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病原菌Salmonella enterica subsp.enterica serovar Pullorum
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症状(場合分けすること)介卵感染ひな:特に症状を認めずに死亡する
ふ化後感染ひな:元気・食欲消失、身体を寄せ合って集まる、羽毛の逆立ちと失沢、下痢便
中雛・成鶏:症状を示さず不頸性感染 -
疫学(世界)かつては世界的に認められた。
ただ庭先養鶏では依然として発生が認められる。 -
疫学(日本)1975年以降激減している。
数年に一例レベルである。 -
疫学(感染経路)介卵感染が主。特定の種鶏場由来ひなに発生する。
孵化後に同居感染したひなは10日齢前後をピークとして長期にわたって死亡する。 -
症状(幼雛)灰白色下痢による総排泄腔周囲の汚れ
羽毛逆立
元気・食欲消失 -
症状(中雛・大雛)遺残卵黄
肝臓・脾臓の腫大
肝臓の小壊死巣(チフス結節) -
診断(細菌学的)菌分離(分離菌の性状検査・血清型別)
SPの特徴⇒非運動性で多くはH2S非産生
SPの血清型の検出⇒O1,9,12 -
診断(血清学的)全血凝集反応によるスクリーニング
試験管凝集反応による凝集価が50倍以上の場合陽性とする -
ひな白痢急速凝集反応はどのような方法で行う?1.診断用菌液1滴(約0.03mL)を24~26℃に保った反応用ガラス板上の1区画内に滴下。
2.翼下静脈より採血した血液を1滴、菌液と同じ区画に滴下
3.両者を攪拌棒でよく混合する。
4.1分以内に凝集の有無を確認する
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