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こうくん 美人。また、芸者。紅裙 1001
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もうりょう 古代中国の山の霊気や木石の精。すだま。「魑魅チミ―(いろいろな妖怪ヨウカイや化け物)」魍魎 1002
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じゅし ①おさなご。子ども。②人を軽蔑ケイベツしていう語。小僧。青二才。孺子 1003
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しそう はやく走ること。また、乗り物をはやく走らせること。駛走 1004
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めんちょう 顔面にできる悪性のはれもの。毛穴に細菌が入って炎症を起こす。面疔 1005
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いんか 印材に、姓名・官職名などを彫ったもの。印章。印判。印顆 1006
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れいり 頭のはたらきがすぐれていて、賢いこと。利口なこと。「―な少年」伶俐 1007
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せんご ①高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。②無責任な言葉。たわごと。譫語 1008
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あいきょう 山などがせまって土地が狭くなっていること。狭苦しいさま。「渓谷を進むこと―百里なり」阨狭 1009
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はんしょ 書物に火をつけて、燃やしてしまうこと。燔書 1010
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こううん 田畑をたがやし除草をすること。「―機」耕耘 1011
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しゅんじゅん 決断をためらって、ぐずぐずすること。しりごみすること。「即断できずにいつまでも―する」逡巡 1012
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ふこ 罪がないこと。無実の罪。また、無実の罪をかぶせられた人。不辜 1013
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ひりん 客が訪れてくることの敬称。お越し。賁臨 1014
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しゅんどう ①虫がうごめくこと。②つまらないものが騒ぎ動くこと。蠢動 1015
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ぼうこう 脊椎セキツイ動物の排泄ハイセツ器官。腎臓ジンゾウより送られてくる尿を、一時的にためておく臓器。膀胱 1016
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がいせつ ぴたりとあうこと。適切なこと。本来は地面すれすれに草を切る意。剴切 1017
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れいり 頭のはたらきがすぐれていて、賢いこと。利口なこと。「―な少年」怜悧 1018
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えつえき よろこぶこと。「」も「」もよろこぶ意。説懌 1019
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じくろ 船首と船尾。「―相銜あいふくむ(多くの船が連なる)」 「―を接する」舳艫 1020
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ひほ 不足している部分を補って、助けること。たすけ。裨補 1021
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しょうどう つつしみかしこまること。恐れて身がすくむこと。竦動 1022
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りょうじょう ①長いものがまつわるさま。②袖そでが長くまつわるさま。また、ひるがえるさま。③曲がりくねるさま。川などが湾曲するさま。繚繞 1023
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すいこう ①水を出し、またはふさぐ水門。ひのくち。②船舶を高低差の大きな水面で昇降させる門。コウ門。水閘 1024
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ちょうきん ①中国で、臣下が参内して天子にお目にかかること。②天皇が、太上ダイジョウ天皇・皇太后の御所に行幸すること。朝覲 1025
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だんらん 集まって楽しく語り合うこと。親しい者どうしのなごやかな会合。「一家―のひとときを過ごす」団欒 1026
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さくさん 刺激性の臭気と酸味のある無色の液体。食用酢の酸味の主成分。食品・薬品・工業用の原料とする。醋酸 1027
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ぞうふ 内臓。はらわた。心臓・肺・腎臓などの五臓と、胃・腸などの六腑。臓腑 1028
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しきょう ①フクロウの別称。②心がねじまがっていて悪い人のたとえ。鴟梟 1029
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はくせき 肌の色が白いこと。「長身―」白皙 1030
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しょうり ①やわらげおさめること。調和させて整えること。「陰陽を―する」②宰相が国を治めること。燮理 1031
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かんぽう 皮膚病の一種。手足の指の間などに小さい水疱スイホウができる。水虫。汗疱 1032
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こうこう ①明るくひかるさま。明るいさま。「―と照る月」②思うことがあって、うれえるさま。耿耿 1033
