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病原体Pasteurella multocida (6:B,6:E)
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ウシにおけるその他血清型について7:A⇒敗血症
11:B⇒化膿巣 -
疫学(世界)東南アジア・アフリカ・中近東・中南米で発生
東南アジアではB型、アフリカではE型
北アフリカ、中近東では両型が存在。
オーストラリア・カナダ・西ヨーロッパでは発生なし。 -
疫学(日本)なし。
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疫学(感染経路)発症牛・保菌牛との接触感染(経気道/経口感染)
あるいは間接的感染
1年を通じて発症するが、乾期終板から雨季初めに多発する。 -
症状甚急性型、急性型
数時間から2日の経過で死亡する。 -
症状(臨床)元気消失・反芻停止・発熱・粘液様鼻汁・流涙・流涎・下顎および頭側の腫脹
⇒呼吸促拍・呼吸困難・横臥・体温下降を示し死亡する。 -
症状(剖検所見)下顎・頸部・胸前皮下に膠様浸潤
漿膜および多臓器における点状出血(肺と筋肉)
肺では水腫も顕著 -
症状(病理学的)敗血症性間質性肺炎
線維素性心外膜炎 -
診断①直接鏡検
血液または実質臓器の塗抹標本(メチレンブルー/ギムザ染色)により両端染色性G陰性小桿菌
②細菌分離
血液または実質臓器を血液寒天培地に塗抹
37℃24時間培養後菌種同定および血清型別
③PCR法 -
治療摘発淘汰
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予防発生国では不活化ワクチン
3~4か月齢:アルミニウムゲルワクチン
6~9カ月齢:オイルアジュバントワクチン
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