-
荼蓼 2801とりょう ┌にがい草。〈字通〉
┌1.ニガナとタデ。田畑や沼沢の雑草をいう。
└2.苦痛のたとえ。特に、父母の死。〈漢辞海〉 -
焠掌 2802さいしょう ┌つらいのをがまんして努力することのたとえ。〈漢字源〉
┌眠気を覚ますため、掌をやいて勉強する。〈字通〉
┌刻苦して学問に励むこと。孔子の弟子の有若が、眠気をさますために手のひらを火で焼いた故事による。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
旻天 2803びんてん ┌1.空。天空。
└2.秋の空。秋の天。〈漢字ペディア〉
┌1.そら。天。
└2.秋の空。秋天。秋旻。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
惻怛 2804そくだつ ┌悲しみいたむこと。〈漢字ペディア〉
┌悲しみ、心を痛める。≒惻痛、惻傷、惻悽、惻楚、惻愴
◇漢字ペディア大見出し -
澆灌 2805ぎょうかん ┌田などに水をそそぐこと。〈新大字典〉
┌田畑に水をそそぐ。〈漢字源〉
┌田に水をそそぐ。灌漑。≒澆漑〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
滌漑 2806できがい ┌洗いすすぐこと。〈新大字典〉
┌洗滌(センデキ)する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
碧潭 2807へきたん ┌水が深く青緑色に見えるふち。〈漢字源〉
┌あおい色の深い淵。碧潯(ヘキジン)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き -
祁祁 2808きき ┌1.ゆるやかなさま。
├2.多いさま。
└3.おだやかなさま。〈漢辞海〉
┌1.ゆるやかなさま。
└2.数の多いさま。〈漢字源〉
┌1.数の多いさま。
├2.のんびりゆったりとしたさま。雨の静かに降るさま。
└3.往来するさま。〈新大字典〉 -
叢薈 2809そうわい 草むらのこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
牖民 2810ゆうみん ┌民を善導する。≒導民〈漢字源〉
┌民を善に導くこと。〈新大字典〉
┌民を導く。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
犂鋤 2811りじょ ┌1.からすきと、すき。
└2.すきで耕作すること。〈漢字ペディア〉
┌からすきとくわ。農具。また、すきやくわで耕地を耕すこと。〈日本国語大辞典〉
┌1.からすきとすき。農具。
└2.耕作。〈大辞林〉
★二字を反転した「鋤犂」だとジョレイとジョリの読みを記した字書はあるが、「犂鋤」だとリジョのみの読みしか今の所記載がない。
◇漢字ペディア大見出し -
疽腫 2812そしょう ┌悪性の腫(ハ)れもの。〈新大字典〉
┌悪性のはれもの。〈新大字典〉
★「疽腫(ソシュ)」でも良いと思うが(漢音(ショウ)か呉音(シュ)かの違い)、そのように読む典が見つからないので許容外とした。
◇漢字ペディア小見出し -
癈疾 2813はいしつ ┌1.治らない病気。
└2.律令(リツリョウ)制の規定で、身体に疾病や障害があり仕事ができないこと。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
矜恤 2814きょうじゅつ ┌あわれんで恵むこと。〈新大字典〉
┌あわれんで恵むこと。≒憐恤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
黎祁 2815れいき ┌豆腐の異名。〈字源〉
┌豆腐の異名。〈新大字典〉 -
祗候 2816しこう ┌≒伺候
├1.つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。
└2.つつしんでご機嫌うかがいに上がること。〈漢字ペディア〉
★「祗(シ)」は「祇(ギ)」とは別字。
├『祗(シ)・・・つつしむ。只(タダ)。』
└『祇(ギ)・・・くにつかみ。』
◇漢字ペディア大見出し -
笄丱 2817けいかん ┌青少年。〈字通〉
┌初めて成年となりし年頃。〈字源〉 -
簇生 2818ぞくせい ┌草木が群がり生えること。〈漢字ペディア〉
┌むらがり生じること。族生。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し -
簸却 2819はきゃく 箕(み)であおってふるい分けるように、悪い部分を捨て去ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
翊賛 2820よくさん ┌助けること。補佐すること。〈新大字典〉
┌たすける。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
耨耕 2821どうこう ┌手すきで田畑の雑草を除き、耕すこと。〈漢字ペディア〉
