 56寿命の短い
核タンパク質 -
Aux/IAA タンパク質はオーキシン存在下でOOOになる 57不安定
-
オーキシンは, OOOの分解を促進する。 57IAA1∷LUC (LUCは分解されない)
-
図からわかること 57Aux/IAA タンパク質とくっついているLUCは分解された→
Aux/IAA タンパク質はオーキシン存在下で不安定になる -
図からわかること 58ドメインⅡがAux/IAA タンパク質における,タンパク質を不安定化させるドメイン
-
図から分かること 59ドメインIIで保存された「デグロン」がオーキシンによる不安定化を付与する
-
デグロンと呼ばれるOOOがオーキシン誘導性のタンパク質の不安定化に必要十分。デグロン内の1アミノ酸の置換でタンパク質のOOOを変えることができる。さらに,OOOとデグロンが結合する。 59短いアミノ酸配列
安定化
TRI1 -
デグロンの変異は植物体内でもOOOのOOOを増大させる 60Aux/IAAタンパク質
安定化 -
Aux/IAA タンパク質は,オーキシン情報伝達のOOO
で,オーキシン存在下で速やかにOOOされる。61抑制因子
分解 -
Aux/IAA タンパク質は,OOOの活性を抑制する 62ARFs
-
この図から考えられること 62ARF と Aux/IAA タンパク質は、それぞれのC末端に類似した配列を持ち,そこで相互作用する。
-
ARFはOOOである 63オーキシン誘導性のプロモーターに結合する転写因子
-
図からわかること 63ARF1がAuxREに結合することが示された
(DNase フットプリント解析で
は,タンパク質が結合した配
列が,DNaseの分解から免れ
ることができる。) -
オーキシン濃度が低いときのARFsとAux 64ARFs はAux/IAA と複合体を形成しており、活性が低い
-
オーキシン濃度が高いときのARFsとAux 64Aux/IAAs はSCFTIR1を介して分解され、ARFが活性化される
-
この理由 67どちらも最終的に転写ができないのは同じだから
-
流れ 69オーキシンがAuxタンパク質を捕獲
↓
Auxタンパク質の割合が減る
↓
ARFが二量体を多く作れる
↓
転写ができる -
流れを説明せよ 61オーキシンがSCFTIR1にくっつく
↓
Aux/IAA タンパク質がオーキシンとくっつく
↓
Aux/IAA タンパク質がユビキチン化される
↓
Aux/IAA タンパク質が分解される -
根では,OOOのオーキシン量が最も多い 74静止中心
-
図からわかること 72Aの葉は部位によってオーキシンの量に差がある
-
細胞ごとのオーキシン定量の手順 73狙った細胞を蛍光タンパク質などでラベル
↓
細胞をプロトプラストに分離
↓
1細胞ごとに分離してラベルによって選別 -
DR5の発現から,OOOとOOOでオーキシンの応答が盛んなことがわかる76根端
静止中心 -
図からわかること 77DII-VENUSはDR5レポーターよりすぐに応答する
-
OOOを用いてもオーキシンの検出ができる 78抗オーキシン抗体
-
オーキシンの流れる方向は,OOOの向きによって推定される 79PINタンパク質
-
個体におけるオーキシン応答 80茎頂での側生器官の発生
茎における腋芽成長抑制
細胞伸長
維管束分化の制御
根端分裂組織での細胞運命の決定
側根の形成促進 -
ガスクロマトグラフィー、DR5レポーター、DII-VENUSの使い所 72ガスクロマトグラフ…部位ごとの物質濃度を具体的に調べるとき
DR5 レポーター…部位ごとに、視覚的に比較したいとき
DII-VENUS…小刻みに空間的な量を見るとき -
酸成長仮説とは? 82オーキシンが細胞膜上のプロトンポンプを刺激して,細胞壁を酸性化させる
-
