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あしながながし夜をひとりかも寝む
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あけなほうらめしき朝ぼらけかな
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あイ(あひ)昔はものを思はざりけり
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あウ(あふ)人をも身をもうらみざらまし
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あさぢあまりてなどか人の恋しき
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あさぼらけあ吉野の里にふれる白雪
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あさぼらけうあらはれわたる瀬々の網代木(あじろぎ)
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あきのわが衣手は露にぬれつつ
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あきかもれ出づる月の影のさやけさ
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あはぢ幾夜ねざめぬ須磨の関守
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あはれ身のいたづらになりぬべきかな
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あまつ乙女の姿しばしとどめむ
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あまの三笠の山に出でし月かも
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ありあ暁ばかり憂きものはなし
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ありまいでそよ人を忘れやはする
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あらし龍田の川の錦なりけり
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あらざいまひとたびのあふこともがな
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いまこ有明の月を待ちいでつるかな
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いまは人づてならでいふよしもがな
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いにけふ九重ににほひぬるかな
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うかはげしかれとは祈らぬものを
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うら恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ
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おく声きくときぞ秋はかなしき
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おとかけじや袖のぬれもこそすれ
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おオえ(おほえ)まだふみも見ず天の橋立
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おオけ(おほけ)わが立つ杣にすみぞめの袖
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おも憂きに堪へぬは涙なりけり
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