┌くさぎりたがやす。≒耕耨、耕耘〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し -
噪聒 2822そうかつ ┌かまびすしいこと。さわがしいこと。〈新大字典〉
┌さわがしい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
聿越 2823いつえつ ┌速く越える。〈新大字典〉
┌越える。〈字通〉
┌迅速にこえる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
蜀葵 2824しょっき ┌タチアオイの漢名。花を観賞するアオイ科の大形越年草。〈新漢和大字典〉
┌たちあおいの漢名。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し -
臆揣 2825おくし ┌おしはかり考えること。〈新大字典〉
┌臆測する。〈字通〉 -
縦臾 2826しょうゆ ┌すすめそそのかすこと。〈新大字典〉
┌おだてすすめてやらせる。そそのかす。〈漢字源〉
┌すすめ、そそのかす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
芟正 2827さんせい ┌悪いところを除いて正しくすること。〈新大字典〉
┌悪いところを除いて正しくする。≒刪正〈漢字源〉
┌悪いところを取り除いて正しくする。刪正。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
苞栩 2828ほうく 茂っている栩(クヌギ)。〈新大字典〉
-
辜較 2829ここう ┌あらまし。大略。〈字源〉
┌1.財政を独占すること。取引を一手に握って利益を独り占めにすること。估較(ココウ)。
└2.全体をまとめること。あらまし。だいたい。〈新漢和大字典〉
┌大略。〈字通〉
┌1.権力によって利益の独占をはかる。
└2.あらまし。概略。〈漢辞海〉
★「較(カク)」は慣用音。
◇漢字ペディア小見出し -
梵砌 2830ぼんぜい 寺院の境内。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
綴緝 2831ていしゅう ┌編集する。〈字通〉
┌つづり集める。出来事や昔の文などを繫いで一つに集めること。≒綴輯〈漢字源〉
┌つづり集める。≒綴輯、綴集〈漢辞海〉 -
蝸螺 2832らら にな。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
汨汨 2833こつこつ ┌1.波の声。
└2.沈み果てるさま。〈字源〉
┌水の流れるさま。〈字通〉 -
什麼 2834じゅうま ┌なに。〈新漢和大字典〉
┌いかに。〈字通〉 -
隴種 2835りょうしょう ┌≒竜鍾、竜衝
├1.涙がはらはらと落ちるさま。
└2.くだけこわれるさま。〈新漢和大字典〉
┌衰敗する。〈字通〉
┌遺失するさま。また、不遇のさま。〈新大字典〉 -
闖闖 2836ちんちん うかがい見るさま。〈新大字典〉
-
哮噬 2837こうぜい ┌1.たけりてかみつく。
└2.転じて、賊軍の兵威の猛烈なるをいう言葉。〈字源〉
┌たけりかみつく。〈字通〉
┌1.怒りかみつく。
└2.反乱軍の勢いの盛んなこと。〈漢字源〉
┌反乱軍などがたけり狂う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き -
懊恨 2838おうこん ┌なやみうらむこと。〈新大字典〉
┌恨む。〈字通〉 -
堡寨 2839ほうさい ┌とりで。〈新大字典〉
┌本城の他に、重要な地点に設けたとりで。堡塁。防塞。≒堡砦、堡塞〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
城堡 2840じょうほう ┌城ととりで。また、敵を防ぐための構造物。じょうほ。〈大辞泉〉
┌土や石で築いた小さい城。とりで。≒城保〈新大字典〉
┌城ととりで。敵を防ぐための城。砦。じょうほ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
垢滓 2841こうし ┌あかと、かす。よごれたもの。〈漢字源〉
┌あかとかす。よごれ。けがれ。〈新大字典〉
┌よごれ。〈字通〉 -
滌盪 2842できとう ┌汚れや穢(ケガ)れを、あらい落とすこと。≒滌蕩〈漢字ペディア〉
┌≒滌蕩
├1.よごれを洗い去る。よごれを洗い落とす。
├2.滅んでなくなる。
└3.ゆり動かす。ゆれ動く。〈漢字源〉
┌洗い流す。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
蠹居 2843ときょ ★蠹居棊処(キショ)…至るところに悪人がいることのたとえ。〈漢検四字熟語辞典〉
-
蠹簡 2844とかん ┌むしばみたる書き物。≒蠹編、蠹冊〈字源〉
┌虫が食った書物。≒蠹編〈漢字源〉
┌虫食い本。〈字通〉 -
蠹魚 2845とぎょ ┌1.シミの別称。本や衣服などを食う虫。
└2.いつも本を読むばかりで活用する才のない者。〈漢字ペディア〉
┌1.昆虫シミの別名。
