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良性・中間性,悪性の骨腫瘍それぞれ挙げよ,骨巨細胞腫の好発部位,好発年齢は?
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原発性良性骨腫瘍は頻度が高い順に骨軟骨腫,内軟骨腫,骨巨細胞腫,類骨骨腫
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骨軟骨腫の特徴原発性骨腫瘍の中で最多.10歳代の骨幹端に好発,疼痛を伴わないことが多い.
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内軟骨腫の特徴10-20歳代に好発.指の骨の骨幹端に多い.
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骨巨細胞腫の特徴①間質細胞と多核巨細胞の2種類の細胞成分からなる中間性骨腫瘍.
②20-30歳代に好発する.
③膝周囲の骨幹端から骨端に好発する.
④病理で巨細胞.
⑤疼痛あり,病的骨折も多い. -
類骨骨腫の特徴10-20歳代に好発.膝周囲の骨幹部に多い.
NSAIDsによって消退する夜間痛が特徴的.
骨硬化像の中央に楕円形の骨透亮像(nidus)を認める.
治療はnidusの摘出. -
原発性悪性骨腫瘍では骨膜反応が見られる.
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骨肉腫の特徴原発性悪性骨腫瘍の中で最多.
10歳代男子に好発.膝などの骨幹端に多い.
疼痛を伴う.ALP上昇→骨が溶けるから
肺転移注意.
治療は広範囲切除もしくは患肢切断術,+化学療法 -
軟骨肉腫の特徴30-50歳代男性に好発.骨幹端に多い.
境界不明瞭な骨吸収
骨破壊像やポップコーン状石灰化像がみられる -
Ewing肉腫の特徴10歳代に好発.骨幹部に好発する未分化な骨腫瘍で予後不良である.
放射線感受性は良い.
CRP上昇を認め,骨髄炎との鑑別が必要.
虫食い状骨破壊像を示す.周囲の骨硬化像を伴わない. -
軟部腫瘤のMRIの鑑別(膿瘍, 粉瘤・ガングリオン, 脂肪種, 悪性軟部腫瘤)
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