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はり ①仏七宝の一つ。水晶。梵語ボンゴの音訳による語。「瑠璃ルリも―も照らせば光る」②ガラスの別称。玻璃 1034
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りゅうりゅう ①風の速く吹くさま。②清らかで明るいさま。瀏瀏 1035
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うかい まわり道すること。遠まわりすること。「工事中なので―する」迂迴 1036
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かいれい 珍しく、きれいなこと。美しくすぐれていること。瑰麗 1037
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けいせつ 中国古代の楽器のケイの形のように、体を折り曲げること。また、上体を深く曲げて礼をすること。磬折 1038
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しゅさん さかずき。酒杯。「―を把とり一気に飲み干す」酒盞 1039
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ざんき 反省して心からはじいること。「―にたえない」慙愧 1040
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ようえき ①律令リツリョウ制で、「ゾウヨウ」と「歳役」の総称。②「徭えだち」に同じ。昔、国家が人民を徴用して公の土木工事などの労働に使うこと。ヨウエキ。徭役 1041
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ほうてき なげうつこと。ほうってしまうこと。うち捨てること。顧みないこと。「地位も名誉も―して隠遁イントンする」 「陣地を―する」拋擲 1042
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ちたつ むちで打つこと。笞撻 1043
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かいれい 道理に逆らい、そむくこと。乖戻 1044
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ぼうかい つとめて身をつつしむこと。「」はつつしむ・注意する意。懋戒 1045
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ぜんどう ①うごめくこと。虫が動くこと。②筋肉が収縮してできる波が徐々に動いていく運動。消化器官などに見られる。「ミミズは―運動によって移動する」蠕動 1046
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きたん いみはばかること。遠慮すること。「―のない意見を求める」忌憚 1047
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とうとう ①鼓や太鼓のとんとんと鳴りひびく音。また、そのさま。②波や水の流れが勢いよくたてる音。また、そのさま。鼕鼕 1048
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つうよう ①痛みとかゆみ。②自分が受ける利害や影響。さしさわり。「なんの―も感じない」痛痒 1049
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しゅうれん ①引きしまって縮まること。「血管の―が起こる」②税を取り立てること。③穀物などを取り入れること。収穫。④「収束③」に同じ。③数学で、変数の値がある一定の数に限りなく近づくこと。収斂 1050
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ひばく 高い所から勢いよく落ちる滝。飛瀑 1051
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しゅくあ 以前からわずらっていて治らない病気。「―に苦しむ」宿痾 1052
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おんびょう 急性の発熱性感染症。高熱を発し流行するもの。瘟病 1053
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かおう 思いがけないわざわい。禍殃 1054
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らんか ①囲碁に興じているうちに時間がたつのを忘れること。また、囲碁の別称。②遊びや物事に夢中になって時間を忘れること。「」は斧おのの柄えの意。爛柯 1055
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しんねん ①憂え思うこと。心配すること。②天子が心を痛めること。天子の心。軫念 1056
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げんよう 自分の才能や学問を実力以上に誇示すること。衒耀 1057
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はんこん 創傷や潰瘍カイヨウなどが治ったあとに残るあと。傷あと。瘢痕 1058
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ばいしゃく 結婚の仲立ちをすること。また、その人。「―人」 「―の労をとる」媒妁 1059
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ふげき かんなぎの総称。祈禱キトウをしたり舞を踊ったりして、神を招いて神の託宣を告げる人。巫覡 1060
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せんぜい ①セミの抜け殻。うつせみ。②「蟬脱センダツ」に同じ。蟬蛻 1061
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せんぴ 亡なき母。先妣 1062
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しょうきょう 漢方で、ショウガの根茎を乾かした薬。鎮咳剤チンガイザイや健胃剤などとする。生姜 1063
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ぎょくし 玉のように美しくりっぱな杯。「千金の―」玉卮 1064
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せいそう ①すさまじく、いたましいさま。「―な戦場」②身にしみるほどわびしいこと。悽愴 1065
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わいく 背丈が低いこと。また、その体つき。矮軀 1066
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えんま 死者の生前の罪を裁き、罰するという地獄の王。--大王。閻魔 1067