オーキシン応答経路は、OOOにより制御される。 84正負のフィードバック
-
オーキシンとOOOは拮抗的に作用する 85サイトカイニン
-
オーキシンはOOOを抑制し,サイトカイニンはいくつか
のOOOを促進し,を抑制する。 85サイトカイニンの合成
Aux/IAA 遺伝子の発現
PIN 遺伝子の発現 -
図からわかること ※ACCはエチレンの前駆体、縦軸はオーキシンの量 86エチレンがあえうとオーキシンの量が増える
-
OOOとオーキシンは相乗的に作用 86エチレン
-
サイトカイニンとオーキシンはOOOにおいてOOOする
2 2組織培養
器官形成を制御 -
SkoogのグループはサイトカイニンがOOOすることを示した 2 3茎の成長を促進
-
図からわかること 2 3オーキシンは根を、サイトカイニンは茎を成長させる
-
サイトカイニンはOOOを抑制する 2 4葉の老化
-
図からわかること 2 4サイトカイニンは葉の老化を抑制する
-
アグロバクテリウムは、OOOをOOOに転移させる 2 7T-DNA
植物ゲノム -
アグロバクテリウムはOOOを持っていて、
その一部であるOOOを植物の細胞核へ移動させる。 2 7Tiプラスミド
T-DNA -
T-DNA には、OOOに関わる遺伝子がある 2 8オーキシンとサイトカイニンの合成
-
図からわかること 2 8tmr遺伝子がサイトカイニン合成に関わる
-
tmr 遺伝子は、OOOをコードしている 2 9イソペンテニルトランスフェラーゼ
-
細菌のIPTはOOOを基質として用いるが、
植物のIPTはOOOやOOOを基質として好む。 2 9AMP
ADP
ATP -
活性型サイトカイニン2種 2 10IP
tZ -
IP と tZ はOOOとOOOにより生成する。 2 10脱リン酸化
脱リボシル化 -
ipt 変異体ではOOOがOOOされ、OOOがOOOされる 2 11シュートの成長
抑制
根の成長
促進 -
サイトカイニンはOOOで不活性化される 2 12配糖体の形成や分解
-
CKX 過剰発現はOOOをOOOし、OOOをOOOする 2 13根の成長
促進
茎の成長
抑制 -
OOO遺伝子は、サイトカイニンにより発現誘導される。 2 12CKX
-
ipt遺伝子の欠損とCKX遺伝子の欠損に共通することは? 2 13サイトカイニン量が減少し、根の成長を促進し、茎の成長を抑制する
-
CKs はOOO、OOOを通り輸送される 2 14導管、篩管
-
篩管液にはOOOとOOOが含まれる 2 14iP tZ
-
導管液にはOOOとOOO が含まれる。 2 14tZ、tZリボシド
-
図からわかることは? 2 15
※ipt1;3;5;7 変異体 (m)ipt1;3;5;7 変異体 (m) の茎は、細いが、これは、野生型の茎や
根と接ぎ木することで回復する。
→サイトカイニンは長距離輸送されて機能することもできる -
サイトカイニン信号伝達は,OOOによって仲介される 2 17ヒスチジンキナーゼ受容体
-
図からわかること 2 17サイトカイニン信号伝達は,ヒスチジンキナーゼ受容体によって仲介される
-
サイトカイニン信号伝達は,OOOと似ている 2 18two‐component system(二成分制御系)
-
Two-component systemは、OOOで、
細菌では通常2つのタンパク質(OOOとOOO)から構成されている。
2 18信号入力から出力をつなぐ経路
HK(ヒスチジンキナーゼ)
RR(レスポンスレギュレーター) -
サイトカイニン受容体はOOOも有するOOOである 2 20レシーバードメイン
ヒスチジンキナーゼ -
リン酸基は、OOOのOOOのOOOに転移される。 2 19レシーバードメイン
レスポンスレギュレーター
アスパラギン酸残基 -
図からわかることは?
