茶々 2024年07月18日 カード10 いいね0

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単語カード

  • (臨床心理学とは)
    •「科学,理論,実践を統合して,人間行動の適
     応調整や人格的成長を促し,さらには不適応,
     障害,苦悩の成り立ちを研究し,問題を予測
     し,そして問題を軽減,解消することを目指す
     学問である」
    ・哲学「こころとは何か」という起源,宗教「よ 
     りよい心の状態を目指す」という起源の2つを  
     あわせ持つ。
  • 心とは (行動主義的な理解)
    心は目に見えない。目に見える行動を観察することで心動き・変化を観察できるかもしれない。
    観察できる「行動」を通じて心的プロセスを知る。
  • (心理学の歴史)
    ・アリストテレスやロックといった哲学の考え,  
     特にロックの連合論が大きな影響を与えた。

    ・1879年ヴント(Wundt,W)が実験心理学の
     研究室を作った。意識を対象とし,内観という
     方法で世界で初めて実験的研究を行った。

    ・ティチェナー(Titchener,E.B.)は意識を内観に
     よって文析し,要素を発見,再構成することに
     よって複雑な意識経験を説明しようとした
    【構成主義心理学】

    ・ジェームズ(James,W.)も同様に意識を対象に
     内観法を用い,その機能に注目した
    【機能主義心理学】
  • 臨床心理学の歴史
    ・心理学を誕生させたヴントのもとで学んだ
     ウィットマー(Witmer,L.)が1896年に心理クリ
     ニックを開設して実際に心理学の知見を援助に
     取り入れたことにより始まったといわれる。

    ・19世紀後半,クレペリンが精神障害者の治療的
     アプローチを行った(異常者から治療対象者 
     へ)。

    ・催眠療法の登場,これを学んだフロイトが無意 
     識の葛藤が症状を引き起こすと理論化。

    ・20世紀前半は臨床心理学的介入の多くは精神
     分析的なアプローチ。
    ・心理学で行動主義が台頭し,主観的な経験より
     も観察可能な行動に関する研究がおこなわれる
     ようになると,1950年後頃は行動理論や学習
     心理学が介入に取り入れられるようになり,行
     動療法が出てきた。

    •その後もさまざまな療法や介入方法が登場した。
  • 臨床心理学の三大学派
    1精神分析的心理療法
    2行動療法
    3来談者中心療法
  • エビデンスベイスト・アプローチ
    各学派の対立の中,1952年にアイゼンクが心
    理療法の批判をする(本当に効果あるの?)。

    ・各学派の創始者信仰や独自理論ではなく,「具 
     体的なデータという実証を重視する」この考え 
     方が,定着していく。

    ・すべての問題に対して万能薬のように効く心理
     療法はないということもわかり,適切な方法を 
     選ぶことの必要性も出てきた。
  • 臨床心理学の3つの活動
    1実践活動
    2研究活動
    3専門活動
  • (実践活動)
    •クライエントまたはその家族・関係者と面接。
    •問題のアセスメント,分析をする。
    •問題を解決する方法を考え,支援方針を立てる。
    •クライエントと協力して問題解決に向けて介入
    •他職種とのコラボレーション
  • (研究活動)
    •実践活動を通しての研究
    仮説をたてる→検証をする→修正する
    •効果的な方法だけでなく,効果がなかったとい
    う研究結果も大事
    •実践活動に関連する研究
    →実践活動の内容を科学的に検証をする
  • (専門活動)
    •臨床心理学の社会への貢献度を説明
    •他の専門組織との連携
    •研究成果の発表
    •資格制度の整備や教育システムの確立
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