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ていねい ①礼儀正しいさま。「―にお辞儀をする」②細かいところまで気をつけているさま。念入りなさま。「字を―に書く」 「―に準備する」叮嚀 1068
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かいどう バラ科の落葉小高木。中国原産で庭木にする。春、長い花柄の先に淡紅色の美しい花が咲く。ハナカイドウ。海棠 1069
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ひょうが 無謀な行動のたとえ。「暴虎ボウコ―」馮河 1070
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だっき 中国、殷インの紂王チュウオウの寵妃チョウヒの名。残忍でみだらな性格とされ、邪悪な性格の女性のたとえにも用いられる。妲己 1071
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ばいこく 色が黒い。あかがついて黒い。黴黒 1072
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そうぜつ すっかりほろぼすこと。勦絶 1073
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まひ ①神経または筋肉の機能が停止したり、低下したりすること。「右足が―して感覚がなくなる」②本来のはたらきができなくなること。「交通が―する」麻痺 1074
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しんとう ふるい動かすこと。また、激しくふるえ動くこと。「脳―を起こす」震盪 1075
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ろうき 年老いた駿馬シュンメ。年老いた英傑のたとえ。老驥 1076
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たくらく このうえなく、すぐれていること。卓犖 1077
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げいしょう にじのように美しいもすそ。「」は腰から下にまとう衣服。天人の衣。霓裳 1078
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ほうこう 猛獣などが、たけりほえること。また、その声。咆哮 1079
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しゅゆ ゴシュユの別称。ミカン科の落葉小高木。中国原産。夏、緑白色の小花をつける。赤褐色の果実は漢方薬として用いる。茱萸 1080
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ごうゆう 気ままにあそび楽しむこと。出歩いて世間話などしたりして気ままに過ごすこと。遨遊 1081
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かんい 衣服をすすぎあらうこと。また、その衣服。澣衣 1082
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りゅうぜん ①よだれを流すこと。②あるものを非常に食べたい、欲しいと思うことのたとえ。「―の思いだが、金がなくて買えない」流涎 1083
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ばいちょう 大きな古墳のすぐ近くにあり、従者・近親者を葬ったとされる小さな古墳。陪冢 1084
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ふもう 事実を曲げて言うこと。誹謗ヒボウ。誣罔 1085
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おうばく ①キハダの別称。またキハダの樹皮からとった染料および生薬。②「オウバク宗」の略。曹洞宗・臨済宗とともに日本三大禅宗の一派。江戸時代、中国、明ミンから渡来した隠元インゲンが京都の万福寺を建てて広めた。黄檗 1086
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とうくつ たわんで曲がること。また、力を加えてしならせること。撓屈 1087
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はんごう アルミニウム製などの携帯できる、炊飯兼用の底の深い弁当箱。野外での煮炊きに便利で、登山やキャンプなどに使われる。飯盒 1088
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ぼくひ 召使い。下男下女。僕妾ボクショウ。僕婢 1089
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りげん 民間で広く言いならわされてきたことわざ。通俗なことわざ。「負けるが勝ち」など。俚諺 1090
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ぜいぼく めどぎでうらなうことと、亀甲キッコウを焼いてうらなうこと。うらない。筮卜 1091
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いまん まわりを囲んだり、空間を仕切ったりする幕。幃幔 1092
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かいせん カイセン虫の寄生によって起こる感染性の皮膚病。小さい吹き出物ができてひどくかゆい。皮癬ヒゼン。疥癬 1093
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ざんぼう ありもしないことを言ってそしること。「罵詈バリ―」讒謗 1094
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きょういき ①土地や領土のさかい目。国境。くにざかい。②国境の内側。疆域 1095
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たんせき 上着をぬぎ、肩をあらわすこと。はだぬぎ。袒裼 1096
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しんせん 神や仙人。俗世をはなれて不老長生の世界にすむ人。神通力をもつ人。仙人。神僊 1097
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ろちょう 頭のてっぺん。かしらのいただき。頭頂。顱頂 1098
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らいよ 物をたまうこと。与えること。「」はあたえる意。賚予 1099
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ちょうきゅう テンの毛皮で作った高貴な人の着る衣服。貂裘 1100
