-
羶血 2901せんけつ ┌1.なまぐさい血。
└2.肉食する人。〈漢字ペディア〉
┌なまぐさい血。また、肉を食する人。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し -
殷阜 2902いんぷ ┌盛んで豊かなこと。≒殷昌、繁茂〈新大字典〉
┌財がゆたか。≒繁盛、繁茂〈字源〉
┌繁昌する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
剽剝 2903ひょうはく ┌1.非難攻撃すること。論難すること。
├2.削除すること。はがすこと。
├3.はげ落ちること。
└4.文章を写しかすめ取ること。〈新大字典〉
┌非難攻撃する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
丐子 2904かいし 物乞いする者。≒丐夫、丐児、丐者〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
丐取 2905かいしゅ ┌ねだり取る。〈字通〉
┌ねだって手に入れる。〈漢字源〉
┌ねだりとること。〈新大字典〉◇漢字ペディア小見出し -
丕子 2906ひし ┌天子。また、天子の後継ぎの皇太子をいう。〈新大字典〉
┌天子の嫡子。≒元子〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
丕基 2907ひき ┌天子が国を統治する大事業の土台。〈漢字ペディア〉
┌大事業の基礎。国家統治のもとい。〈大辞林〉
┌天子が一国家を統治するという大きな原則的基本。〈日本国語大辞典〉
┌天子の大事業の基礎。≒鴻基〈漢字源〉
┌大いなる基礎。王業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
丕業 2908ひぎょう ┌大きな事業。大業。〈大辞泉〉
┌大きな事業。大業(タイギョウ)。〈漢字ペディア〉
┌大きな事業。大業。鴻業。〈日本国語大辞典〉
┌大事業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
丕顕 2909ひけん ┌大いに明らかなこと。〈大辞泉〉
┌大いにあきらかなこと。立派なこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
┌豊かで明らかである。〈漢字源〉
┌大いに明らかな徳。〈字通〉 -
右丞相 2910うじょうしょう ┌右大臣の唐名。右相。〈大辞泉〉
┌右大臣の唐名。〈日本国語大辞典〉 -
丱童 2911かんどう ┌髪をあげまきに結った童子。転じて、童男、童女をいう。〈日本国語大辞典〉
┌あげまきに髪を結った幼童。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し -
乂寧 2912がいねい ┌治まって無事。≒乂安〈字通〉
┌よく治まって安らかなこと。≒乂安〈新大字典〉
┌治まりて安らか。≒安寧〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
俊乂 2913しゅんがい ┌すぐれた人。俊英。賢才。英才。〈日本国語大辞典〉
┌才知のすぐれた人。≒儁乂、俊艾〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
頃之 2914けいし しばらくして。〈字通〉
-
乖違 2915かいい ┌意見・態度などが互いに食い違。気が合わないこと。≒乖異〈漢字ペディア〉
┌そむきたがうこと。〈大辞泉〉
┌そむきたがう。≒乖異〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
乖背 2916かいはい ┌そむき反すること。≒背馳〈大辞泉〉
┌道理にそむくこと。≒背馳〈漢字ペディア〉
┌もとりそむくこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し -
于役 2917うえき ┌君命によって、使者として他国に行ったり、国境の警備などに行ったりすること。〈漢字ペディア〉
┌君命で他国に使者として行くこと。また、戦いに行くこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し -
于帰 2918うき 女子が嫁に行くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し -
亢進 2919こうしん ┌精神や神経がたかぶり、病状などが進行すること。≒高進、昂進〈漢字ペディア〉
┌1.気持ちや病勢などが、高ぶり進むこと。
└2.物事の度合いが高まること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
亢傲 2920こうごう ┌たかぶりおごること。〈新大字典〉
┌おごりたかぶる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
仄聞 2921そくぶん ┌風のたよりに聞くこと。ほのかに聞くこと。≒側聞〈漢字ペディア〉
┌ほのかに聞く。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し -
反仄 2922はんそく 寝返りをうつ。また、裏切る。≒反側〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