※ cytokininresponse1 (cre1) 変異体 2 21サイトカイニン受容体に異常があり、サイトカイニンによる緑化が起こらなくなっている -
図からわかることは? 2 23サイトカイニン応答(緑化、根の成長抑制)は
三重変異体では見られなくなり、二重変異体は、
単一遺伝子の変異体より、強い表現型を呈す
る。 -
サイトカイニン受容体の下流には OOO と OOOタンパク質がある 2 26AHPs
ARRs -
サイトカイニン受容体は、OOOへOOOを移し、OOOはOOOをOOOへ移す。Type-B ARRはOOO。 2 26AHP
リン酸基
AHP
リン酸基
ARR
転写因子 -
サイトカイニン受容体は、OOOをOOOへリレーする 2 27リン酸基
AHP -
AHPs はOOOとOOOを行き来する 2 28細胞質
核 -
図からわかること? 2 292つのAHPを機能欠損したシロイヌナズナは見
かけ上の異常は認められない。一方、3つの
AHPを機能欠損させた植物は、サイトカイニン
シグナル伝達異常の一つの特徴である根が短
くなる表現型を示す。このことから、AHPはサイ
トカイニンシグナル伝達において冗長的に機能
すると考えられる。 -
レスポンスレギュレーターにはOOO種類ある 2 303
-
TypeA、B、Cのうち、ネガティヴレギュレーター(負の調節因子)はどれか?A、C
-
Type-B ARRs はC末端にOOOをもつOOO 2 30DNA結合ドメイン
転写調節因子 -
ARRs はサイトカイニンシグナル伝達のOOOである 2 31正または負の調節因子
-
サイトカイニンのシグナル伝達の経路は? 2 32CKレセプター(HK)
↓
HPsがリン酸を伝達
↓
RRs(レスポンスレギュレーター) or CRFs(cytokinin-responsefactors) -
図からわかること? 2 32
※ARR1はType-B ARRの一種Type-B ARRであるARR1は、サイトカイニンシグナル伝達の正の調節因子である。
(ARR1 の過剰発現は、サイトカイニンに対する感受性を高める。機能欠損型 arr1 変異体は、サイトカイニンへの感受性が低下する。) -
Type-B ARRであるARR1は、サイトカイニンシグナル伝達のOOO
2 32正の調節因子 -
図からわかることは? 2 33Type-B ARRs は、一部冗長的に機能する
(単一のarr 突然変異体は、まだ、サイトカイニンに応答できる二重、三重変異体はサイトカイニン応答を欠損する)
-
Type-B ARRs は、OOOに機能する 2 33一部冗長的
-
Type-A ARRs はサイトカイニンにより、OOOされる 2 34早期に発現誘導
-
Type A ARRs は、サイトカイニンシグナル伝達のOOOである 2 35負の調節因子
-
図からわかること? 2 35Type A ARRs は、サイトカイニンシグナル伝達の負の調節因子である。
-
Type-A ARRs の発現は、OOOでのOOOを阻害する 2 35プロトプラスト
サイトカイニン誘導性遺伝子発現(サイトカイニンが作れなくなる) -
Type-A RR の過剰発現は、OOOのOOOをOOOする 2 36培養細胞の茎葉
発生
阻害 -
図からわかること? 2 36Type-A RR の過剰発現は、培養細胞の
茎葉の発生を阻害する -
Type-C ARRs の特徴は? 2 38配列上少し離れたグループを形成する。
サイトカイニンにより誘導をされない。
DNAbinding 結合もモチーフを持たない。
強い脱リン酸化活性を持つ -
OOO は、別のタイプのサイトカイニン誘導性転写因子であり、サイトカイニンは、
CRFのOOOへのOOOを誘導する。CRFs (cytokinin-responsefactors)
核
局在化 -
図からわかること? 2 43CRF 活性は、AHKやAHPに依存するが、ARRには依存しない。
(ahkやahp変異体では,CRFのサイトカイニン依存的
な核局在が起こらない)
-
CKs はOOOによって、受容される 2 44ハイブリッドヒスチジンキナーゼ
-
CRF 活性は、OOOやOOOに依存するが、OOOには依存しないAHK
AHP
ARR -
図からわかること? 2 42
※DMSOは細胞保存溶液CRFs (cytokinin-responsefactors) は、別のタイプのサ
イトカイニン誘導性転写因子であり、サイトカイニンは、
CRFの核への局在化を誘導する。 -
CK 結合は、OOOを開始させ、最後には、OOOする 2 44リン酸リレー