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いしゅう ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。「事故現場に見物人が―する」蝟集 1101
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ひょうれい ①木の葉がひらひらと落ちること。②おちぶれること。うらぶれること。飄零 1102
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はつらつ 生き生きとして、元気のよいさま。「生気―」潑剌 1103
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どうもう 性質が荒っぽくたけだけしいこと。また、そのさま。残忍で凶暴なこと。「―な犬」獰猛 1104
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しょうふく おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。「宰相の威厳に―する」懾服 1105
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せんさい 色糸や絹の布を用いて作る造花や細工物。翦綵 1106
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まつり モクセイ科の常緑小低木。インド原産。ジャスミンの一種。夏、白色で、芳香がある花をつける。中国では花を乾燥させ、茶の香料とする。茉莉 1107
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けいえん 玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。瓊筵 1108
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ごび 目がさめていることと、眠ること。寝てもさめても。寤寐 1109
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かんらん ①カンラン科の常緑高木。中国南部原産。花は黄白色、実は楕円ダエン形で蜜ミツづけや塩づけにして食べる。ウオノホネヌキ。②オリ―ブの誤訳。「―油」橄欖 1110
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うんえい くもり。空一面雲におおわれて暗くなること。雲翳 1111
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きえつ 大将のさしず旗と、まさかり。麾鉞 1112
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かんすい いびきをかきながら眠ること。鼾睡 1113
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るいせつ 罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。「―の辱はずかしめ」縲紲 1114
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ざつじゅう 雑然と入りまじること。入り乱れること。雑糅 1115
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せんてい ①目的を達成するための方便や手段。②案内。手引き。筌蹄 1116
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しぼつ 死ぬこと。死歿 1117
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ようげき 攻めて来る敵を、むかえ討つこと。「―態勢を整える」邀撃 1118
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こんだく ①入り混じってにごること。②乱れること。混乱すること。溷濁 1119
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ねんしゅつ ①考えなどをひねり出すこと。②金銭などをやりくり算段すること。拈出 1120
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ういきょう セリ科の多年草。南ヨーロッパ原産。独特な芳香がある。夏、枝先に黄色い小花を多数つける。実は香味料・薬用・香油などにする。フェンネル。茴香 1121
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らんだ おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。「―な生活を送る」懶惰 1122
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さんさん ①涙がはらはらと流れるさま。②雨がぱらぱらと降るさま。潸潸 1123
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いつじ 世にあまり知られていない、隠れた事実。軼事 1124
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しゃきょう 談話や文章などのだんだんおもしろくなるところ。佳境。「―に入る」蔗境 1125
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じょうじょう ①しなやかなさま。「―とした乙女」②風がそよそよと吹くようす。「―たる微風」③音声が細く長く続くさま。「―とした余韻」嫋嫋 1126
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きゅうごう 合わせ集めること。また、集まること。「諸侯を―する」翕合 1127
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れいし ①ムクロジ科の常緑高木。中国原産。亜熱帯で果樹として栽培。果実はうろこ状の皮でおおわれ、多汁で甘く、食用。ライチー。②「ツルレイシ」の略。ウリ科のつる性一年草。ニガウリ。③レイシガイ科の巻貝。殻はいぼ状の突起があり、①の実に似る。茘枝 1128
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きぐう 旅をして宿泊すること。羇寓 1129
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こうこ 昔から前例のないこと。「―の世界大戦」曠古 1130
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ほうはい ①水の勢いが盛んなさま。「―たる大河の流れ」②物事が盛んに起こるさま。「―として新しい気運が起こる」澎湃 1131
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ちゅうちょう うらみ嘆くこと。残念がり悲しむこと。また、そのさま。惆悵 1132
