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外部からの刺激で、ATPが枯渇し、受動的に起こる細胞死 特徴: 細胞容積増加、細胞内小器官膨張、細胞膜破綻 (凝固壊死と融解壊死がある)ネクローシス、壊死
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余剰な細胞、遺伝子損傷のある細胞、老化細胞、ウイルスに感染し た有害な細胞を死に誘導する制御機構に基づいた死。 カスパーゼと呼ばれる酵素群の活性化を通じて誘導される。アポトーシス
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細胞傷害を起こすストレスの作用で細胞に機能障害や病理形態 像の変化を示す現象生理的に存在しない異常物質や生理的に存在しても局在や量が異 常な物質が細胞の内、外に蓄積する)。変性
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体内で失われた細胞がもとの細胞・組織の増殖により補われ、 元通りになる現象。再生
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分化、成熟した組織、細胞が、異なる形態、機能を持つ他の細胞 に変化する現象。化生
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創傷が生体反応によって治癒に向かう現象。 P29創傷治癒
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炎症細胞、毛細血管、線維芽細胞などからなる 鮮紅色の軟らかい組織。 創傷治癒では、損傷部にまず肉芽組織が形成される。 P27肉芽組織
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病的な物質を肉芽組織で置き換える生体反応。 (肉芽組織によって、病的物質が吸収され、無害化する)器質化
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常に細胞増殖。不安定細胞
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小動脈側の拡張が起こり、 末梢での局所的な流量が増加すること。充血
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静脈側の血流が妨げられるために 起こる血流の停滞。 P33うっ血
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うっ血に伴い毛細血管から血液中の液体成分が血管外に漏れる。うっ血性水腫
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うっ血が高度になると、赤血球が血管外に出る。出血
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うっ血が長く続くと、毛細血管周囲の結合組織が増加。うっ血性硬化
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組織を支配する動脈の血流低下により、細胞や組織の機能低下に至 る虚血
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心臓や血管内にできる血液成分の凝固塊血栓症
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血小板とフィブリンが中心。最初に出来る。白色血栓
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フィブリンと赤血球から構成される。白色血栓の後方赤色血栓
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白色血栓と赤色血栓が混在混合血栓
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血管内の遊離物質が血流にのって他の末梢血管腔を閉塞した状態塞栓症
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血管内の遊離物質が血流にのって他の末梢血管腔を閉塞した状態梗塞
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脾臓や腎臓などの終末動脈の支配領域に沿って形成。楔状、限局巣に 灰白色の壊死巣。貧血性梗塞
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肺などの二重血行支配の組織や腸などの吻合枝の発達している組織。 出血を伴う梗塞。出血性梗塞
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左心機能が十分に働くなることによりみられる。 全身臓器への血液供給不足と肺のうっ血。左心不全
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右心機能が低下し、血液の肺への拍出が不十分。 ・ 左心不全に続いて起こる場合と、肺高血圧症による場合がある。 ・ 右心房拡張、大静脈系の拡張、臓器のうっ血や腫大。右心不全
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肺の血管抵抗が上昇 ・ 原因不明と二次性(肺線維症や僧帽弁狭窄など肺高血圧症
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組織の血液還流が全身の血管容量に対して減少し、高度の血圧 低下が生じた状態。ショック
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全身の小血管に微小血栓が生じる状態。 ・ 出血傾向と臓器の虚血や梗塞を引き起こす。 ・ 検査で、フィブリン体分解物(FDP)上昇。播種性血管内凝固症候群(DIC)
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組織、細胞間に間質液が異常に増加した状態。浮腫
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体液の異常な減少。脱水症
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動脈壁が肥厚・硬化し、弾性が低下した状態。動脈硬化症
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内膜に脂質が沈着し隆起する粥腫を形成する動脈硬化。粥状硬化症
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先天性または後天性に中膜がもろくなり形成される 限局性の血管壁の拡張。動脈瘤
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筋性動脈の中膜に石灰沈着をきたす動脈硬化。 四肢の血管に生じやすい。メンケベルグ型中膜石灰化硬化
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細動脈の壁に弱好酸性の無構造物(硝子様物質)が沈着し、壁の 肥厚と内腔の狭窄をきたす。(硝子様細動脈硬化)細動脈硬化
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一過性の心筋虚血で強い発作性の胸痛を認める。 壊死は伴なわない。狭心症
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虚血による心筋細胞の壊死。心筋梗塞
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冠状動脈硬化で心筋が慢性的な虚血障害を受け、 線維化を起こし収縮が悪くなった状態。 P159虚血性心筋症
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