type-BARR 転写因子を活性化 -
CK シグナル伝達は、OOOや OOOにより、OOOされる 2 44type-A
type-C ARRs
阻害 -
CK 信号伝達は、OOOによってもなされる 2 44CRF
-
サイトカイニンはOOOを制御する 2 46根の維管束形成
-
CKs の役割 2 45•根の維管束組織の発達
•茎と根の分裂組織の制御
•栄養分の吸収と移動
•葉の老化の抑制 -
図からわかること 2 47
※wolは突然変異体wooden leg (wol)突然変異体では、すべての維管束細胞が原生木部へ分化してしまう
↓
サイトカイニンは根の維管束形成を制御する -
OOOや OOO のOOOは、同じ表現型を呈する 2 48Type-B ARRs
ahks
三重変異体 -
OOOにより、wolと似た表現型が出現する 2 49ARR22 の過剰発現
-
図からわかること 2 48Type-B ARRs や ahks の三重変異体は、同じ表現型を呈する
-
図からわかること 2 49wol 変異は、サイトカイニンシグナル伝達
の激しい異常を引き起こす。 -
CK は、OOOをOOOする 2 50原生木部への分化
抑制 -
wol の表現型はOOOより強い表現型を呈する 2 51ahk4欠損変異体
-
図からわかることは? 2 51wol の表現型はahk4欠損変異体より強い表現型を呈する
-
wol 変異は、OOOを持ってしまっている 2 52恒常的な脱リン酸化活性
-
図からわかることは? 2 52wol タンパクの点突然変異は、 恒常的な脱リン酸化活性を持つように変化させる。
-
wol 突然変異体の解析からわかったこと。 2 53①組織の分化を決定づけるために、サイトカイニン応答は、時間的、空間的
に制御される
②リン酸基の双方向の転移と、脱リン酸化活性がリン酸リレーのシステムに複雑さと、制御の余地を加えている。 -
OOOにはサイトカイニンが必要である 2 54茎頂分裂組織の形成と維持
-
サイトカイニンの誘導経路 2 54STM→IPT→CK
-
図からわかること 2 55Shootmeristemless1 (stm1) は茎頂分裂組織の決定ができない。STM は、IPT遺伝子の発現誘導を行う転写因子で、この表現型は、茎頂へのサイトカイニンの添加やIPT遺伝子の発現により復帰する。
-
オーキシンとサイトカイニンはOOOをOOOする 2 55根端分裂組織
制御 -
根端分裂組織では、サイトカイニンはOOOを{促進・抑制し}、オーキシンはOOOの{促進・抑制}によりOOOを行う。. 2 55細胞分化
促進
細胞分裂
促進
分裂組織の維持 -
サイトカイニンとオーキシンによる腋芽の伸長促進の仕組み
茎頂があるとき 2 56サイトカイニンが合成されず、腋芽の伸長が抑制される -
サイトカイニンとオーキシンによる腋芽の伸長促進の仕組み
茎頂がなくなると 2 57サイトカイニンが合成され、腋芽が伸長する
※頂芽にオーキシンをつければ、頂芽がある時と同様に腋芽の伸長が抑制される。 -
CKs はOOOに貢献する 2 58栄養分の吸収と配分
-
硝酸やリン酸の量が増えると、OOOが上昇し、
結果としてOOOの{促進・抑制}が起こる。 2 59サイトカイニン合成
根の成長
抑制 -
サイトカイニン量の上昇により、OOOが{増える・減る}。また、OOOが{早まる・遅れる}。 2 59光合成に関わる酵素の発現量
増える
老化
遅れる -
老化により発現誘導される遺伝子(OOO)のプロモー
ター下流でサイトカイニン合成遺伝子(OOO)を発現さ
せると、OOOが著しく抑えられる。 2 60SAG
IPT
葉の老化 -
CKs の役割のまとめ 2 61維管束の分化制御、
分裂組織での機能、
栄養分の分配、
老化など -
アブシシン酸(ABA) は,OOO,OOO,OOO
といった多くの植物の反応を制御する 3 1ストレス応答
発生・分化
生殖 -
ABA (アブシン酸)は,OOOとOOOでOOOから作られる 3 3色素体内
細胞質
ゼアキサンチン -
ZEPはOOOをOOOへと変換する 3 4ゼアキサンチン
ビオラキサンチン -
ZEP 突然変異体はOOOを欠損する 3 5ABA 合成
-
ビオラキサンチンからOOOが生成する 3 69-cis-エポキシカロテノイド
-
キサントキシンの合成経路は? 3 7ゼアキサンチン
↓ZEP
ビオラキサンチン
↓
9-cis-エポキシカロテノイド
↓NCEDが9-cis-エポキシカロテノイドを開裂させる
キサントキシン
↓
アブシン酸(ABA) -
図から考えられることは?