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そもう ヒツジなど動物の毛をすいて長さをそろえ、縮れを伸ばして平行にそろえること。また、その毛。「―機」梳毛 1133
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こうちゃく ①にかわでつけたように、しっかりとつくこと。②状況が固定して進展しないこと。「国会が―したまま動かない」膠着 1134
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しょうかん 広くてしずかなさま。敞閑 1135
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せんけん あでやかで美しいさま。なよなよとして美しいさま。「容姿―とした女性である」嬋娟 1136
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そうるい やせて疲れること。やせ衰えること。ひどくやつれること。また、そのさま。痩羸 1137
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ようこ ①深くて広いさま。②はるかなさま。遠いさま。杳乎 1138
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ほふく 腹ばうこと。また、腹ばいになって進むこと。匍匐 1139
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かんすい 酒を飲み、気持ちよく酔うこと。また、すっかり酒に酔うこと。酣酔 1140
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ようそ 悪性で危険なできもの。癰疽 1141
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びよう 軽い病気。気分が少しすぐれないこと。「―で臥ふせる」微恙 1142
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けんち 上がり下がり。軽重。高低。優劣。「ものの―を論ずる」軒輊 1143
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こか ①中国、北方の異民族がアシの葉で作った笛。あしぶえ。②雅楽に用いられる篳篥ヒチリキの別称。胡笳 1144
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とうしょ いくつかの島。島々。「南太平洋の―群」島嶼 1145
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かんなん 困難に出あい、悩み苦しむこと。難儀。「天歩―」 「―に打ち勝つ」艱難 1146
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ようちょう 奥ゆかしく上品なさま。美しくしとやかなさま。「―たる淑女が居並ぶ」窈窕 1147
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どへい かねぐらにある金銀。帑幣 1148
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しゅろ ヤシ科の常緑高木。枝はなく、幹の頂上に長い柄を持ち深く裂けた大きな葉を放射状につける。初夏、黄色の小花を多数つけ、球形の実を結ぶ。幹は建材に、幹の毛で縄やほうきなどを作る。棕櫚 1149
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ちと キジとウサギ。また、それらを捕らえる猟師。雉兎 1150
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しゃり 腹をくだすこと。下痢。瀉痢 1151
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りょうしょう 食糧。特に、軍隊が行軍するときの食糧。糧餉 1152
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じゅんい つぎはぎだらけのみすぼらしい着物。弊衣。うずらごろも。うずらぎぬ。鶉衣 1153
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しょうりょう もの静かで、寒々しいようす。蕭寥 1154
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しょうぜん おそれてぞっとするさま。びくびくして身がすくむさま。「―として身の毛がよだつ」悚然 1155
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らいこう 外国から敵が攻めこんでくること。外敵の襲来。「元ゲンの―」来寇 1156
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れいよう ウシ科の哺乳ホニュウ動物のうち、シカに似た体形のものの総称。アフリカ・インド・モンゴルなどの乾燥した草原にすむ。あしが細く、走るのが速い。日本ではカモシカと混同されてきたが、別種。羚羊 1157
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こうそう あわただしいさま。いそがしいさま。せわしないさま。倥偬 1158
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しんきん 天子の心。宸襟 1159
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こんてい 物事が成りたつ土台となるもの。根拠。「彼の理論は―からくつがえされた」根柢 1160
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へいら ①つる草。かずら。「」も「」もつる性の植物の意。②隠者の衣服。また、その住居。薜蘿 1161
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せんじゃく 小さくかよわいこと。ひよわなこと。「―な体付き」孱弱 1162
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りんれつ 寒気が厳しく身にしみ入るさま。凜冽 1163
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ごかん こおりつくほどの厳しい寒さ。極寒。「深山幽谷にして―の地」冱寒 1164
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ぎょうめい 強いという評判。武術に秀でているという名声。「―を馳はせる」驍名 1165
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もうろく 年老いて心身のはたらきがにぶること。「―するにはまだ早い」耄碌 1166