└2.本ばかり読んでいる人。また、本を読んでもその真意を理解できない者をあざけっていう語。≒書蠹〈大辞泉〉
┌1.虫の名。衣類や書物を食い破る。紙魚。衣魚。
└2.いつも本ばかり読んでいる者をあざけって言う言葉。〈漢字源〉
★「蠹魚」で「しみ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し -
書蠹 2846しょと ┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書するだけで、その知識を活用できない人を、あざけっていう語。〈大辞泉〉
┌しみ。〈字通〉
┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書ばかりして書物の内容をうのみにするだけで、その活用を知らない人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
蠱毒 2847こどく ┌毒を盛って、気づかれないように人を害すること。〈漢字ペディア〉
┌毒殺する。〈字通〉
┌害する。害毒。〈字源〉
┌ひそかに毒を盛ること。害すること。害毒。〈新大字典〉
┌虫の毒気や毒薬で人を害する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し -
丘隴 2848きゅうろう ┌墳墓。≒丘壟〈字通〉
┌≒丘壟
├1.丘。
└2.墓。墳墓。〈新漢和大字典〉
┌≒丘壟
├1.おか。
└2.墓。〈新大字典〉 -
麦隴 2849ばくろう ┌麦畑のうね。また、転じて、麦畑。≒麦壟
┌麦畑のうね。≒麦壟〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き -
隴上 2850ろうじょう ┌隴畝のほとり。〈字通〉
┌1.畑のそば。また、畑のうねのそば。≒壟上
└2.隴山(ロウザン:陝西省と甘粛省との境にある山の名)のあたり。 -
娟雅 2851けんが しなやかに美しく、上品である。〈新漢和大字典〉
-
便娟 2852べんえん ┌身軽で美しい。≒便姸〈字通〉
┌1.美しくてなまめかしいさま。
├2.軽やかに舞を舞うさま。
└3.雪の軽く舞うさま。〈新漢和大字典〉 -
噎鬱 2853えつうつ ┌気がふさいで晴れないさま。〈漢字ペディア〉
┌気がふさがる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
穢行 2854わいこう ┌みにくい行為。〈字通〉
┌けがれた行為。≒醜行〈新大字典〉
┌けがれたる行い。〈字源〉
┌不道徳な行為。みだらな行い。〈日本国語大辞典〉 -
醜穢 2855しゅうわい ┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。〈大辞泉〉
┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。≒醜猥〈日本国語大辞典〉 -
黠児 2856かつじ ┌かしこい子。〈字通〉
┌かしこき小児。〈字源〉 -
狡黠 2857こうかつ ┌ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。≒狡猾、狡獪〈漢字ペディア〉
┌わるがしこい。奸智多詐。≒狡猾〈字通〉
┌ずるく悪賢いこと。また、そのさま。≒狡猾〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
剽疾 2858ひょうしつ ┌動作がすばやいこと。≒慓疾〈漢字ペディア〉
┌すばやいこと。すみやかなこと。〈新大字典〉
┌すばやい。〈字通〉
┌人の動作がすばやい。また、すばやいこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し -
軽剽 2859けいひょう ┌かるがるしくて落ち着きのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌≒軽僄
├1.軽はずみで、浮ついたさま。
└2.敏捷で勇敢なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
剽掠 2860ひょうりゃく ┌強奪すること。おびやかし奪うこと。かすめとること。≒剽略、剽盗〈漢字ペディア〉
┌おどかしてかすめとること。≒剽略〈大辞泉〉
┌人の財物をおびやかしかすめとること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し -
剽賊 2861ひょうぞく ┌1.他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。また、その人。≒剽窃
└2.通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽盗〈漢字ペディア〉
┌1.他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。≒剽窃
