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ISO 12100で定義される危険源の分類に含まれるものはどれか。
A.心理的満足源
B.機械的危険源
C.審美的危険源
D.教育的危険源
【回答】B:機械的危険源
【参照】ISO 12100:2010 4.2, 表A.1
【解説】ISO 12100は機械的、電気的、熱、ノイズ、振動、放射線などの代表的危険源を挙げている。審美・教育は対象外。
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挟まれ(はさまれ)危険の典型的な原因はどれか。
A.高照度の作業灯
B.床面の色分け不備
C.色覚の個人差
D.対向する可動部の接近
【回答】D:対向する可動部の接近
【参照】ISO 12100:2010 附属書B、JIS B 9700
【解説】二つの可動部が接近することで身体が挟まれる危険が生じる。設計上の隔離やインタロックで低減する。
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リスクアセスメントの主要ステップに含まれないものはどれか。
A.リスク評価
B.販売促進計画の立案
C.危険源の同定
D.リスク見積り
含まれない。
【回答】B:販売促進計画の立案
【参照】ISO 12100:2010 5章
【解説】ISO 12100のリスクアセスメントは危険源同定→見積り→評価の循環であり、販売計画は -
リスク低減の優先順位(ハイアラキー)の第一優先はどれか。
A.PPEの着用
B.情報・警告
C.付加的防護方策
D.本質安全設計方策
【回答】D:本質安全設計方策
【参照】ISO 12100:2010 6.1
【解説】第一に本質安全設計、次に防護方策・付加的保護、最後に警告・情報。PPEは最終手段に近い。
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電気的危険のリスク低減で、基本的保護に該当するものはどれか。
A.作業手順書の掲示
B.騒音対策
C.赤色ペイント
D.二重絶縁
【回答】D:二重絶縁
【参照】IEC 60204-1, ISO 12100 6.2
【解説】電気安全では保護絶縁・二重絶縁、遮へい、接地などが基本的保護。色や掲示は補助的。
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危険ゾーンへのアクセス防止に最も適切なものはどれか。
A.作業者教育のみ
B.黄色の床ライン
C.固定ガード
D.注意喚起メール
【回答】C:固定ガード
【参照】ISO 14120, ISO 12100 6.3
【解説】固定ガードは物理的隔離でアクセスを防ぐ有効な防護方策。標示や教育は補助的。
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リスク見積りで考慮する三要素の組合せはどれか。
A.生産量、納期、コスト
B.身長、体重、年齢
C.損傷のひどさ、発生頻度、回避可能性
D.温度、湿度、気圧
【回答】C:損傷のひどさ、発生頻度、回避可能性
【参照】ISO 12100:2010 5.5
【解説】リスクは危害のひどさと発生確率(頻度・暴露)および回避可能性を組み合わせて見積もる。
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予期できる誤使用の取り扱いとして正しいものはどれか。
A.警告ラベルだけ貼る
B.設計で可能な限り対処する
C.無視してよい
D.教育だけに頼る
【回答】B:設計で可能な限り対処する
【参照】ISO 12100:2010 5.4
【解説】合理的に予見可能な誤使用は設計段階で考慮してリスクを低減することが求められる。
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制御システムの安全関連部の性能要求を表す指標はどれか。
A.CRI
B.CNC
C.PLr
D.IPコード
【回答】C:PLr
【参照】ISO 13849-1:2015 4.3
【解説】ISO 13849-1では要求パフォーマンスレベルPLrを設定し、それを満たす設計を行う。 -
騒音による危険の低減で第一に検討すべき方策はどれか。
A.耳栓の配布
B.休憩時間の延長
C.発生源の低減(本質安全設計)
D.注意喚起ポスター
【回答】C:発生源の低減(本質安全設計)
【参照】ISO 12100 6.1, ISO 11200シリーズ
【解説】騒音は発生源低減が最優先。個人用保護具は残留リスクへの最終手段。
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インタロック付き可動ガードの目的はどれか。
A.換気性能の向上
B.色彩調和を図る
C.製品美観の向上
D.ガード開放時に危険機能を停止
【回答】D:ガード開放時に危険機能を停止
【参照】ISO 14119:2013
【解説】インタロックはアクセス時に危険機能を停止または不能化し、危険ゾーンへの侵入を安全化する。
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残留リスクの通知に適切な手段はどれか。
A.社外秘文書のみ
B.社内メールのみ
C.色温度の調整
D.取扱説明書・警告ラベル
【回答】D:取扱説明書・警告ラベル
【参照】ISO 12100:2010 6.4
【解説】設計・防護で低減しても残るリスクは情報提供(取説、表示、警告)で周知する。
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エルゴノミクス関連の危険で代表的なものはどれか。
A.電池の化学反応
B.紫外線照射
C.風速の低下
D.不良な姿勢や過度な力作業
【回答】D:不良な姿勢や過度な力作業
【参照】ISO 12100 4.2, ISO 6385
【解説】人間工学上の危険源には姿勢、反復作業、過度な力、到達範囲不適合などが含まれる。
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危険源同定のタイミングとして最も望ましいのはどれか。
A.量産後