仄韻 2923そくいん 漢字の四声(シセイ)のうち、仄声(ソクセイ)の韻。⇔平韻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
仄声 2924そくせい 漢字を平声(ヒョウショウ)・上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の四声(シセイ)(四種の声調)に分けたとき、平声以外の音。≒仄韻、⇔平声〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
蠆芥 2925たいかい ┌わずかなこと。ささいなこと。また、わずかな心のわだかまり。芥蔕。≒蔕芥〈日本国語大辞典〉
┌小さいとげ。転じて、細かい物事。蔕芥(タイカイ)。〈新大字典〉 -
穎慧 2926えいけい ┌すぐれてさとい。〈字通〉
┌才知が優れて賢いさま。英悟。英敏。≒穎悟、穎敏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き -
黝堊 2927ゆうあく ┌1.青黒く塗る。
└2.塗り土や漆喰を塗る。〈漢字源〉
┌青黒くぬる。〈字源〉
┌黒白塗り。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
赭堊 2928しゃあく ┌1.赤色と白色。
├2.赤土と白土。
└3.赤土や白土で、下壁などをぬる。また、その下塗り。〈漢字源〉
┌1.あか土と、白つちと。
└2.赤土で塗る。〈字源〉
┌赤土と白土。建物に塗り飾る。丹堊。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
悴顔 2929すいがん ┌やつれた顔。〈字通〉
┌やつれたる顔。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
擅譲 2930ぜんじょう ┌天子が、自分の子孫にでなく、徳の高い人にその位を譲ること。≒禅譲〈漢字源〉
┌天子の位を譲る。≒禅譲〈字通〉
┌天子が位を、子孫ではなく、他姓の有徳者に譲る。尭が舜に、舜が禹に行った。禅譲。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
很忤 2931こんご ┌さかう。〈字源〉
┌もとりさからう。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し -
忤逆 2932ごぎゃく ┌そむくこと。さからうこと。〈日本国語大辞典〉
┌そむいて逆らうこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し -
磬控 2933けいこう ┌馬を馭する法。〈字源〉
┌馬を走らせるを磬、とめるを控という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
雑糅 2934ざつじゅう ┌いりまじる。〈字源〉
┌入り混じる。≒雑揉、雑蹂、雑錯〈漢字源〉
┌雑然と入り混じること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
角觝 2935かくてい ┌1.力をくらべること。
└2.「角力(スモウ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌力比べや相撲をすること。転じて、優劣を争うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
黒甜 2936こくてん ┌昼寝をすること。うたたね。〈漢字源〉
┌ひるね。午睡。〈日本国語大辞典〉
┌午睡。〈字源〉 -
愿朴 2937げんぼく ┌素直でかざりけのないこと。つつしみ深く質朴なさま。素朴。〈日本国語大辞典〉
┌ありのままで飾らない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
洪鈞 2938こうきん ┌造化のはたらき。造物主。天の神。天。〈日本国語大辞典〉
┌造物者。天。〈漢字源〉
┌天。また、造化。鈞は陶器を作る轆轤(ロクロ)以て造物者に比す。〈字源〉
┌造化。天。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
轂下 2939こっか ┌天子の御車のもと。転じて、天皇のひざ元。また、宮城のある土地。帝都。首都。〈日本国語大辞典〉
┌天子のひざもと。宮城のある地。帝都。首都。輦下(レンカ)。〈大辞泉〉
┌1.天子の車のもと。帝都をいう。
└2.車の下。貴人の身近をいう。〈漢辞海〉
┌天子のおひざもと。≒輦下、輦轂下、京師〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
推轂 2940すいこく ┌人をすすめあげること。官途などにとりもつこと。推挙。推薦。
┌1.人の事業を助成すること。
└2.人を推薦すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
周匝 2941しゅうそう ┌1.まわりをめぐること。また、そのまわり。
└2.方々にまで十分行きわたること。〈漢字ペディア〉
┌1.まわりをまわること。まわりをとりまくこと。また、そのまわり。めぐり。
└2.すみずみまでゆきわたること。また、そのさま。周到。普遍。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し -
