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濾胞上皮細胞,傍濾胞細胞の役割甲状腺には,甲状腺ホルモンを合成する濾胞上皮細胞と,血中Caを下げる働きのあるカルシトニンを合成する傍濾胞細胞がある.甲状腺に詰まっている濾胞は濾胞上皮細胞に取り囲まれ,内腔は甲状腺ホルモンが貯蔵されたコロイドで充満している.
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甲状腺ホルモンの生成機序について
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甲状腺機能亢進症の鑑別疾患3つ
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Plummer病について甲状腺ホルモンを分泌する機能性甲状腺腫で,多くは良性腫瘍.限局性の腫瘤がみられ,TRAbなどの自己抗体は陰性.治療は外科的手術や放射性ヨード内服.
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抗甲状腺薬 チアマゾール,プロピルチオウラシル早期副作用として無顆粒球症,肝障害,晩期副作用として ANCA関連血管炎
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甲状腺クリーぜの治療は全身管理(気道確保,冷却,輸液),副腎皮質ステロイド(T4→T3の変換抑制),大量抗甲状腺薬,無機ヨード投与.高度な頻脈等に対しβ遮断薬も用いられる.
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周期性四肢麻痺の原因で最も多いものは 低Kが原因の脱力甲状腺機能亢進症
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慢性甲状腺炎(橋本病)の臨床像
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慢性甲状腺炎(橋本病)の検査所見TSH上昇,T3・T4低下,総Chol上昇,CK上昇 ,抗Tg抗体と抗TPO抗体陽性となる.エコーで内部エコー低下・不均一,辺縁不整,鈍化を
認める.細胞診でリンパ球浸潤がみられる. -
慢性甲状腺炎(橋本病)の治療甲状腺ホルモン(T4)投与.甲状腺ホルモンは虚血性心疾患や心房細動などを誘発させることがあるため,治療前に予め心電図を確認する.甲状腺機能正常で甲状腺腫のみを認める場合は経過観察でよい.
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粘液水腫性昏睡について 橋本脳症ではステロイド投与なので注意.重度の甲状腺機能低下により発症する昏睡.甲状腺機能低下症が基礎にあり,長期の甲状腺ホルモン欠乏に何らかの誘因が加わり低体温・呼吸不全・循環不全などから中枢神経系の障害をきたす.治療は大量のT4 投与である.
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甲状腺癌(乳頭癌,濾胞癌,未分化癌,悪性リンパ腫,髄様癌)の鑑別
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