B.廃棄段階のみ
C.出荷後のクレーム時
D.設計の初期段階
【回答】D:設計の初期段階
【参照】ISO 12100 5.3
【解説】危険源同定はライフサイクル全体で行うが、特に設計初期に行うことで本質安全設計へ反映できる。
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危険ゾーンの定義で正しいものはどれか。
A.騒音がゼロのゾーン
B.監査の対象外ゾーン
C.清掃専用ゾーン
D.危害が発生し得るゾーン
【回答】D:危害が発生し得るゾーン
【参照】ISO 12100 3.12
【解説】危険ゾーンとは危害が発生し得る範囲をいう。アクセス管理と防護が必要。
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保護停止(安全停止)のカテゴリで最も安全なものはどれか。
A.カテゴリ0(電源遮断による停止)
B.カテゴリ3(保守停止)
C.カテゴリ1(制御停止)
D.カテゴリ2(監視下の停止)
【回答】A:カテゴリ0(電源遮断による停止)
【参照】IEC 60204-1 9.2
【解説】カテゴリ0は即時電源遮断による停止。状況によりカテゴリ1/2を用いるが基本的に0が最も迅速。
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Q1:危険源の同定は機械のライフサイクル(輸送、据付、使用、保守、(a))全体で行う。
【回答】廃棄
【参照】ISO 12100 5.3
【解説】企画から廃棄までの各段階で危険源を洗い出すことが重要。
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リスク低減の第一優先は(a)安全設計方策である。
【回答】本質
【参照】ISO 12100 6.1
【解説】まず設計で危険をなくす/低減する。 -
リスク見積りでは、損傷のひどさ、発生頻度、(a)可能性を考慮する。
【回答】回避
【参照】ISO 12100 5.5
【解説】危害の回避可能性は操作者の経験や警告の有無、速度などに依存する。
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インタロック付きガードは開放時に危険機能を(a)する。
【回答】停止
【参照】ISO 14119
【解説】アクセス時に危険機能を停止・不能化することで安全を確保。
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安全関連制御の要求性能は(a)で表される。
【回答】PLr
【参照】ISO 13849-1 4.3
【解説】要求パフォーマンスレベル(PLr)は機能安全の設計目標。 -
固定ガードは危険ゾーンへの(a)を物理的に防ぐ。
【回答】アクセス
【参照】ISO 14120
【解説】バリアで侵入を阻止し、危害リスクを低減する。
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残留リスクは取扱説明書や(a)で通知する。
【回答】警告ラベル
【参照】ISO 12100 6.4
【解説】情報提供はリスク低減の第三段。
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騒音対策はまず(a)源低減を検討する。
【回答】発生
【参照】ISO 12100 6.1
【解説】源対策が最優先。 -
危険ゾーンとは危害が発生し得る(a)である。
【回答】範囲
【参照】ISO 12100 3.12
【解説】定義上、危害可能性があるゾーン。
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電気の基本的保護として(a)絶縁がある。
【回答】二重
【参照】IEC 60204-1
【解説】基本的保護の代表例。 -
挟まれ危険に対するリスクアセスメントと低減方策を、設計から運用までの流れで簡潔に述べよ。
【模範回答】設計初期で対向可動部の発生を避ける、本質安全設計を優先。残る場合は固定ガードやインタロック付き可動ガードでアクセスを遮断。さらに停止時間と距離の検証を行い、残留リスクは取説・警告で周知し、運用で点検・教育を継続する。
【参照】ISO 12100 5-6章, ISO 14120, ISO 14119 -
合理的に予見可能な誤使用への対応を、リスクアセスメントの観点から説明せよ。
【模範回答】想定ユーザと使用環境を分析し、誤使用シナリオを洗い出す。設計で誤操作を防ぐ形状・機構やフェイルセーフ化を優先し、防護や検知で補完。警告は最終段として残留リスクを周知。評価で受容不可なら設計に戻して再低減する。
【参照】ISO 12100 5.4
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騒音危険の低減手順を、源対策から情報提供までの優先順位で述べよ。
【模範回答】まず騒音発生源の低減(回転数・刃形状・ダンピング等)を設計で行う。次に遮音・防音カバーや防振支持で伝搬を抑える。残留リスクに対して標示・取説で許容時間やPPE使用を周知し、運用で測定・点検を継続する。
【参照】ISO 12100 6.1, ISO 11200系 -
安全関連制御の要求性能PLrの決め方を、リスク見積りとの関係で説明せよ。
【模範回答】危害のひどさ、暴露の頻度・期間、回避可能性を評価し、リスクグラフで要求PLrを導出する。導出したPLrを満たすアーキテクチャとMTTFd、DC、CCF対策を設計・検証し、妥当性確認で性能達成を示す。
【参照】ISO 13849-1 4章, ISO 12100 5.5
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危険源同定の網羅性を高める具体的手法を、ライフサイクル視点で述べよ。
【模範回答】企画・輸送・据付・使用・保守・清掃・故障・非常・廃棄までの各段階で、チェックリストとHAZIDを用いて機械的・電気・熱・人間工学など全カテゴリを系統的に確認する。複合危険と相互作用も洗い出す。
【参照】ISO 12100 5.3, 附属書B
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