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フロート板ガラス溶融金属の上にガラス素地を流し、火づくりのままね連続製板されたものである。完全な平面をもった透明な板ガラスでビルや住宅に幅広く利用されている。みがき板ガラスに比べて強度が高い。
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みがき板ガラス1度製板されたものを、両面研磨した透明板ガラス
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すり板ガラス透明な板ガラスにサンドブラスト加工をし、表面に微細な凹凸をつけ、曇らせたガラス。または、エッチングによるガラスのこともいう。
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型板ガラス2本の水冷ロールの間に溶融状態のガラスを通過させて、ロールに彫られた型模様をガラスの片面に押しつけて、成形された板ガラス
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熱線吸収板ガラスフロート・みがき板ガラスの成分に、微量のニッケル・コバルト・鉄・セレンなどの金属を加えた着色透明ガラスで、日射エネルギー(熱線)を20~60%程度吸収し、室内への流入を防ぎ、冷房効果を高める。透明ガラスに加え、熱応力が生じやすく、切断面に傷があると熱割れが起こりやすい。
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熱線反射板ガラスフロートガラスの表面に、反射率の高い薄膜を焼付け、30%前後の可視光線あるいは日射エネルギーを反射させる。これにより、冷房負荷を軽減させるほか、そのミラー効果がデザインとして生かされている。熱線反射板ガラスに及び高遮蔽性能熱線反射ガラスの清掃は、ガラス表面の反射膜を傷付けないように、柔らかいスポンジ等を用いて水洗いとする。
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熱線吸収熱線反射ガラス熱線吸収板ガラスの表面に反射性能に優れた薄膜をコートしたもので、可視光線あるいは日射エネルギーを反射及び吸収して室内への流入を抑え、冷房負荷を軽減する。ミラー効果もある。
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網入り・線入り板ガラス板ガラスの中に網又は線を封入したガラスで、ガラスが割れても網(線)により破片が飛散しにくい防煙垂れ壁、防火がとして使用されている。網入り・線入り板ガラスには、網入り・線入りみがき板ガラス、網入り・線入り型枠ガラス、熱線吸収網入り・線入りみがきガラスがある。なお、線入りガラスは防火ガラスとしては使用できない。
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高遮蔽性能熱線反射ガラス採寸された板ガラスの片側表面に、熱線反射膜をコートし、日射熱の遮蔽性能を高めたガラスである。反射部は室内側に限定される。
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強化ガラスフロートガラスや熱線吸収ガラスに熱処理を施し、ガラス表面に強い圧縮応力層を作り、これらのガラスの3~5倍の強度を有する加工ガラスで、万一、ガラスが割れても破片が細粒状となり大きなけがになりにくいので、ビル・学校・住宅なとに広く使われている。なお、加工後の切断はできない。
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倍強度ガラスフロート板ガラスを軟化点(約700℃)まで加熱後、両表面から空気を吹き付けて冷却させた加工ガラスである。耐風圧強度、熱割れ強度などは、同厚フロート板ガラスの2倍以上の性能を有する。高層、超高層ビルに最適である。なお、加工後の切断はできない。
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合わせガラス2枚の板ガラスを、透明で接着力の強いポリビニルブチラール樹脂の薄膜で圧着したもので、平面及び曲面合わせガラスがある。ガラスが割れても破片の飛散がなく、また耐衝撃性に優れ、衝撃物もほとんど貫通しない安全性の高いガラスである。
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複層ガラス通常は2枚の板ガラスを専用のスペーサーを用いて一定の間隔に保ち、その周辺を特殊な接着構造で密封し、かつ、内部の空気を乾燥状態に保ったガラスである。普通の板ガラスに比べて、2倍以上の断熱効果がある。
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低放射ガラス(Low-Eガラス)室内の暖房熱のような長波長の熱放射(遠赤外線)を反射する性質を有する特殊金属膜をコーティングしたガラスで、一般に、コーティング面が中空層に面するようにした複層ガラスとして使用する。断熱性能や遮熱性能を向上させる効果がある。
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耐熱板ガラス防火・耐火を目的として、耐熱性を向上させた板ガラス
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