※vp14はNCED欠損変異体 3 8vp14 の葉は,ABAが少ないため,野生型と比べ切り取った後の水
の喪失が早いと考えられる -
OOO は 9-cis-エポキシカロテノイドを開裂しキサントキシンを合成 3 7NCED
-
図からわかることは? 3 9VP14タンパク質は,NCED活性をもつ
(VP14がある場合はキサントキシンが発生しているので) -
トウモロコシのVP14タンパク質は,OOOをもつ 3 10NCED活性
-
NCED の上昇は,OOOと相関する 3 10ABA合成の上昇
-
NCEDはOOOのOOOである 3 10ABA合成
律速酵素 -
図からわかることは?
※DEXがあるとNCED遺伝子を誘導できるようになる 3 10インゲンマメのNCED遺伝子を誘導できるようにしたタバコでは,ABA量が
上昇し,種子休眠が促進 -
図からわかることは?
※DEXがあるとNCED遺伝子を誘導できるようになる 3 10インゲンマメのNCED遺伝子を誘導できるようにしたタバコでは,ABA量が
上昇し,乾燥耐性が促進(DEXが入ると葉がみずみずしい) -
2つの酵素がOOOをABAへ変換するキサントキシン
-
どのように対照実験しているか? 3 10???
-
図からわかること 3 11aao3 は容易に水分を失ってしまう
-
図からわかること 3 11aba2 突然変異体は,不適切な環境でも発芽してしまう
-
ABA 量は,OOOによっても制御される 3 12不活化(枯れること)
-
ABA はOOOに変換されることにより,不可逆的に不活化(枯れる)される 3 13ファゼイン酸
-
図からわかることは? 3 13ABA はファゼイン酸に変換されることにより,不可逆的に不活化される
-
ABA-8′-hydroxylaseによりABA はOOOされる 3 14不活化(枯れる)
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発芽時にも 8′-hydroxylaseによるOOOが必要 3 15ABAの不活性化
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図からわかることは?
※mutantすることで、8′-hydroxylaseによってABAが不活性化する
3 15発芽時にも 8′-hydroxylaseによるABAの不活性化が必要 -
ABA はOOOにより可逆的に不活化される 3 16グルコシル化
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OOOからABAを合成できない変異体はABA欠損の表現型と類似するABA-GE
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図からわかることは?
※atbg1 はABA-GEからABAを合成できない
Rescued atbg1はatbg1に野生型遺伝子を入れ戻した型ABAを合成できる 3 18ABA-GEからABAを合成できない変異体はABA欠損の表現型と類似する -
OOOを作れない変異体は,ABA過剰の表現型を示す 3 19ABA-GE
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図からわかることは?