挈挈 2942けつけつ ┌急ぐさま。〈新大字典〉
┌せわしい。〈字通〉
┌急ぐさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し -
挈起 2943けっき ┌手にて持ちあげる。〈字源〉
┌手で持ち上げること。〈新大字典〉 -
官銜 2944かんがん ┌官制上の地位。官制によって定められた具体的な職務を分担する地位。≒官職〈日本国語大辞典〉
┌新旧の官。〈字通〉
┌官職。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し -
馬銜 2945ばかん ┌馬のくつわ。〈漢字源〉
┌1.馬のくつわの口中にかむ部分。くつばみ。はみ。馬勒(バロク)。
└2.海神の名。
┌うまのくつわ。≒馬勒。
└2.海神の名。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き -
蚤夭 2946そうよう ┌早死に。若死に。〈新大字典〉
┌年が若くて死ぬこと。わかじに。≒早夭、蚤死、蚤世〈漢字源〉
┌わかじに。≒蚤世〈字源〉◇漢字ペディア下付き -
漣猗 2947れんい ┌漣漪≒
├1.さざ波。
└2.さざ波の立つさま。〈日本国語大辞典〉
┌さざ波立つ。〈字通〉
┌さざなみ。小波。≒漣漪〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し -
柔毳 2948じゅうぜい ┌1.やわらかな細い毛。
└2.やわらかでもろいこと。〈新大字典〉
┌1.やわらかなる細き毛。にこげ。≒柔毛
└2.やわらか。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き -
瀏莅 2949りゅうり ┌風が木々をふるい動かすさま。〈新大字典〉
┌金石などのすんだ声の形容。〈字通〉 -
舛駁 2950せんばく ┌入り交じって統一がないさま。〈漢辞海〉
┌それぞれ食い違っていて統一がないこと。〈漢字源〉 -
井竈 2951せいそう ┌井戸と、かまど。生活必需品をいう。〈漢辞海〉
┌水を得る井戸と、食べ物を煮炊きするかまど。ともに生活に必要なもの。〈漢字源〉 -
自歉 2952じけん ┌ひけめに思う。自ら満足しない。〈字通〉
┌自分にひけ目を感じ、満足しない。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き -
照懋 2953しょうぼう ┌明らかにして盛んなこと。〈新大字典〉
┌あきらかにしてさかんなり。〈字源〉 -
屹屹 2954きつきつ ┌山が高くそびえるさま。けわしくそびえ立つさま。〈漢字ペディア〉
┌山が高くそびえ立つさま。≒屹然〈漢辞海〉
┌山などが高くそびえ立つさま。また、いかめしい感じがするさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
驕易 2955きょうい ┌おごり高ぶって、人を侮るさま。≒驕慢〈漢辞海〉
┌おごりあなどる。≒驕慢、慢易〈字源〉 -
佻易 2956ちょうい ┌軽薄なさま。〈漢辞海〉
┌軽薄。〈字通〉 -
竄易 2957ざんえき ┌文字や文章を書き変えて内容をごまかす。改竄。≒竄改〈漢辞海〉
┌書き替えること。〈新大字典〉
┌変易する。〈字通〉 -
勿罔 2958ぶつもう ┌1.はっきりしないさま。
└2.広大なさま。〈漢辞海〉
┌1.はっきりわからないさま。
└2.とりともなく広大なさま。 -
沈痾 2959ちんあ ┌久しきやまい。≒沈痼、痼疾〈字源〉
┌いつまでも全快の見込みのない病気。ながわずらい。痼疾。宿病。宿痾。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
枸橘 2960くきつ ┌からたち。〈漢字源〉
┌からたち。きこく。≒枳殻〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
震眩 2961しんげん ┌ふるえおののき、目がくらむ。〈漢字源〉
┌おどろきて目がくらむ。〈字源〉
┌ふるえ驚いて、目がくらむ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き -
商估 2962しょうこ ┌あきんど。商売人。≒商賈〈漢辞海〉
┌あきうど。〈字源〉
┌≒商賈、商沽
├1.商売。あきない。
└2.商人。あきんど。また、商店。〈大辞泉〉
┌商人の総称。あきんど。≒商賈〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
碧梧 2963へきご ┌アオギリの別称。〈漢字ペディア〉
┌1.樹木名。アオギリ。梧桐。
└2.すばらしい才徳や、すぐれた姿のたとえ。〈漢辞海〉
┌アオギリの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
蒼昊 2964そうこう ┌あおぞら。≒碧漢、昊蒼〈字源〉
┌青空。空。天。〈大辞泉〉
┌1.天。
└2.春の空。≒蒼天、蒼穹、蒼空、蒼玄〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き -
嬖倖 2965へいこう ┌賤しくして君王の寵を得るもの。≒嬖人、嬖幸〈字源〉
┌君主のそば近くに仕えて、気に入られる。また、その者。≒嬖幸、嬖御、嬖寵〈漢辞海〉
