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いぎたなし寝坊だ
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ひとわろしみっともない
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いぶせし①うっとうしい ②気がかりに
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くちをし残念だ
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あたらし惜しいことで、惜しいことに
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ねたしくやしい
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こちたし①うるさい ②大げさだ ③はなはだしく
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けし①異様だ②よくない③悪くはない
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わびし苦しい
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こころぐるし①せつなくつらい ②気がかりだ
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[いぎたなし]と思ひ顔に[寝坊だ]と思っているような顔つきで
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烏帽子のさまなどぞ、すこし[ひとわろき]。烏帽子の様子などは、少し[みっともない]。
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...庭の草も[いぶせき]心地するに、...庭の草も[うっとうしい]感じがするが、
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いかなる事、と[いぶせく]思ひわたりしどういうことか、と[気がかりに]思い続けてきた
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...とて、[いとくち]をしと思へり。...と言って、とても[残念だ]と思っている。
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いといとほしく[あたらしく]なむ。とても気の毒で[惜しいことで]ございます。
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[あたら]、人の、文をこそ思ひやりなく書きけれ。[惜しいことに]、(あれほどの)人が手紙を思慮もなく書いたものだなあ。
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わるしといはれては、なかなか[ねたかる]べし。よくないと言われては、かえって[くやしい]だろう。
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人言はまこと[こちたく]なりぬとも...人の噂がほんとうに[うるさく]なったとしても、
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...葉のひろごりざまぞ、うたて[こちたけれ]ど、葉の広がり方が、嫌になるほど[大げさだ]が、
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潮風のいと[こちたく]吹きくるをきこしめして、潮風がとても[はなはだしく]吹いてくるのをお聞きになって、
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内にはいつしか[けしかる]ものなど...宮中にはいつの間にか[異様な]ものなどが...
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...いとゆかしきこそ[けしからぬ]心にや。...とても知りたくてたまらないのは[よくない]心なのだろうか。
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若き男、[けしうはあらぬ]女を思ひけり。若い男が(容姿の)[悪くはない]女を愛していた。
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...えもいはず[わびしき]をのぼりぬれば、...言いようもないほど[苦しい]坂を登ったところ、
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...御心の中に[心ぐるし]と思すことありて、...ご心中ひそかに[せつなくつらい]と思いになることがあって、
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...いかで過ぐすらんと、いと[心ぐるし]。...どのように過ごしているのだろうかと、とても[気がかりだ]。
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