※colはABA-GEを作れない変異体 3 18ABA-GEを作れない変異体は,ABA過剰の表現型を示す(枯れやすくなる) -
ABAのOOOとOOOは厳密に制御されている 3 20蓄積
恒常性 -
水ストレスを与えると,ABAはまずOOOに蓄積し,その後OOOで蓄積する 3 22葉脈
孔辺細胞 -
図からわかること? 3 22
※水ストレスを与えた水ストレスを与えると,ABAはまず葉脈に蓄積し,その後孔辺細胞で蓄積する -
OOOはABA輸送体 3 23ABCG
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図からわかること? 3 23
※AtABCG25 の発現は,ABAにより誘導されるAtABCG25 は葉脈で発現し,ABA排出に関わる -
図からわかること? 3 24
※Droughtは乾燥した状態AtABCG40 は孔辺細胞でのABA輸送体
(ABCG変異体ではABAが輸送されず、枯れる部分が多い) -
図からわかること? 3 24AtABCG40 は孔辺細胞でのABA輸送体
(変異体は気孔が開いてしまっている。→ABAが輸送されず、乾燥しても気孔が閉じない) -
多くの組織でOOOはABA合成の律速酵素である 3 25NCED
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ABA合成は,OOOに伴い増加する 3 25乾燥ストレスや種子の成熟
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ABAはOOOへ分解されるとともに,OOOにより可逆的に不活化される 3 25ファゼイン酸
グリコシル化 -
ABAは,OOOを移動する 3 25植物体内
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ABAの受容体は? 3 26PYR/RCAR 受容体
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ABAの脱リン酸化酵素は? 3 26PP2C
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ABAのタンパク質リン酸化酵素は? 3 26SnRK2s
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OOO ABA 受容体はABA応答に必須 3 27PYR/RCAR 受容体
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図からわかること? 3 27
※pyr1はPYR/RCAR ABA受容体の変異型PYR/RCAR ABA 受容体はABA応答に必須
(PYR/RCAR ABA受容体の変異型ではABA存在下でも発芽できてしまっている。) -
PYR/RCAR 受容体はABA と結合し,OOOや他のOOOと複合体を作る 3 29ABI1
PP2Cs -
PYR/RCAR 受容体の複合体の図? 3 29
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図からわかること? 3 30
※Geminationは発芽率abi1-1 突然変異体はABA非感受性
(ABA存在下でも発芽の抑制が起こらない) -
ABI1 はOOOをコードしていた 3 30PP2Cタンパク質脱リン酸化酵素
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abi1-1 変異がABI1の抑制効果を安定化させるとき、
野生型・野生型+ABA・abi1-1+ABA の3パターン
の図をかけ 3 31 -
PP2CsはOOOの活性を抑制する
3 33SnRK2 タンパク質リン酸化酵素 -
図からわかること? 3 33ABA非存在下では,SnRK2 の活性はPP2C により阻害される
-
PP2CsはSnRK2 タンパク質リン酸化酵素の活性を抑制する。
この図をかけ 3 33 -
PYR1へABAが結合すると,OOOが引き離され,OOOが活性化される 3 34PP2C
SnRK2 -
OOOはABA応答を促進するタンパク質リン酸化酵素
3 35SnRK2s -
図からわかること? 3 36SnRK2(AAPK)のリン酸化活性はABAにより増加する
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優性阻害型のAAPKは,OOOのOOOを阻害する 3 36孔辺細胞
ABA応答 -
図からわかること?
※ABA誘導性のSnRK2の量コムギのABA誘導性のSnRK2は,成熟過程の種子で蓄積する
3 36 -
図からわかること?