┌君主などに特別にかわいがられること。また、その人。≒嬖幸〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
倭寇 2966わこう ┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮半島の沿岸で海賊行為をした日本人を、中国・朝鮮から呼んだ語。≒和寇〈漢字ペディア〉
┌13世紀から16世紀にかけて、朝鮮および中国大陸沿岸に出没し、略奪行為や密貿易を行った海賊集団に対する朝鮮・中国側の呼称。15世紀までの前期倭寇は瀬戸内海・北九州を本拠とした日本人が多かったが、16世紀の後期倭寇は中国人を主体とした。八幡(バハン)。〈大辞泉〉
┌元未明(ミン)初、中国および朝鮮沿海で略奪を行った日本の海賊。≒倭賊〈漢辞海〉
┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮の沿海地方を荒らし回った日本人の海賊を、中国人からいったことば。≒和寇、倭賊〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し -
溷淆 2967こんこう ┌入り乱れたさま。ごたまぜなさま。渾淆。混淆。≒溷肴〈漢辞海〉
┌入り乱れる。≒溷肴、混淆、溷錯〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
潜蛟 2968せんこう ┌水中に隠れてひそんでいるみずち。埋もれた才能のたとえ。〈漢辞海〉
┌水中にかくれているみずち。〈漢字源〉
┌ひそんでいるみずち。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き -
諠囂 2969けんごう ┌音が大きく、やかましいさま。〈漢辞海〉
┌≒喧囂
├1.やかましいこと。うるさいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。
└2.うるさくさわぐこと。がやがやとやかましくすること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
花瞼 2970かけん ┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈大辞泉〉
┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き -
蹕 2971ひつ ★蹕を犯(オカ)す…天子の車馬の前を侵犯する。〈漢辞海〉
└…………………天子の行幸の道を侵犯する。〈漢字源〉 -
立纓 2972りゅうえい ┌冠の纓(エイ)が上を向いて立っているもの。江戸時代以降、天皇が用いた。〈大辞泉〉
┌纓(冠のうしろに尾のようにつけてある飾り)が上を向いて直立したもの。天皇が用いる冠。古くは、天皇の冠は無纓であったが、江戸時代から、立纓となった。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
趙 2973ちょう ★趙に帰(カエ)す…物を人に返却する。完璧帰趙(カンペキキチョウ)の略。〈漢辞海〉
-
賈 2974こ ★多銭(タセン)善(ヨ)く賈す…金持ちほどうまく商売する。条件が十分に整っていると成功しやすいたとえ。〈漢辞海〉
└……………………………銭の多い者はうまく商売する。条件のよい者は成功しやすいことのたとえ。〈漢字源〉 -
暘谷 2975ようこく ┌1.昔、中国で、太陽がのぼると考えられた東の果ての場所。
└2.転じて、日本。〈日本国語大辞典〉
┌伝説上で、太陽が昇る東方の場所。⇔昧谷(マイコク)〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
便辟 2976べんぺき ┌人の意に迎合してこびへつらうこと。人にこびてごきげんをとること。また、その人。便嬖(ベンペイ)。〈日本国語大辞典〉
┌ひとに媚びる。〈漢辞海〉
┌表向きの動作や態度はりっぱだが、心が正しくないこと。また、そのような人。一説に、こびへつらうこと。また、その人。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
紆軫 2977うしん ┌1.心が晴れず気がふさぐ。また、そのさま。
├2.地形などが曲がりくねっているさま。
└3.軫(車)をまわす。他人の来訪を敬っていう。枉駕。〈漢辞海〉
┌1.心がむすぼれて憂えるさま。
└2.地形が屈曲したさま。〈漢字源〉
┌心結ぼれる。〈字通〉 -
檀欒 2978だんらん ┌竹が美しく茂り、長く伸びているさま。また、竹。〈漢辞海〉
┌竹の伸び茂るさま。〈漢字源〉 -
磨淬 2979まさい ┌刀剣などを磨いたり、焼いて水に入れて鍛えたりする。〈新大字典〉
┌刀剣などをみがきにらぐ。≒礪淬〈字源〉 -
臀 2980でん ★臀株木(シュボク)に困(クル)しむ…木の切り株に腰掛けて、しりがいたくなること。困窮のどん底に陥り、安住するところのないことのたとえ。〈漢字源〉
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瀉 2981しゃ ┌くだる。下痢をする。また、食物などを吐き出す。〈大辞泉〉
┌下痢をする。吐く。〈大辞林〉
┌はく。食物を口から吐き出す。また、肛門からくだす。〈漢字源〉 -
