乙４　危険物の性質（第３石油類、第４石油類、動植物油脂）

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• 第３石油類　定義

  １気圧で引火点７０℃以上２００℃未満
• 重油　特徴

  褐色または暗褐色の粘性のある液体
  特有のにおいがある
• 重油　比重、沸点、発火点

  ①０．９～１．０（水よりやや軽い）
  ②３００℃以上　③２５０～３８０℃
• 重油　引火点

  ①６０℃　②７０℃以上
• 重油　工業規格

  １～３種。数字が大きくなるにつれて粘度が増す
• 重油　水溶性

  水には溶けない
• 重油　燃焼

  不純物として含まれる硫黄は燃えると二酸化硫黄になる
• クレオソート油　特徴

  黄色、濃黄褐色、暗緑色、黒色の粘ちゅう性の油状液体で、刺激臭がある
• クレオソート油　比重、沸点、引火点、発火点

  ①１．１　②２００℃以上　③７５℃
  ④３３５℃
• クレオソート油　精製方法

  コールタールを蒸留
  木材の防腐剤や防虫剤に用いる
• クレオソート油　毒性

  人体に対して有毒
• クレオソート油　水溶性

  水には溶けないが、アルコール、ベンゼンには溶ける
• クレオソート油　含有物質

  ナフタレン、アントラセンなどが含まれる
• クレオソート油　腐食性

  金属に対してはない
• アニリン　特徴

  無色または淡黄色で、特有の臭気
• アニリン　比重、沸点、引火点、発火点

  ①１．０１②１８５℃以上
  ③７０℃　④６１５℃
• アニリン　燃焼範囲、蒸気比重

  ①１．２～１１vol%　②３．２
• アニリン　水溶性

  水には溶けにくいが、ジエチルエーテル、エタノール、ベンゼンにはよく溶ける
• ニトロベンゼン　特徴

  淡黄色～暗黄色の油状液体
  アーモンド臭を持ち、蒸気は有毒
• ニトロベンゼン　比重、沸点、引火点、発火点

  ①１．２　②２１１℃以上　③８８℃
  ④４８２℃
• ニトロベンゼン　燃焼範囲、蒸気比重

  ①１．８～４０vol%　②４．２
• ニトロベンゼン　爆発性

  なし
• ニトロベンゼン　水溶性

  水にはほとんど溶けないが、大半の有機溶剤にとける
• エチレングリコール　特徴

  甘味と粘性のある無色の液体で、吸湿性がある
• エチレングリコール　比重、沸点、引火点、発火点

  ①１．１　②１９７℃以上　③１１１℃
  ④４１３℃
• エチレングリコール　燃焼範囲、蒸気比重

  ①３．２～１５vol%　②２．１
• エチレングリコール　水溶性

  水、エタノールには溶けるが、ベンゼンには溶けない
• エチレングリコール　ナトリウムと反応

  水素を発生する
• エチレングリコール　一般使用例

  エンジンの不凍液
• グリセリン　特徴

  甘味と粘性のある無色の液体で、吸湿性がある
• グリセリン　比重、沸点、引火点、発火点

  ①１．３　②２９１℃以上　③１６０～１９９℃
  ④３７０℃
• グリセリン　蒸気比重

  ３．２
• グリセリン　何の原料になるか

  ニトログリセリン
• グリセリン　水溶性

  水に溶けやすい
  化粧品や水彩絵具によく使われる
  有機溶剤に溶けにくい
• グリセリン　何価アルコールか

  ３価アルコール
• 第４石油類　特徴

  １気圧常温で液状かつ引火点２００℃以上２５０℃未満
• 第４石油類　２つの分類

  潤滑油、可塑剤
• 第４石油類　比重

  １より小さいものが多い
  リン酸トリクレジルは１．１７
• 第４石油類　引火の危険性

  引火点が高いため、加熱しない限り引火の危険性は少ない
• 第４石油類　火災時の液温

  非常に高くなり、水系の消火剤だと沸騰蒸発、飛散のリスクが高まる
• 第４石油類　揮発性

  ほとんどない
• 動植物性油脂　定義

  １気圧において引火点が２５０℃未満のもの
• 動植物性油脂　特徴

  ①非水溶性で液比重が１以下
  ②布にしみ込んだものや霧状にしたものは引火しやすい
  ③不飽和脂肪酸を含む
• 動植物性油脂　乾性油（ヨウ素価１３０以上）

  アマニ、キリ、べに花、ヒマワリ、クルミ、ケシ油　など
• 動植物性油脂　半乾性油（１００～１３０）

  ナタネ、ごま、綿実、コーン、大豆油
• 動植物性油脂　半乾性油（１００以下）

  ヤシ油、オリーブ油、ヒマシ油、ツバキ油など
• 動植物性油脂　自然発火リスク

  空気に触れると酸化し熱が発生する
  風通しの悪い場所や換気がない室内に放置すると酸化熱が蓄積し、自然発火を起こしやすくなる

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