※ost1はSnRK2の変異体SnRK2の変異体であるost1は葉温の可視化から同定された
(OST1 の欠損により,気孔を閉じることができなくなり,結果として葉温が上がらない) -
SnRK2の変異体であるost1はOOOから同定された 3 37葉温の可視化
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OOO(OOO) もABA情報伝達に関与する 3 38カルシウム依存的タンパク質リン酸化酵素
CDPKs -
図からわかること? 3 39SnRK2の三重変異体の孔辺細胞はほとんどABAに応答しない
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OOOのOOOはほとんどABAに応答しない 3 39SnRK2
三重変異体の孔辺細胞 -
転写因子はOOOやOOOの重要なターゲットである
3 40CDPKs
SnRK2s -
図からわかること? 3 40転写因子はCDPKsやSnRK2sの重要なターゲットである
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多くの種子特異的遺伝子やABA応答性遺伝子のプロモーター領域には保存された配列, OOOがある 3 43ABRE(ABAresponsive element)
-
※mABREは塩基を変異させたもの。
3 44??? -
Viviparous-1 と ABI3 遺伝子はOOOな転写因子をコードする
3 41種子特異的 -
多くのABAにより制御される転写因子は
OOO (OOO) タイプである 3 42basic region–Leucine Zipper
bZIP -
図からわかること? 3 44空白の2個所が、bZIPの両足に相当する。
(DNAフットプリントによって解析された) -
植物体におけるABAの役割 3 48•気孔の開閉
•根の成長
•脱水に対する応答
•種子の成熟
•生物的ストレスへの応答 -
気孔はOOOの入り口でありOOOの出口である 3 49CO2
H2O -
OOOが光を受容して、気孔を開閉する。 3 49フォトトロピンタンパク質
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OOOが孔辺細胞の膨圧を調節する 3 52浸透圧による水の移動
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気孔の開閉はOOOにより調節され,膨圧は,OOOにより調節されている。イオンチャンネルはOOO,OOOに存在し,OOO,OOO,OOOの取り込みと排出を行う。 3 52孔辺細胞の膨圧
膜を介したイオンの輸送
液胞膜
細胞膜
カリウム
カルシウム
陰イオン -
ABAはイオンのOOOへの輸送の引き金を引く 3 53細胞外
-
ABA はOOOを開くとともに,OOOを不活性化させる 3 53イオンチャンネル
プロトンATPase -
孔辺細胞はABAに応答して,OOO濃度を急速にOOOさせる細胞内Ca2+
上昇 -
図からわかること? 3 54孔辺細胞はABAに応答して,細胞内
Ca2+濃度を急速に上昇させる -
ABA は,細胞膜や細胞内の膜(液胞膜)上にあるのOOOの活性化を通してOOO濃度を上昇させる 3 55Ca2+チャネル
細胞内Ca2+ -
ABA はOOOを上昇させる 3 55[Ca2+]cyt (細胞質のCa2+濃度)
-
[Ca2+]cyt の上昇は多くのOOOのはたらきを変化させる
3 56イオンチャネル -
OOOの上昇とOOOがカリウムイオンの細胞外への流出を促進する 3 57細胞内pH
膜の脱分極 -
細胞内pHの上昇と膜の脱分極がOOOの細胞OOOへの流出をOOOする 3 57カリウムイオン
外
促進 -
陰イオンの流出により,細胞OOOpHが上昇する
これにより,OOOし,OOOを活性化する 3 57内
膜が脱分極
カリウムチャネル -
カルシウムはOOOのはたらきを通して,さまざまなイオンチャネルのはたらきを調節していると考えられている
3 56CDPK -
水ストレスとABAはOOOの成長を抑制するかわりに,OOOの伸長を促進 3 60茎・葉
根 -
ABAはOOOでのOOOに必要 3 61水ストレス存在下
主根の成長 -
図からわかること? 3 61
※ABA合成を阻害するフルリドン (FLU) は
乾燥ストレス下での根の伸長を抑制するABAは水ストレス存在下での主根の成長に必要 -
図からわかること? 3 63???
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ABA は,OOOするための遺伝子発現を誘導する 3 62脱水によるダメージから保護
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ABAはOOOとOOOに必要 3 63種子の成熟
乾燥 -
ABA合成や応答に異常のある変異体の種子は,OOOが無くOOOに発芽してしまう 3 64乾燥耐性
種子成熟前 -
ABA誘導性のOOOはいくつかの病原菌を排除できる 3 65気孔の閉鎖
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キサントキシンをABAへ変換する 酵素? 3 11SDR
ABAO -
ABA はOOOによってファゼイン酸に変換される 3 14ABA-8′-hydroxylase
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OOO(OOO) は,不活性型の貯蔵,輸送形態である 3
17
ABA- グルコシルエステル ABA-GE
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