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平家物語
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2025年03月09日
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祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きがある。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
沙羅双樹の花の色は、盛者必衰の道理を表している。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
思い上がって得意になっている人も長い時はたたず、まるで春の夜の夢のようだ。
たけき者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
勢いの盛んな者もついには滅びてしまう、まるで風の前の塵と同じである。
と扇を上げて招きければ、招かれてとつて返す。
と熊谷が扇を上げて招いたので、若武者は招かれて引き返す。
みぎはに打ち上がらんとするところに、押し並べてむずと組んでどうど落ち、
若武者が波うちぎわに打ち上がろうとするところに、熊谷が馬を強引に並べて若武者とむず、と組んでどうっと落ち、
とつて押さへて首をかかんと、かぶとを押しあふのけて見ければ、
熊谷が若武者を取り押さえて、首をかき切ろうとかぶとをあおむけにして見たところ、
年十六、七ばかりなるが、薄化粧して、かね黒なり。
年は十六、七歳ほどである若武者が薄化粧をしてお歯黒をつけている。
わが子の小次郎がよわひほどにて、容顔まことに美麗なりければ、
わが子の小次郎の年齢ほどで、顔立ちが大変美しかったので、
いづくに刀を立つべしともおぼえず。
どこに刀を立てるのがのいとも思われない。
と申せば、「なんじはたそ。」と問なさる。
と熊谷が申し上げると、「お前は誰だ。」と若武者が尋ねなさる。
なんじがためにはよい敵ぞ。名のらずとも首を取って人に問へ。
おまえのためにはよい敵だ。名のらなくても、首を取って人に聞いてみろ。
見しろうずるぞ。」とぞのたまひける。
見知っているだろうよ。」とおっしゃった。
また討ちたてまつらずとも、勝つべき戦に負くることもよもあらじ。
またお討ち申し上げなくても、勝つはずの戦に負けることもまさかあるまい。
小次郎が薄手負うたるをだに、直実は心苦しうこそ思ふに、
小次郎が軽い傷を負ったのでさえ、私、直実はつらく思うのに、
この殿の父、討たれぬと聞いて、いかばかりか嘆きたまはんずらん。
若武者の父は息子が打たれたと聞いて、どれほど嘆きなさるだろうか。
あはれ、助けたてまつらばや。」
ああ、お助け申し上げたい。」
と申しければ、「ただ、とくとく首を取れ。」とぞのたまひける。
と申し上げたところ、「とにかく早く首を取れ」とおっしゃった。
熊谷あまりにいとほしくて、いづくに刀を立つべしともおぼえず、
熊谷はあまりにかわいそうで、どこに刀を立てるのがよいとも思われない。
目もくれ心も消えはてて、前後不覚におぼわれたけれども、
目もくらみ気も動転して、前後不覚に思われたけれども、
さてしもあるべきことならねば、泣く泣く首をぞかいてんげる。
そのままでいるべきことではないので、泣く泣く首を切ってしまった。
あはれ、弓矢取る身ほど口惜しかりけるものはなし。
ああ、弓矢を取る身ほど悔やまれたものはない。
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