└2.おいはぎ。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し -
剽盗 2862ひょうとう ┌通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽賊、剽掠〈漢字ペディア〉
┌人をおどして金品や衣類を奪い取ること。また、その人。〈大辞泉〉
┌かすめ盗むこと。おいはぎ。≒剽賊〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し -
剿滅 2863そうめつ ┌すっかりほろぼすこと。≒掃滅、全滅、殲滅〈漢字ペディア〉
┌ほろぼし尽くすこと。≒掃滅〈新大字典〉
┌はき清めてしまったように、すっかり滅ぼしてしまう。≒掃滅、掃殄〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し -
勦滅 2864そうめつ ┌すっかりほろぼすこと。≒勦絶、掃滅〈漢字ペディア〉
┌皆殺しにする。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦絶、勦殄〈漢字源〉
┌すっかり滅ぼしてしまうこと。≒掃滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
勦絶 2865そうぜつ ┌すっかりほろぼすこと。≒勦滅、掃滅〈漢字ペディア〉
┌たちほろぼす。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦滅、勦殄
┌滅ぼしつくすこと。皆殺しにすること。≒勦滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
勦説 2866そうせつ ┌1.他人の説を盗み取って自分のものとすること。
└2.人の話を遮り、自分の説を主張すること。〈新大字典〉
┌他人の説を盗み取って自分のものとすること。≒勦襲、剽窃〈漢字源〉 -
運籌 2867うんちゅう ┌はかりごとをめぐらす。〈新大字典〉
┌謀をめぐらす。〈字通〉 -
籌略 2868ちゅうりゃく ┌はかりごと。≒策略、謀略〈漢字ペディア〉
┌はかりごと。〈新大字典〉
┌はかりごと。≒計謀〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
気魄 2869きはく ┌恐れずに立ち向かう強い精神力・意気込み。≒気迫、気力、気概〈漢字ペディア〉
┌しようとする気力。強い精神力。〈漢字源〉
┌力強く立ち向かってゆく精神力。≒気迫〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
死魄 2870しはく ┌陰暦29日に月の光が消えてほの白い月の外枠が残ること。≒死覇(シハク)〈漢字源〉
┌下弦の月。陰暦の朔日の月。また、朔日。生魄に対していう語。〈日本国語大辞典〉
┌陰暦の朔日をいう。魄は月の輪廓の光なきところ、死は月光の蔽われて消える意。〈字源〉
┌陰暦朔日の称。魄は、月の光る部分。〈新大字典〉
┌月相の名。西周の金文によると、既死覇は月が光を失う第四週。≒死覇〈字通〉 -
倩倩 2871せんせん ┌すっきりしたさま。いきなさま。〈漢字源〉
┌美好なるさま。〈字源〉
┌美しいさま。〈字通〉 -
齔髫 2872しんちょう ┌幼児・幼者の意。〈新大字典〉
┌子供。〈漢字源〉
┌幼年。〈字通〉 -
髫髪 2873ちょうはつ ┌子供の垂れ髪。転じて、幼者をいう。うない。〈新大字典〉
┌垂れ髪。その年齢。〈字通〉
┌子ども。≒幼児〈漢字源〉
┌子どもが首のあたりまで髪の毛を垂らしていること。また、その子ども。転じて、広く童児をいう。うない。〈日本国語大辞典〉
★「髫髪」で「うない」とも読む。 -
諱忌 2874きき ┌いみきらうこと。おそれ避けること。また、その事柄。≒諱忌〈漢字ペディア〉
┌さけていわない。おそれはばかって触れない。〈漢字源〉
┌忌みはばかること。≒禁忌〈字通〉
┌忌みはばかる。≒忌諱〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し -
諱言 2875きげん ┌1.はばかって口にしない言葉。
└2.おそれはばかって言わない。〈漢字源〉
┌はばかって直言しない。〈字通〉 -
匕首 2876ひしゅ ┌あいくち。≒短刀、短剣〈新大字典〉
┌つばのない短刀。九寸五分(クスンゴブ)。〈漢字ペディア〉
┌あいくち。長さ一尺八寸の短剣。〈字源〉
★「匕首」で「あいくち」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
顧眄 2877こべん ┌ふりかえって見ること。周囲を見ること。〈漢字ペディア〉
┌振り返って見ること。こめん。〈大辞泉〉
┌1.かえりみる。ふりかえってみる。
└2.あたりを見回す。あちこち気にする。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠ -
眷眄 2878けんべん ┌目をかける。〈漢字源〉
