杞梓
1580
きし
┌カワヤナギとアズサ。ともに樹木名。どちらもいい材質であるところから、才能のすぐれた人材をたとえていう。〈漢辞海〉
┌杞(センダンまたはヤナギの一種)と梓(アカメガシワまたはトウキササゲ)。ともに良材として器物を作るのに用いられる。転じて、有用の材。〈日本国語大辞典〉
★杞梓連抱(レンポウ)にして数尺(スウセキ)の朽(キュウ)あるも良工(リョウコウ)は棄(ス)てず…その人の長所を生かして使うのが人材を生かす道だというたとえ。「杞」は、カワヤナギの木。「梓」は、アズサの木。杞や梓のような良材の、いくかかえもあるような大木に、数尺の腐食が入っていようとも、良い職人は捨てずに使うものだという意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
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