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くれないの2尺伸びたる薔薇のねの針やはらかに春雨のふる正岡子規、句切れなし
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ダイナモの重きうねりの心地良さよあはれこのごとく物を言はまし石川啄木、さんくぎれ
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白鳥はかなしからずや空の青海のあにも染まずただよふ若山牧水にくぎれ
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不来方のお城の草に寝転びて空に吸われし15の心区切れ無し石川啄木、
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ああ皐月仏蘭西ののは日の色す君もコクリコわれもコクリコ与謝野晶子、さんくぎれ
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春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕北原白秋、肉切れ
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のど赤きつばくらめふたつはりにいて足乳根の母はしにたまふなり斎藤茂吉、区切れなし
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あかあかと1本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり斎藤茂吉、産駒切れ3期切れ
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君返す朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ北原白秋、くぐれなし
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幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく若山牧水の四九切れ
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その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな与謝野晶子色切れ
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真砂なす数なき星のその中に吾に向かいて光星あり正岡子規、区切れ無し
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