攘臂 2982じょうひ ┌腕まくりする。尽力する意。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢辞海〉
┌うでまくりをすること。〈日本国語大辞典〉
┌腕まくりをする。また、尽力する。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き -
告訐 2983こっけつ ┌他人の悪事を告発する。≒告愬、告遡〈漢辞海〉
┌他人の隠れた悪事をあばいて上に告げる。〈漢字源〉
┌人の陰悪をあばいて上に告げること。〈新大字典〉 -
墟 2984きょ ★社稷(シャショク)墟となる…社稷が祭られず、祭場が荒地になる。国家が滅びる。〈大辞泉〉
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疇曩 2985ちゅうのう ┌先日。往日。〈漢辞海〉
┌先に。前日。曩は、嚮の意。〈新大字典〉
┌前日。〈字通〉 -
蜚禽 2986ひきん ┌飛ぶ鳥。〈漢辞海〉
┌飛ぶ鳥。〈新大字典〉 -
觜翅 2987しし ┌くちばしと、つばさと。〈字源〉
┌くちばしとつばさ。〈字通〉 -
流歠 2988りゅうせつ ┌一気に飲みほす。〈漢辞海〉
┌水の流れる如くむさぼりすする。〈字源〉
┌水の流れるような音を立てて汁を吸う。〈漢字源〉 -
苑囿 2989えんゆう ┌1.草木を植え、鳥や獣を放し飼いにしている庭園。園囿。
└2.あやつる。うまく扱う。〈漢辞海〉
┌鳥や獣を放し飼いにする庭。≒園囿、囿苑〈漢字源〉
┌動物をかうところ。大を苑、小を囿という。また、樹木に苑、禽獣に囿という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き -
檻穽 2990かんせい ┌檻(オリ)と落とし穴。〈漢字ペディア〉
┌おりと落とし穴。〈漢辞海〉
┌檻(オリ)と落とし穴。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
瀾汗 2991らんかん ┌波の長くうねるさま。〈字源〉
┌波が広く大きくうねるさま。〈漢辞海〉
┌大波のうねるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
榜掠 2992ぼうりょう ┌罪人をむちで打って拷問する。≒榜捶、榜楚〈漢辞海〉
┌罪人の右と左の両側からむちでうつ。≒榜捶、榜楚、榜笞〈漢字源〉
┌むちで罪人を打って拷問すること。〈新大字典〉
┌拷問する。〈字通〉
┌罪人をむちうちて拷問する。≒鞕撻〈字源〉
◇漢字ペディア下付き -
金榜 2993きんぼう ┌1.金製あるいは金文字で書いた額、または掲示板。
└2.中国で科挙の及第者の名前を掲示した、黄金製のふだ。転じて、科挙に及第することにたとえる。〈日本国語大辞典〉
┌1.金色の扁額・掛け札。また、金字・金漆で書かれた扁額・掛け札。
└2.科挙(官吏登用試験)の殿試(最終試験)に及第した者の姓名を掲示する、ふだ。また、科挙に及第すること。「金」は、美称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し -
悸悸 2994きき ┌驚き恐れて胸さわぎするさま。〈大辞林〉
┌1.はっきりしているさま。節度のあるさま。
└2.驚き恐れて胸がどきどきするさま。〈日本国語大辞典〉
┌おそれ驚き、胸騒ぎがするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し -
旁午 2995ぼうご ┌≒傍午
├1.往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。
└2.込み入って煩雑なこと。〈漢字ペディア〉
┌1.縦横が十字に交わる。行きかう。
├2.入り乱れる。
├3.四方八方。いたるところ。
└4.正午に近い時刻。〈漢辞海〉
┌縦横に入り乱れること。また、往来の激しいこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し -
旃旌 2996せんせい ┌はた。旌は、五色の羽毛を竿首に垂らしたもの。〈新大字典〉
┌1.赤い旗。
└2.旗の総称。〈漢辞海〉
┌はた。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
暉暉 2997きき ┌日のかがやくさま。照りかがやくさま。≒輝輝〈漢字ペディア〉
┌1.日光の輝くさま。
└2.澄んで明らかなさま。〈漢辞海〉
┌日光が照り輝くさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し -
嵎 2998ぐう ★虎(トラ)嵎を負(オ)う…英雄が一方に割拠して威力を示すことのたとえ。「嵎」は、山の折れ曲がった、山ふところのような所。虎が山ふところを背にして身構える意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
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槍杆 2999そうかん ┌やりの柄(エ)。≒槍幹、槍竿〈漢辞海〉
┌やりの柄。≒槍幹、槍竿〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し -
殲殪 3000せんえい 殺害される。また、討ち死にする。〈漢辞海〉
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