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けいけん うやまい深くつつしむこと。特に、神仏にうやまい仕えるさまにいうことが多い。「―な信徒」敬虔 1167
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ていご うまくかみ合わないこと。互いに、くいちがうこと。牴牾 1168
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こうこう きらびやかにかがやくさま。きらきら光ること。「―とライトを浴びる」煌煌 1169
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めのう 石英セキエイなどの結晶の混合物。紅・緑・白などの美しいしま模様があり、装飾品などに用いられる。「―細工」瑪瑙 1170
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こくそ 事情を申し述べ、訴えを出すこと。告愬 1171
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けいしゅう 学問や芸術にすぐれた女性。「―作家」閨秀 1172
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ふんゆ ①ニレの木。②神聖な場所。神社。③郷里。「―同契(郷里が同じであること)」枌楡 1173
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ようはん 鋳型の考古学上の呼称。熔笵 1174
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いっき 石や土を運ぶための竹やわらで編んだかご一つ。また、それに一杯分のわずかな土。「」は、もっこ・あじかの意。「―の功(仕事を完成する最後の努力)」一簣 1175
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かいめい くらいこと。まっくらになること。くらやみ。「天地―」晦暝 1176
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ぎそう 船の完成後、航海に必要な装備を取り付けて就航の準備をすること。また、その装備。ふなよそい。艤装 1177
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かいかい おどけること。たわむれ。冗談。詼諧 1178
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きょうゆう 勇ましく強いが、残忍な人物。「乱世の―と称せられた」梟雄 1179
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しゅうけい 絵画や文章を書くときの筆の運びが力強いこと。遒勁 1180
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かんそう 面と向かって、主君をいさめること。争ってまでいさめること。諫諍 1181
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ふうかん 手紙などに封をして、とじること。「―紙を貼はる」封緘 1182
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ひけつ 事跡や業績を記念し、後世に伝えるために文章を刻んで建てた石。また、その文章。石碑。「いしぶみ」に同じ。碑碣 1183
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きら ①あやぎぬと、薄ぎぬ。転じて、美しい衣服。また、それを身につけた人。「―をまとう」②華やかに着飾るさま。また、栄華をきわめるさま。綺羅 1184
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とうえい ①東のほうの海。東海。②日本。東瀛 1185
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けいりん 国家を治め整えること。また、その施策。「―の才」経綸 1186
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きやく 牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。「旧社会の―を打破する」羈軛 1187
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えんよ ①食べ飽きる。また、十分に満足する。②愛想を尽かす。うんざりする。厭飫 1188
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そうめつ すっかりほろぼすこと。「敵を―する」剿滅 1189
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せんぜん 世に尽くすこともなく、いたずらに生き長らえること。甎全 1190
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びんさつ ①あわれみ思いやること。②相手が自分を察してくれることの尊敬語。「どうぞ御―ください」憫察 1191
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しょうれい 湿度の高い熱帯などの気候や風土で起こるマラリアなどの熱病。瘴癘 1192
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そうこ 詩文を作ること。文筆を仕事とすること。操觚 1193
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とうろう カマキリの漢名。螳螂 1194
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ふくさ ①絹などの小形のふろしき。進物などの上に掛ける。②茶の湯で、茶器をふいたり茶碗チャワンを受けたりするのに使う絹布。袱紗 1195
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いんめつ うずもれてなくなること。ほろびること。また、消えてなくなること。堙滅 1196
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うんかく 書庫。また、書斎。芸閣 1197
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やくこう ①のどをしめつけること。②急所をおさえて、相手の死命を制すること。扼喉 1198
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てんぱい ①つまずき倒れる。②短い間。とっさの間。顚沛 1199
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せんたい コケ植物。蘚苔 1200
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