┌愛し顧念する。≒顧眷〈字通〉 -
一眄 2879いちべん 一睨(ヒトニラ)みすること。〈大辞林〉
-
篳門 2880ひつもん ★篳門閨竇(ケイトウ)…しば竹のしおり戸と、粗末なくぐり戸。貧しい家の門のこと。転じて、貧しい家のこと。〈新漢和大字典〉
-
眷眷 2881けんけん ┌1.気にかけて回想するさま。
└2.思いをよせるさま。恋いしたうさま。〈漢字ペディア〉
┌1.かえりみるさま。また、勤厚のさま。
└2.恋い慕うさま。〈新大字典〉
┌心に常に思う。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
緑礬 2882りょくばん ┌硫酸鉄(Ⅱ)の七水和物の俗称。〈大辞泉〉
┌硫酸第一鉄の七水塩の俗称。淡緑色の結晶であるところからの名。ろくばん。ろうは。〈日本国語大辞典〉
┌鉱物(硫酸塩鉱物)の一種。化学組成は硫酸鉄(II)の7水和物(FeSO4・7H2O)。単斜晶系。黄鉄鉱(FeS2)や磁硫鉄鉱(Fe1-xS)などが酸化分解することによって生じる二次鉱物。〈wikipedia〉 -
眷想 2883けんそう ┌かえりみて思う。〈新漢和大字典〉
┌顧み思う。〈字通〉 -
烏喙 2884うかい ┌1.カラスのくちばし。
└2.カラスに似た突き出た口つき。欲深い人相のたとえ。〈漢字ペディア〉
┌カラスのようなくちばし。欲の深い人相のたとえ。〈大辞林〉
★長頸(チョウケイ)烏喙…くびが長く、口先のとがった人相。残忍・強欲で、ともにいると労苦が多く、安楽にいられない人の相といわれる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
嗚呼 2885おこ ┌1.愚かなこと。
└2.呼び求める。〈新漢和大字典〉
┌愚かなこと。〈新大字典〉
★嗚呼絵…「ばかげたおどけ絵」の意味で,平安時代から鎌倉時代にかけて用いられた言葉。風刺や滑稽を目指した戯画の一種と考えられる。 -
右弼 2886ゆうひつ ★左輔(サホ)右弼…君主の左右にいて、政治をたすける臣。輔弼(ホヒツ)の臣。〈大辞泉〉
-
雋永 2887せんえい ┌肥えてうまい肉の如く、義理深長にして味あること。〈字源〉
┌意味深長で味のあること。〈日本国語大辞典〉
┌肥肉。すぐれる。〈字通〉
┌肥えてうまい肉。〈新大字典〉
┌1.肥えてうまい肉。
└2.言辞や詩文が味わい深いさま。〈漢辞海〉 -
揖揖 2888しゅうしゅう ┌たくさん寄り集まり、まとまるさま。〈新漢和大字典〉
┌虫などの多いさま。〈字通〉
┌あつまるさま。≒輯輯〈字源〉
┌多く集まるさま。〈新大字典〉 -
紜紜 2889うんうん ┌1.物が多く入り乱れているさま。
└2.人の往来の盛んなさま。〈新漢和大字典〉
┌1.多くて乱れるさま。
└2.往来の盛んなさま。〈新大字典〉 -
庇蔭 2890ひいん ┌1.ひさしのかげ。
├2.かばい助けること。
└3.おかげ。たすけ。〈漢字ペディア〉
┌1.かばい助ける。≒陰庇、蔭庇
├2.人のおかげ。助け。
└3.ひさしのかげ。〈新漢和大字典〉
┌≒庇陰
├1.ひさしのかげ。
└2.かばうこと。また、おかげをこうむること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
饕戻 2891とうれい 欲が深くて、人の道にもとる。また、その者。≒貪者〈漢字源〉
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蕃屛 2892はんぺい ┌≒藩屛
├1.外側をとりまくかき。守りのしきり。
└2.転じて、防ぎ守ること。また、その者。
┌1.垣根と屛。
└2.まがきとなって庇い守ること。〈新大字典〉 -
竺学 2893じくがく ┌仏教の学問。仏学。〈新大字典〉
┌仏教についての学問。〈新漢和大字典〉 -
孼牙 2894げつが 芽生え。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
孼子 2895げっし ┌めかけの子。≒孼庶、庶子〈新漢和大字典〉
┌妾腹の子。≒庶子、孼出〈新大字典〉
┌めかけばらの子。≒庶子〈字源〉
┌≒庶子〈字通〉 -
秉公 2896へいこう ┌公平であることを守る。〈新漢和大字典〉
┌公平をとり守ること。〈新大字典〉
┌公正を操る。〈字通〉 -
権秉 2897けんぺい 権力。支配権。≒権柄〈字通〉
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椅几 2898いき ┌脇息。〈字通〉
┌よりかかる台。おしまずき。脇息。〈新大字典〉
┌脇息。おしまずき。〈字源〉
┌すわってよりかかる台。脇息。〈漢字源〉 -
卉然 2899きぜん ┌盛んなさま。〈字通〉
┌起こり始まるさま。盛んなさま。〈新大字典〉 -
譎諫 2900けっかん ┌遠回しに諫めること。直言しないで諫めること。〈新大字典〉
┌直言せずして遠回しにいさめる。〈新大字典〉
┌遠回しに諫める。〈字通〉
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